サイキック(1レベル)
リヴァーニは勤勉だが想像力が強く、念術の恩寵を用いて他者の成長を助けることで人生を経験し成熟した哲学を発展させることを義務であると見做している。
リヴァーニ RIVANI
人間、1レベル・サイキック
秩序にして中立/中型サイズの人型生物(人間)
イニシアチブ +1;感覚 〈知覚〉+6
防御
AC 11、接触11、立ちすくみ10(+1【敏】)
HP 8(1d6+2)
頑健 +3、反応 +3、意志 +4
攻撃
移動速度 30フィート
近接 ダガー=+0(1d4/19~20)
遠隔 ライト・クロスボウ=+1(1d8/19~20)
特殊攻撃 心的増幅(精神接触)、心的蓄積(2)
修得念術呪文 (術者レベル1;精神集中+5)
1レベル(4回/日)―コンプリヘンド・ランゲージズ、バースト・オヴ・アドレナリンOA、マインド・スラストIOA(DC15)
0レベル(回数無制限)―ディテクト・マジック、テレキネティック・プロジェクティルOA、メイジ・ハンド、メッセージ
念術修養 伝承
一般データ
【筋】10、【敏】12、【耐】13、【知】18、【判】14、【魅】10
基本攻撃 +0;CMB +0;CMD 11
特技 《頑健無比》、《神速の反応》
特徴 〔助言役〕UCA、〔霊感〕UCA
技能 〈職能:書記〉+7、〈知覚〉+6、〈知識:宗教〉+8、〈知識:神秘学〉+8、〈知識:ダンジョン探検〉+8、〈知識:歴史〉+8、〈呪文学〉+8
言語 ヴードラ語、ガルーダ語、共通語、ケレッシュ語、天上語
その他の特殊能力 記憶貯蔵(10ページ/30分)、念術修養(伝承)、露わなる答え
戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ、スクロール・オヴ・コーズ・フィアー、スクロール・オヴ・メイジ・アーマー;その他の装備 ダガー、ライト・クロスボウとボルト10本および錬金術銀製ボルト5本、背負い袋、携帯用寝具、ベルトポーチ、火打ち石と打ち金、インク、ペン、羊皮紙(5枚)、松明(10)、保存食(5日分)、水袋、2GP
特殊能力
露わなる答え 1日に2回、リヴァーニが質問に対し回答を得る呪文を発動した場合(オーギュリイ、ブラッド・バイオグラフィ、コンタクト・アザー・プレインなど)、自身の心的蓄積が1ポイント回復する。
〔霊感〕 1日に1回、技能判定を試みる前にリヴァーニは2回ロールしより良い結果を得ることを選択することができる。
〔助言役〕 リヴァーニは技能判定に対する援護に+1のボーナスを得る。
記憶貯蔵 リヴァーニは10ページの文書または30分間の発言を一字一句漏らさず記憶することができる。彼女は記述された魔法の罠を、〈装置無力化〉の合計ボーナスが+8であるかのように、精神的に解除することを試みれる。
心的増幅 リヴァーニは次の心的増幅を持つ。
 精神接触:リヴァーニは呪文の発動中に心的蓄積を1ポイント消費することにより、呪文の目標の表層意識を読むことができる。目標がこの呪文のセーヴに成功した場合、リヴァーニは目標の思考を読むことはできない。セーヴィング・スローや攻撃ロールを必要としない呪文の場合、この効果を無効化するためにDC14の意志セーヴに成功しなければならない。
呪文 リヴァーニは下記の呪文を発動できる。下記に挙げた呪文の完全な詳細はPathfinder RPG Core RulebookまたはPathfinder RPG Occult Adventuresを参照。
 バースト・オヴ・アドレナリン:割り込みアクションとして、リヴァーニは自身の【筋力】、【敏捷力】、または【耐久力】の値に1ロールの間+8の強化ボーナス(実質的にロールに+4ボーナスを得る)を得るが、次のラウンドは疲労状態となる。
 コンプリヘンド・ランゲージズ:リヴァーニは10分間読んだり聞いたりする全ての言語を理解できるようになるがそれらの言語を話すことはできない。
 ディテクト・マジック:リヴァーニは60フィートの円錐形の範囲内の魔法を感知することができる。精神集中することで、次のラウンドに範囲内にいくつの魔法のオーラがあるか判明することができる。その後で、1つのオーラについてより多くを学ぶ試みを行える。
 メイジ・ハンド:リヴァーニは25フィート以内にある5ポンド以下の物品1つを自由に25フィートまで動かせる。
 メッセージ:リヴァーニは目標が110フィート以内におり視界内にいる限り、10分間、目標に伝言を囁くことができる。目標はその都度リヴァーニに囁きを送り返すことができる。近くにいるクリーチャーはこの伝言を漏れ聞くことができる(〈知覚〉DC25)。
 マインド・スラストI:リヴァーニは1d6ポイントのダメージ(意志・半減)を25フィート以内のクリーチャーに与える。これは[精神作用]呪文である。
 テレキネティック・プロジェクティル:リヴァーニは25フィート以内の1体の目標に、+1ボーナスの遠隔攻撃として小さな物体を投げつけることができ、1d6ポイントの殴打ダメージを与える。
戦闘用装備 リヴァーニの戦闘用装備は次の通り。
 ポーション・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ:リヴァーニのポーションは、1d8ポイントのダメージを治癒する。
 スクロール・オヴ・コーズ・フィアー:25フィート以内にいる1体のクリーチャーは1d4ラウンド恐れ状態になる。対象がDC11の意志セーヴに成功した場合、代わりに1ラウンド怯え状態になる。
 スクロール・オヴ・メイジ・アーマー:リヴァーニは接触することによりアーマー・クラスに+4鎧ボーナスを4時間与えることができる。
 この入門者の道は長く、危険をはらんでいる。リヴァーニにとって、その旅は
ヴードラで若い少女として子供の念術の才能を判断する試験である白蓮の試練を受けた時から始まった。リヴァーニはその試練を通過したが、廷臣の一員の意識への予期せぬ襲撃が危険な秘密を明らかにした。偉大なる学者の生まれ変わりだと言われているリヴァーニは、彼女ができることを教え学ぶよう内海の彼方へと避難させられた。旅でいっぱいの人生はリヴァーニの放浪への渇望を満たす唯一のものであり、彼女が万人に対して親切で寛大である間、彼女は長く続く関係性の構築を避けようとする、自分の道は絶え間ない探索であることを知っているからだ。
		| 「万人同一。他者を傷つけることは、自分を傷つけること。」 | 
サイキック(4レベル)
リヴァーニは勤勉だが想像力が強く、念術の恩寵を用いて他者の成長を助けることで人生を経験し成熟した哲学を発展させることを義務であると見做している。
リヴァーニ RIVANI
人間、4レベル・サイキック
秩序にして中立/中型サイズの人型生物(人間)
イニシアチブ +1;感覚 〈知覚〉+9
防御
AC 12、接触12、立ちすくみ11(+1反発、+1【敏】)
HP 30(4d6+12)
頑健 +5、反応 +4、意志 +6
攻撃
移動速度 30フィート
近接 ダガー=+2(1d4/19~20)
遠隔 高品質のライト・クロスボウ=+4(1d8/19~20)
特殊攻撃 心的増幅(精神接触、死者の意志)、心的蓄積(4)
念術擬似呪文能力 (術者レベル4;精神集中+8)
修得念術呪文 (術者レベル4;精神集中+8)
2レベル(4回/日)―イド・インシニュエイションOA(DC16)、ハイパーコグニションOA
1レベル(7回/日)―コマンド(DC15)、コンプリヘンド・ランゲージズ、バースト・オヴ・アドレナリンOA、マインド・スラストIOA(DC15)、メイジ・アーマー、リムーヴ・フィアー
0レベル(回数無制限)―ディテクト・サイキック・シグニフィカンスOA、ディテクト・マジック、テレキネティック・プロジェクティルOA、メイジ・ハンド、メッセージ、リード・マジック
念術修養 伝承
一般データ
【筋】10、【敏】12、【耐】14、【知】18、【判】14、【魅】10
基本攻撃 +2;CMB +2;CMD 14
特技 《頑健無比》、《呪文リスト拡張》APG、《神速の反応》
特徴 〔助言役〕UCA、〔霊感〕UCA
技能 〈職能:書記〉+7、〈真意看破〉+8、〈生存〉+2(道に迷うことを避ける場合は+4)、〈知覚〉+9、〈知識:宗教〉+11、〈知識:神秘学〉+11、〈知識:ダンジョン探検〉+11(地下を進む場合は+13)、〈知識:歴史〉+11、〈呪文学〉+11
言語 ヴードラ語、ガルーダ語、共通語、ケレッシュ語、天上語
その他の特殊能力 記憶貯蔵(25ページ/45分)、思考感知、露わなる答え
戦闘用装備 +1ボルト(10)、ポーション・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ(2)、ポーション・オヴ・レッサー・レストレーション、ルーンストーン・オヴ・パワーACG(1st)、スクロール・オヴ・オーギュリイ、スクロール・オヴ・ブルズ・ストレンクス、スクロール・オヴ・ダークヴィジョン、スクロール・オヴ・フォクセス・カニング、銀製クロスボウ・ボルト(20);その他の装備 ダガー、高品質のライト・クロスボウとボルト20本、リング・オヴ・プロテクション+1、背負い袋、携帯用寝具、ベルトポーチ、方位磁針、火打ち石と打ち金、インク、ペン、油(2ビン)、油ランプ、羊皮紙(5枚)、保存食(5日)、水袋、57GP
特殊能力
露わなる答え 1日に2回、リヴァーニが質問に対し回答を得る呪文を発動した場合(オーギュリイ、ブラッド・バイオグラフィ、コンタクト・アザー・プレインなど)、自身の心的蓄積が1ポイント回復する。
〔霊感〕 1日に1回、技能判定を試みる前にリヴァーニは2回ロールしより良い結果を得ることを選択することができる。
〔助言役〕 リヴァーニは技能判定に対する援護に+1のボーナスを得る。
記憶貯蔵 リヴァーニは10ページの文書または30分間の発言を一字一句漏らさず記憶することができる。彼女は記述された魔法の罠を、〈装置無力化〉の合計ボーナスが+11であるかのように、精神的に解除することを試みれる。
心的増幅 リヴァーニは次の心的増幅を持つ。
 精神接触:リヴァーニは呪文の発動中に心的蓄積を1ポイント消費することにより、呪文の目標の表層意識を読むことができる。目標がこの呪文のセーヴに成功した場合、リヴァーニは目標の思考を読むことはできない。セーヴィング・スローや攻撃ロールを必要としない呪文の場合、この効果を無効化するためにDC14の意志セーヴに成功しなければならない。
 死者の意志:リヴァーニは呪文の発動時に2ポイントの心的蓄積を消費し、アンデッド・クリーチャーの通常の[精神作用]効果に対する完全耐性を突破する。
呪文と擬似呪文能力 リヴァーニは下記の呪文を発動できる。下記の呪文の完全な詳細はPathfinder RPG Core RulebookまたはPathfinder RPG Occult Adventuresを参照。
 バースト・オヴ・アドレナリン:割り込みアクションとして、リヴァーニは自身の【筋力】、【敏捷力】、または【耐久力】の値に1ロールの間+8の強化ボーナス(実質的にロールに+4ボーナスを得る)を得るが、次のラウンドは疲労状態となる。
 コマンド:リヴァーニは35フィート以内の目標が次に行う行動を、「こちらに来い」、「手に持っているものを落とせ」、「地面に倒れろ」、「逃げろ」、または「その場に止まり何もするな」の中から命令できる(意志・DC15)。これは[精神作用]呪文である。
 コンプリヘンド・ランゲージズ:リヴァーニは40分間読んだり聞いたりする全ての言語を理解できるようになるがそれらの言語を話すことはできない。
 ディテクト・マジック:リヴァーニは60フィートの円錐形の範囲内の魔法を感知することができる。精神集中することで、次のラウンドに範囲内にいくつの魔法のオーラがあるか判明することができる。その後で、1つのオーラについてより多くを学ぶ試みを行える。
 ディテクト・サイキック・シグニフィカンス:リヴァーニは40フィート以内にある念術が込められた物体の存在を感知することができる。
 ディテクト・ソウツ:リヴァーニは60フィート内に存在する思考の有無を感知することができる。彼女が標準アクションとして精神集中した場合、次のラウンドに範囲内にいくつの思考があるか(また、その存在全ての【知力】の値)感知する。その後のラウンドでは、彼女は1体のクリーチャーの表層思考を読み取る試みを行える(意志・DC15・無効)。
 ハイパーコグニション:リヴァーニは1つの精神的な作業――〈知識〉判定、解読のための〈言語学〉判定、または【知力】判定など――を1/5の時間で完了することができる。それが3ラウンド以内を要するのであれば瞬時に完了する。いずれの場合であっても、その判定には+4のボーナスが得られるが、判定結果は出目20をロールした場合の達成値を超えることはできない。
 イド・インシニュエイション:DC16の意志セーヴに失敗したリヴァーニの35フィート以内にいる1体のクリーチャーは混乱状態になり、リヴァーニが標準アクションを用いて精神集中し続ける間と追加の1ラウンドの間混乱状態が持続する。これは[精神作用]呪文である。
 メイジ・アーマー:リヴァーニは接触したクリーチャーに4時間の間、+4鎧ボーナスを与えることができる。
 メイジ・ハンド:リヴァーニは25フィート以内にある5ポンド以下の物品1つを自由に25フィートまで動かせる。
 メッセージ:リヴァーニは目標が110フィート以内におり視界内にいる限り、10分間、目標に伝言を囁くことができる。目標はその都度リヴァーニに囁きを送り返すことができる。近くにいるクリーチャーはこの伝言を漏れ聞くことができる(〈知覚〉DC25)。
 マインド・スラストI:リヴァーニは4d6ポイントのダメージ(意志・DC15・半減)を35フィート以内のクリーチャーに与える。これは[精神作用]呪文である。
 リード・マジック:リヴァーニは巻物や他の魔法的な記述を読むことができる。
 リムーヴ・フィアー:リヴァーニは40フィート以内にいる互いに30フィート以内の2体のクリーチャーを選択する。そのクリーチャーに現在効果を及ぼしている全ての[恐怖]効果を10分の間、無効化する。持続時間の間、このクリーチャーは新たな[恐怖]効果に対するセーヴィング・スローに+4士気ボーナスを得る。
 テレキネティック・プロジェクティル:リヴァーニは35フィート以内の1体の目標に、+3ボーナスの遠隔攻撃として小さな物体を投げつけることができ、1d6ポイントの殴打ダメージを与える。
戦闘用装備 リヴァーニの戦闘用装備は次の通り。
 ポーション・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ:リヴァーニのポーションは、1d8ポイントのダメージを治癒する。
 ポーション・オヴ・レッサー・レストレーション:このポーションはいずれか1つの能力値ダメージを1d4ポイント治癒するか、またはいずれか1つの能力値を減少させるほとんどの魔法的な効果除去する。施された者は疲労状態ではなくなり、過労状態であったなら疲労状態になる。
 ルーンストーン・オヴ・パワー:1日に1回、リヴァーニは1レベル呪文を、呪文スロットを消費することなく発動できる。
 スクロール・オヴ・オーギュリイ:1分間かけて、リヴァーニは次の30分間以内に起こす特定のアクションがよい結果をもたらす(「吉」)、悪い結果になる(「凶」)、その組み合わせ(「吉にして凶」)、よい結果にも悪い結果にもならない(「いずれでもなし」)かを判断する。73%の確率でリヴァーニは役に立つ返答を得られ、失敗すると自動的に「いずれでもなし」と示される。
 スクロール・オヴ・ブルズ・ストレンクス:リヴァーニは+4の強化ボーナスを3分間接触した目標の【筋力】に与えられ、それによって多くのクリーチャーには+2のボーナスが近接攻撃ロール、近接ダメージ・ロール、そして【筋力】に基づいた技能判定に与えられる。
 スクロール・オヴ・ダークヴィジョン:リヴァーニは接触したクリーチャーに最大60フィートの暗闇を見通す能力を30分間与えられる。この視覚は白黒で映る。
 スクロール・オヴ・フォクセス・カニング:リヴァーニは接触した目標の【知力】に+4の強化ボーナスを3分間与えられ、これによって多くのクリーチャーの【知力】に基づく判定に+2のボーナスを与えられる。リヴァーニのような【知力】に基づく術者はこの呪文の効果を受けている間呪文のあらゆるDCは2上昇しもする。
 いつも早熟だった子供リヴァーニはヴードラで公僕になる為の学習をする人生を始めた。彼女は図書館で複雑な大著の学習することに時間を費やし、不可思議なクリーチャーと彼方の土地をふんだんに解説している記事を愛している。リヴァーニは探求する英雄として彼方の土地を旅している自分を想像することに興奮を覚え、すぐにそうした気まぐれな話が彼女の思考全てを食らいつくす。
 廷臣の仙たちはこの若い少女の気まぐれの中に有望さを見出し、子供の精神的素養を判断する為の簡素な試験であるリヴァーニに白蓮の試練を受けさせるようラージャらに請願した。1つ2つの些細な挑戦と検査の後、仙らはリヴァーニをラージャたちの最も高い塔秘密の部屋へ連れて行き、そこで青々とした庭園を明らかにした。部屋の中央には台があり、その台の上には簡素な白蓮があった――それがリヴァーニの最後の試練だった。
 リヴァーニは目を閉じて、古い写本で読んだ技術に頼って精神集中した。息を吐く毎に、彼女の意識は肉体から離れた深層に進み、至福を与える静寂が彼女を圧倒した。想像の中で、リヴァーニは光へと歩みを進め、最早自身とその花の区別がつかなくなるまでになった。しかし彼女は他の存在も感じていた。廷臣の詩人たちは人生を織りなす一部でもあり、リヴァーニは彼らの思考の深奥をかすめ通った。彼女は彼らの予想、誇り、そして彼女の予期せぬ力への驚き――裏切り、不祥事、野望も――を見た。
 リヴァーニは白蓮の試練を通過したが、ラージャの仙たちの誰も彼女の勝利を祝わなかった。
 彼女による仙の意識への予期せぬ介入によって自分たちの秘密が暴かれたと確信している仙たちはリヴァーニを仙聖(マハトマ)の再誕だ、貴重な学者にして教師が人々を新時代へと導くために
ゴラリオンに帰還した、と称賛した。ヴードラのみならず、ゴラリオンに。
 ラージャの祝福もあって仙たちは自分たちの学徒を
ジャールメレイ島に送ったが、十全の家の師範たちも彼女への指導を否定した。「世界へ出て生きる術を学びなさい、」と彼らは言った。「自分の為の何かを知ったなら、ジャールメレイに戻って学んだことを教えてくれ。」
 旅でいっぱいの人生はリヴァーニの放浪への渇望を満たしている。彼女は自分の友人と恋人の心を余りに深く掘らないよう――偶然にせよそうでないにせよ――絶えず用心しているため、彼女の人付き合いは強く燃え上がるが一瞬だ。彼女はいつも自身の旅の次の止まり木に執着しており、概して親切で友好的だが、他人との深い関係を避けている。それを通して彼女は独自の哲学を発展させ始めているが、世界にその哲学を共有する準備ができるまでには長い年月と遥かに多くの冒険を要することであろう。
		| 「万人同一。他者を傷つけることは、自分を傷つけること。」 | 
サイキック(7レベル)
リヴァーニ RIVANI
人間、7レベル・サイキック
秩序にして中立/中型サイズの人型生物(人間)
イニシアチブ +1;感覚 〈知覚〉+12
防御
AC 12、接触12、立ちすくみ11(+1反発、+1【敏】)
HP 51(7d6+21)
頑健 +8、反応 +7、意志 +9
攻撃
移動速度 30フィート
近接 高品質の冷たい鉄製ダガー=+4(1d4/19~20)
遠隔 +1ライト・クロスボウ=+5(1d8+1/19~20)
特殊攻撃 心的増幅(精神接触、精神圧倒、死者の意志)、心的蓄積(5)
念術擬似呪文能力 (術者レベル7;精神集中+11)
修得念術呪文 (術者レベル7;精神集中+11)
3レベル(5回/日)―ディスペル・マジック、フライ、マインド・スラストIII(DC18)
2レベル(7回/日)―イド・インシニュエイションOA(DC17)、オーギュリイ、ハイパーコグニションOA、レヴィテート
1レベル(8回/日)―エンデュア・エレメンツ、コマンド(DC16)、コンプリヘンド・ランゲージズ、シールド、バースト・オヴ・アドレナリンOA、マジック・ミサイル、メイジ・アーマー、リムーヴ・フィアー
0レベル(回数無制限)―ディテクト・サイキック・シグニフィカンスOA、ディテクト・マジック、テレキネティック・プロジェクティルOA、メイジ・ハンド、メッセージ、リード・マジック
念術修養 伝承
一般データ
【筋】10、【敏】12、【耐】14、【知】20、【判】14、【魅】10
基本攻撃 +3;CMB +3;CMD 15
特技 《頑健無比》、《呪文リスト拡張》APG、《神速の反応》、《戦闘発動》、《第三の眼》OA
特徴 〔助言役〕UCA、〔霊感〕UCA
技能 〈鑑定〉+12、〈職能:書記〉+7、〈真意看破〉+11、〈知覚〉+12、〈知識:宗教〉+15、〈知識:神秘学〉+15、〈知識:ダンジョン探検〉+15(地下を進む場合は+17)、〈知識:歴史〉+15、〈呪文学〉+15
言語 ヴードラ語、ガルーダ語、共通語、ケレッシュ語、天上語
その他の特殊能力 記憶貯蔵(40ページ/70分)、思考感知、自動書記卓越、露わなる答え
戦闘用装備 ポーション・オヴ・レッサー・レストレーション、ルーンストーン・オヴ・パワーACG(1st)、スクロール・オヴ・ブルズ・ストレンクス、ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ(7チャージ)、ワンド・オヴ・レジスト・エナジー(5チャージ)、錬金術師の火(3);その他の装備 +1ライト・クロスボウ、高品質の冷たい鉄製ダガー、クローク・オヴ・レジスタンス+2、ヘッドバンド・オヴ・ヴァスト・インテリジェンス+2、リング・オヴ・プロテクション+1、背負い袋、携帯用寝具、ベルトポーチ、方位磁針、火打ち石と打ち金、インク、ペン、油(2ビン)、油ランプ、羊皮紙(5枚)、保存食(5日分)、水袋、58GP
特殊能力
露わなる答え 1日に2回、リヴァーニが質問に対し回答を得る呪文を発動した場合(オーギュリイ、ブラッド・バイオグラフィ、コンタクト・アザー・プレインなど)、自身の心的蓄積が1ポイント回復する。
〔霊感〕 1日に1回、技能判定を試みる前にリヴァーニは2回ロールしより良い結果を得ることを選択することができる。
〔助言役〕 リヴァーニは技能判定に対する援護に+1のボーナスを得る。
記憶貯蔵 リヴァーニは40ページの文書または70分間の発言を一字一句漏らさず記憶することができる。彼女は記述された魔法の罠を、〈装置無力化〉の合計ボーナスが+14であるかのように、精神的に解除することを試みれる。
心的増幅 リヴァーニは次の心的増幅を持つ。
 精神接触:リヴァーニは呪文の発動中に心的蓄積を1ポイント消費することにより、呪文の目標の表層意識を読むことができる。目標がこの呪文のセーヴに成功した場合、リヴァーニは目標の思考を読むことはできない。セーヴィング・スローや攻撃ロールを必要としない呪文の場合、この効果を無効化するためにDC14の意志セーヴに成功しなければならない。
 精神圧倒:リヴァーニは自身の心的蓄積から2ポイント費やすことで自身が発動している意志セーヴのDCを1だけ上昇できる。
 死者の意志:リヴァーニは呪文の発動時に2ポイントの心的蓄積を消費し、アンデッド・クリーチャーの通常の[精神作用]効果に対する完全耐性を突破する。
呪文と擬似呪文能力 リヴァーニは下記の呪文を発動できる。下記に挙げた呪文の完全な詳細はPathfinder RPG Core RulebookまたはPathfinder RPG Occult Adventuresを参照。
 オーギュリイ:1分を超える過程を経て、リヴァーニは続く30分に行う特定の行動の結果が良い結果(“吉”)、悪い結果(“凶”)、良くも悪くもある結果(“吉にして凶”)、または良くも悪くもない結果(“いずれでもなし”)を生むかどうか判断する。リヴァーニは77%の確率で意味のある回答を受け取り、失敗した場合は自動的に“いずれでもなし”と示される。
 バースト・オヴ・アドレナリン:割り込みアクションとして、リヴァーニは自身の【筋力】、【敏捷力】、または【耐久力】の値に1ロールの間+8の強化ボーナス(実質的にロールに+4ボーナスを得る)を得るが、次のラウンドは疲労状態となる。
 コマンド:リヴァーニは40フィート以内の目標が次に行う行動を、「こちらに来い」、「手に持っているものを落とせ」、「地面に倒れろ」、「逃げろ」、または「その場に止まり何もするな」の中から命令できる(意志・DC16)。これは[精神作用]呪文である。
 コンプリヘンド・ランゲージズ:リヴァーニは70分間読んだり聞いたりする全ての言語を理解できるようになるがそれらの言語を話すことはできない。
 ディテクト・ソウツ:リヴァーニは60フィート内に存在する思考の有無を感知することができる。彼女が標準アクションとして精神集中した場合、次のラウンドに範囲内にいくつの思考があるか(また、その存在全ての【知力】の値)感知する。その後のラウンドでは、彼女は1体のクリーチャーの表層思考を読み取る試みを行える(意志・DC16・無効)。
 ディスペル・マジック:リヴァーニは 170フィート以内の魔法の効果を終了を試みることができる。そうする場合、彼女は1d20+7をロールし、11+目標とする効果の術者レベル以上の結果を出さなければならない。成功した場合、その魔法の効果は直ちに終了する。あるいは、リヴァーニは敵の術者の呪文発動を相殺するためにアクションを待機することができる。この用法は呪文相殺と同様であるが、成功した場合のみ敵の呪文を失敗させる。
 エンデュア・エレメンツ:接触したクリーチャーは24時間有害な効果を受けることなく熱気や冷気の気候に耐える。
 フライ:接触した目標は7分間60フィートの飛行移動速度と〈飛行〉判定に+3を得る(リヴァーニ自身を目標とした場合は+4)
 ハイパーコグニション:リヴァーニは1つの精神的な作業――〈知識〉判定、解読のための〈言語学〉判定、または【知力】判定など――を1/5の時間で完了することができる。それが3ラウンド以内を要するのであれば瞬時に完了する。いずれの場合であっても、その判定には+7のボーナスが得られるが、判定結果は出目20をロールした場合の達成値を超えることはできない。
 イド・インシニュエイション:DC17の意志セーヴに失敗したリヴァーニの35フィート以内にいる1体のクリーチャーは混乱状態になり、リヴァーニが標準アクションを用いて精神集中し続ける間と追加の1ラウンドの間混乱状態が持続する。これは[精神作用]呪文である。
 レヴィテート:7分の間、リヴァーニは1体のクリーチャーまたは物体(最大700ポンド)を移動アクションとして毎ラウンド20フィート上昇または下降させることができる。このクリーチャーは同意していなければならず、物体は誰も所持していないものか、所持しているクリーチャーが同意しているものでなければならない。
 メイジ・アーマー:リヴァーニは接触したクリーチャーに7時間の間、+4鎧ボーナスを与えることができる。
 メイジ・ハンド:リヴァーニは25フィート以内にある5ポンド以下の物品1つを自由に15フィートまで動かせる。
 マジック・ミサイル:リヴァーニは4本の矢を170フィート以内にいる互いに15フィート以内の最大4体の目標に放つことができる。この矢は自動的に命中し、それぞれ1d4ポイントの[力場]ダメージを与える。
 メッセージ:リヴァーニは目標が170フィート以内におり視界内にいる限り、70分間、最大7体の目標に伝言を囁くことができる。目標はその都度リヴァーニに囁きを送り返すことができる。近くにいるクリーチャーはこの伝言を漏れ聞くことができる(〈知覚〉DC25)。
 マインド・スラストIII:リヴァーニは7d8ポイントのダメージ(意志・DC18・半減)を40フィート以内のクリーチャーに与える。彼女は、代わりに1レベルの呪文スロットを使って下方発動することができ、ダメージは5d6(意志・DC16・半減)に減少する。これは[精神作用]呪文である。
 リード・マジック:リヴァーニは巻物や他の魔法的な記述を読むことができる。
 リムーヴ・フィアー:リヴァーニは40フィート以内にいる互いに30フィート以内の2体のクリーチャーを選択する。そのクリーチャーに現在効果を及ぼしている全ての[恐怖]効果を10分の間、無効化する。持続時間の間、このクリーチャーは新たな[恐怖]効果に対するセーヴィング・スローに+4士気ボーナスを得る。
 シールド:リヴァーニは7分間ACに+4の盾ボーナスとマジック・ミサイルへの完全耐性を得る。
 テレキネティック・プロジェクティル:リヴァーニは40フィート以内の1体の目標に、+4ボーナスの遠隔攻撃として小さな物体を投げつけることができ、1d6ポイントの殴打ダメージを与える。
自動書記卓越 1週間に1回、リヴァーニは無軌道に記述することに1時間を費やし、それから合計で+9のボーナスを得た状態でDC20の判定を試みれる。成功した場合、来たる選択が自分に幸福をもたらすか、悲哀をもたらすか、両方をもたらすか、あるいはどちらももたらさないかを学べる。
《第三の眼》 リヴァーニは第三の眼を毎日最大7分間開き、不可視状態のクリーチャーに気付き、魔法的な変装を見通す為の〈知覚〉判定に+8のボーナスを得ることができる。彼女の第三の眼が開いている間、リヴァーニは10分の代わりに1分間の精神集中でクリーチャー1体のオーラを読み取れ、オーラを読む〈知覚〉判定に+4のボーナスを得る。
戦闘用装備 リヴァーニの戦闘用装備は次の通り。
 ポーション・オヴ・レッサー・レストレーション:このポーションはいずれか1つの能力値ダメージを1d4ポイント治癒するか、またはいずれか1つの能力値を減少させるほとんどの魔法的な効果除去する。施された者は疲労状態ではなくなり、過労状態であったなら疲労状態になる。
 ルーンストーン・オヴ・パワー:1日に1回、リヴァーニは1レベル呪文を、呪文スロットを消費することなく発動できる。
 スクロール・オヴ・ブルズ・ストレンクス:リヴァーニは接触した目標の【筋力】に3分間+4の強化ボーナスを与えられ、これによって多くのクリーチャーは近接攻撃ロール、近接ダメージ・ロール、そして【筋力】に基づいた技能判定に+2のボーナスを受ける。
 ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ:リヴァーニのワンドは接触したクリーチャーのダメージを1d8+1ポイント回復する。
 ワンド・オヴ・レジスト・エナジー:30分間、接触したクリーチャーは、術者が選択した[音波]、[火炎]、[強酸]、[氷雪]、[雷撃]のダメージに抵抗10を得る。
 ヴードラで生まれたリヴァーニは公僕になるべく幼少期を学習して過ごしたが、それはラージャの廷臣の仙たちが可能性を見出して、リヴァーニに白蓮の試練を受けさせるようラージャに請願するまでだった。仙たちは、そのラージャの最も高い塔の中にある、中央に台座と簡素な白蓮がある秘密の部屋にこの少女を連れていった。
 古風な書物の中で読んだ技術に頼ったリヴァーニは、目を閉じて精神集中し、自らの意識を肉体から押し出した。想像の中で、リヴァーニはリヴァーニは光へとどんどんと歩みを進め、最早自身とその花の区別がつかなくなるまでになった。しかし彼女は他の存在も感じていた。廷臣の詩人たちは人生を織りなす一部でもあり、リヴァーニは彼らの思考の深奥をかすめ通った。彼女は彼らの予想、誇り、そして彼女の予期せぬ力への驚き――裏切り、不祥事、野望も――を見た。 しかし彼女の念術の才能もまた世界へと押し出され、廷臣の老中らの精神及び仙自身の秘密を明らかにした。
 彼女の予期せぬ強奪が醜聞を明らかにしたと確信した仙たちは、リヴァーニは人々――ヴードラにいる者に限らない――を新時代に導く偉大な学者の生まれ変わりであると賞賛した。リヴァーニはすぐに、彼女が学び教えられるよう内海に案内された。
 旅でいっぱいの人生はリヴァーニの放浪への渇望を高めるばかりだ。いつも自身の旅の次の止まり木に執着している彼女は概して親切で友好的だが、他人との深い関係を避けている。その全てを通して、彼女は独自の哲学を発展させ始めているが、それを共有する準備ができる前に数多の冒険をこなさなければならないであろうことは分かっている。
		| 「万人同一。他者を傷つけることは、自分を傷つけること。」 | 
最終更新:2025年11月01日 00:04