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ペナンガラン Penanggalen

艶のある黒髪に縁取られた白貌が、首の根から不気味な尾のように臓腑を垂らしながら空中に止まっている。

ペナンガラン 脅威度5 Penanggalen

経験点1,600
人間のペナンガラン、5レベル・ウィッチ
NE/中型サイズのアンデッド人型生物変性種
イニシアチブ +4; 感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+16
防御
AC 21、接触15、立ちすくみ16(+1回避、+6外皮、+4【敏】)
hp 45(5d6+25);高速治癒5
頑健 +4、反応 +5、意志 +7
防御能力 エネルギー放出に対する抵抗+4; DR 5/銀および斬撃; 完全耐性 アンデッドの種別特性抵抗 [火]10、[冷気]10
弱点 光に過敏、ペナンガランの弱点
攻撃
移動速度 飛行60フィート(良好)
近接 噛みつき=+6(1d6+4、加えて“病気”)、叩きつけ=+6(1d4+4、加えて“衰弱”および“つかみ”)
特殊攻撃 吸血(1d4【耐久力】)、呪術(邪眼、不運、魔女笑い)、同族作り、病気(汚穢熱、DC15)
準備済みのウィッチ呪文 (術者レベル5;精神集中+8)
守護者 疫病
一般データ
【筋】18、【敏】18、【耐】―、【知】17、【判】16、【魅】16
基本攻撃 +2; CMB +6(組みつき+10); CMD 21
特技 《回避》《呪文熟練:心術》《追加hp》《物質要素省略》
言語 共通語、地獄語、ノール語、竜語
その他の特殊能力 ウィッチの使い魔(センチピード)、分離
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体
宝物 NPCの装備品
特殊能力
呪術/Hexes ペナンガラン・ウィッチは30フィート以内のクリーチャーに回数無制限で呪術を使用できる。呪術の使用は(特記ない限り)機会攻撃を誘発しない標準アクションである。セーヴDCは【知力】に基づく。
魔女笑いの呪術(超常)/Cackle Hex ウィッチは移動アクションで哄笑できる。30フィート以内の邪眼の呪術か不運の呪術の影響下にあるクリーチャーはその1種類の呪術の持続時間が1ラウンド延長する。
邪眼の呪術(超常)/Evil Eye Hex この呪術は目標のクリーチャーの以下のうち1つに-2のペナルティを与える(ペナンガランが決める):AC、能力値判定、攻撃ロール、セーヴィング・スロー、あるいは技能判定。この効果は6ラウンドか、目標がDC15の意志セーヴに成功すればたった1ラウンド持続する。これは[精神作用]効果である。
不運の呪術(超常)/Misfortune Hex この呪術はクリーチャー1体に重大な不運を1ラウンドの間与える。クリーチャーが能力値判定、攻撃ロール、セーヴィング・スロー、あるいは技能判定をするとき、2回振って悪い結果を選ばなければならない。DC15の意志セーヴによってこの効果を無効化できる。1体のクリーチャーは1日に1回しかこの呪術の目標にできない。

 おぞましきペナンガランは最も恐ろしい吸血怪物の1つである。日中ペナンガランは普通の人型生物の姿をしているが、夜あるいは怒った時にこのクリーチャーの頭部は肉体から放たれ、喉から臓腑のとぐろを吊らしながら空を飛び、不浄なる飢えを満たそうと血を求める。
 多くのアンデッドとは違い、ペナンガランは定命と道徳の両方を望んで捨て去ることでアンデッド・モンスターになるという点でリッチの同類である。ペナンガランは伝統的に女性の術者であるが、邪悪なる変成の儀式を行えるクリーチャーならなれる。
 リッチと同様、クリーチャーはペナンガランになろうと努力する。複数の変成の儀式が存在するが、その全ては親切心、慈悲、そして非情さ以外の感情を投げ捨てることを象徴するような悪行を要求する。多くの儀式は血、胆汁、涙、そして囚え攻め抜いた無辜の者から得る他の液体を繰り返し求める。
 ペナンガランは住まいに酢を入れた桶を常備している。食事の夜に帰る時、ペナンガランの臓器は血で膨れている。肉体に収まれるようになる為、ペナンガランは酢の大桶に浸っていなければならない。体積を減らすと、ペナンガランは肉体に滑り込む。肉体にいないペナンガランが殺された場合、その肉体は球速に腐敗し悪臭を放つ砂に変わる。
 上記のペナンガランは生前ウィッチだったものだ。ウィッチ・クラスの全てはAdvanced Player's Guideに書かれている。

ペナンガランの作成 Creating a Penanggalen

 “ペナンガラン”は生きていてヒット・ダイスが5以上あるならどんなクリーチャー(以下これを基本クリーチャーと呼ぶ)にも付加できる後天性テンプレートである。ペナンガランの多くはかつては人型生物人怪であり、そしてペナンガランのほぼ全員が女性である。ペナンガランはここに書いていない限りクリーチャーの一般データと能力の全てを使用する。
 脅威度:基本クリーチャーに+1。
 属性:いずれかの悪。
 種別:クリーチャーの種別はアンデッド変性種)に変化する。ヒット・ダイス、基本攻撃ボーナス、セーヴは再計算しないこと。
 感覚:ペナンガランは暗視60フィートを得る。
 アーマー・クラス:外皮ボーナスが+6増加する。
 ヒット・ダイス:基本クリーチャーの種族HDをd8に変更する。クラス・レベルによるHD全ては変更しない。アンデッドであるペナンガランはボーナス・ヒット・ポイントを決定するに際し自身の【魅力】修正値を使用する(【耐久力】の代わりに)。
 防御的能力:ペナンガランはエネルギー放出に対する抵抗+4、DR5/銀および斬撃、抵抗[冷気]10と[火]10、アンデッドの種別によって与えられるあらゆる防御的能力を得る。ペナンガランは高速治癒5も得る。
 弱点:ペナンガランは光に過敏を得る。加えて、ペナンガランは人間の肉体から出ており日光に直接曝されている間よろめき状態になる。
 移動速度:ペナンガランが自身の肉体に付いている時、彼女は基本クリーチャーと同じ基本移動速度を維持する。ペナンガランが肉体から分離した時、彼女は良好な機動性の飛行移動速度60フィートのみを持つ。
 近接:ペナンガランは自身の肉体と離れている時、噛みつき攻撃と叩きつけ攻撃を得る。そのダメージは攻撃の種類やペナンガランのサイズにとって標準的なものである。肉体攻撃は両方ともダメージ減少を克服するに際し魔法的として扱われる。
 特殊攻撃:ペナンガランは基本クリーチャーの特殊攻撃の全てを維持する。彼女は以下の追加の特殊攻撃も得る。セーヴDCは特記ない限り10+ペナンガランのHDの1/2+ペナンガランの【魅力】修正値に等しい。
 吸血(超常)/Blood Drain:ペナンガランの吸血攻撃は1d4の【耐久力】ダメージを起こす。
 同族作り(超常)/Create Spawn:ペナンガランが吸血によって女性の人型生物を殺し、かつ殺された人型生物が生前10ヒット・ダイス以上を持っていた場合、その殺された人型生物は次の日没にマナナンガルとして起き上がる。このマナナンガルは作成したペナンガランの支配下にあり、そしてそのペナンガランが破壊されない限り隷属状態にある。ペナンガランは合計で自身のヒット・ダイスの2倍までの落とし子を隷属化できる;この制限を超過する、作成された落とし子は自由意志を持つアンデッドになる。
 病気(超常)/Disease:ペナンガランが噛みついたクリーチャーは汚穢熱に曝される――この病気に対するセーヴDCは病気本来のものではなくペナンガランによって決定される。
 衰弱(超常)/Wither:ペナンガランの内臓は生きた肉を腫れさせ弱体化させる汚い胆汁を滴らせている。ペナンガランの叩きつけ攻撃によってダメージを受けたクリーチャーは頑健セーヴに成功しない限り1d4の【敏捷力】と1d4の【魅力】ダメージを受ける。
 能力値:【筋】+6、【敏】+4、【知】+2、【判】+2、【魅】+4。アンデッド・クリーチャーであるペナンガランは【耐久力】能力値を持たない。
 技能:ペナンガランは〈隠密〉〈真意看破〉〈知覚〉〈知識:神秘学〉〈はったり〉、そして〈飛行〉判定に+8の種族ボーナスを得る。
 その他の特殊能力:ペナンガランは以下の特殊能力を得る。
 分離(超常)/Separate:日中、ペナンガランは生前と同じ姿を持ち、アンデッドとは看破できない(しかし依然としてアンデッド・クリーチャーである)。夜間、彼女は全ラウンド・アクションとして頭部と内臓を肉体から切り離せる。彼女の物理的ではあるが今や空っぽとなった肉体は死体として存在するが、ペナンガランの通常の合計ヒット・ポイントに等しいダメージを与えた場合破壊できる。ペナンガランが肉体に戻るには、自身の内臓を1時間酢に浸けなければならない――その後彼女は肉体へと結合でき、そうなった時点で肉体へのダメージは即座に治癒される(しかしペナンガラン自身が受けたダメージは残る)。肉体が破壊されたペナンガランは二度と日中生きた姿で歩けなくなるが、それ以外は傷つかない(最早日光を浴びながら安全に旅できなくなる点を除いては)。ペナンガランが肉体を纏っている間、彼女は肉体攻撃、飛行移動速度、あるいはペナンガランとしての特殊攻撃を使用できない。