この翼のある蛇は、海の水を連想させる明るい青と緑の羽で覆われている。
オーワズ・コアトル CR 6 Auwaz Couatl
防御
AC 20、接触 14、立ちすくみ 16（＋6外皮、＋4【敏】）
HP 84（8d10＋40）
頑健 ＋5、反応 ＋10、意志 ＋8
攻撃
移動速度 20フィート、飛行40フィート（良好）
近接 噛みつき＝＋12（1d8＋4、加えて”つかみ”と”毒”）
特殊攻撃 締めつけ（1d8＋4）、毒
擬似呪文能力 （術者レベル8；精神集中＋11）
一般データ
生態
出現環境 どこでも
編成 単体
宝物 標準的
特殊能力
海の贈り物（変則）／Gifts of the Sea 全ラウンド・アクションとして1日1回、オーワズ・コアトルは、120フィート以内のクリーチャーに祝福または呪いを与えることができる。祝福されたクリーチャーは、道を見つけるときに、最終目的地または最も近い港町のどちらか近い方への場所を知る。加えて、祝福されたクリーチャーは常に好ましい風を持っており、
エンデュア・エレメンツの利益を与え、クリーチャーが移動するすべての船が最速の速度で移動できるようにする。呪われたクリーチャーは
〈職能：水夫〉と
〈生存〉判定に－6のペナルティを受け、呪われたクリーチャーの最終目的地の反対方向に吹く強い不利な風が常にある。この能力の影響を受けるクリーチャーは、12時間影響を受けたままになる。クリーチャーは、この効果に抵抗するためにDC 16のセーヴを試みることができる。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
毒（変則）／Poison 致傷型—噛みつき；セーヴ 頑健・DC 17；頻度 10分の間1回／分；効果 1d2【敏】ダメージ；治癒 セーヴ1回。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。
オーワズ・コアトルは、道に迷った人を助けることで知られるコアトルの一種である。特に
ゴラリオンの海を旅して、船乗りや海で遭難した旅人を助けることで知られている。多くの船乗りは、オーワズ・コアトルに命を救われたと言うが、同じ船乗りは、特に卑劣な生活を送るとかえってオーワズ・コアトルの怒りを買うと警告している。オーワズ・コアトルはしばしば邪悪な存在が迷子のままであることを好み、そのようなクリーチャーができるだけ長く迷子のままであることを保証するために積極的に働いている。典型的なオーワズ・コアトルは体長8フィート、翼幅12フィート、重さ800ポンドである。
生態
オーワズ・コアトルは、ゴラリオン全体で最もよく知られている、少なくとも海岸近くに住む人々の間では知られているコアトルである。オーワズ・コアトルの鱗は、微妙な水色と緑色のマークがあるライトグレーである。羽毛は通常青と緑で、太陽を連想させる淡い黄色が混じっている。その色彩は海の水に似ており、正確な色彩は、そのコアトルがよく行く水域によって異なる傾向がある。オーワズ・コアトルの羽音は、穏やかな海風の音に似ている。そのため、船乗りの多くは、オーワズ・コアトルが近くにいることを想定して、穏やかで心地よい風が吹くたびに短い祝福の言葉を口にする傾向がある。
各オーワズ・コアトルは、その水域の端にあるすべての共同体の位置を知っており、好意的に受け止めた人には喜んでその知識を分け与える。オーワズ・コアトルに疑惑を持たれた者は、時に不正確な情報を受け取り、目的地から数百マイルも離れた共同体に辿り着いてしまう。オーワズ・コアトルは通常、旅人を追跡して危険かどうかを判断する時間を稼ぐためにこの誤った情報を与え、旅人が善良そうな場合にのみ元の指示を修正する。邪悪な旅人に対しては、問題のある海、サンゴ礁、その他の海洋の危険など、微妙な危険を指し示すのが一般的である。このクリーチャーはこれらの旅人に従うことはなく、彼らの運命を海に任せることに満足する。
オーワズ・コアトルは天候を適度に制御することができ、必要と感じたときに風や嵐を呼び出すことができる。彼らはこの力を、案内している人々の旅を助けるために使い、帆船の旅を短くするために強い風を呼び起こす。同様に、沈没した船に遭遇すると、その力を使って生存者に水中呼吸の能力を与え、自ら犠牲者を安全な場所へと導く。この力は、悪の旅人に対しても有効で、彼らの旅を困難にし、必要であれば雷を呼び出して船を襲うこともできる。
オーワズ・コアトルはコアトルの中で最も寿命が短く、長くても1世紀程度、多くは人間と同程度の寿命である。彼らには飛行する能力があるため、同種の他の者と会うときはめったに無い。しかし、数年に一度、繁殖のために集まり、それぞれ数個の卵を産む。オーワズ・コアトルが、どうして集まる時間を正確に知っているのか不明だが、多くの人々は、彼らの同種であるメーシュ・コアトルが残した星のメッセージを読むのだと考えている。
生息と社会
オーワズ・コアトルはゴラリオン全土を旅する、独立した放浪生活を送っている。ほとんどのオーワズ・コアトルはゴラリオンの海や海の近くに住んでいるが、中には内陸に留まり、森や山で迷子になった人を助けることを好むものもいる。若いうちは自分の家に閉じこもりがちだが、大人になると世界中を旅し、また戻ってくる。オーワズ・コアトルは、危機的な状況を除いては、お互いを避け、お互いの問題に関わらない傾向がある。このような時期では、オーワズ・コアトルルは他のコアトルにしか聞こえない特殊な鳴き声で危険を知らせてくる。このような危険な時には、特に若い仲間を守るために群れで移動する。
お人好しで好奇心旺盛なため、多くのオーワズ・コアトルは旅人を見つけると話しかけ、船の上空を飛行して会話することも多い。旅人を危険な場所に送らないよう、常に最新の情報を得ることを好むため、会話にはたいてい時事問題が含まれるが、芸術や哲学的な議論が含まれることもある。一部のオーワズ・コアトルはユーモラスな話が好きで、特に旅行者の中に子供がいる場合は、何時間もその話をするのが好きである。船の上にオーワズ・コアトルが見えると、その船が守られているという合図になるので、多くの船がオーワズ・コアトルの形をした凧を揚げて、略奪者を躊躇させることを期待している。
オーワズ・コアトルは無邪気さに親近感を覚えるため、特に子供が好きである。悩める子供たちを慰め、家路に導くことを何よりの喜びとする。特に悲惨な状況や、子供が家から遠すぎて安全に移動できない場合、オーワズ・コアトルは子供を背中に乗せて安全な場所まで飛んでいくこともある。オーワズ・コアトルは家出した子どもに対しては、通常、異なるアプローチをとる。オーワズ・コアトルは、時間をかけて子どもと話をし、家出の理由を聞き出す。家出した子どもは、困難な生活から逃れようとしている場合もあり、その場合は、新しい家庭へと導く手助けをする。また、家に帰るように説得する場合もあるが、その子の心の中にある放浪癖を育てるように励ます。そのような子供たちは、何年か後に冒険家として成長し、世界中を旅するようになる。
最終更新：2022年02月27日 09:57
