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ペティショナー Petitioner

このか細い幽霊のような人型の姿には、何か奇妙で心をざわつかせるような親しみを覚える。

ペティショナー 脅威度1 Petitioner

経験点400
人間のペティショナー
いずれかの属性の中型の来訪者(他次元界)
イニシアチブ +0;感覚 暗視60フィート、〈知覚〉+5
防御
AC 10、接触10、立ちすくみ10
hp 16(2d10+5)
頑健 +4、反応 +3、意志 +0
完全耐性 [精神作用]効果
攻撃
移動速度 30フィート
近接 叩きつけ=+2(1d4)
一般データ
【筋】11、【敏】10、【耐】13、【知】10、【判】11、【魅】10
基本攻撃 +2;CMB +2;CMD 12
特技 《追加hp》
技能 〈隠密〉+5、〈真意看破〉+5、〈製作:いずれか2つ〉+5、〈知覚〉+5、〈知識:次元界〉+5
言語 共通語
その他の特殊能力 ペティショナーの特徴
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(外方次元界)
編成 単体、2体、集団(3~12)、または軍隊(13以上)
宝物 なし
特殊能力
ペティショナーの特徴/Petitioner Traits ペティショナーはその故郷とする次元界によって追加の能力と外見を持つ。その属性はその故郷の次元界の属性と一致する。

 ペティショナー(請願者)は死後にその最終的な罰、褒賞、運命を受けるために外方次元界に導かれた定命の者の魂である。ペティショナーは生前の記憶の断片を保持し、その外見は生前持っていた姿だけではなく、それが来た外方次元界の性質にもよる。上のデータは、平均的な人間の魂から形作られた典型的なペティショナーを示しているが、ペティショナーが得た次元界特有の能力や特徴を含んでおらず、そのペティショナーが属する次元界によって適切な修正を施さなければならない。
 死亡してペティショナーになり、そして生き返ったクリーチャーは、ペティショナーとして死後に過ごした時間の記憶を何ら保持しない。死亡したペティショナーは永遠に失われる。その“生命力”は正のエネルギーの次元界に戻り、時として他の来訪者が作りだされる引き金となる。神格やその他の強力な来訪者を喜ばせたペティショナーは褒賞を受ける。最も通常の褒賞はアルコン、アザータ、デーモン、デヴィルなどペティショナーの属性によって他の来訪者に変形することである。稀な場合、クリーチャーはペティショナーとして存在した全ての生涯の個性を保持し、来訪者として第3の“人生”を始めるが、このような出来事は本当に稀である。

ペティショナーの作成

 “ペティショナー”は死後に魂が外方次元界の1つに移るあらゆるクリーチャー(以後基本クリーチャーと呼ぶ)に付加できる後天性テンプレートである。ペティショナーは以下に挙げるものを除いて、基本クリーチャーのデータと特殊能力をそのまま使用する。
 脅威度:ペティショナーの脅威度は1である。GMの決定により一部の場合には、通常よりも高い能力値を持つとりわけ大きな、あるいは珍しいペティショナーがより高い脅威度を持つことがある。293ページの表1-1の値とペティショナーの能力値を比較し、通常ではないペティショナーの脅威度を決定すること。
 属性:ペティショナーの属性はその故郷の次元界のものと同一である。
 サイズと種別:クリーチャーの種別は来訪者となる。全ての副種別は失われる。サイズは変更されない。
 感覚:ペティショナーは保持していたあらゆる通常ではない感覚を失い、暗視60フィートを得る。
 アーマー・クラス:ペティショナーはアーマー・クラスに対する全ての種族ボーナスを失う。
 ヒット・ダイス:ペティショナーは全ての種族ヒット・ダイスとクラスによるヒット・ダイスを失い、来訪者として2d10の種族ヒット・ダイスを得る。
 セーヴィング・スロー:ペティショナーは良好な頑健セーヴを反応セーヴを有する。ペティショナーの基本セーヴは頑健+3、反応+3、意志+0である。
 防御的能力:ペティショナーは基本クリーチャーの全ての防御的能力を失う。ペティショナーは[精神作用]効果に完全耐性を持つ。
 攻撃:クリーチャーのBABは+2で、サイズと【筋力】による修正を受ける。全ての肉体武器を失い、クリーチャーのサイズに対応した叩きつけ攻撃を得る。
 特殊攻撃:ペティショナーは全ての特殊攻撃を失う。
 能力値:基本クリーチャーと同一。
 特技:ペティショナーは全ての特技を失う。2ヒット・ダイスの来訪者として、ペティショナーは1個の特技(通常は《追加hp》)を得る。
 技能:ペティショナーは定命の者として持っていた全ての技能ランクを失う。2ヒット・ダイスの来訪者として、ペティショナーは12技能ランク(1つの技能の対して最大2ランク)と、【知力】に応じてボーナス技能ランクを得る。ほとんどの来訪者とは異なり、ペティショナーは全ての来訪者が利用可能な者を越えた追加の4技能ランクを得ない。
 その他の特殊能力:ペティショナーは、クラス・レベルによって得た全ての能力(セーヴィング・スロー、ヒット・ダイス、基本攻撃ボーナスの上昇を含む)と、全てのそのほかの特殊能力を失う。

ペティショナーの特徴

 ペティショナーは故郷の次元界に基づいて追加の特徴を得る。
 アバドン(中立にして悪):“ハンテッド”は生前に有していたものと同一の肉体を持つ。このペティショナーはうろつき回り、徐々に魂に飢えたダイモンに貪り食われる運命にある。十分に長く生きのびたハンテッドは徐々に歪み捩れダイモンになる。ハンテッドはDR5/―と高速治癒1を得、ダイモンの捕食者に対して僅かに手ごたえのある狩りを提供する。
 アビス(混沌にして悪):“ラルヴァ”は恐らく最もぞっとするようなペティショナーである。生前に有していたものに似た頭部を持つ、青白い蛆のようなクリーチャーだ。アビスの汚物を十分に食らったラルヴァは徐々にデーモンに変形する。[冷気]、[電気]、[火]に対する抵抗10を持ち、叩きつけ攻撃のかわりにそのサイズに見合った噛みつき攻撃を得る。
 エリュシオン(混沌にして善):“チョーズン”はその定命の体の理想化されたヴァージョンである。エリシュオンがもたらす喜びを経験したのに、チョーズンはアザータとなる。チョーズンは[冷気]と[火]に対する抵抗10と【魅力】に+2のボーナスを得る。
 ヘヴン(秩序にして善):“エレクト”は、黄金の輪と羽毛の生えた翼を持つ以外は、その定命の姿に似た外見をしている。ヘヴンの任務を助けることに十分な時間を費やしたのに、エレクトはアルコンとなる。基本移動速度に等しい飛行速度(平均的な機動性)を得る。
 ヘル(秩序にして悪):“ダムド”は定命の姿を保持しているが、さまざまな拷問でひどく傷つけられている。十分長く減るの拷問を耐えたものは徐々にデヴィルに変形していくことを許される。ダムドは[火]に対する完全耐性を得る(しかし火による苦痛への完全耐性ではない。ダムドが[火]ダメージを受けた場合は常にDC15の頑健セーヴを行わなければならず、失敗した場合は苦痛のために1d4ラウンドの間朦朧状態になる)。
 リンボ(混沌にして中立):“シェイプレス“ は基本的な姿は保持しているが、その姿は消え去ろうとしているゴーストのように常に波打ちゆらめいている。リンボの混沌の中で十分長く転げまわった後、プロティアンに変形することができる。シェイプレスは(非実体)の副種別、非実体の接触攻撃、そしてその防御的能力から得られた全ての利点を持つ。
 ニルヴァーナ(中立にして善): “クレンズド”はその個性に最も近い動物の姿をとる。真の啓発に達した時、アガシオンに変形する。クレンズドは[冷気]と[音波]に対する抵抗10と【判断力】に+2のボーナスを得る。
 パーガトリー(真なる中立):“デッド”は自律行動能力を持つ骸骨のように見えるが、アンデッドではない。やがて彼らはアイオーンとなる権利を得る。ダメージ減少10/殴打と[冷気]に対する完全耐性を得る。
 ユートピア(秩序にして中立):“リメイド”は同一の体型を保持しているが、何らかの奇妙な書記が羊皮紙の代わりに使ったかのように、濃い黒の書き文字で覆われた乳白色の皮膚を持つ。複雑な文字の行で書かれた謎を解読した時、リメイドはイネヴァタブルに変形してもらうためにアクシアマイトの炉に入ることができる。リメイドは敵意ある変成術効果に対する完全耐性を持ち、【知力】に+2のボーナスを得る。