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キュトン - (2013/11/04 (月) 15:40:48) の編集履歴(バックアップ)
悪意ある棘のついた鎖がこの痩せっぽちの人影を飾り、縛めの隙間からはぎざついた傷跡が刻み込まれた死人のように青褪めた肉がのぞく。
キュトン 脅威度6 Kyton
防御
AC
21、接触13、立ちすくみ18(+4鎧、+3【敏】、+4外皮)
hp
60(8d10+16);
再生2(善属性の武器と[善]の呪文、銀の武器)
頑健
+8、
反応
+9、
意志
+3
DR
5/銀または善;
完全耐性
[冷気];
SR
17
攻撃
移動速度
30フィート
近接
鎖(×4)=+11(2d4+2)
接敵面
5フィート;
間合い
5フィート(鎖は10フィート)
特殊攻撃
鎖使い、狼狽させる
凝視
一般データ
生態
出現環境
気候問わず/地形問わず
編成
単体、2体、小連鎖(3~6)、大連鎖(7~20)
宝物
標準
特殊能力
鎖の鎧(変則)
キュトンの身を飾る鎖は、キュトンに+4の鎧ボーナスを与える。ただし、秘術呪文失敗率、防具による判定ペナルティ、【敏捷力】ボーナス上限、重量、習熟については鎧として扱わない。
鎖使い(超常)
キュトンは1標準アクションとして20フィート以内にある4本までの鎖を制御し、思いのままに跳ね回らせたり動かしたりすることができる。さらに、キュトンは鎖の長さを15フィートまで延長したり、鎖に鋭い棘を生やしたりもできる。こうした鎖は、キュトン自身であるかのように攻撃を行なう。鎖が他のクリーチャーの所持品である場合、クリーチャーはその鎖に対するキュトンの支配力を打ち破るためにDC15の意志セーヴを行なうことができる。セーヴに成功した場合、キュトンはその特定の鎖を以後24時間の間、またはその鎖がクリーチャーの所持品でなくなるまで、その鎖の制御を試みることができなくなる。キュトンは、制御している鎖を
〈登攀〉判定を行なうことなく、通常通りの移動速度で登ることができる。このセーヴDCは【魅力】修正値に基づいて算出されている。
狼狽させる凝視(超常)
距離30フィート・意志・DC15・無効。キュトンは自分の顔を、1体の相手の今は亡き愛する人々や、憎悪する敵たちに似せることができる。セーヴに失敗した場合、その相手は1d3ラウンドの間、
怯え状態になる。この効果は[精神作用]の[恐怖]効果である。このセーヴDCは【魅力】修正値に基づいて算出されている。
しばしば地獄界ヘルの位階にて分類され、充分な知識のない者からはチェイン・デヴィルと呼ばれる加虐被虐性のあるキュトンは、実はデヴィルではない。キュトンがデヴィル種の出現以前より地獄界ヘルに存在する地獄界ヘルの原住民であることを示唆するものは多いが、キュトンはある加虐的な存在によって後からヘルに連れてこられたのだとする仮説を立てる者もいる。起源がどうであれ、キュトンは苦しみを与えるなり受けるなりしたいという欲望を抱いて地獄界ヘルを闊歩しており、荒っぽい誘拐と加虐的な悦楽による苦痛を探し求めている。
ここに挙げたキュトンは、来訪者たるこのフィーンド種族の中の典型的なメンバーである。しかし、決してこの種の唯一の種類というわけではない。デーモンやデヴィルにおびただしい亜種が存在しているのとまったく同様に、地獄界ヘルと影界にあるキュトンのジャラジャラと騒々しい都市にはキュトンの亜種が住んでいるという噂は根強い。こうしたキュトンはきまってここに挙げたものよりも強力であり、しばしば擬似呪文能力や、拷問と苦痛というテーマに沿ったぞっとして不安を誘う特殊攻撃を持っている。最も強力なキュトンはまったく人の情けを持ち合わせず、キュトンという種族の真の始祖であるという噂は根強い。ここに挙げたキュトンは不運な犠牲者との邪なるたわむれの産物でしかないのだと。