3つ首の猟犬の肌それぞれは剥かれており、膨張し湿った筋肉が剥き出しになっている。
ケルベロス 脅威度6 Cerberi
防御
AC 18、接触12、立ちすくみ16(+6外皮、+2【敏】)
hp 76(8d10+32)
頑健 +10、反応 +8、意志 +4
攻撃
移動速度 40フィート
近接 噛みつき(×3)=+11(1d6+3、加えて“ケルベロスの顎門”)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(地獄界ヘル)
編成 単体、2体、または小さな群れ(3~9)
宝物 標準
特殊能力
ケルベロスの顎門(超常)/Cerberus's Jaws 呪い―
噛みつき;
セーヴ 頑健・DC18;
効果 次元間移動拘束。この
呪いの影響を受けたクリーチャーは
ディメンジョナル・アンカー呪文の影響を受けているかのように
テレポートのような次元間移動ができない。このセーヴDCは【耐久力】に基づく。
霊魂嗅覚(超常)/Soul Scent この能力は
鋭敏嗅覚のように機能するが、ケルベロスはアンデッドの痕跡を追うための
〈生存〉判定にも+4の種族ボーナスを受ける点が異なる。この能力によってケルベロスは非実体クリーチャーの辿った道を追跡することすらできる。
神話的なヘルの番犬であるケルベロスは魔物の要素と恐ろしい強力な猟犬の融和した肉体を備えている。悪党に頼られ、守護者かつ看守として恐れられるこれらの3つ首の戦慄すべき犬は、その皮膚の剥がされた獣のような外見が示唆するよりも遥かに狡猾である――彼らはその凄まじい知性の大部分を、冷酷さと獲物の拷問死という快楽へと注ぎ込む。
ケルベロスは伝説的な血を引き、あらゆる評判がその血統は忘れ去られた死の領地を今も守護しているある1匹の始祖たる悪の獣にまで遡れると告げている。
ヘル・ハウンドの縁者であるケルベロスはその遠い親戚を嫌っており、暴虐な主人に止められていない限りそうした地獄の落とし子に対して激しく攻撃する。
天然の地獄の環境において、ケルベロスは強力な魔物が守護者を必要とするような場所ではどこにでも見られるだろう。次元界を跨ぐ獲物を捕獲し死者を追跡する信じられないような能力は、ケルベロスを引く手数多の多芸な従者にしている。この猟犬の獣のような外見と虐殺への愛情は、時に自分はケルベロスを所有していると考える者たちにその仲間の邪さを忘れさせることがあり、その軽率さと弱さによって身体的な終焉でなければ惨めな終焉を迎えることになる。
デヴィルに調教されずにヘルや他の邪悪な次元界の荒野に達したケルベロスたちは不快な群れのような共同体として小さな集団を作る。概して最強の、あるいは最高に狡猾な仲間に支配されるそうした群れは素早く命取りの集まりを作り、広大な狩猟場で通行人の後を追い、根気強く失われた霊魂を追跡する。ケルベロスは死者を攻撃しても腹が膨れる訳ではないが、不滅性がその命取りの顎門の中で地獄の摂理に相応しく永遠に消え去ることに残酷な満足感を覚える。
典型的なケルベロスは立てば高さおおよそ4フィートで、体重は200ポンドを超える。
最終更新:2016年11月12日 19:30