この不潔で青白い姿は、痙攣する手足を完全に制御していないかのように前に突進していく。
トレールゴーント CR3 Trailgaunt
防御
攻撃
移動速度 10フィート、穴掘り10フィート、登攀10フィート
近接 噛みつき=+4(1d4+2、加えて“苦痛”)、爪(×2)=+4(1d4+2、加えて“苦痛”)
特殊攻撃 同族作り、つぶやき、復讐の一撃
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地上(原野)
編成 単体、2体、または小さな群れ(3~10)
宝物 標準
特殊能力
苦痛(超常)/Pain トレールゴーントの噛みつきや爪でダメージを受けたクリーチャーは、DC 15の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1ラウンドの間脚と足の痛みで
よろめき状態になる。地面に接触しているクリーチャーはこのセーヴィング・スローに対して-1のペナルティを受ける。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
確かな足取り(超常)/Sure Stride トレールゴーントの移動速度は移動困難な地形によって低下することはなく、そのような状況であっても5フィート・ステップを行うことができる。
つぶやき(超常)/Mutter トレールゴーントの痛みに満ちたつぶやきとうめき声を聞くことは苦痛なことである。トレールゴーントから10フィート以内でターンを開始するクリーチャーはDC 15の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると1ラウンドの間
怯え状態となる。トレールゴーントのつぶやきに対する複数のセーヴィング・スローの失敗は、この効果を
恐れ状態にすることにはならない。これは[音波、恐怖、精神作用]効果である。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
同族作り(超常)/Create Spawn トレールゴーントによって殺害された人型生物は、死体が埋葬されておらず、手の行き届いた道路から目の届くところにいない限り、次の日没時にトレールゴーントになる。このように作成された同族は自由意志があり、生前持っていた能力を持っていない。
突然の突進(変則)/Sudden Lunge 1分間に1回、トレールゴーントは一気に駆け出し、1ラウンドの間40フィートの移動速度を得ることができる。
道への憎悪(変則)/Loathing トレールゴーントは手の行き届いた道路を横断することはできない。その下に潜り込んだり、乗り越えたりすることはできるが、障壁などを超えることはできない。手の行き届いた道路に押し込まれたトレールゴーントは各ラウンドの開始時にDC 15の意志セーヴを行わねばならず、失敗するとアクションを行うことができない。
復讐の一撃(変則)/Vengeful Strike トレールゴーントは旅に多くの時間を費やす商人や巡礼者などを憎み、そのような目標に対する全ての攻撃ロール、
〈知覚〉判定、
〈生存〉判定に+2のボーナスを得る。
恐ろしいトレールゴーントは、旅行者が長い間道路を歩いてきた地域を悩ませるアンデッドの一種である。伝説によれば、トレールゴーントは道に迷い野ざらしや飢餓で亡くなった老練な旅人の遺体が産まれたとされており、肉体的な苦痛に加え、予期せぬ孤独な結末を迎えたという大きな恥辱と屈辱で苦しんでいる。トレールゴーントは旅人への復讐を欲し、多くの場合次の日没とともに新しいトレールゴーントとして蘇るために、虐殺した者の足元でご馳走を楽しむように駆り立てられる。足が無傷のトレールゴーントは稀な存在であるが、幸運にも足の指がすべて残っているものでも、足が遅く不器用である。
遊牧民族の社会ではトレールゴーントは特に恐れられており、このアンデッド・クリーチャーが犯罪を犯した者を執拗に付け狙う類の話に人気がある。最も一般的なものは、荒野で相棒を見捨てた狩人が1年間の狩りの利益で繁栄した後、裏切られた相棒がついに裏切り者に追いつき寝ている間に殺してしまうというものである。この物語は多くのバリエーションが存在するが、必然的に裏切りと執拗な追跡が中心のテーマになって展開されている。
最終更新:2020年11月29日 22:59