助動詞の覚え方

古文の助動詞の覚え方ですが、
YouTubeで「助動詞の唄」と検索すると、歌で一気に助動詞が覚えられる動画が出てきます。覚えやすいかどうかは人それぞれですが、紹介はしておきます。

僕個人の経験ですが、
未然形接続の助動詞(る、らる、す、さす、しむ、ず、じ、む、むず、まし、まほし)は何度も口に出して覚えました。これだけは良い語呂がないのです。
連用形接続の助動詞(けり、たり、つ、ぬ、たし、き、けむ)はリズムで覚えました。また、「蹴ったりつぬ(ね)ったし危険!」という語呂があって、これも参考にして覚えました。
終止形接続の助動詞(らむ、べし、まじ、めり、なり、らし)は、形で覚えました。「べし・まじ」「めり・なり」はグルーピングしてセットで覚えるわけです。「らむ・らし」も「ら」がついている点では共通ですね。
連体形接続の助動詞(なり、たり、ごとし)はそのまんますぐに覚えました。

そして、あとは活用の覚え方ですが、
助動詞の活用表を眺めていると、意外と「用言の活用」がそのまま当てはまるものが多いです。
例えば「る」という助動詞の場合、「れ・れ・る・るる・るれ・れよ」となり、下二段型(e・e・u・uる・uれ・eよ)となっています。これに「ら」を加えれば「らる」の活用も簡単に覚えられます。
活用そのものを一生懸命覚えないといけないのは、「ず」「まし」「き」ぐらいではないでしょうか?特殊型のものだけは何度も口に出して覚えればいいんです。
他のものについては、「何型か」が言えればいいということです。
あと、活用表を見ていると「○」が入っているものがありますよね。あの「○」の位置は気にしないでいいです!(笑)。
僕が入試で古文の問題を解いてきた中で、「○」の位置を知らないと解けない問題というのに出会ったことがありません。
だから、たとえば、「む」の活用は「○・○・む・む・め・○」ではありますけど、別に「ま・み・む・む・め・め」というふうに普通に四段型として覚えちゃえばいいんです。
○の位置に神経質になりすぎると、ストレスですから。

そして、「意味」の覚え方ですが、
典型的な語呂合わせが使えるものとしては、
「む」が「スイカ変えて(推量・意志・仮定・勧誘・婉曲・適当)」、
「べし」が「スイカ止めて(推量・意志・可能・当然・命令・適当)」です。
そして、「む」を打ち消したものが「じ」、「べし」を打ち消したものが「まじ」です。
こうやって、複数の助動詞を関連付けて覚えると楽です。

一応、全体としてはこんなところです。

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最終更新:2023年12月06日 05:47