このコウモリに似たクリーチャーの体は、そのほとんどが歯だらけの大きな口で、革のような翼に支えられている。鞭のように細い尻尾の先には、細長い針がある。
ウルハグ CR3 Urhag
防御
AC 15、接触11、立ちすくみ14(+4外皮、+1【敏】)
HP 30(4d8+12)
頑健 +4、
反応 +2、
意志 +7
防御的能力 全周囲視覚;
完全耐性 [病気]
攻撃
移動速度 20フィート、飛行30フィート(良好)
近接 噛みつき=+6(1d6+3、加えて“
つかみ”)、針=+6(1d4+3、加えて“
赤痘”)
特殊攻撃 つかみ(超大型)、
肉への寄生、
肉への穿孔(2d6+6、および2【筋】ダメージ)
一般データ
生態
出現環境 寒冷/山岳
編成 単体、2体、または魔女団(3~10)
宝物 乏しい
特殊能力
肉への穿孔(変則)/Gnaw into Flesh ウルハグがクリーチャーに組みついたなら、そのクリーチャーの肉をかじって内側に入り、最終的には中を空洞にして宿主となる。敵に組みついたウルハグが次に組みつき判定を行って敵にダメージを与えることを選択したなら、通常の噛みつきダメージの2倍(ほとんどのウルハグの場合、2d6+6)のダメージを与え、更に犠牲者の筋肉と筋を消化することで2ポイントの【筋力】ダメージを与える。
肉への寄生(超常)/Infest Flesh ウルハグが組みついている中型かそれより大きいクリーチャーを殺したなら、ウルハグはフリー・アクションとしてクリーチャーの体の中に潜り込み、繊毛を犠牲者の手足に滑り込ませて操り人形のように体を操る。これは
グレーター・ポゼッション呪文と同様に機能するが、クリーチャーの【筋力】、【敏捷力】、HPの代わりにウルハグの【筋力】、【敏捷力】、HPを用い、宿主の口からウルハグの尻尾が水ぶくれのように出てきて針攻撃を行える点が異なる。宿主が殺された場合、ウルハグはフリー・アクションとしてそこからでてくるが、1ラウンドの間
よろめき状態となる。宿主が殺されなければ、この効果は3日が経過するか、ウルハグが標準アクションとして出てくるまで持続する。効果が終了するか、ウルハグが出てくるかすると、死体は病気に感染した、腐ったかけらへと崩れてしまう。この残骸に触れたものは皆、
赤痘にさらされる。ウルハグは最近(1時間以内)に死んだ死体に3回の全ラウンド・アクションとしてかじることで、死体に病気を感染させることができる。
赤痘(変則)/Red Plague ウルハグが針攻撃を命中させる度、ウルハグは恐ろしい感染症を引き起こす。赤痘に感染したクリーチャーは、すぐに全身に赤くて膿を流す大きな水疱ができ、死亡時にはその水疱が一斉に弾けておたまじゃくし大のウルラグの幼虫を撒き散らす。赤痘は[病気]効果である。
赤痘/Red Plague:針―致傷型;セーヴ 頑健・DC15;潜伏期間 1日;頻度 1回/日;効果 1d3【耐】ダメージ、および1d3【知】ダメージ;治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴDCは【耐久力】に基づいている。
ウルハグは古代の遺跡や不毛の渓谷を移動する奇妙なクリーチャーだ。もともとは悪夢のレン高原に住んでいた彼らは、感染した夢を見た人の肉を介して、目覚めし者の世界に滑り込むことができる。
ウルハグは知性的な存在の肉を望み、そのような宿主をはびこらせることを楽しむ。ウルハグ自身もまた、かろうじて集団思考が行えるにもかかわらずだ。一度ウルハグの犠牲者が死ぬと、ウルハグはゆっくりとその肉を消費しながら、ひとときの鎧としてそれを身につける。奇妙なことに、彼らは夢を見ることのできないクリーチャーを食べようとしない。まるでそれは、そのようなクリーチャーの味を忌み嫌うようである。ウルハグはおおよそ全長4フィートで、重量はおおよそ50ポンド。
最終更新:2020年11月22日 00:11