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ファイアー・ホエール Fire Whale

この巨大な鯨のような獣の、宝石を散りばめたような皮から灼熱の熱波が押し寄せてくる。

ファイアー・ホエール CR16 Fire Whale

出典 Bestiary 6 128ページ
XP 76,800
真なる中立/超巨大サイズの魔獣他次元界
イニシアチブ +6;感覚 非視覚的感知60フィート、暗視60フィート、夜目〈知覚〉+16
防御
AC 31、接触4、立ちすくみ29(+27外皮、-8サイズ、+2【敏】)
HP 250(20d10+140)
頑健 +19、反応 +14、意志 +16
防御的能力 炎に包まれた身体;ダメージ減少 15/アダマンティンおよび刺突;完全耐性 [火炎]、麻痺、[毒]、睡眠;抵抗 [氷雪]15
弱点 [音波]に対する脆弱性
攻撃
移動速度 穴掘り20フィート、飛行20フィート(劣悪)、水泳60フィート
近接 噛みつき=+30(4d10+18/19~20、加えて2d6[火炎])、尾の打撃=+25(6d6+9、加えて2d6[火炎])
接敵面 30フィート、間合い 30フィート
特殊攻撃 転覆、マグマの噴射
擬似呪文能力 (術者レベル20;精神集中+21)
1回/日―プレイン・シフト(元素界、または物質界のみ)
一般データ
【筋】46、【敏】14、【耐】25、【知】6、【判】27、【魅】13
基本攻撃 +20;CMB +46(突き飛ばし+48);CMD 58(対突き飛ばし60)
特技 《イニシアチブ強化》《強打》《クリティカル強化:噛みつき》《クリティカル熟練》《持久力》《突き飛ばし強化》《鋼の意志》《不屈の闘志》《ふっとばし攻撃》《よろめき化クリティカル》
技能 〈芸能:歌唱〉+6、〈水泳〉+26、〈知覚〉+16、〈飛行〉-1
言語 水界語、風界語、火界語、地界語(話せない)
その他の特殊能力 元素の心臓、無呼吸
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(火の元素界)
編成 単体、2体、または小群(3~8)
宝物 標準(宝石のみ)
特殊能力
エレメンタルの心臓(超常)/Elemental Heart ファイアー・ホエールは純粋な元素の火の心臓によって力を与えられ、エレメンタルのような特性をいくつか得る。ファイアー・ホエールは呼吸をしたり、食べたり、眠ったりする必要がなく、麻痺、毒、睡眠効果に完全耐性を持つ。

炎に包まれた身体(超常)/Flaming Body ファイアー・ホエールの溶解しているような肉は信じられないほどの熱を発生させる。肉体武器または素手打撃でファイアー・ホエールを攻撃する者は2d6ポイントの[火炎]ダメージを受ける。ファイアー・ホエールに組みついたり、組みつかれている者は組みつきが継続するラウンド毎に6d6ポイントの[火炎]ダメージを受ける。

マグマの噴射(変則)/Magma Spray 1d4ラウンドに1回標準アクションとして、ファイアー・ホエールは、90フィートの円錐形か、ファイアー・ホエールの周囲30フィートのいずれかの範囲に、噴気孔からマグマと焼け付く灰の爆発を噴出することができる。このマグマと灰の爆発は、9d6ポイントの[火炎]ダメージと9d6ポイントの殴打ダメージを与える(反応・半減、DC 27)。この爆発による瓦礫などは効果を受けた範囲の地形を1分間の間移動困難な地形に変える。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。

 ファイアー・ホエールは火の元素界に生息する巨大な獣だが、次元界を横断する生来の能力のために、元素界と物質界全土で目撃されることになる。彼らは大きな小群で旅をし、歌い目についた金属や鉱物の断片を食べながら、体内の鍛造所が素晴らしい宝石の列へと洗練する。腹部にある莫大な富は、遠い昔からファイアー・ホエールを狩るイフリートを惹きつけ、この巨大なクリーチャーは目の前であらゆる種別のジンニーを積極的に攻撃することで、その敵対心を返している。

 ほとんどのファイアー・ホエールは原住の次元界の灼熱の中にいるが、ホエールは他の次元界でも生存し繁栄することができる。物質界でファイアー・ホエールは火山の融解した深部で跳ねたり、雲のすれすれを飛んでいったり、気まぐれが襲ったときに深海の海溝をウロウロしたりする。内なる火は水を沸騰させ、深海の凍てつく寒さから身を守る。彼らの身体の熱は石を溶かしさえし、岩の中に潜り込むことを可能にする。
最終更新:2020年11月30日 22:50