ドルイドの中には動物の種別1つとの緊密な絆を作り出すものもいる。下記の動物のシャーマンはドルイドとそのトーテムの間に特別な絆を探る、いくつかの可能性を表している。これらのシャーマンはみな類似した能力を持ち、それらの説明は熊のシャーマンの項で詳細が述べられている。
賢い狼を讃えるこのトーテムのシャーマンは、単独で放浪することを好む。しかし1人では対応できないほどに大きな危険が迫っている場合には、群れをなすほどには賢くもある。
自然との絆/Nature Bond:狼のシャーマンが動物の相棒を選択する場合、ウルフを選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、狼のシャーマンは
解放、
共同体、
旅、
動物の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:狼のシャーマンは野生動物との共感をイヌ科の動物に対して使用する際、1回の全ラウンド・アクションで行うことができる。加えて、その判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常)/Totem Transformation:2レベルにおいて、狼のシャーマンは通常の姿を保ったまま狼の化身を取り込むことができる。この能力は熊のシャーマン能力と同様に機能するが、ドルイドは以下のボーナスから選ぶことができる:狼の移動力(地上移動速度に+20フィートの強化ボーナス)、狼の感覚(夜目、鋭敏嗅覚、臭いを追跡している時の
〈生存〉判定に+4の種族ボーナス)、狼の肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき[1d4に加えて足払い]、足払い判定のCMBに+2)。トーテムの化身を使用している間、狼のシャーマンは通常どおり会話でき、
スピーク・ウィズ・アニマルズ(イヌ科の動物のみ)を回数無制限で発動できる。
トーテム招来(超常)/Totemic Summons:5レベルにおいて、狼のシャーマンはイヌ科の動物を招来する際には、1回の標準アクションとして
サモン・ネイチャーズ・アライの呪文を発動することができる。加えて招来されたイヌ科の動物は、ドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを与えることができる。この能力はこれ以外の点では熊のシャーマンの能力と同様に機能する。
自然の化身(超常)/Wild Shape:6レベルにおいて、狼のシャーマンは自然の化身能力を、自身のドルイド・レベルを-2して使用できるようになる。狼のシャーマンがイヌ科の動物の姿を取る場合には、自身のドルイド・レベルを+2して使用できる。
ボーナス特技:9レベルと以降4レベル上がる毎に、狼のシャーマンは以下の追加特技を1つ得る:
《足払い強化》、
《一撃離脱》、
《技能熟練:隠密》、
《強行突破》、
《上級足払い》。狼のシャーマンがこれらのボーナス特技を得るには前提条件を満たさなくてはならない。この能力は毒への耐性の代替能力である。
強力な熊を讃えるシャーマンは森林と山々の巨人にして力と凶暴性の規範であるが、それでいて寡黙なあふれる知恵の守護者でもある。
自然との絆/Nature Bond:熊のシャーマンが動物の相棒を選択する場合、ベアを選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、熊のシャーマンは
守護、
地、
力、
動物の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:熊のシャーマンは野生動物との共感を熊とクズリに対して使用する際、1回の全ラウンド・アクションで行うことができる。さらにその判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常)/Totem Transformation:2レベルにおいて、熊のシャーマンは通常の姿を保ったまま熊の化身を取り込むことができる。熊のシャーマンは以下のボーナスの1つを得る:熊の移動力(地上移動速度に+10フィートの強化ボーナス、
〈水泳〉判定に+4の種族ボーナス)、熊の感覚(夜目、鋭敏嗅覚)、熊の強靭さ(ACに+2の外皮ボーナス、
《持久力》特技)、熊の肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき[1d6]と爪[1d4]×2、組みつき判定のCMBに+2)。トーテムの化身を使用している間、熊のシャーマンは通常どおり会話でき
スピーク・ウィズ・アニマルズ(哺乳類のみ)を回数無制限で発動できる。この能力を使用するのは2レベル時で標準アクション、7レベル時で移動アクション、12レベルで即行アクションとなる。熊のシャーマンはこの能力を1日に自身のドルイド・レベルと同じ分数だけ使うことができる。これらの時間は連続している必要はないが、1分間分は使用しなくてはならない。これは(ポリモーフ)効果であり、使用中は自然の化身のような別の(ポリモーフ)効果を使うことはできない。
トーテム招来(超常)/Totemic Summons:5レベルにおいて、熊のシャーマンは熊を招来する際には、1回の標準アクションとして
サモン・ネイチャーズ・アライの呪文を発動することができる。招来された熊には、ドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを与えることができる。熊のシャーマンは全ての熊に
ヤング・テンプレートを付与することで、招来呪文のレベルを1下げることができる。また、熊のシャーマンは招来呪文のレベルを1上げることで、
アドヴァンスト・テンプレートか
ジャイアント・テンプレートのどちらかを全ての熊に適用することができる。また、招来呪文のレベルを2上げることで、
アドヴァンスト・テンプレートと
ジャイアント・テンプレートの両方を適用することができる。この能力は千の顔の代替能力である。
自然の化身(超常)/Wild Shape:6レベルにおいて、熊のシャーマンは自然の化身能力を、自身のドルイド・レベルを-2したものとして使用できるようになる。熊のシャーマンが熊の姿を取る場合には、自身のドルイド・レベルを+2して使用できる。
誇り高いライオンを讃えるこのトーテムのシャーマンは、堂々として威厳があり、恐るべき狩人の力強き指導者である。
自然との絆/Nature Bond:獅子のシャーマンが動物の相棒を選択する場合、ライオンを選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、獅子のシャーマンは
栄光、
高貴、
太陽、
動物の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:獅子のシャーマンはネコ科の動物に対して野生動物との共感を使用する際、1回の全ラウンド・アクションで行うことができる。さらにその判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常)/Totem Transformation:2レベルにおいて、獅子のシャーマンは通常の姿を保ったままライオンの化身を取り込むことができる。この能力は熊のシャーマンの能力と同様に機能するが、ドルイドは以下のボーナスから選ぶことができる:ライオンの移動力(地上移動速度に+20フィートの強化ボーナス)、ライオンの感覚(夜目、鋭敏嗅覚)、ライオンの肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき[1d4]と爪[1d4]×2、組みつき判定のCMBに+2)。トーテムの化身を使用している間、獅子のシャーマンは通常どおり会話でき、
スピーク・ウィズ・アニマルズ(ネコ科の動物のみ)を回数無制限で発動できる。
トーテム招来(超常)/Totemic Summons:5レベルにおいて、獅子のシャーマンはネコ科の動物を招来する際、1回の標準アクションで
サモン・ネイチャーズ・アライの呪文を発動することができる。さらに招来したネコ科の動物に、ドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを与えることができる。この能力はそれ以外の点においては、熊のシャーマンの能力と同様に機能する。
自然の化身(超常)/Wild Shape:6レベルにおいて、獅子のシャーマンは自然の化身能力を自身のドルイド・レベルを-2したものとして使用できるようになる。獅子のシャーマンがネコ科の動物の姿を取る場合には、自身のドルイド・レベルを+2して使用できる。
ボーナス特技:9レベルと以降4レベル上がる毎に、獅子のシャーマンは以下の追加特技を1つ得る:
《回避》、
《技能熟練:軽業》、
《鋼の意志》、
《鋼の意志強化》、
《踏み込み》。獅子のシャーマンがこれらのボーナス特技を得るには前提条件を満たさなくてはならない。この能力は毒への耐性の代替能力である。
狡猾な蛇を讃えるこのトーテムのシャーマンは、気づかぬうちに弱みにつけこみ攻撃をするこそこそした詐欺師である。不安定な自然を嫌うものもいれば、その一方で自然の思慮に富む実用性を称賛するものもいる。
自然との絆/Nature Bond:蛇のシャーマンが動物の相棒を選択する場合、スネークを選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、蛇のシャーマンは
欺き、
動物、
水、
魅了の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:蛇のシャーマンが爬虫類に対して野生動物との共感を使用する際、1回の全ラウンド・アクションで行うことができる。さらにその判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常)/Totem Transformation:2レベルにおいて、蛇のシャーマンは通常の姿を保ったまま蛇の化身を取り込むことができる。この能力は熊のシャーマンの能力と同様に機能するが、ドルイドは以下のボーナスから選ぶことができる:蛇の移動力(20フィートの登攀移動速度、20フィートの水泳移動速度)、蛇の鱗(ACに+2の外皮ボーナス)、蛇の感覚(夜目、鋭敏嗅覚)、蛇の肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき[1d4]と毒[
頻度1/ラウンド(6ラウンド)、
効果1【耐久力】ダメージ、
治癒セーヴ1回、DCは【耐久力】基準]、組みつき判定のCMBに+2)。トーテムの化身を使用している間、蛇のシャーマンは通常どおり会話でき
スピーク・ウィズ・アニマルズ(爬虫類のみ)を回数無制限で発動できる。
トーテム招来(超常)/Totemic Summons:5レベルにおいて、蛇のシャーマンは蛇を招来するときに、1回の標準アクションとして
サモン・ネイチャーズ・アライの呪文を発動することができる。招来された蛇には、ドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを与えることができる。この能力はそれ以外の点においては、熊のシャーマンの能力と同様に機能する。
自然の化身(超常)/Wild Shape:6レベルにおいて、蛇のシャーマンは自然の化身能力を、自身のドルイド・レベルを-2したものとして使用できる。蛇のシャーマンが蛇の姿を取る場合には、自身のドルイド・レベルを+2して使用できる。
ボーナス特技:9レベルと以降4レベル上がる毎に、蛇のシャーマンは以下の追加特技を1つ得る:
《技能熟練:はったり》、
《攻防一体》、
《忍びの技》、
《反撃の構え》、
《フェイント強化》。蛇のシャーマンがこれらのボーナス特技を得るには前提条件を満たさなくてはならない。この能力は毒への耐性の代替能力である。
高潔な鷲を讃えるこのトーテムのシャーマンは厳格で誇り高く、何者をも見逃さない鋭く無慈悲な目を持って世界の空高くを滑空する。
自然との絆/Nature Bond:鷲のシャーマンが動物の相棒を選択する場合、バード(イーグル)を選ばなくてはならない。領域を選ぶ場合には、鷲のシャーマンは
風、
高貴、
天候、
動物の領域から選ばなくてはならない。
野生動物との共感(変則)/Wild Empathy:鷲のシャーマンは鳥に対して野生動物との共感を使用する際、1回の全ラウンド・アクションで行うことができる。さらにその判定に+4のボーナスを得る。
トーテムの化身(超常)/Totem Transformation:2レベルにおいて、鷲のシャーマンは通常の姿を保ったまま鷲の化身を取り込むことができる。この能力は熊のシャーマンの能力と同様に機能するが、ドルイドは以下のボーナスから選ぶことができる:鷲の移動力(30フィートの飛行移動速度(標準)、ドルイドはこのボーナスを選択するのに5レベルになる必要がある)、鷲の感覚(夜目、
〈知覚〉に+4の種族ボーナス)、鷲の肉体武器(中型のシャーマンで噛みつき[1d4]と鉤爪[1d4]×2)。トーテムの化身を使用している間、鷲のシャーマンは通常どおり会話でき、
スピーク・ウィズ・アニマルズ(鳥のみ)を回数無制限で発動できる。
トーテム招来(超常)/Totemic Summons:5レベルにおいて、鷲のシャーマンはイーグル、ルフ、ジャイアント・イーグル(4レベルリストに加える)を招来する際、1回の標準アクションとして
サモン・ネイチャーズ・アライの呪文を発動することができる。招来されたこれらのクリーチャーには、ドルイド・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントを与えることができる。この能力はそれ以外の点においては熊のシャーマンの能力と同様に機能する。
自然の化身(超常)/Wild Shape:6レベルにおいて、鷲のシャーマンの化身能力は自身のドルイド・レベルを-2したものとして使用することができる。もし鷲のシャーマンが鷲かルフの姿を取るならば、自身のドルイド・レベルを+2して使用できる。
ボーナス特技:9レベルと以降4レベル上がる毎に、鷲のシャーマンは以下の追加特技を1つ得る:
《風の如き脚》、
《かすめ飛び攻撃》、
《技能熟練:知覚》、
《神速の反応》、
《神速の反応強化》。鷲のシャーマンがこれらのボーナス特技を得るには前提条件を満たさなくてはならない。この能力は毒への耐性の代替能力である。