はじめに
このページでは、漢文の学習法についてまとめ、最後に講義動画を紹介します。
漢文は簡単
漢文は、国語の中でも最も覚えることの少ない科目です。
背景知識なるものも、ほぼ要りません。
基本漢字や基本句法を覚えて駆使できるようになれば、共通テストくらいならすぐ解けるようになります。
(今はあまり聞きませんが、センター試験時代のときには、漢文で満点をとる生徒が続出するような年もありました。)
漢字について
漢字が得意な人は、漢字から意味が類推できるので、そのセンスで得点率が上がります。
ちなみに僕は小学校1年生の頃から「漢字博士」と呼ばれていたので、漢字に抵抗はありませんでした。
皆さんはどうでしょうか。
もし漢字が苦手な人は、勉強する際、常に「漢和辞典」を手元において、「この漢字ってどんな意味だろう?」と思うたびに調べてみてください。
例えば、「白」という漢字には「言う」という意味があります。(例:自白、告白)
他にも「親」という漢字には「自ら」という意味があるのをご存知でしょうか。(例:親展=「本人が自分で開くように!」)
ある意味、漢字については日々の積み重ねになります。漢文以外の科目(例えば現代文)でも漢字と向き合う場面は沢山ありますから、その都度漢和辞典を引いていれば、勝手に覚えてきます。
やりこもうという意識は要りません。
句法について
漢字は日々の習慣で覚えよう、とお伝えしました。
その代わり、句法に関しては徹底してやりこむようにしてください。
もちろん、参考書をやるもよし、過去問を解きながら覚えるもよし。
どちらにしても、一つ一つの句法に対して、なんとなくではなく、100%の記憶をしてください。
究極は、その句法が出てきた文が「白文」で出てきたときに、①返り点を正しく打ち、②正しく書き下して、③正しく現代語訳できる、という状態をつくることです。
そこまで出来て「句法を覚えた」という状態が出来上がります。
このページでは、2016年度に三木が収録した「漢文基礎」の講義を用意しました。
はっきり言って、句法の知識を提供しただけの動画ですが、参考書一冊買って独学したほうが早いです。
おすすめは「早覚え速答法」です。
僕の授業も、これを焼き直しただけなので、早い人はこれを使って10時間以内に句法のインプットを終わらせてほしいです。
そこまでモチベーションが持続しない人は、早いこと過去問に触れて、この参考書を辞書代わりに使えば問題ないでしょう。
漢文、簡単ですよ。頑張りましょう。
漢文基礎講義(全10回)
最終更新:2023年12月07日 11:40