ゲーム・アニメに登場するキャラクター(あ〜か行)




博士やジムリーダー・四天王など、ほとんどの特殊な立ち位置にいる人物の名前は植物が由来となっている。
(主人公のデフォルトネームやアニメオリジナルキャラ、ロケット団幹部などの別の名前の括りがあるキャラはこの限りではない)

アーティ

初登場作品 ブラック・ホワイト
ポジション ヒウンシティジムリーダー
得意タイプ むし
キャッチコピー モスト・インセクト・アーティスト
声優 古谷徹(アニポケ)、島崎信長(マスターズ)、不明(ジェネレーションズ)
名前の由来 アーティチョーク

ジムリーダーの傍ら絵を描き上げる芸術家。独特の言葉遣いや語尾を伸ばす喋り方が特徴。
一見すると頼りなさげに見えるが、
ヒウンシティにプラズマ団が襲来した際には「貴方達の行いはかえって人とポケモンの結束を深めるだけではないか」と鋭い指摘を返しており、
ゲーチスからも「意外と切れ者」と評されていた。
作品作りに行き詰まるとよくシッポウシティを訪れるようで、シッポウジムリーダー・アロエとは仲が良く彼女を「ねえさん」と呼ぶ。
ちなみにキャラクターデザインの大村氏によると「アーティはイケメンにしてくれ」というオーダーがあったらしい。つまり彼も公式イケメン。

アニポケでもその独創的な言動は健在…どころか悪化している
「純情ハート」という言葉が好きで事あるごとに連発し、一人称は「ぼかぁ」、
初登場は森のポケモンを驚かせまいとして木の上でマントに身を包んでいたり、と妙な行動が目立つ。
大御所・古谷徹氏のはっちゃけた演技に腹筋を砕かれたり純情ハートを撃ち抜かれたトレーナーは数知れず。

アイリス

初登場作品 ブラック・ホワイト
ポジション ソウリュウシティジムリーダー(ホワイト)、イッシュ地方ポケモンリーグチャンピオン(BW2)
得意タイプ ドラゴン
キャッチコピー 竜の心を知る娘
声優 悠木碧(アニポケ)、竹達彩奈(マスターズ)、日高里菜(ジェネレーションズ)
名前の由来 iris(英語で菖蒲)

ドラゴンポケモンと共に暮らす一族の村出身の女の子で、シャガに腕を見込まれて村を出て共に暮らしている。
幼さを多分に残す無邪気な性格で、漢字モードにしても彼女の台詞だけは全て平仮名表示される。
BW2ではアデクに代わりチャンピオン就任。女性チャンピオンはシロナに次いで二人目で、現状、おそらく今後も最年少チャンピオン。
BWではネタにされることは少なかったが、
BW2ではまるで主人公の妹のように接してきたり、思い出リンクではシャガの前で生着替えをしたりと、色々やらかしている。
BW2での対戦において、初手サザンドラに驚愕した人もいるとかいないとか。
切り札のオノノクスも襷で攻撃を耐え竜の舞で無双を狙ってくる強敵である。
アデクとは違い専用BGM搭載。ゲーフリは本気だ。そのBGMは「初手サザンドラのテーマ」とも呼ばれる。

アニメにおいてはベストウィッシュのメインヒロイン。4代目ジャリガール。
原作とは対照的に「子供ねー」とサトシをよく子供扱いするなどやや生意気な性格。
ドラゴンポケモンを自由自在に使いこなせる「ドラゴンマスター」になるために修行を続けており、
シャガとの縁はあれど、ジムリーダーとは無関係のただの一般トレーナーであった。
体重18kgのキバゴを何事もなく髪の中に収納している他、
木を登ったり木の実を丸かじりしたりと半分野生児じみており、驚異的な身体能力を持つ。薬草にも詳しい。
新無印編で実に7年ぶりの再登場。この頃には原作同様イッシュリーグチャンピオンの座に就いており、戦闘時は服装もBW2時のものに変更。
そしてWCSにエントリーし、見事マスターズエイトの一人に食い込む。
マスターズトーナメントでは初戦からシロナと勝負するものの、一歩力及ばず敗退。
他のマスターズエイトに数えられるトレーナーが揃ってメガシンカ・Zワザ・ダイマックスの内何れかを必ず使う中、
それらを一切使わずマスターズエイトまで登り詰め、シロナをあと一歩まで追い詰めたその実力は相当なものであり、
歴代メインヒロインの中でもポケモンバトルの実力が飛び抜けて高いことは明白である。

アオキ

初登場作品 スカーレット・バイオレット
ポジション チャンプルタウンジムリーダー
得意タイプ ノーマル
キャッチコピー 非凡サラリーマン
名前の由来 青木

ジムではノーマルタイプ、四天王としてはひこうタイプの使い手として主人公の前に立ちはだかる。
ジムリーダーと四天王を兼任している人物はシリーズでも初でありながら、その上ポケモンリーグ営業部として外回りまでやっている苦労人。
パッと見や暗い性格、そして上司のオモダカから妙に心象悪く受け取られているイメージからうだつが上がらない社会人に見えるが、
トレーナーとしての腕は本物であり、時に職務にぼやきながらもその腕を遺憾なくぶつけてくる。
営業職の方は残念ながら上手くいっていないようだが…。
ジムリーダーとしては街の人達や宝食堂の店主からも愛されており、ジム戦の途中では大人数の観客が押し寄せてくる。
また痩せ身でありながら大食いで、勝利後の記念写真では主人公が驚くほど皿に山盛りのおにぎりを乗せている。

「個性のないノーマルタイプは自分に似ていて好感が持てる」との理由でジムではノーマルタイプを愛用している。
だが弱点が突きにくいノーマルジムは得て難関である事が多く、アオキもその例に漏れない。
特に切り札のムクホークはジムリーダーでは唯一のタイプ一致テラスタル+社会人お得意の「からげんき」を使う他、
弱点の格闘タイプにも威嚇+飛行技でメタを取ってくる辺りが只者ではない。「非凡サラリーマン」の本領発揮であろう。

アオギリ

初登場作品 ルビー・サファイア
ポジション アクア団リーダー
声優 相沢まさき(アニポケ)、最上嗣生(マスターズ)、小山力也(ジェネレーションズ)
名前の由来 青桐

アクア団の大ボス。「サファイア」「エメラルド」「アルファサファイア」では敵として登場。
カイオーガの力を利用して世界の海を増やし、新たな生命を産み育む場を増やそうとしている。
おくりびやまで奪った珠の力を使いカイオーガを蘇らせたが、世界中に大雨を起こした恐ろしい力を目の当たりにし、
自然のバランスを変えるべきではないと反省し、珠を返して自らはいずこかに姿を消した。
「ルビー」「オメガルビー」ではマグマ団の野望を阻止するため、利害が一致した主人公と協力する。

リメイク前は割合マツブサとも変わらない落ち着いた性格だったが、
ORASでは豪快で情に厚い、まるで海賊団の船長のような性格と濃ゆい見た目に変化。部下からの信頼も篤い。
マツブサとは対照的にポケモンの理想郷を作ろうとポケモンに尽くす意志を持ち、
アクア団は目的達成のためなら自身や団員が犠牲になる事を厭わない、ある意味で非常に危険な集まりになった。
エピソードデルタ後はバトルハウスでタッグを組んで戦うことも可能。

USUMでは「サファイア」時の姿でレインボーロケット団の一員として登場。
マツブサを倒し目的を達成しようとした直前にUSUMの世界線にやってきたようで、手持ちにカイオーガを連れている。
敗北後は倒したはずのマツブサと相対し、勝手にアローラ地方の未来をかけて決戦をしようとした所を
アクロマの手で元の世界に強制送還された。

アカギ

初登場作品 ダイヤモンド・パール
ポジション ギンガ団ボス
声優 三宅健太(アニポケ)、武内駿輔(マスターズ)、津田健次郎(ジェネレーションズ)
名前の由来 赤木

ギンガ団のボス。「心」を曖昧で不完全なものとして否定する、冷静で理論的、かつ冷酷な性格。
湖のポケモン達から赤いくさりを作り出し、利用して伝説のポケモンディアルガパルキアを呼び出し、
今の世界を消し感情の存在しない新世界を創り出す野望を持っている。
元々はナギサシティ出身の優秀な頭脳を持つ少年だったが、友達も作らず機械いじりをしていた。
「プラチナ」のひみつのカギを使って入れる部屋には幼少期のアカギが書いたと思しきノートがあり、
偶然ロトムを発見、その名付け親となり友達となったものの、明確な理由は不明だが突然別れてしまった過去があったようだ。
アカギの性格や新世界を作りだす目的が出来上がったのはこの事件が遠因と思われる。
ギンガ団員や幹部からはそのカリスマ故か高い尊敬と忠誠の念を集めているが、その性格と行動目的の為に、部下は容赦なく切り捨てる。

マフィアのボスや荒くれ物の頭目のような今までの悪役ボスと違い、神秘性すら感じさせるその哲学的な独特の雰囲気からキャラ人気も高い。
…が、その一方で「私が負けるかもだとッ!!」「さからららららら…」等、
劣勢に立たされると冷静だったキャラが嘘の様にヘンテコな発言をかましたりいきなり興奮し出したり、
老け顔(?)の割りに実年齢が27歳とかなり若かったり、
一部の手持ちポケモンの技構成が廃人仕様だったりと某炎使いの赤いアフロの男並みにネタ要素が多い。
またニコニコ等で彼の登場時に「ざわ・・ざわ・・」とコメントされることが多いが、
これは「カイジ」「アカギ」など、福本伸行原作の漫画作品で情景・心理描写に使用される著名な擬音で、要は名前ネタである。
いずれにしてもシリアス面やネタ面においても悪の組織のボスとして際立っているのは確かである。

使用ポケモンはマニューラ、ドンカラス、ギャラドス、クロバット。プラチナではヘルガーも追加している、
見ての通り岩技が一貫するパーティだが、以前の悪役ボスと比べ全体的にレベル・素早さ共に高く、
遺伝技まで取り入れたガッチガッチの技構成ゆえ、弱点を突きさえすれば余裕ともなかなかいかず、多くの旅パを苦戦させた。

USUMのエピソードRRにも登場。ギンガ団時代から一転、不愛想ゆえか、やたらRR団したっぱからの人望が薄い。
また主人公のロトム図鑑を見て反応するなど、前述のアカギの過去を知っていると考えさせられる場面も。

アニポケでもギンガ団の主として登場。もともとはシンオウ経済界の名士だったという。
原作同様ディアルガとパルキアの力でシンオウ地方の消滅を目論んだがサトシ達に妨害され、失敗。
しかし新世界へのアカギの思いは止められず、生まれた小さな宇宙の隙間に自ら入り込み、生死不明となった。
余談だが声をあてた三宅氏も演じる役の関係上、実年齢より年上に見られるらしい。

アカネ

初登場作品 金・銀
ポジション コガネシティジムリーダー
得意タイプ ノーマル
キャッチコピー ダイナマイト プリティ ギャル
声優 宮村優子(アニポケ)、夏吉ゆうこ(マスターズ)
名前の由来

関西弁(コガネ弁)で話す快活な女の子。ご存知金銀でも有名なみんなのトラウマ
勝負前に「ゆうとくけど うち めっちゃ つよいでー!」と豪語する勝気な性格だが、その台詞に恥じない強さを持つ。
しかし勝負に負けてしまうとジムバッジを渡す業務(?)すら放棄し泣き出してしまう幼い点もある。
ひとまず泣くだけ泣かせて、落ち着いてから話しかけてようやくバッジがゲットできる。何故こんな面倒な仕様にしたし
HGSSではポケスロンドームを訪れた際にも登場。
いきなり「あんたMとSどっち?」と聞いてくるが、主人公のユニフォームのサイズの話なのでやましい事なく答えてあげましょう。

そんな彼女が何故トラウマとして名高いか、全ては切り札のミルタンクに理由がある。
弱点を突きにくいノーマルタイプにして、高耐久&ミルクのみ持ちでなかなか突破しにくく、
オス比率の高い御三家を筆頭に手持ちをオスで固めているとメロメロが刺さりまくり、行動すらまともに取れない。
極め付けは「ころがる」。倒しあぐねてモタモタしているうちにどんどん高火力になっていき、
手がつけられなくなって運悪くそのまま6タテ、なんて事が当時のキッズの間で頻発したのであった。
「すなかけ」などの補助技で立ち回る大事さを教えてくれるジムとも言える。
コガネ百貨店できんにくことワンリキーを交換してくれるNPCもいるのでうまく活用したい。
HGSSでは「まもる」の技マシンが購入できるようになった他、
この時点で高種族値のポケモンもポケウォーカー経由などで手に入るようになり、幾分かラクになった。

アニポケでもゲーム同様のころがる無双を披露し、サトシのポケモンを初戦で3タテした。同情。
ちなみに何故か毒タイプのニドリーナを次鋒に据えている。

アカマツ

初登場作品 スカーレット・バイオレットDLC「藍の円盤」
ポジション ブルベリーグ四天王
得意タイプ ほのお
名前の由来 赤松

ブルーベリー学園1年生で、タチワキシティ出身。ブルベリーグ5位。サバンナスクエアを任される四天王の一人。
コック服と常に持ち歩いているフライパンから分かる通り料理が得意で、実家も食堂を経営しており将来は家業を継ぐ予定。
かなりの辛党で「料理は辛いか辛くないか」が信条。四天王チャレンジもアカマツが気に入る激辛サンドイッチを作るものとなっている。
性格は炎タイプトレーナーのテンプレ通りの直情熱血漢。
小難しい事を考えたり言いたい事を隠しておくのは苦手で、リーグ改革のために何かを企んでいるカキツバタには苦言を呈する事も。
またタロに相対するとうろたえたり、タロに好きな人がいるか気になっているようで…つまりはそういう事である。

四天王の末席にいる彼だが、手持ちは晴れ始動役・アタッカー・耐久サポートなどを満遍なく揃えたガチガチの晴れパ。
相性補完のナッシーや水対策のイトケの実や突撃チョッキを備えており、最弱とナメてかかればもれなくブルベリーグの洗礼を浴びる。
またリーグのルール上、主人公がチャンピオンになると彼がリーグ6位になり四天王から都落ちなのだが、
スグリの休学(後に自主的にリーグ除名)やリーグのルール見直しに伴う一時的な順位変動の停止で、四天王剥奪の危機は免れている。

アクロマ

初登場作品 ブラック2・ホワイト2
ポジション プラズマ団リーダー(BW2)
声優 東地宏樹(アニポケ)、遊佐浩二(マスターズ)、諏訪部順一(BW2スペシャルアニメ)、川島得愛(ジェネレーションズ)
名前の由来 achromatic(英語:無色の)

眼鏡をかけた男性科学者。特徴的な髪型はファンからアクロマティックヘアーと呼ばれる
「ポケモンの潜在能力」を研究しており、作中でもポケモンを活性化される道具などを開発・提供してくれる。
物腰は柔らかいが掴み所がなく、食えない性格。
その正体はNが抜けた後のプラズマ団の新たな表向きのリーダーで、本人もゲーチスとは旧知の仲。
自身の研究のためならば悪の組織に加担したり、研究を兵器転用する事も厭わず、
それで世界が崩壊する事も構わないと言い切るマッドサイエンティストだが、
その行動理念は純粋に研究結果だけを追い求めるもので、それを満たせれば別に協力先はプラズマ団でなくともよかったとも語る。
またゲーチス個人は嫌っており、利害の一致でしか行動していなかった。

主人公と何度も戦う中、ポケモンの潜在能力を引き出すのはやはり「絆の力」であると納得し、プラズマ団の解散を宣言。
その後は廃棄されたプラズマフリゲートを貰い受け、その中で主人公と1日1回戦うことができる。
この時の手持ちは輝石レアコイル、鉢巻メタグロス、珠ウォッシュロトム…など、フルメンバーかつ道具まで含めてガチパ
道具で潜在能力を引き出す彼らしいと言えるが、従来のネームドトレーナーと比べても気合の入り方が違う。

サン・ムーンにも少しイメチェンして登場。腕についている計算機のようなものを常に操作している。
殿堂入り後にはゲノセクトのカセット4種をくれる他、バトルツリーにも登場する。
USUMではネクロズマを制御するためのマシンを勝手に改造し、ネクロプラスソル/ネクロプラスルナにして主人公に渡す。
どうやら過去作でキュレムを合体させたノウハウが取り入れられているらしい。
エピソードRRでは別世界から来た人間を元の世界に戻す装置「アクロママシーン1102号」を開発。
サカキが呼び寄せた様々なボス達を送り返して回った。
また別世界線のゲーチスとも対面しており、彼を「野心に見合った実力を持つ恐ろしい人物」と評している。

アニポケではプラズマ団がNを呼び戻そうとしているのもあり、一介の科学者として登場。ゲームとは違いプラズマ団には忠実に従っている。
実験体のポケモンを「有機素材」、実験に合わないポケモンを「不適合な連中」と呼び、
ポケモンを電波でコントロールするマシンで人々を襲わせるなど、原作よりマッド度が上がっている。
コントロールマシンはサトシ達多くのトレーナーの手持ちだけでなくレシラムも不完全ながら操ってみせ、完成度はかなり高い。
最後は落ち込みながら国際警察に逮捕されたが、次はポケモンと会話できる装置を作ろうとしてすぐに立ち直った。
全く懲りていないようである。

アザミ

初登場作品 エメラルド
ポジション フロンティアブレーン
声優 田中敦子(アニポケ)、所河ひとみ(マスターズ)
名前の由来

バトルフロンティアの施設「バトルチューブ」のフロンティアブレーン。「チューブクイーン」の肩書きを持つ。
ハブネークをモチーフとした施設の長だけあり彼女の見た目もハブネークのような色合いで、
銀シンボル・金シンボル共に先発にハブネークを繰り出してくる。
その他のポケモンも手足のないニョロニョロしたポケモンで構成されており、持久戦・耐久戦を仕掛けてくる。
クールで口数が少ないが負けると悔しさを露わにし、2戦目ではかなり荒々しい部分が出てくるようになる。
ORASにはハブネークを所持しているこわいおねえさんがおり、専用グラフィックこそないが彼女と思われる。

アニポケでは上記の荒々しい部分はなりを潜め、クールビューティーなお姉さんとして登場。
耐久戦を得意とする原作と違い戦法は攻撃ばかり使っていた。
ちなみに糸目が好きなようで、自宅にはカビゴンヒノアラシなど糸目のポケモンばかりを飼っており、
糸目のタケシからのアプローチにも珍しく赤面しまんざらでもない様子を見せていた。

アズサ

「ポケモンボックス ルビー・サファイア」で初登場。ポケモンボックスの管理人であり、ソフトの進行役を務める。
「ルビー・サファイア」本編に登場する預かりシステムの管理人のマユミは彼女の妹にあたる。

3DSの「ポケモンバンク」でも管理人として再登場。髪形や服装もリニューアルされた。
Switchの「ポケモンHOME」では、ダイオーキドなる謎の人物にその役割を譲ることとなった。

アスナ

初登場作品 ルビー・サファイア
ポジション フエンタウンジムリーダー
得意タイプ ほのお
キャッチコピー やけど しそうな じょうねつの ひと
声優 夏樹リオ(アニポケ)、社本悠(マスターズ)
名前の由来 翌檜(あすなろ)

まだジムリーダーに赴任したばかりの女性。
あえて堅苦しい言葉を喋ろうするなど、ジムリーダーらしい威厳を出そうとあれこれ考えているが、
主人公との戦闘では慣れない喋りにしどろもどろし、結局元の女の子らしい喋り方に戻している。
一日の疲れを取るために温泉に入っている。温泉街のジムリーダーらしい。
また祖父が元四天王だったそうだが、どこの地方の四天王だったのかは語られていない。

切り札のコータスはじめ多くのポケモンがオーバーヒートを持っており、火力は4つ目のジムの時点ではかなりの脅威。
幸い手持ちの素早さは全体的に高くないので、速攻を心掛けたい。

アニポケではコータスの他マグとメグというNNのマグマッグを連れている。マグの方は後にマグカルゴに進化した。
ちなみにアスナの祖父も姿を見せている。

アセロラ

初登場作品 サン・ムーン
ポジション ウラウラ島キャプテン、アローラ地方ポケモンリーグ四天王
得意タイプ ゴースト
キャッチコピー 古代のプリンセス(自称)
声優 諸星すみれ(アニポケ)、三上枝織(マスターズ)
名前の由来 アセロラ

古代アローラ王朝の末裔。腕には王朝の遺産と思われる金の腕輪を身につけ、継ぎ接ぎのようなデザインのドレスを着ている。
かなり幼く、年相応の無邪気さを多分に持つ女の子。
明言はされていないが両親は既に亡くなっていると思われ、ウラウラ島にある孤児施設・エーテルハウスに住んでいる。
無邪気さゆえか近寄りがたい雰囲気のクチナシにも屈託なく対応する。スカル団を見張らなかった彼に怒る場面も。
可愛らしい彼女が課すゴーストの試練は作中でもトップクラスのトラウマイベントとしても有名。
ポケモンリーグ発足後はククイ博士に声をかけられていたクチナシが辞退したため、彼女が代わりに四天王になった。

アニポケではキャプテンではなく一般人として登場。エーテルハウスではなく図書館に住んでおり、こちらでもクチナシとは近しい間柄。
霊感が高く、ゴーストタイプのポケモンとある程度の意思疎通が取れる。
彼女が連れているミミッキュは実体ではなく幽霊で、浮遊している、物を一切すり抜けてしまう他、
ロトム図鑑がデータを取ろうとすると不具合を起こしてしまうなど謎に満ちた存在。
その他にもかつてヌシ個体だったゲンガー(古代に封印され「欲しがりラプー」という昔話で伝承されていた)も捕獲。
アローラリーグにもそのゲンガーを伴って参戦するが、1回戦でカキと対峙し敗れた。

アダン

初登場作品 エメラルド
ポジション ルネシティジムリーダー
得意タイプ みず
キャッチコピー みずも したたる ジムリーダー
声優 速水奨(アニポケ)
名前の由来 不明

「エメラルド」におけるルネシティジムリーダー。英語混じりの喋り方が特徴。
ミクリの師匠にあたり、ミクリがチャンピオンになるにあたってジムリーダーに復帰したという経緯がある。
青いコートと白髪混じりのオールバック、おヒゲが特徴な何ともダンディな人物。女性からの支持が特に厚い。
アダンとの勝負に勝つと服を貸そうとしてくる。Em版だけでなくBW2のPWTで勝った時も貸そうとしてくる。

ORASには登場しないが、ミクリやルチアがアダンの事を語る一節もあり、ちゃんと存在してる事が分かる。

アデク

『頼む・・・ このワシを ネタにする・・・ それだけは しないでくれ・・・!』

初登場作品 ブラック・ホワイト
ポジション イッシュ地方ポケモンリーグチャンピオン(BW1)
声優 石塚運昇(アニポケ)、てらそままさき(マスターズ)
名前の由来 アデク

イッシュ地方のチャンピオン。壮年の男性で、シリーズ通してもチャンピオンとしては最高齢。
かつてのパートナーを病気で失い、弔いのため各地を放浪し、「強さと命は不変ではない」事を多くの人に伝えている。
人道的にも成熟しきった人物で、ハチクやレンブなど多くの人物からも尊敬されており、チェレンの人格形成にも大きく影響を与えた。
首から数珠のようにモンスターボールを7個以上下げているが、
これはパソコンの使い方が分からずポケモン預かりシステムが使えないから、という裏設定がある。
流石に戦闘でポケモンを7匹以上繰り出してくる事はないので安心されたし。

パーティーは全てイッシュのポケモンで組まれ、うち三匹が虫ポケモン。切り札も虫ポケのウルガモス(しかも600族ではない)。
チャンピオンが一応のストーリー上のラスボスを務めるのが大半のポケモンにおいて、BWは例外的にゲーチスがその役割を担っており、
BW2ではチャンピオンの座をアイリスに明け渡している。
このためシリーズ初のラスボス経験のないチャンピオンとなってしまった。(後にオモダカも該当)
BW1では物語終盤でNにあっさり負けてしまい、プラズマ団の暴挙をチェレンに介抱されながら見ていることしか出来なかったなど、
作中描写においてもやや不遇である。

上記の通りBW2時代にはチャンピオンを引退し、サンギタウンに小さな寺子屋塾を開設して暮らしている。孫のバンジロウも初登場した。
同作のPWTでは手持ちが四天王の使っていたポケモンに変わり、チャンピオンズリーグでも最強クラスの壁になっている。

アニポケにも登場。250kgのギガイアスを持ち上げるというスーパーマサラ人も真っ青の事をしでかしている。
年も行っているはずだがジョーイやジュンサー、果てはシロナまでもナンパする好色ぶりも見せた。老いてなお逞しい。
新無印編でもチャンピオンの座をアイリスに譲っており、シロナとのバトルを観客として見届けていた。
演じる石塚氏が既に亡くなったためかこの時台詞は一切発さず、代役もあてがわれなかった。

アテナ

初登場作品 ハートゴールド・ソウルシルバー
ポジション ロケット団幹部
声優 鶏冠井美智子(マスターズ)
名前の由来 アテナロケット

HGSSで新たに登場したロケット団幹部。幹部の中では紅一点。
ロケット団アジトとラジオ塔とで2回戦うが、そのどちらでも才能ある主人公をロケット団に勧誘してくる。

アポロ

初登場作品 ハートゴールド・ソウルシルバー
ポジション ロケット団幹部
声優 高橋孝治(マスターズ)
名前の由来 アポロ宇宙船

HGSSで新たに登場したロケット団幹部にして、サカキがいなくなった現ロケット団残党のリーダー格。白い団服を着こなす。
ラジオ塔をジャックしてサカキに向け決起を知らせる電波を流し、ロケット団の完全復活を企んでいた。

実質サカキの後釜という立ち位置でありながら戦えるのはラジオ塔での1戦のみで、USUMにも登場しないなどやや不遇であったが、
LPLEではロケット団最高幹部として、念願のサカキの懐刀としての登場を果たす。
ムサシ・コジロウからは良く思われていなかった。
服装も黒い団服を基調に改造された制服を着ているが、出現ポケモンにカントー縛りがある本作では前作切り札のヘルガーは所持していない。
ロケット団解散後もアジトに残っており、
殿堂入り後に戦った後はいずれロケット団を復興させる事(HGSS時代の伏線)を誓い、姿を消した。
また、明言はされていないがFRLGのナナシマのロケット団倉庫で戦えるロケット団幹部は彼と手持ちが似通っており、
名前こそ付いてないが後のアポロだと思われる。

アララギ博士

初登場作品 ブラック・ホワイト
ポジション ポケモン博士
声優 進藤尚美(アニポケ)
名前の由来 アララギ(イチイの別名)

カノコタウンに研究所を構える博士。「ポケモンの起源」を主に研究している。
ゲームでは初の女性博士。「ハーイ!」が口癖で明るくはつらつとした性格で、まだ若く研究者としては駆け出しの部類らしい。
ライブキャスターの会話で最後まで要件を言わずに切ってしまうなどやや大雑把な部分もあり。
マコモとは大学時代からの旧友で、BW2主人公の母親とも知り合いにあたる。

彼女の父親もまた研究者で、ポケモンと並行して考古学を研究しており、伝説のポケモンの謎も追い求めている。
彼もまたアララギ博士な訳だが、表記が一緒だとややこしいのでテキスト上は「アララギパパ」と書かれる。
BW・BW2共にポケモン図鑑を全国図鑑にバージョンアップしてくれるのは彼の役目。

アニポケにも登場。シャレなのか「あらら」が口癖。
シューティーにはツタージャを、サトシにはミジュマルを託した。

アロエ

初登場作品 ブラック・ホワイト
ポジション シッポウシティジムリーダー
得意タイプ ノーマル
キャッチコピー ナチュラルボーン ママ
声優 田中敦子(アニポケ)、高宮彩織(ジェネレーションズ)、高橋里枝(マスターズ)
名前の由来 アロエ

緑の盛り上がったドレッドヘアに褐色肌が特徴の女性。
エプロン姿で姉御肌の思い切りのよい性格はまさに「肝っ玉母ちゃん」という印象を周囲に与える。
ジムリーダーの傍ら、シッポウ博物館の館長もつとめる。夫のキダチも博物館職員。
幼い頃からホネの魅力に惹かれたことが博物館長になるきっかけだったという。
考古学者のシロナの事は年下ながら尊敬しており、サザナミシティのカトレアの別荘ではよく古代のポケモン談義をしているとの事。
ちなみにそのシロナを呼び捨てにする現時点でポケモン作中唯一の人物である。仲の良さは相当と言える。

BWの2年後であるBW2では、博物館の仕事が多忙になったのを理由にジムリーダーを辞任。
ノーマルタイプのジムリーダーはチェレンに受け継がれたが、アロエとはPWTで戦うこともある。

アニポケでも豪快な性格は健在。ドン・ジョージからは「アロエのおっかあ」と呼ばれていた。
ジム戦に辿り着くためには彼女が勧める本をまず読むことが条件となるが、
ここで素直にその本を読まず自分の好きな本や分厚くない本を読んで済ますトレーナーも多く、ジム戦に辿り着けない者もいるとか。
相手のポケモンのコンディションが良好なタイミングを見計らって「ほえる」で控えと交代し、
そこからミルホッグの「くろいまなざし」で交代を縛り相手に心理的揺さぶりをかける戦法を得意としている。

アンズ

初登場作品 金・銀
ポジション セキチクシティジムリーダー
得意タイプ どく
キャッチコピー どくの ことなら なんでも ござれ
声優 杉山里穂(マスターズ)
名前の由来

赤・緑時代のセキチクジムリーダー、キョウの娘。金銀時に四天王に昇格した父の後任を務める。
父に強い尊敬を寄せ、自信も忍者装束に身を固める自称くノ一。更には使用タイプ・キャッチコピーまで父と同じである。
ハヤトとはどちらの父が凄いか言い争いになるとの事。
赤緑時代は設定がなかったのか登場しなかったが、FRLGにはアンズと思われるミニスカートが登場する。

金銀時代のセキチクジムはなんと全てのトレーナーがアンズ!…ではなく本物を除いて全トレーナーがアンズの変装をしている。

上記の通り初代の頃には設定自体なかったためかアニポケ未登場。

イズミ

初登場作品 ルビー・サファイア
ポジション アクア団幹部
声優 津田匠子(アニポケ)、本田貴子(ジェネレーションズ)
名前の由来

アクア団の女幹部。
マグマ団・アクア団幹部はリメイクに伴いデザインや性格が大きく変わっているが、
彼女はリメイク前からウェーブ髪に肌色面積の目立つ大胆な制服を着ており、セクシーめ路線はリメイク前から持っていた。

リメイクに伴い褐色肌・黒髪のストレートパーマ・ウェットスーツのような服装に変化。
口調は荒っぽいが裏表のない態度と謝る所は謝る性格のよさゆえ団員からも慕われている。
アオギリは上司というより志を共にする仲間として見ており、重要な局面では彼を呼び捨てにする事も。
アクア団の「目的達成のためなら自分の命も顧みない」気風にも危なさを覚えているなど割合常識人。
元デボンコーポレーション社員で、社員時代の知識を活かし様々な研究・開発を行っている。
カイオーガを研究する中で、その力は人間の手に負える存在ではないことを悟り、
復活をやめるよう説得するものの結局カイオーガは復活してしまうのだった。

アニポケではAG時代に登場。
マグマ団の動向を監視しており、えんとつ山でのマグマ団の作戦を妨害、天気研究所から古代ポケモンの資料を盗み出す、
ストーリー後半ではマグマ団基地に捕らえられていたカイオーガを逃がし、アオギリの制御下に置くなど様々な活躍を見せる。
しかしグラードンとカイオーガの衝突には対処ができず、ただ見ているだけしか出来なかった。
事件後、アクア団は解散し、イズミの動向も不明。

イツキ

初登場作品 金・銀
ポジション カントー地方ポケモンリーグ四天王(金銀ク/HGSS)
得意タイプ エスパー
声優 野島裕史(マスターズ)
名前の由来 斎槻(いつき)。神聖なの木のこと

目元を隠す仮面が特徴の男性。素顔は不明。
超能力の才能を持ち、世界中を旅しながら修行を続け、四天王にまで登り詰めた努力の人。
華奢な体型で女性に間違えられやすく、
マスターズでは他の女性キャラのモデルとウエスト~ヒップラインがほぼ同じで更に紛らわしい事になった。

アニポケにも未登場で、いまいちキャラの掘り下げがまだ途上なキャラと言える。

イブキ

初登場作品 金・銀
ポジション フスベシティジムリーダー
得意タイプ ドラゴン
キャッチコピー せいなる ドラゴンポケモン つかい
声優 三田ゆう子(アニポケ)、河村螢(マスターズ)
名前の由来 伊吹

竜の穴がある由緒正しいドラゴンの町、フスベシティにジムを構えるジムリーダー。
同じドラゴン使いのワタルは従兄弟関係にして兄弟子にあたる。
付近に氷の抜け道があるのでそこの氷タイプを連れてくるのがジム攻略に手っ取り早いが、それはジム道中の話。
イブキ本人の切り札は氷等倍のキングドラであり、抜群を付ける相手はごく限られる。苦戦は必須であろう。

苦戦した先に勝利してもイブキはバッジを渡してくれず、りゅうのあなで試練に合格してようやくその強さを認めてくれる。
以上の通り堂々とした振舞いに対しかなりの負けず嫌い…というか負けを認めたくない性格であり、竜の穴の長老にはその点を諫められる一幕も。
とは言え主人公を認めた後はちゃんと謝っているので、底意地が悪いのではなく単に意地っ張りな点が強いだけであるのが分かる。
それどころかその後は事あるごとに主人公のことを気にかけてくれたり、HGSSではツンデレのような態度を見せることも。

水色の髪とボディコンのようなぴっちりスーツ、そしてワタルに倣ってかマントを羽織るという独特のファッションが特徴。
この服装が作中でとにかくネタにされる事が多く、
HGSSライバルからは「おかしな恰好のやつ」呼ばわり、エリカとミカンの会話の中では「恥ずかしい」と言われ、
ポケモンマスターズでも事あるごとに変な恰好扱いされたり、とやたら服装が変なことばかり話題になる。
ジョウトはともかくセクシー衣装や半裸みたいな恰好の他のジムリーダーもいるパシオですらこの扱いなのは正直どうなのか

アニポケでは上記の負けず嫌いな部分は抑えられ、良識ある大人として登場。
金銀編だけでなくBW編にも登場。色違いのクリムガンを捕まえたり、アイリスとバトルを繰り広げた。
ちなみにBW編の時には生身で怒ったドラゴンポケモンを抑えにかかる場面もあった。スーパーフスベ人といったところか。

イリマ

初登場作品 サン・ムーン
ポジション メレメレ島キャプテン
得意タイプ ノーマル
声優 千葉雄大(アニポケ)
名前の由来 ʻilima(ハワイ語で、キンゴジカ属の植物の一種)

メレメレ島では唯一のキャプテン。ハウオリシティの豪邸に住むおぼっちゃま。
同シティ郊外にあるトレーナーズスクールの卒業生でもあり、生徒たちの憧れの的でもある。
幼い頃は舞台女優だった母と共に各地を旅していたらしく、
母の姿を見て「何かに打ち込む姿は心を打つ」と考えるようになり、キャプテンの務めを一生懸命果たしている。
イリマ自身もカロス地方に留学経験があり、ミアレガレットが好物。
USUMでは自分の部屋からきんのたまを盗んだスリーパーを捕まえる推理ショーのイベントが追加され、
解決に協力してくれた主人公に磨き上げたでかいきんのたまをくれる。きんのたまおぼっちゃんといった所か

アニポケではキャプテンの役目はハラに譲ったが、後々登場。元護星天使俳優の千葉氏が声をあてる。
ポケモンスクールを飛び級で卒業し、数々の伝説を残している優秀な人物。カロス地方の留学時にカロスリーグに挑んだ事もある。
相棒のイーブイを進化させないまま強くするという信念を持っており、同じくピカチュウを進化させないサトシはこの点で共感している。
アローラにはポケピンポンへの出場のために一時帰郷し、その後再びカロス地方へ旅立ってしまう。
その後アローラリーグにも参戦。決勝戦1回戦ではグズマと対戦し、ガルーラをメガシンカさせて挑むが
グズマがハッサムを親ガルーラの攻撃射線上に子供が来るように立ち回ったことで攻撃が鈍り、そのまま押し切られ敗退した。

ヴィオ

初登場作品 ブラック・ホワイト
ポジション プラズマ団七賢人
得意タイプ こおり
声優 志村知幸(ジェネレーションズ)
名前の由来 violet(フランス語で菫色)

プラズマ団七賢人の一人。ゲーチス以外では唯一大きな出番・立ち絵が用意されている七賢人でもある。
本編での出番は他の七賢人とまとめて主人公にかかろうとした場面。しかしジムリーダー達の加勢で不利に陥る。
プラズマ団の敗北後は寒がりにもかかわらず冷凍コンテナに隠れ、他の団員と身を寄せ合って寒さをしのいでいた。
寒さが苦しくてもそれが生きる実感を与えてくれる、とも語っており他の団員から呆れられていた。

BW2では完全なゲーチスシンパと化し、彼の世界征服の野望に加担する。
上記の冷凍コンテナでの出来事がきっかけか厚着で行動しており、手持ちも氷タイプで固めている。
エンディング後にはサザナミタウンに登場し、主人公に海底洞窟の古代文字を解読できるようになる書物を渡す。
何故か海底洞窟の謎を探ろうとしていたらしく、最深部まで辿り着いた主人公にはおおきなしんじゅをくれる。

ウィロー博士

ポケモンGOに登場する博士。オーキド博士の教え子である。
「(ポケモンを)博士に送る」の博士とは彼のことを指す。
プレイヤーをサポートしてくれるが「大発見」や「スペシャルリサーチ」などの達成時に一方的に語りかけてくるのみで、
プレイヤー側が任意で話しかけることは出来ない。

ウォロ

初登場作品 LEGENDS アルセウス
ポジション イチョウ商会在籍の商人
声優 細谷佳正(マスターズ)
名前の由来
LEGENDS アルセウスに登場する人物。イチョウ商会の一員。
ストーリー中何度も主人公と邂逅し、手助けをしてくれるが…?

"ウォロ"という名は花に由来しないが、ウォロの設定資料に<パトソール制服着用ver.>と記されており、
彼の本当の名(もしくは没案での名)はパトソールではないかと言われている。
パトソール(パトソールニチニク)はロシア語でひまわりを意味する。

ウコン

初登場作品 エメラルド
ポジション フロンティアブレーン
声優 野沢那智(アニポケ)
名前の由来 ウコン

バトルフロンティアの施設「バトルパレス」のフロンティアブレーン。「パレスガーディアン」の肩書きを持つ。
長い顎鬚とどこかで見たようなデザインの刺青が特徴の異国情緒漂う老人。
厳かな雰囲気に反して意外にも元気にあふれており、施設の係員からもイメージに合わないと嘆かれている。
ポケモンが自力で戦う施設の長だけありポケモンとの絆を重んじており、手持ちを「兄弟」と呼ぶ。

アニポケでも登場。自身の手持ちのフシギバナに常に乗っている。
元気さはゲーム以上で、サトシとは「天気がいいから」とジャングルを駆け回り勝負するルールを提案し、
ジャングルを高速で移動するサトシのジュカインダーテングの戦いに息切れすら起こさずついていくなど強靭な体力を見せる。
漢方にも精通しており、ジュカインを漢方で回復させた。

ウシオ

初登場作品 ルビー・サファイア
ポジション アクア団幹部
声優 稲田徹(ジェネレーションズ)
名前の由来

アクア団の幹部。
リメイク前はホムラ同様「ウヒョヒョ」という笑い方が特徴で、上裸にジャケットを羽織った服装の筋肉質な男性だった。

しかしリメイクに伴い見た目・性格が大幅変更。多くの格闘ポケモン使いを差し置いてシリーズでも一二を争うガチムチの大男に変貌し、
カタコトを喋り「オウホウ!」「Upaaaa!」など独特な奇声を発し気合を入れる。
性格は純粋かつ素直で、自分が面白いヤツと思った人物にはとことん義理を果たす。
過去にアオギリに救われてからは彼に心酔し、「アオギリのアニィ」と呼んで忠誠を誓っており、
彼の自室にはアオギリ宛ての手紙や、「アニィスペシャルVol.7」というテープが入ったラジカセまである。
しかし「エピソードデルタ」ではアクア団の野望を手放したアオギリにショックを受け、
宇宙センターに赴き隕石の力で世界を始まりに戻そうとしたが、主人公に止められた。
要するに作中の立ち位置はORのカガリと対になっているのだが、クール美少女の対が筋肉大男とは対極すぎる気がしないでもない。

ウツギ博士

初登場作品 金・銀
ポジション ポケモン博士
声優 井上和彦(アニポケ)
名前の由来 卯木

ワカバタウンに研究所を構える博士。「ポケモンの進化」を主に研究している。
ポケモンのタマゴを発見し「ピカチュウ既に進化したポケモンである」と学会に発表、一躍有名人になった。
主人公にはジョウト御三家を託すとともに、タマゴの研究のためポケモンじいさんから預かった卵も主人公に託す。
オーキド博士を尊敬しており、彼に会った主人公を羨ましがる場面も。
慌てると冷静さを欠くようで、金銀ライバルにポケモンを盗まれた時にはひどくうろたえていた。
HGSSでは後にそのライバルが盗んだポケモンを返却しに研究所を訪れた事が助手の口から明かされる。
その際、盗まれたポケモンがライバルに懐いていたのを見て「ポケモンにとっての幸せは好きな人の側にいる事」とポケモンを正式に譲渡した。

アニポケにも登場。良くも悪くも研究熱心で、議論に白熱すると食事中にもかかわらず議論を続けたり、
研究に没頭してジョーイさんと間違えてロケット団にポケモンを渡してしまったりと色々やらかしている。
スピンオフ「ライコウ雷の伝説」にも登場しており、主人公のケンタ・マリナ・ジュンイチにジョウト御三家を託した。

ウルップ

初登場作品 X・Y
ポジション エイセツシティジムリーダー
得意タイプ こおり
キャッチコピー 熱く 厚い 堅氷
声優 大友龍三郎(アニポケ)、松田健一郎(マスターズ)
名前の由来 得撫草

白髪頭の小太りのおじさん。「あれだよ」が口癖。
奥さんと二人の子供がおり、首から下げているロケットには家族とカチコールの写真が入っている。
最初は近隣にあるポケモンの村を訪れるためにエイセツジムを留守にしており、
彼とバトルをするためには彼を追ってポケモンの村に入る必要がある。村のポケモン達にはよく懐かれている。

戦闘では特防が高く防御がからっきしのフリージオを先発に、その真逆の種族値構成を持つクレベースを切り札に繰り出す。
「氷ってのは固く、そして脆いもんだ」と本人が語る通り、上記の種族値を理解せず攻め方を間違えれば簡単には落とせない。

アニポケでもほぼ同じ設定で登場。違うのはロケットにキーストーンが入ってるとこくらい。
サトシとは2度対戦。初戦はユキノオーのゆきふらしでフィールドを有利にし、
加えてサトシに焦りがあったのも重なりサトシゲッコウガさえもクレベースを下せず、3タテ。
しかしリベンジ戦では感情を整理し、ポケモンを再び信じたサトシとゲッコウガ達の絆に押されクレベースも倒され、
切り札のユキノオーをメガシンカさせてサトシゲッコウガと対峙、熾烈な戦いの末に敗れた。

ウルトラ調査隊(ダルス、アマモ、ミリン、シオニラ、リイ)

初登場作品 ウルトラサン・ウルトラムーン
ポジション 主人公の協力者
名前の由来 ダルス甘藻ミリン塩韮

ネクロズマが住まう異世界の街「ウルトラメガロポリス」からやって来た組織。
口数の少ない男性ダルス、お転婆な女の子アマモ、大人っぽい女性の隊長秘書ミリン、隊長の中年男性シオニラがメンバー。
「ウルトラサン」では前者二人、「ウルトラムーン」では後者二人がアローラ地方に赴き、残り二人はメガロポリスで主人公を出迎える。
先人の過ちによりネクロズマによって光がもたらされなくなった世界で育ったためか、全員青白い肌をしている。
アローラ地方にやって来たのも暴走の制御が困難になりつつあるネクロズマをなんとか鎮める手段を探すためであり、
ルザミーネやアクロマと協力してウルトラボールや制御装置の開発を行っていた。
いかにも怪しい見た目だが敵意や真の目的などはなく、上記の通り純粋に異世界に救いを求めに来た善良な人々である。
彼らはポケモンバトルどころかポケモンを個人で所有する文化も持たないが、
異文化に積極的に交流しようとする姿勢からか主人公に勝負を仕掛けたり、ぎこちないながらもアローラ流挨拶を行う場面もある。

ポケモンGOには「GOウルトラ調査隊」のメンバーを名乗るリイが登場。こちらはウツロイドを追ってGO世界にやって来た。
制服や肌色はほぼ同じだが、このGOウルトラ調査隊がシオニラ達ウルトラ調査隊と同じ組織なのかは今のところ不明。

AZ

初登場作品 X・Y
声優 土師孝也(ジェネレーションズ)
名前の由来 アルファベットの最初と最後

物語中盤頃からたびたび主人公の前に現れる謎の人物。「アズ」ではなく「エーゼット」と読む。
3メートルは越えると思われる異様な長身と、浮浪者のようなボロボロの服が異彩を放つ。
カロス地方の各地をあてもなく放浪しており、カロス地方中の様々な場所で彼の目撃情報が語られる。
「3000年前にカロス地方を治めていた王と同じ名前」とフラダリは語るが…?

+ 以下、XY本編のネタバレ
その正体は前述の「3000年前にカロスを治めていた王」本人であり、セキタイタウンに封じられていた最終兵器を製作した張本人
最終兵器の影響により長命の肉体(不死ではないらしい)と化していた。

3000年前、AZは一匹のフラエッテを愛していた。
しかし当時のカロス地方で戦争が勃発。人もポケモンも多くが戦争に駆り出され、フラエッテも徴兵されてしまう。
そしてフラエッテは命を落とし、悲しみに暮れたAZは「ポケモンを生き返らせるキカイ」を作り、フラエッテを蘇生させた。
だがそれでもAZの悲しみは癒えず、悲しみはやがて怒りに変わり、フラエッテを傷つけた世界そのものに憎しみを抱くようになり
前述のキカイを「最終兵器」に作り替え発動、全てを滅ぼして戦争を終結させた。
しかしフラエッテは自分を蘇らせたキカイ=最終兵器のエネルギー源が他のポケモンの命だと知り、
兵器を発動させる事に何の躊躇も見せなかったAZに悲しみを覚え、彼の元を去る。
前述の通り兵器の副作用で長命の肉体と化したAZは、3000年もの間フラエッテを探し続け、カロス地方を放浪していたのであった。

現代においてはその昔話を知ったフラダリにより捕らえられ、最終兵器発動のための鍵を奪われてしまうも、主人公たちに助けられた。
そして殿堂入り後の凱旋パレードの最中に「トレーナーとは何か知りたい」と語り、主人公に勝負を仕掛けてくる。
戦いの中でかつて自分を支配していた悲しみと決別し、ポケモンを純粋に愛する心を取り戻したAZの前に、
彼の元を去ったフラエッテが再び舞い降り、3000年という長い時を経て彼らは再会し「XY」の物語は幕を閉じた。

ちなみに上記のフラエッテは最終兵器の影響か普通の個体と違い、「えいえんのはな」と呼ばれる禍々しい花を持っている。
余談だがXYのデータ内部にはこのフラエッテの対戦上の没データも存在しており、
フラージェスに進化できない、かつ種族値も個別に設定されておりCS値はフラエッテどころかフラージェスすら上回る
更には「はめつのひかり」という専用技まで持つ特殊個体だった。
しかし公式手段では一切使う方法がないまま第6世代は終焉し、その存在はお蔵入りになってしまっている。

N

初登場作品 ブラック・ホワイト
ポジション プラズマ団の王
キャッチコピー ポケモンの子
声優 中村悠一(アニポケ)、緑川光(マスターズ)、神谷浩史(BW2スペシャルムービー)
石田彰(ジェネレーションズ)、松岡禎丞(エボリューションズ)
名前の由来 本名のイニシャル1文字目。自然数を表す記号?

本名「ナチュラル・ハルモニア・グロピウス」。不思議な雰囲気をまとった緑髪の青年。
頭の回転が速く特に数学を得意とし、観覧車などの幾何学模様をしている物が好き。
ゲーチスをはじめとした七賢人に擁立されたプラズマ団の王で、
ポケモンを「トモダチ」と呼び、プラズマ団の教義たる「人間の手からポケモンを解放する」ために行動をする。
その為に現イッシュチャンピオンのアデクを下し、更にイッシュ建国伝説に伝わる伝説のポケモンを捕まえ、
「英雄」の威光でもって人々に自主的にポケモンを解放させる事を最終目的としていた。

ゲーチス達より、人間はポケモンを虐げる悪の存在だと教えられて育ってきたNだったが、
主人公をはじめ人とポケモンが絆を結ぶ様を見て考えが揺らいでいき、答えを確かめるように何度も主人公に勝負を挑んでくる。
遂にはN同様伝説のポケモンに認められた主人公と対決し、どちらが真の英雄かをかけて対決するも、敗北。
そして本性を現したゲーチスにより、自身が彼の野望達成のための手駒にされていた衝撃の事実を知る。
自身の考えが間違いだと知ったNは主人公にサヨナラを告げ、いずこかへと消えていった。

BW2では分裂したプラズマ団のうち、自身に賛同する者たちを集め、ゲーチスの野望を阻止すべく舞台裏で行動を始める。
直接姿を見せるのはジャイアントホールでのゲーチスとの決戦場面。
BW1で仲間にした伝説ポケモンを引き連れるが、キュレムに吸収されてしまう憂き目に遭う。
また同作では前作でNが連れていた様々なポケモンを野生で捕獲する事が可能で、
このポケモン達は全て親がN、レベル・性格・特性・性別が全て固定、個体値30という良個体。
そのままバトルに転用したり高個体値を粘る親にしたりと、多くの廃人たちから有難がられた。

彼のプラズマ団時代の人格形成を知る上で欠かせないのが、BW1終盤で訪れることができる「Nの部屋」である。
明らかに青年の部屋とは思えない幼児向けの玩具だらけの部屋で、
バスケットゴールに鉄道模型が投げ込まれているなど用途を逸脱した遊ばれ方をした玩具が乱雑に散らかっている。
そして窓が付いておらず、テレビなどの外界の情報を得るものが一切置かれていない
極めつけはポップな見た目とミスマッチな不穏なBGM
彼がどのような人間だったか如何様にも読み取れる部屋だが、あまりの不気味さにトラウマになったプレイヤーが続出した。
BW2時代には何度も訪れる事ができるが、部屋が薄暗くなっていたりBGMが更に不穏になっていたりとホラー感を増している。
世界を知ったN本人にとっても何度も見たくないものらしく、再度入ろうとするとNに怒られてしまう。

アニポケにも登場。
BW編におけるキーマンなのは変わらないがプラズマ団の手を離れて一人旅をしており、ゲーチスが血眼でNの所在を探していた。
プラズマ団の暗躍により自身の身とライトストーンを委ねてしまい、レシラムの復活を許してしまうが、
サトシ達の活躍によりプラズマ団の野望は潰え、「理想と真実」を追求する旅に出た。
ポケモンがポケモン独自の言葉を喋る事を美点と捉えているため、ロケット団のニャースが人間の言葉を喋る事に難色を示す場面もあった。

エリカ

初登場作品 赤・緑
ポジション タマムシシティジムリーダー
得意タイプ くさ
キャッチコピー しぜんを あいする おじょうさま
声優 氷上恭子(アニポケ)、茅野愛衣(マスターズ)
名前の由来 エリカ属

ゲームでは4番目のジムに所属。
お嬢様のような性格とゆったりとした話し方で、よく居眠りをしているらしく、勝負の前にも寝そうになるとか。
趣味は生け花で、ジムのトレーナーたちを交えて生け花教室をよく開催する。
そのタマムシジムはジムトレーナーも含め全員が女性。いつもは入ってすぐにいるアドバイザーの男性もジム外にいる徹底ぶりである。
弱点の多い草タイプという事もあり突破は難しくない。状態異常にだけは注意したい所。

ゲームなどの様々な媒体を通して常に丈の長い和服と黒髪ボブにカチューシャ、と見た目の変化が特に少ないジムリーダーである。
だが数少ない例外がアニポケ。ここでは青髪になっている他勝負時にはワンピースに着替える。
性格もやや強気で、香水をバカにしたサトシに怒りジムを締め出している。ゲームのエリカしか知らない人には衝撃かもしれない。
もっとも、初期のサトシはバトルに連勝するとすぐ天狗になってしまう自信過剰な点や相手への敬意が足りない点も多く、
エリカほどの人物を怒らせてしまうのも納得と言える。
結局サトシは女装してジムに立ち入らざるを得なくなり(サトシの女装回はその後も度々あるが、これが元祖)、
何とかバトルまでこぎ着けたものの、ロケット団の介入によりジムは火災に。
中に取り残されたクサイハナをサトシが身を呈して救ったのに感銘を受け、勝負の決着無しにバッジを渡した。
新無印編でも再登場したが、この頃は見た目・性格ともどもゲーム準拠になっていた。ちなみに声優も当時と同じである。

オーキド博士

初登場作品 赤・緑
ポジション ポケモン博士
声優 石塚運昇→堀内賢雄(アニポケ)、緒方賢一(マスターズ)、森功至(ORIGIN)、若林正(W Professors)、園部啓一(エボリューションズ)
名前の由来 Orchid(英語で)

本名「オーキド・ユキナリ」。(初代の攻略本には既に記載されていた公式設定)
シリーズおなじみの名物博士であり、初代や金銀プレイヤーが最初に見ることになる人物でもある。

マサラタウンに研究所を構え、日夜ポケモン研究に明け暮れる人物。グリーン(初代ライバル)の祖父。
若い頃はポケモン図鑑完成の夢を抱き旅をしていたが、老いには勝てずトレーナーを引退して研究に専念、
図鑑完成の夢を主人公や自身の孫たちに託す。
キクコ曰く「昔は強くていいおとこだった」そうで、現役時代はトレーナーとしても一定以上の腕があったものと思われる。
「ポケモンは全部で150匹いる」という彼の発表論文に対し、後年その何倍もの数の新種が発見されまくっている事がたまにネタにされるが、
ポケモン研究の第一人者という偉業の素晴らしい事には変わらず、カントー地方内外を問わず彼を慕う研究者・一般人は多い。
「みんなからはポケモン博士と慕われておるよ」という本人の弁に偽りはない。
また、ポケモンをタイプによって分類する方法を提唱したのも彼である。フェリーは見抜けなかったようだけど。

研究の為に隣のジョウト地方や、遠く北国のシンオウ地方にも顔を出している。
アローラ地方にも日焼けしてラフな格好で登場…と思いきや、こちらは彼のいとこの「ナリヤ・オーキド」氏である。
ポケモンHOMEにはダイオーキドなる人物も登場するが、彼との関連性は不明。

アニメにも準レギュラーとして登場。
映画「セレビィ 時を超えた遭遇」では少年時代の彼が登場する。こちらの声優は戸田恵子氏。
本編の最後に「オーキド博士のポケモン講座」などのミニコーナーを設けて出演しており、毎週体当たりでポケモンを紹介し、
時に洒落にならないダメージを受けながらも次の週にはピンピンして別のポケモンを紹介しているタフネスぶりを発揮している。
彼も大概スーパーマサラ人という事だろうか。ラムパルドのページでは神ではないかという仮説まで飛び出している。
またコーナーの最後で川柳を読み上げることから、ヒカリには最初は「川柳の人」と認識されており、
彼の先輩であるナナカマド博士には「川柳ばかり詠んでないで本業の研究にもっと取り組むように」と怒られたこともあった。
更には「Let's Go! ピカチュウ・イーブイ」で川柳を読むシーンがあるなど、川柳キャラがゲームに逆輸入された事も。
ちなみに石塚運昇氏自ら、初期にはオーキド博士に扮し子供たちと一緒に「ひゃくごじゅういち」を番組で歌ったり、
イベントに登壇したこともあった。古参トレーナーなら見た事があるかもしれない。

オーバ

初登場作品 ダイヤモンド・パール
ポジション シンオウ地方ポケモンリーグ四天王
得意タイプ ほのお
声優 奈良徹(アニポケ)、鈴木達央(マスターズ)
名前の由来 大葉

赤いアフロが嫌でも目を引く男性。友達想いの熱血漢。
ほのおタイプの使い手だが、シンオウ地方はほのおタイプが極端に少ないため、手持ちにほのおタイプは2しかいない。
残りの手持ち3匹に全員炎技を覚えさせて代用している姿はさながら初代四天王のキクコやワタルのよう。
同じくでんきポケ使いのクセにでんきタイプの手持ちが少ない(ダイパ時)デンジとは友達。
見た目、自由人な性格、「アフロからポケモンがでてきたら~」とアフロの話題を話してくる等でデンジと共に独特な空気を醸し出している。
プラチナでは出現ポケモンが増えたおかげでようやく手持ち全員を炎タイプで統一することができた。
「きみのいきおいかんじる あついきもちつたわってくる!」というラスト一匹になった時の台詞は色々と有名。

BDSPでは強化前にもかかわらずフワライドの技構成が凶悪であり、(詳細はフワライドのページを参照)
小さくなるバトンをエースに繋げられると一気に勝ちが厳しくなる。熱血漢とは思えない陰湿な立ち回りで名を馳せた。

アニメによると、年齢は少なくとも20歳以上。
そのアニポケではジムリーダーに対して四天王の出番はやたら少ない、下手したら登場しない事が通例なのだが
そんな中でオーバは8回もアニメに登場している。
ワタルを除いてここまで出番を回された四天王メンバーは異例。アニメスタッフからも愛されたアフロ男である。
DP編だけでなく新無印編にも登場。一時期はマスターズエイトにも名を連ねていたがダンデに敗北し、その後離脱してしまった。

そんな彼のファンからの愛称は「ドナルド」。言うまでもなく某ファーストフードのマスコットキャラにそっくりな点が由来。
なお、オーバ=ドナルドというネタは世界共通らしい。(左上に注目)
余談だがプラチナのバトルフロンティアには「カメラマンのドナルド」というトレーナーが存在する。

オーリム博士/フトゥー博士

それぞれ「スカーレット」「バイオレット」に登場する博士。ペパーの母親/父親。
オーリム博士は白衣の下は原始人のようなワイルドなデザインが特徴。本人も少し筋肉質である。
フトゥー博士は白衣の下は近未来SFのようなサイバースーツを着込んでいる。
現代よりも古代/未来のポケモンに魅了されており、ポケモンが過去/未来にどのような姿・生態であったか/至るのかへの興味が尽きない。

パルデアの大穴内を調査する研究チームに参加し、大穴の中「エリアゼロ」に纏わる伝承や、そこに棲むポケモンを研究している。
その中でテラスタルの原理を解明し、テラスタルオーブを開発した人物としてパルデア中にはよく名が知られている。
研究チームが解散した現在も一人エリアゼロの研究室に残り研究を続けており、主人公が博士と会話するのは終盤まで通信越しでのみ。
またひょんな事から主人公と出会ったコライドン/ミライドンの本来のトレーナーでもあり、
主人公には世話をお願いしたり、力を取り戻すたびに解説してくれたりする。
ペパーとは数年も顔を合わせてなかったらしいのだが、ペパーと会話する場面があっても妙に素っ気ない対応しかしない。
親としての情が希薄なように思えるが…?

+ 以下、SV本編の重大なネタバレ
実は本編に出てくる博士は本物の博士ではなく、
彼女/彼そっくりの見た目と、その知識・思考パターンを与えられた人工知能「オーリムAI/フトゥーAI」である。
本物の博士は本編開始前の研究中の事故(主人公に与えられたコライドン/ミライドンを庇った)によって既に故人となっていた
ペパーに対して冷たい態度を取っていたのはその事実を知らせたくないための行動。
本人と比べてもほぼ見分けがつかない高度な人工知能が完成できたのもエリアゼロの結晶石によるものであり、
結晶石の力から外れるエリアゼロ外でAIが活動する事も不可能であった。通信でのみ姿を現していたのもこれが理由である。

本編開始前、オーリム/フトゥー達がエリアゼロ最深部で見つけた巨大な結晶石は、
ポケモンだけでなく機械にも飛躍的な進化を及ぼす凄まじい力を秘めたものであった。
この結晶石を利用して本物のオーリム/フトゥーはタイムマシンを開発、過去/未来からパラドックスポケモンを次々と呼び寄せて
いずれパルデア地方全体を過去/未来と現在のポケモンが共存する地上の楽園にする事を夢見たのであった。
強大な力を持つパラドックスポケモンが現代のポケモンを駆逐し、環境を変えてしまう事は想像に難くないのだが、
(現にエリアゼロから脱走したイダイナキバ/テツノワダチは秘伝スパイスにありつき土震のヌシに変貌、
 周囲のポケモンどころか辺り一帯に地震を起こして環境にも影響を及ぼしていた)
博士はそれを危惧するどころか「それもまた自然の一つの形」と割り切った上でタイムマシンを稼働し続けていた。

上記のオーリム/フトゥーの考えの是非は読者に委ねる事とするが、
次第にその研究に同僚たちはついて行けなくなったのか、研究チームは離散し始める。
遂には実の配偶者までも愛想を尽かしてしまい姿を消し、博士は人手不足に直面してしまう。
しかし新たな研究員を呼び寄せても信用に足る知識を有しているとは限らない。
苦悩の果てに博士は結晶石の力を応用して自身と瓜二つのAIを開発し、共同でラボの管理を始めたのだった。

オリジナルのオーリム博士/フトゥー博士が死亡してからも過去からポケモンを呼び寄せ続けるタイムマシン。
このままではエリアゼロのバリアは破られ、パルデア中の生態系が破壊し尽くされるのは時間の問題であった。
この結末を不合理と判断したオーリムAI/フトゥーAIは、主人公達が十分な強さを獲得したタイミングでエリアゼロに来る事を依頼、
タイムマシン停止の鍵となるスカーレットブック/バイオレットブックを使うことでマシンの停止を実行せんとした。
しかしAIもまたタイムマシンの防衛システムに組み込まれており、
マシンを停止しようとすると行動・思考パターンが上書きされタイムマシンを止めようとした者に襲い掛かる仕組みになっていた。
AIはその事も織り込み済みで、主人公に自身の撃退を依頼したのであった。
作中においてもこれが物語全体の最後の敵となっており、博士にして黒幕にしてラスボスという、非常に稀有な立ち位置の人物となった。
(正確にはラスボスを務めるAIと結果として黒幕になったオリジナルの博士は別人であるが)

AIの悲願通り、主人公はAIの手持ちのパラドックスポケモン軍団に勝利。
オリジナルの博士の夢は潰えたかに思えたその時、オリジナル博士の最終防衛手段、楽園防衛プログラムが作動。
気性の荒いもう一匹のコライドン/ミライドン(「楽園の守護竜」と呼称される)をけしかけた上で
自身のID以外のモンスターボールをロックし、反抗分子を完全に潰しにかかったのだった。
もはやポケモンバトルですらない一方的な虐殺であり、是が非でもタイムマシンを止めたくない博士の妄執が主人公達に襲い掛かる。
万事休す、絶体絶命の主人公…しかし最後の希望はそのポケットの中にあった。

そう、博士のIDで捕まえていた、主人公に託されたコライドン/ミライドンである。
主人公達を救うべく、過去のトラウマを払拭したコライドン/ミライドンは見事楽園の守護竜に勝利、楽園防衛プログラムは破られた。
自身の存在が何度でもタイムマシンを復旧させている鍵になっていると気付いたAIは、
タイムマシンを止めるべく、そして夢を追う主人公達を羨み、タイムマシンで過去/未来の世界に飛ぶことを決意。
主人公達には最大限の賛辞を、特にペパーにはオリジナル博士の母/父としての愛を最期に伝え、AIは姿を消した。
AIはきっと、残された時間で過去/未来の世界で楽しく冒険している…そう信じたいものである。

オダマキ博士

初登場作品 ルビー・サファイア
ポジション ポケモン博士
声優 立木文彦(アニポケ)
名前の由来 オダマキ属

ミシロタウンに研究所を構える博士。「ポケモンの野生下での分布域」を主に研究している。
研究対象が研究対象だけに屋内よりもフィールドワークに出ている事が多く、研究所近隣の道路にいる事も多い。
白衣に短パン・サンダルと温暖なホウエン地方、かつ屋外活動をよくする事から軽装。小太りな体格。
野生ポケモンに襲われている彼を助けるために、彼のカバンからホウエン御三家を選ぶのが御三家とのファーストコンタクトとなる。
ORASでは殿堂入りをする度によその地方の御三家をくれるが、
その度に様々な理由で相変わらず逃げ回っている。逃げ惑うのが持ち芸と化してしまったようだ。

アニポケにも登場。声優が声優だがマダオキ博士とか言ってはいけない
フィールドワークの為にムロ島などにも訪れている。車のハンドルを握ると性格が変わる一面も。

オニオン

初登場作品 シールド
ポジション ラテラルスタジアムジムリーダー
得意タイプ ゴースト
キャッチコピー サイレントボーイ
声優 三浦千幸(アニポケ)、広橋涼(薄明の翼、マスターズ)
名前の由来 オニオン

「シールド」にのみ登場。「ソード」ではサイトウがラテラルスタジアムのジムリーダーを務める。
幼いながらジムリーダーの座に就く優れた才能の持ち主だが、かなり内気な性格で、人目を恐れ仮面を付けている。
口数が少なくふらふらと幽霊かゾンビのような挙動を取ることも。
リーグカードによると4歳の頃に事故に遭い、生死の境を彷徨った事がきっかけで霊感に目覚めたらしい。
レアリーグカードでは貴重な彼の素顔が拝める。

アニポケにも登場。自身のゲンガーをキョダイマックスさせたいサトシと共にダイスープの材料のダイキノコを探した。

オモダカ

初登場作品 スカーレット・バイオレット
ポジション パルデア地方ポケモンリーグ委員長、オレンジ/グレープアカデミー理事長
声優 七海ひろき(マスターズ)
名前の由来 沢瀉

落ち着き払った姿勢とボリューミーな黒髪が特徴の女性。
ポケモンリーグ委員長を務め、自身もまたチャンピオンランクのトレーナーとしてリーグの大トリに鎮座する。
チャンピオンランクの中でもその実力はずば抜けており「トップチャンピオン」と呼ばれ、
パルデア地方でチャンピオンランクを目指すトレーナーならば誰もが知る高い実力の持ち主である。
また主人公達の通うオレンジ/グレープアカデミーの理事長でもあり、アカデミーから才能ある人物が輩出される事を日々期待している。

ストーリー上のポジションはシリーズ恒例のチャンピオンにいる彼女だが、600族や御三家を使わない、弱点多数のポケモンをよく使う、
総大将持ちで切り札向きのドドゲザンではなくどちらかと言えば起点作りを得意とするキラフロルを切り札にしている…など、
レベル上げを怠っていなければ苦戦する要素はなく、前情報に反していまいち強くないというのが実情。
「チャンピオンロード」の最終戦は彼女ではなくネモ戦、更にはストーリー全体のラスボスは別にいるためだろうか。
本人曰く「バトルでは手を抜くことができない性分なため最近合格者が出てない」らしいのだが…。

また彼女の運営するパルデアリーグは人材不足なようで、四天王がポピー以外他業務も兼任している辺りにも運営事情の寒さがうかがえる。
またジムリーダーの視察の際には本人ではなく主人公に行かせた事に苦言を漏らすジムリーダーもいたりと、
末端まで信頼関係が構築されているかは疑問な描写もある。(現実でも会社あるあるだが…)

オリーヴ

初登場作品 ソード・シールド
ポジション ローズの秘書、マクロコスモス副社長
声優 湯屋敦子(アニポケ)長尾歩(薄明の翼、マスターズ)
名前の由来 オリーブ

ローズの秘書。オリー「ブ」ではなくオリー「ヴ」である。オリーヴァとも関係ない。
マクロコスモスの経営を実質担う敏腕秘書であり、クールなたたずまいの美人。
頭の切れるローズの思惑を誰よりもよく感じ取り、時に彼の手足として、時に彼のブレーキ役として仕事をこなす。

ローズの「ムゲンダイナを復活させる」計画を詳細までは知らされていなかったものの補佐し、ビートにねがいぼしを集めさせる。
中盤ではダンデとローズの対話を主人公とホップに邪魔されないためにマクロコスモスの部下をけしかけ、
自身もローズタワーの屋上で主人公を待ち受け、凄まじい剣幕で激昂し主人公にバトルを仕掛けてくる。
クールなイメージ丸つぶれの顔芸表情と、切り札がまさかのダストダス(キョダイマックス個体)に驚いたトレーナーは多かった。
ただしこれはオリーヴの独断で行ったことで、主人公たちに危害を加えるつもりまではなかったと思われる。
またブラックナイトの発生時には動揺を隠せず、一転して主人公に助けを求めていた。
ローズの逮捕後には連帯責任でマクロコスモスの副社長の座を解任、
本編クリア後は彼に代わってガラル鉱山で奉仕活動を受けており、話かけるとローズのリーグカードをくれる。
また服役中のはずのローズの目撃情報を頼りにカンムリ雪原に顔を出す事もあり、
正体がローズの弟のピオニーであったと知った時には、本人との性格の違いもあり憤慨して帰っていった。

ショートムービー「薄明の翼」5話ではゲーム中に語られなかった彼女の過去が明かされる。
元々はダイマックスの研究をしていた科学者だったが、研究成果が出ず同僚たちも離れていき、
それでも一人研究を続けていたところをローズ直々にスカウトされ秘書になった。
研究者時代は現在とは違い眼鏡をかけ色気のない服装をしていたが、この姿はこの姿でファンも多い。
散らかった研究室にはヤブクロンが居着いており、それが後の相棒のダストダスになったと思われる。
またローズに対しては淡い思いを抱いているような描写も見られ、彼女がローズに献身的に尽くす理由の片鱗も感じられる。

アニポケでも立ち位置はほぼ同じで登場。
ムゲンダイナの復活にも涼しい顔をしており、原作よりもブラックナイトの詳細については関わっているかのような点もある。
またローズの誘いを断ったサトシに対し背景に炎を燃え上がらせ原作以上の剣幕で詰め寄るシーンも。
ローズ共々自首をせず、現在はガラルで人知れずひっそりと暮らしているようだ。

オルティガ

初登場作品 スカーレット・バイオレット
ポジション スター団フェアリー組「チーム・ルクバー」ボス
得意タイプ フェアリー
名前の由来 ortiga(スペイン語でイラクサ属

ピンクを基調とした高貴な衣装を身にまとう少年。スター団ボスの中では最年少だが実力はビワの次に高い。
スター団のメカニック担当で、5台のスターモービルは全て彼が設計・開発したもの。
ややあざとい見た目だが性格はなかなか高慢なキッズで、相手を小馬鹿にする発言も目立つ。
司令官気質ではあるが頭に血が上りやすく、怒ると自ら前線に出てくる気の短さが欠点。

パルデア地方でも有名なアパレルブランドを経営する社長の息子、つまり御曹司にあたるが、
その出自と上記の性格とで多くのアカデミー生徒から嫌われ、いじめに遭っていた。
性格の未熟さをメロコに窘められた事もあったが、基本的に他のボス達からは嫌われていない。
執事にアカデミー前校長のイヌガヤがいるが、彼からも「根は優しい人物」とフォローされており、
実際に回想シーンでも他のスター団ボスやマジボスを気にかけていたり、スター団を宝物と思っていたり、
主人公に素直に負けを認め潔くボスの座を降りたりと、嫌な部分より素直さが目立つ少年である。

カエデ

初登場作品 スカーレット・バイオレット
ポジション セルクルタウンジムリーダー
得意タイプ むし
キャッチコピー お菓子の虫
名前の由来

パティスリー「ムクロジ」の店長。
おっとりとした性格で、ジム戦前にうっかりパティスリーの店長として自己紹介するなど少し天然な一面を持つ。
アカデミーから一番近いジムだけあり、
宝探しに挑む新米トレーナーのためにポケモンリーグからバトルを手加減するよう言われており、最初の攻略にはさして苦労しない。
再戦時には彼女の本気を拝むことができる。どうも普段は本気を出せないことで鬱憤が溜まっていたようだ。

カラフジムのハイダイは料理の師匠であり、カエデが悩んだ時に悩みを聞いてくれる間柄でもあるらしい。
ちなみにハイダイが持つ財布はコンパンの柄だが、おそらく彼女がプレゼントした物と思われる。

カガリ

初登場作品 ルビー・サファイア
ポジション マグマ団幹部
声優 茅原実里(マスターズ)、福圓美里(ジェネレーションズ)
名前の由来 篝火

マグマ団の女幹部。サイドスリットスカートにショートカットの女性で、「エメラルド」には登場しない。
リメイク前は目立つキャラではなかったが、ORASでデザイン・設定を大幅に盛られる事に。

そのORASでは口数が少なく寡黙で、倒置法を多用し、一人称「ボク」など喋り方からしてもはや別人。
歩きモーションもフラフラしており少し危ない人である事を多分に感じさせる。
元科学者で、自分の興味がないものには冷めている一方で自身が興味を抱いたものにはとことん関心を抱く。
同作では主人公をいたく気に入ったらしく、初対面の主人公に「ターゲットロックした」「君をずっとエクスペリメントする」など
ご褒美危ない台詞を次々に発し、ヤバイ人物であることを隠そうともしない。

一方で所持しているパソコンはマツブサの様々な写真で溢れており、マツブサもかなり危なげに愛している。
だが「エピソードデルタ」時には野望を捨て丸くなったマツブサに失望し、
半分自棄を起こして宇宙センターを襲撃、隕石の力で世界を終わらせようとする暴挙に出るものの、主人公に止められた。
…と、危ない部分は多分にありつつも基本は可愛いキャラにまとまっており、人気は高い。

カキ

初登場作品 サン・ムーン
ポジション アーカラ島キャプテン
得意タイプ ほのお
声優 石川界人(アニポケ)、大町知広(マスターズ)
名前の由来

オハナタウンに住む上半身裸で筋肉質で褐色の少年。
アニメ、ゲーム共々真面目な性格でありアローラの自然や命と向き合っている。
のだが、ゲームでは間違える方が難しい間違い探しを出題し、
「おおなんということだ。おいでませ○○!」「○○は正解を当てられるとつい戦ってしまうのです」と真面目な顔をして言い放って笑いを誘い、
アニメでは妹のホシに溺愛しており、ホシと会話するときは普段の性格からは考えられないだらけた表情をする、
語尾にピカと付けてピカチュウの谷を駆け回る
(元々そういうルールなのだが、最初は嫌がっていたのに妹に言われて一瞬でやり始めた)など妹が絡むと別人と化す。

そんな彼だがポケモンバトルの実力は高く、
ゲームではぬしポケモン戦では毒をまき散らしてから高速高火力でベノムショックを打ちまくるエンニュート(SM)、
ふといホネを持って超火力で暴れまわるガラガラ(USUM)とどちらも油断できない強敵であり、
カキ本人はS、US限定だがバトルツリーに登場して(弱体化したとはいえ)猛威を振るっているメガガルーラを使いこなす。
アニメでは一番最初にZワザを披露しており、アローラリーグではグラジオに惜しくも敗れたものの準決勝まで進出している。
新無印編に登場した際にはバトルロイヤルでグラジオのウツロイドをガラガラで撃破し、見事リベンジを果たした。

カキツバタ

初登場作品 スカーレット・バイオレットDLC「藍の円盤」
ポジション ブルベリーグ四天王
得意タイプ ドラゴン
名前の由来 燕子花

ブルーベリー学園2年生。ポーラスクエアを任される四天王の一人で、ブルベリーグ2位。
ソウリュウシティの出身で、同シティジムリーダー・シャガの孫にあたり、彼もまたドラゴン使いの一族である。
ジャージを羽織り、歯磨き粉のような特徴的な前髪と気だるそうな態度・姿勢が目立つトレーナー。
バトルの腕は確かなのだが授業をよくサボっており、学園を3回留年している問題児。
言動もかなりいい加減で飄々としており、冗長に喋る割に本筋になかなか入らない、部室でもお菓子を食べ散らかす、
リーグ部の仕事もサボって他の四天王に押し付けたりと問題だらけ。
ゼイユからも「何を考えているか分からない信用ならない奴」と言われる通り、その行動の真意が掴みにくく、やや胡散臭い人物である。
だがリーグ部自体には彼なりに愛着を持っており、楽しく和気藹々と勝負に臨む部の姿勢を大事にしている。

+ 以下、「藍の円盤」のネタバレ有
作中では主人公を気に入り、前例のない他校の生徒のリーグ部加入を半ば無理矢理に認めさせ、何かとバックアップしてくれる。
その目的は、自身を下しチャンピオンになったスグリがリーグ部の雰囲気を悪くしているのを見かね、
発言に説得力のない自身ではなく、スグリの友達である主人公にスグリを倒させる事で性格の改善を促そうとした事。
自身は負けたスグリに真っ先に煽りに行ったかのような発言をするなど、性格の悪い部分を見せつけるかのような行動も取ったが
これも自身の身の振り方を弁えていたカキツバタが、あえて悪役に徹し耳の痛い話をして自分の出来る事を果たそうとした、と解釈できる。
…とは言え、当のカキツバタさえしっかりしていればこんな回りくどい手段に訴える必要はなかったはずであり、
前述の性格の悪い発言も含め、プレイヤーの評価も二分しやすいキャラである。

戦闘ではドラゴン使いだけあり、個々の種族値が高いポケモンを揃えて立ちはだかる。
他の四天王にあった先発での壁貼りやステロなどの搦め手はあまり使ってこないのが救いだが、それでも他より相手しやすいなんて事はない。
また前哨戦の四天王チャレンジは「ドーム内で捕まえたポケモンのみを使う」という面倒くさい変わり種のもの。
幸いドームには一線級のポケモンも多く生息しているため、相性さえ見誤らなければ突破は容易なはず。

カゲツ

初登場作品 ルビー・サファイア
ポジション ホウエン地方ポケモンリーグ四天王
得意タイプ あく
声優 梶川翔平(マスターズ)
名前の由来 花月

モヒカンにした前髪だけを残したスキンヘッドが目立つ人物。
「元」不良だったそうだが、身なりの豪華さからして今は今でその筋の人なのではないかと思わせる。
勝ち負けよりも勝負を楽しむことを重んじており、主人公を一目でいい勝負をしてくれそうな人物と気に入る。
防御よりも攻撃を重視した戦闘スタイルを取り、手持ちも耐久よりも火力に優れたポケモンを繰り出してくる。
しかしORASでの強化メンバーには耐久自慢のズルズキンバルジーナが追加。
自分の信条と真逆であるが、悪タイプらしい攻撃一辺倒ではない戦い方に目覚めたのかもしれない。ズルズキンは本人にそっくりだし

カスミ

初登場作品 赤・緑
ポジション ハナダシティジムリーダー(ゲーム)、サトシの旅の仲間(アニポケ)
得意タイプ みず
キャッチコピー おてんば にんぎょ
声優 飯塚雅弓(アニポケ)、佐倉綾音(マスターズ)
名前の由来 かすみ草

初代では二人目のジムリーダー。ジムをプールにしており、海パン野郎をジムトレーナーに従えている。
前半のジムでありながら当時の環境最前線ポケモンスターミーを引き連れており、バブルこうせんやみずのはどうの威力は相当なもの。
ヒトカゲを選んだトレーナーにとってはタケシに続く…どころかそれ以上の難所。
ピカチュウや近隣の草むらにいる草ポケモンをうまく育てているかがカギとなる。

カスミ本人はビキニタイプの水着を着て登場。
3年後の金・銀時代には競泳水着のような服装になっており、髪も伸びた。
また同じ金・銀では彼氏まで連れており、カスミに会いに行くと丁度デート中で、デートの邪魔をしたとして因縁をふっかけられる。
この彼氏についてはデートイベントの後は影も形も見えなくなるため、どんな人物なのかは不明。

アニポケでは初代~金銀編までのヒロインとして登場。元祖ジャリガール。
流石にゲームの水着姿で表を歩き回るのは色々と危ないためか、ヘソ出しTシャツにホットパンツ・サスペンダー姿で登場。
「自転車をサトシに(事故で)壊され、それをきっかけに旅についてくる」という出会いは後のヒカリまでヒロインの定番として踏襲される。
ゲーム同様水タイプへの拘りは強く、ドククラゲのようなキワモノも水タイプであるため大好き。
その一方虫ポケモンにはサトシのキャタピーをはじめ、かなりの嫌悪感を持っている。
旅の道中で捕まえるポケモンも水タイプばかりだが、唯一の例外が半ば事故で自分になついたトゲピー
サトシのピカチュウ同様、ボールには入れずお腹に抱えながら旅をしている。
(これは日本以上に性的描写に厳しい海外に展開するにあたり、カスミのヘソ出しを隠すためとの説があるのだが真相は不明)
またアニメ独自の設定としてサクラ・アヤメ・ボタンという美人の姉が3人もおり、
ハナダジムに帰るたびに何かとこの3人の引き立て役にされる不憫な立ち位置にいる。
金・銀最終回をきっかけにサトシと分かれるものの、AGやサンムーン編でもゲスト登場するなど、出番はちょくちょくある。

初代の頃に連載されていた漫画「電撃!ピカチュウ」は女性キャラがやたらセクシーに描かれる事が多く、
カスミもその例に漏れず巨乳であったりTシャツから下乳が出てたり際どいコスプレをしたり入浴シーンもあったりとかなりのお色気要員であった。
おおらかな時代であった…としか言いようがない。

カツラ

初登場作品 赤・緑
ポジション グレンタウンジムリーダー
得意タイプ ほのお
キャッチコピー ねっけつ クイズ おやじ
声優 上田敏也(アニポケ)、魚建(マスターズ)
名前の由来

グレンタウンジムリーダー。名前に反して禿頭が特徴のオヤジ。
初期には後頭部に毛を残して眼鏡をかけてない姿のカツラの公式イラストもあり、アニポケやポケスペでもこの姿を採用していたが
現在では禿頭にメガネ・白髭に白衣の出で立ちに統一されている。

白衣を着ている事からも分かる通り科学者であり、フジ老人とは旧友。
かつてはフジ老人…もといかつてのフジ博士と共にミュウツーの誕生に関与していた事をマスターズで話している。
また若い頃に雪山で遭難した時、ファイヤーに遭遇した事で命を救われた事がある。炎タイプにこだわるのはそのため。
キャッチコピーにもある通りクイズに凝っており、グレンジムにもクイズを出題する機械が置いてあり、
正解するとトレーナーとのバトルを避けて進む事が出来る。
レベル上げのためにあえて「ばか はずれです……」を何度も聞いたトレーナーも多かったことだろう。
『「わざマシン28」とは「しねしねこうせん」である?』というクイズは今でも語り草。
コンプライアンス的にまずいかと思いきやLPLEでも普通に出題された。なんやそれ!?
金銀時代にはグレンジムが街ごと火山の噴火に飲まれてしまったため、ふたごじま付近の島の洞窟にジムを構えている。

アニポケでは上記の通り後頭部に毛のある姿で登場。
ポケモン屋敷周りや科学者設定がアニポケで描写しづらいと判断されたのかグレンタウンは温泉街になっており、
カツラもまた「ペンションなぞなぞ」という温泉宿の店主として出演。
観光客の増加に伴い真面目にジムを訪れるトレーナーが減少した事を嘆き表のジムを閉鎖、
本気で戦いに来るトレーナーをひっそりと待っていた。
サトシとは2度対戦。1度目はマグマ溜まりの上にあるジムという地の利もあり圧勝するも、
2戦目にはカツラのブーバー相手に闘志に火が付いたリザードンの本気も発揮され、敗北。
くれて損…ではなくクリムゾンバッジをサトシに託した。

カトレア

初登場作品 プラチナ
ポジション バトルキャッスルのオーナー(Pt・HGSS)、イッシュ地方ポケモンリーグ四天王(BW・BW2)
得意タイプ エスパー
声優 松来未祐(アニポケ)、佐藤聡美(マスターズ)
名前の由来 カトレア

代々ポケモンバトルで高い実力を残してきた者を多く輩出してきた名家のお嬢様。本人も高い素養と強い超能力を持つ。
「プラチナ」「HGSS」時代はバトルフロンティアの一施設・バトルキャッスルのオーナーを務める。
しかし本人の精神がまだ未熟なため力をよく暴走させていた事からポケモンバトルを禁じられ、代わりに執事のコクランに勝負をさせていた。
この頃は茶色のブロンドヘアに大きなリボンを付けている。

数年経った「ブラック・ホワイト」の時代には一人でも戦えるようになり、イッシュ地方の四天王に就任。
今作では金髪になり白い帽子を被っている。デザイナーが変わった関係で目の形なども違う。
負けても悔しがる様子を見せなくなるなど、第4世代時点から精神的にも成長した様子が見られる。
またサザナミタウンに別荘を構えており、春~夏の間は友人のシロナに貸し出している。
シロナ以外にも色んなジムリーダーや四天王がこの別荘を訪れるが、男子禁制ルールでもあるのか、女性ばかり訪れる。

アニポケではBW編時代の姿で登場。
ポケモンワールドトーナメントジュニアカップのエキシビションマッチでシロナと勝負し、10分勝負の時間切れで引き分けた。
アニポケでのシロナの歴代戦績を考えるとかなりの大健闘と言えるだろう。

カヒリ

初登場作品 サン・ムーン
ポジション アローラ地方ポケモンリーグ四天王
得意タイプ ひこう
声優 優希知冴(アニポケ)、河原木志穂(マスターズ)
名前の由来 kāhili(ハワイ語で、シュクシャ属の一種)

初となる飛行タイプ使いの四天王。ハノハノリゾートホテルのオーナーの娘。
本業は世界で活躍するプロゴルファー。戦闘中も芝の動きを見るかのようにしゃがみながらポケモンに指示をする。
また過去に島巡りを成功させた島巡りチャンピオンでもあり、主人公にとっては島巡りの先輩にあたる。
本人との初対面は四天王戦が初だが、それまでの四天王が各地で出会ってきたしまキングやキャプテン達だったのもあり
NPCの話をよく覚えていないと「誰?」となりやすい。
USUMではテンカラットヒルでヒコウZを入手した時にも登場するが、相変わらず出番は少な目。

アニポケでは登場当時はポケモンリーグがアローラ地方になかったため、一般トレーナーとして登場。
ゴルファーなのは共通だが成績不振に陥っており、引退も噂されていたほど実力が下向きだったが、
サトシたちとの偶然の出会いから初心を思い出し、その後の大会では優勝を果たした。
その後アローラリーグにも参加したが、こちらでは予選落ちしてしまった。
ゲームではクールな表情を崩さなかった彼女だが、アニメの方では満面の笑みを見せる場面も。
ドデカバシの「カツオ」(CV:サンシャイン池崎)が相棒。
「カツオ」という名前は実際に池崎氏がサンムーンでドデカバシに付けていたニックネームが由来で、彼の父親の名前との事。

カブ

初登場作品 ソード・シールド
ポジション エンジンスタジアムジムリーダー
得意タイプ ほのお
キャッチコピー いつまでも 燃える 男
声優 不明(薄明の翼)、東地宏樹(アニポケ)
名前の由来

ホウエン地方の出身。白髪頭の壮年男性だが、常に小走りで移動し、はつらつとしたスポーティさを持つ人物である。
かつてはチャンピオンになれるほどの腕を持つトレーナーだったが一歩及ばず、
勝利のためには何でもするような戦闘スタイルを取った事もあったが結局マイナークラス堕ちしてしまった過去を持つ。
しかし勝負に対してひたむきなダンデとの勝負をきっかけに改めてポケモンと真正面から向き合い始め、今の好人物に至った。
彼から貰うレアリーグカードには、おそらく迷走時期にあった黒髪で若い頃の彼の写真が載っている。

かつての凄腕トレーナーだけありジムチャレンジに挑む上での登竜門的存在で、多くのトレーナーがカブ相手に敗退していくという。
実際に前座にキュウコンウインディを据え、切り札のマルヤクデはストーリー初のキョダイマックスを行ってくるなど
攻略難易度はルリナに比べて跳ね上がり、前半の山場として申し分ない強さを誇る。
ちなみに3番目のジム時点で手持ちが全部最終進化系なのはカブが現在唯一である。

カミツレ

初登場作品 ブラック・ホワイト
ポジション ライモンシティジムリーダー
得意タイプ でんき
キャッチコピー シャイニング ビューティ
声優 小林由美子(アニポケ)、日笠陽子(マスターズ)、沢城みゆき(BW2スペシャルアニメ)、北原知奈(ジェネレーションズ)
名前の由来 カミツレ(カモミールの別名)

スレンダー体型が特徴の女性。ファッションモデルを兼業、イッシュ地方のトップモデルとして有名。
ライモンシティでベルが父親に旅をやめるよう迫られた時には仲介に入り、ベルの味方をした。
強く美麗で、誰にも物怖じせず信念を貫く姿は多くの女性の憧れの的であり、ベルもまた上記イベントで彼女に強い憧れを抱く。
キャラ人気も高く、2019年のバレンタイン企画では見事1位を獲得し、描き下ろしイラストが公式より提供された。
しかしそんな彼女、ダジャレ好きという意外な一面があり、テレビ番組に自演ハガキを送って自分のダジャレを広めようとしたり、
BW2のおもいでリンクではジョークという名のさむいギャグをフウロに連発披露して滑り倒す一面もあった。

BW1では黄色のぱっつんヘアにノースリーブ・ピンヒールのまさにモデル然とした服装だったが、
BW2では大幅イメチェン、サイドを伸ばした黒髪に黄色いもこもこのコートが映えるややゴージャスな見た目に変化した。
イッシュジムリーダーでここまで見た目の変化が大きいのはカミツレくらい。インフルエンサーの彼女らしいと言える。

アニポケでは原作のクールな感じは残しつつ、サトシのピカチュウにメロメロにされるなど可愛らしい場面も与えられた。
原作通りゼブライカを持っているにもかかわらず、何故か切り札はシビシラス
しかも体当たりしか繰り出さず、挙句の果てにはカミツレの指示を無視して特攻し、ピカチュウに倒された。
この回のサトシは同性にメロメロをかけようとしたり手持ちを取りに戻るため途中退室したりとかなりグダグダであり、
全体を通してツッコミどころ多数のジム戦であった。

カラクリだいおう

ルビー・サファイアの登場人物で、110番道路にある「カラクリやしき」の家主。
ゲームではNPCのおっさんモブの立ち絵だが、アニメでは王様らしいコスプレをしている。
自室を改造したアトラクションに挑む挑戦者を待っており、
部屋のどこかに隠れている大王を見つけた後、奥の部屋に進んでギミックつきの迷路を攻略するミニイベントに挑戦できる。
迷路はキンセツ以降のジムをクリアするごとに更新されていくので、こまめに顔を出してあげよう。

大王を自称するだけあってかなりの上から目線なナルシストで負けず嫌いのおっさんだが、根はいい人物。
すべての迷路をクリアすると何度も足を運んでくれた主人公にお礼を言い、さらなるカラクリ研究のために旅に出ていく。

エメラルドではカラクリやしきがバトルテントに変更されたため、会うことはできない。

カリン

初登場作品 金・銀
ポジション カントー地方ポケモンリーグ四天王(金銀ク/HGSS)
得意タイプ あく
声優 柚木涼香(マスターズ)
名前の由来 花梨

ロングのウェーブヘアと大人びた服装のクールな女性。シリーズ初の悪タイプのプロフェッショナル。
かの有名(?)な、ポケモン界屈指の名言
「つよい ポケモン よわい ポケモン そんなの ひとの かって 
ほんとうに つよい トレーナーなら すきな ポケモンで かてるように がんばるべき」
は、彼女の台詞。全てのポケモンを愛する人々に送りたい名言である。
しかし、この名言ばかり有名になって彼女自体の影は薄かったりするばかりか、
折角の台詞の意味を曲解して「強いポケモンを使う人は雑魚、弱いポケモンを使う人こそ強いトレーナー」という風に勘違いしてる人が多い。
勘違いしたマイナー厨を増やした原因の台詞であるとして嫌う人もいてしまうほどである。不憫。

「あたくしが あいしているのは あくタイプの ポケモン!」
と言いつつ種族値とタイプ相性が最悪のニューラを入れてなかったが、リメイク金銀では使ってくれた。
当時の悪タイプは技が全て特殊扱いにもかかわらず物理型のポケモンが多かったり、技威力も不足してるなどお世辞にも単純に強いとは言えず、
例の台詞はその悪タイプの当時の実情を鑑みての台詞でもあるかもしれない。

アニポケにも未登場で、前述の通り名言に対して本人の影は残念ながら薄いと言わざるを得ない。今後の掘り下げに期待。

カルネ

初登場作品 X・Y
ポジション カロス地方ポケモンリーグチャンピオン
声優 折笠富美子(アニポケ)、久川綾(マスターズ)、大原さやか(ジェネレーションズ)、三石琴乃(エボリューションズ)
名前の由来 カーネーション

カロス地方では絶大な知名度を誇る大女優。その正体(本業?)はカロスチャンピオン。
白い服装と黒髪のショートヘアーなど、同じ女性チャンピオンのシロナとは意図的か偶然か、対になるような見た目をしている。
カルネの噂こそカロス地方の方々で聞くことができるものの、本人と殿堂入り前に出会う機会はたったの2回しかなく、
悪の組織との闘いに介入してくる事もないため、歴代チャンピオンの中ではかなり影が薄い部類に入る。
(フレア団に介入できなかったのはポケモンリーグのスパイだったパキラによる情報操作が原因だと思われるが…)

アニポケでも立ち位置は同様。相棒のサーナイトとは以心伝心の関係で、文字通り心がつながっている。
甘いものが好きで、お忍びでガトーショコラを食べに行った所でサトシと初対面を果たす。
ゲームと違いフレア団とばっちり相対しており、サトシやアラン・ダイゴと協力しカロス地方の危機を救った。
新無印編でも登場。マスターズエイト入りを果たし、マスターズトーナメントに挑む。
1回戦ではワタルの攻めを冷静に処理し勝利したものの、
2回戦ではダンデと戦闘、6vs6のバトルでゴリランダーしか下せず、サブタイトルの「圧勝」通りまさかの大差で敗北してしまった
とは言えダンデはカルネの実力を高く見ており、リザードンのキョダイマックスを使っている事からしても
最後まで決して油断せず、ダンデなりの本気と敬意をもってカルネと相対した結果である事は但し書きをしておく。

カンナ

初登場作品 赤・緑
ポジション カントー地方ポケモンリーグ四天王(赤緑青ピ/FRLG/LGPE)
得意タイプ こおり
声優 川村万梨阿(アニポケ)、弘松芹香(マスターズ)、折笠富美子(ジェネレーションズ)
名前の由来 カンナ

初代における四天王の先鋒。眼鏡とタイトスカート姿がいかにもクールビューティといった感じのお姉さん。
実家はナナシマの4の島にあり、切り札のラプラスも4の島のいてだきのどうくつで捕まえたもの。
意外にもぬいぐるみが好きで、実家には多数のぬいぐるみがあり、25回殿堂入りするごとにぬいぐるみが増えていくという小ネタもある。
LPLEではイワヤマトンネルでロケット団員にまとめて襲われた所に加勢してくれるイベントが追加された。
金銀時代(金銀ク・HGSS)には四天王を引退しているが、その後彼女がどうなったかは不明。

上記の通り四天王の先鋒であり、カントー四天王最大の初見殺し
言わずもがな初代の氷タイプは「こおり」の状態異常の仕様が強く、エスパーと並んで最強を誇っていたタイプ。
炎タイプを連れようにも手持ち5匹中4匹が水タイプでもあるので出しづらい。
電気タイプで速攻をかける事を心掛け、「こおりなおし」も複数個用意しておくべし。

ゲーム版での髪色は赤だが、アニポケでは派手なショッキングピンクで登場。そしてどでかいロケットおっぱいである
連戦連勝で天狗になっていたサトシを完膚なきまでに叩きのめし、その後トレーナーとして大事な心構えをアドバイスした。
以後サトシは年上・目上の人物に対しては敬語で接するようになり、サトシにとってはターニングポイントとなる出会いとなった。
またカスミにとってもカンナは憧れの人であり、ゲームにもこの設定が逆輸入されている。

ガンピ

初登場作品 X・Y
ポジション カロス地方ポケモンリーグ四天王
得意タイプ はがね
声優 花輪英司(アニポケ)、赤城進(マスターズ)
名前の由来 雁皮

カロスリーグ「鋼鉄の間」にいる四天王。「鋼の男」の異名を持つ。
独特な跳ねた髪と額の星、何より甲冑を着込んでいる姿が印象的。
濃ゆい見た目に違わず性格はお堅い騎士道精神にあふれた人物。一人称「我」、二人称「そなた」「貴殿」などとにかく堅苦しい。
しかし自分だけでなく、相手と共に高みを目指そうとする高潔さを持ち、
他の四天王がフレア団幹部だったりいきなり怒り出したりとクセのある人物ばかりの中で、彼だけは軸がブレず主人公をよく見守ってくれる。
そんな事からプレイヤーからはカロス四天王唯一の良心などと言われたりもする。

XY当時はアニポケには登場せず、映画「破壊の繭とディアンシー」の冒頭でメガハッサムを繰り出していたのが長らく唯一の出番だった。
新無印編でようやっと本編登場。
非常に熱い性格で、感極まると人目をはばからず号泣し、相棒のギルガルドがハンカチを差し出してくれる。
WCSには参加していないようだが、騎士道が人とポケモンを強くすると信じて「騎士道の館」を開いており、
サトシとゴウはガラルカモネギの修行をするためにこの騎士道の館に挑む。
この館でカモネギは「みきり」を習得、ゴウのストライクをメタルコートと転送装置を使いハッサムに進化させた。
後の回では同じ四天王のドラセナの練習相手をしていた他、再会したカモネギがネギガナイトに進化したのを喜んでいた。

ギーマ

初登場作品 ブラック・ホワイト
ポジション イッシュ地方ポケモンリーグ四天王
得意タイプ あく
声優 小野大輔(マスターズ)
名前の由来 ギーマ(スノキ属の植物)

燕尾服のようなスーツに黄色いマフラーをした男性。
本業はギャンブラーで、ポケモンバトルに限らず勝負事全般を好み、
言い回しにもコインやカードのようなギャンブルになぞらえた台詞をよく用いる。

BW時代には四天王で彼だけサブイベントでの登場機会がなかったが、サン・ムーンで再登場。
着流しの和装スタイルにマフラーと革靴、と南国なのに見てるだけで暑そうな服装にイメチェン。目元のクマも濃くなっている。
USUMでは本人が「イッシュ地方の四天王だった」と話している事からこの頃には四天王の座を退いていると思われる。
本人曰く、人生を賭けた大一番で負けて失意のままさまよっていたら
いつの間にかサメハダーマンタインに連れられアローラ地方に来ていたらしい。
主人公にコイントスで勝負を挑み、勝つとサメハダーライドをくれる。スカル団のアジトの場所も教えてくれる。
バトルツリーでは彼と戦うことも可能。
またUSUMでは各地で「着流しのサーファー」の噂を聞くことができ、
マンタインサーフのランキング上位には「ビッグG」という名前がランクインしており、明言はされていないがギーマの事だと思われる。

キクコ

初登場作品 赤・緑
ポジション カントー地方ポケモンリーグ四天王(赤緑青ピ/FRLG/LGPE)
得意タイプ ゴースト
声優 杉山佳寿子(アニポケ)、愛河里花子(映画「キミにきめた!」)、鳳芳野(マスターズ)、京田尚子(ジェネレーションズ)
名前の由来

三白眼の鋭い目つきと杖をついた姿が特徴の老婆。四天王最高齢記録保持者らしい。
気が短くすぐ怒鳴り散らすため周りの人間から恐れられているが、勝った相手を素直に賞賛する潔さも持つ。
かつてトレーナーだったオーキド博士とは知り合いだったが、
「ポケモンは戦わせるもの」という持論を持つため研究職の道に進んだオーキドの事は快く思っていない。
老いてなお丸くならず戦いに入れ込み続ける姿勢は立派なものであるが…。
いずれにしても、過去のオーキド博士を知る数少ない人物の一人である。
またガンテツとも交流があるようで、HGSSのガンテツの家には彼とオーキド博士・キクコの3ショット写真が飾ってある。

アニポケではAG編で初登場。トキワジムのジムリーダー代理としてサトシと勝負した。
原作の気難しいイメージはなく割と気さくな性格のおばあさんになっている。

ギエピーこと穴久保版ポケットモンスターでは何がどうしてこうなったのか、ポケモンに変身できる美魔女として登場。
同じく変身能力を持つゴーストとゲンガーを引き連れ、自身はゴルバットに変身しピッピ一行を迎え撃った。
本編の婆さん姿は1コマも登場していない。本当にどうしてこうなった。

キクノ

初登場作品 ダイヤモンド・パール
ポジション シンオウ地方ポケモンリーグ四天王
得意タイプ じめん
声優 松岡洋子(アニポケ)、寺内よりえ(マスターズ)
名前の由来

気品漂う老婦人。ダイヤモンド・パールではカバルドンを、プラチナではドサイドンを切り札に据える。
手持ちは全体的に耐久力が高く、砂嵐を撒かれるとジリ貧に陥りやすい。
性格は似ていないものの上記のキクコと名前や見た目がそっくり。
PLAでは両者と似ており、サイドンゲンガーを繰り出す夜盗三姉妹のオマツが登場しており、彼女を共通の先祖に持つものと推定できる。

アニポケにも登場。注意深くものを見据える冷静さと、高齢ながらバギーを乗り回すワイルドさを併せ持つ。
四天王の肩書きで呼ばれることが嫌なようで、他者には「キックーノ」と名乗り身分を隠しており、
サトシとヒカリにジムやコンテストで重要となる観察眼の大切さを説いた。
なおタケシだけはキクノの正体に気付いていたが、公言しないように釘を刺していた。

キハダ

初登場作品 スカーレット・バイオレット
ポジション オレンジアカデミー/グレープアカデミーバトル学教師
得意タイプ かくとう
キャッチコピー 熱き血潮
名前の由来 黄檗

主人公の通うアカデミーの教員。担当はバトル学。年齢は25歳で趣味は筋トレ。口癖は「押忍(オス)!」で一人称は「わたし」。
格闘タイプを好み、相方のポケモンはチャーレムで、事あるごとにリアクションを取るのが特徴。

後ろ髪を結んでおり、額には傷がある。黒いジャージと金ピカのグローブおよびスニーカーを着用しており、スポーティーな印象を与える。
そして、ジャージの上からわかるくらいにスタイルがいい。
一方で、趣味を筋トレと言ったり、主人公に「プロテインを摂取しているか?」と聞いたりするなど、若干脳筋染みた一面も。

快活で男勝りな口調で話す熱血教師で、「座学でもグラウンドに集合」というポリシーを持つものの、
実践をやろうとして講義時間が終わってしまうのがお約束(ちなみに中間・期末テストは教室内でペーパーテスト)。
決して根性論を説く人ではなく、バトルで上達する上で重要となる基礎知識をわかりやすく教えてくれる、
相棒との信頼関係を何よりも大切にしている好人物である。

大雑把かつ肉偏重(具に生ハム、チョリソーなど肉類しか入れない)、更に乱雑に調理してしまう
(サンドウィッチを作成する光景を見ていた家庭科教師のサワロ先生曰く「ただ暴れてるだけに見えた(意訳)」)など、料理は不得手。
かつてミモザ先生がキハダ先生手製のサンドウィッチを食べた時は具合が悪くなったという。
主人公がトレーニング後に供されたサンドウィッチを食した際も「食感が異常な上に何故か味がしない(意訳)」という批評が飛び出したほど。
しかし、その後絆ストーリーを進めると、主人公やサワロに見守られながらも特訓したおかげか「味は濃いけどまあイケる」ぐらいには改善。
後に学校最強大会でも、「…意外かもしれないが 大人も日々学んでいるんだよ でないと子供に勉強しろと偉そうに言えないだろう!?」
という台詞があることから、努力家な一面もあることがうかがえる。

ジムリーダーのリップとは子供の頃から付き合いがあり、負けたほうが勝ったほうの言う事を聞くというルールでポケモンバトルをしていたという。
この関係でベイクジムのジムテストでは喜怒哀楽ならぬ喜怒"驚"楽エクササイズのインストラクターとして試験官を務めている。
なお、エクササイズはベイクジムクリア後もミニゲームとして挑戦が可能。
4つの難易度がある「基本コース」と、ミスするか151回成功するまで終わらない「失敗するまでコース」があり、
クリアするとそれぞれ貴重なきのみ(サンのみなど)が入手できる。

学校最強大会にも参戦。手持ちは全員かくとうタイプで統一されている。
全員ひこうタイプが弱点だが、多くがいわ、でんきといった逆に弱点をつけるタイプの技を覚えているなどしっかり対策が取られている。
またタイプの違うケンタロスを計2体連れており、繰り出してくる段階ではどちらが出てくるのかわからないのも注意したい点の一つ。

キバナ

初登場作品 ソード・シールド
ポジション ナックルスタジアムジムリーダー
得意タイプ ドラゴン
キャッチコピー ドラゴンストーム
声優 鈴木達央→松岡禎丞(アニポケ。新無印編82話より声優交代)、鳥海浩輔(薄明の翼、マスターズ)
名前の由来 諸説あり(キバナコスモス、キバナフジ、キバナシュクシャなど)

ガラル地方でも有数の実力を持つトレーナー。
ダンデへの勝ちに拘っているために現在10連敗中だが、その実力は他の地方ならば間違いなくチャンピオンになれていると噂されるほど。
ダンデに負けた回数も多いが、一方でダンデのポケモンを倒した回数も最も多いトレーナーでもある。
いわゆる陽キャ気質。普段は温厚な兄貴分のような立ち振る舞いを見せるが、
戦闘となるとたれ目が釣り上がり、相手を威嚇するようなポーズを取ったり、かなり好戦的になる。
趣味はファッションの他、自撮りをSNSにアップする事。本来この自撮りは負けた悔しさを忘れないようにするための自分への楔だったのだが、
次第に好きなファッションや風景を他者と共有したり、負けてもSNS映えを気にしたりするようになってるなど
いつの間にか目的と手段が逆転した感があり、キバナ本人もそこは自覚している。

彼の手持ちはドラゴンタイプ…とは名ばかりの砂パ。そしてダブルバトル。
ジムチャレンジのトレーナーも晴れパ・霰パ・雨パを繰り出すため察しの良いプレイヤーならどういう手持ちで来るかは予想がつくだろう。
天候を塗り替えてもすなはき持ちのサダイジャが砂嵐をキープしてくるのが厄介極まりない。
マンムールカリオなど、砂嵐の影響を回避しつつキバナの弱点を突けるポケモンがいると攻略がラクになるが
砂嵐起動役のギガイアスがボディプレスを持っている点などに注意。
一方でチャンピオントーナメントなどではシングルバトルで挑んでくる。
天候をコロコロ変えてくるが1パーティで万能天候パは色々と無理があり、ダブルバトルより下しやすいとの声も。

アニポケにも登場。大人の事情により途中で声優が変更された。
WCSに参加し、飛び級でマスターズエイトの末席の座を得た実力者。
ゲームと違いダンデとはWCSを通じて初めて交流したようで、バトル後から彼をライバル視するようになる。
サトシとはマスターズエイトの入れ替わりをかけて戦闘し、激闘の末に敗北。
ダンデ共々サトシを次は倒すと宣言した上で彼なりの激励を飛ばし、マスターズトーナメントに臨むサトシを鼓舞した。

キョウ

初登場作品 赤・緑
ポジション セキチクシティジムリーダー(初代・FRLG・LPLE)、カントー・ジョウトリーグ四天王(金銀ク・HGSS)
得意タイプ どく
キャッチコピー どくの ことなら なんでも ござれ
声優 大塚芳忠(アニポケ)、大川透(マスターズ)
名前の由来 複数説あり(キョウチクトウキキョウ杏仁など)

忍者の末裔で、「現代に生きる忍」を自称する忍びの者。「強さだけではないポケモンの奥深さ」を追い求めている。
忍び装束に身を固めたスタイルはどこも共通。「ファファファ」という笑い声が特徴。
一見すると近寄りがたい雰囲気だが、サファリゾーンの見回りをしていたり、自分で調合した薬を傷ついたポケモンに施したりと
近隣住民やポケモン達のためにもしっかり働いている。

セキチクジムは一見何にもないただっ広い空間になっているかと思いきや見えない壁がそこかしこに張られており、
プレイヤーは手探りで壁の見えない迷路を探索し、最奥に控えるキョウを目指す事になる。
ちなみに妙にエスパータイプ使いが多いジムである事でも有名。ヤマブキジムに行ってくれ…。

金銀時代には四天王に昇格(金銀ク/HGSS)。セキチクジムリーダーの座は娘のアンズに託した。

アニポケのオリジナル要素として、アヤという妹がいる。まだ設定がなかった為かアンズは未登場。

きんのたまおじさん

初登場作品 金・銀
ポジション きんのたまをくれるNPC

おじさんの きんのたま だからね!

ポケモンシリーズにおいて最も有名なモブキャラは?と聞かれたら、
おそらく「最初の町のかがくのちからのすごさに感心するデブ」と同じくらい上位に入るであろうキャラ。
道中の様々な場所にあらわれ、主人公にシリーズ伝統の換金アイテムであるきんのたま
おじさんのきんのたまであることを強調しながら無償で提供してくれる。
出番と言ったらそれっきりなのだが、おじさんの きんのたまを強調するそのインパクトから妙に認知度が高く、
後のシリーズにも登場する名物キャラの一人となった。
FRLGではそんなおじさんの素性が少しだけ掘り下げられており、ナナシマの3のしまの洞穴で遭遇した際に
「大量のきんのたまを発掘したので記念に出会ったトレーナーたちに渡している」という話を聞くことが出来る。
独占すれば莫大な富になるであろう金塊を見返りも求めず若者たちに気前よく進呈する当たり、
セリフの怪しさと裏腹に相当な有徳の人物であることがうかがえる。

意外なことにシリーズ皆勤賞ではなく
作品によって出たり出なかったりはたまたきんのたま兄弟やきんのたまボーイ等の亜種が出たりと様々。
そしてSVのDLC後半「蒼の円盤」ではとうとうきんのたまおばさんが登場する。それって本当に「おばさん」なんですかね?
ちなみにアニポケには未登場。出てたまるか

ククイ博士

初登場作品 サン・ムーン
ポジション ポケモン博士
声優 中川慶一(アニポケ)、諏訪部順一(マスターズ)
名前の由来 ククイ

ハウオリシティの外れに研究所を構える博士。「ポケモンの技」を主に研究している。上半身裸に白衣を着た男性。
また、バトルロイヤルを広めるために活動しているロイヤルマスクの正体でもある。
ポケモンの技を自身で受け止めて研究するためかなり鍛えられており、マキシマム仮面とどっちが強いのかと疑問視する人もいるほど。
バーネット博士とは婚約関係にある。
かつては自身も親友のマーレインと共に島巡りに挑んだ事もあるが、自身の「夢」のためにキャプテンになる事はしなかった。

その夢とはポケモンリーグのないアローラ地方にリーグを作ること
その為にポケモンリーグ本部があるカントー地方に出向き現地のジムリーダーやワタルとも戦ったことがある。
主人公一家とはこの時交流を持っており、主人公がアローラに移住するきっかけとなった。
終盤に各地のしまキング達を四天王として迎え、ラナキラマウンテンの頂上についに念願のリーグが開設。
そして四天王を倒し、アローラチャンピオン第1号になった主人公に、挑戦者第1号として名乗りを上げる。
つまり、ククイ博士こそがサン・ムーンにおけるラスボス(悪役ではない)、他作品におけるチャンピオンに相当する。
パーティのバランスがかなりいいので、総力を挙げて迎え撃つべし。
USUMでも一瞬ラスボスであるかのような発言をするが、こちらでは挑戦者がハウに変更されている。

アニポケでは博士としての活動だけでなく、ポケモンスクールの教師も行っており、
アローラにやってきたサトシの滞在先として自宅に住まわせ、共に生活している。
またゲームと違いバーネット博士との仲が婚約関係以前から始まっており、
ウルトラビースト事件の後に晴れてプロポーズ、周囲の助力で結婚式も行った。
新無印編では子供のレイが生まれている。サトシが家にいたのにやることはやっていたようだ。
アニメでは技の研究をしているシーンがほぼ見られないが、ポケモンバトルの強さは飛びぬけており、
特にガオガエンはルガルガンやぬしジャラランガを軽く倒したウォーグルを、
ヘビーボンバーの一撃で沈めたメガボスゴドラを等倍の物理技で一撃で倒せるレベルなので並のトレーナーではまず勝てない程。

グズマ

初登場作品 サン・ムーン
ポジション スカル団リーダー
得意タイプ むし
声優 加瀬康之(アニポケ)、菊地達弘(マスターズ)
名前の由来 グズマニア

スカル団のリーダー。「ぶっ壊してもぶっ壊しても手を緩めなくて嫌われている」と評判。
バトルに負けた際には激しく自分を責めて物にも当たっているようだが、ポケモンに当たることはない。
プルメリはじめスカル団員からの信頼は篤く、ポータウンのアジトには団員が島中から集めてきたムシZが山積みに置かれている。
かつては島巡りを達成した子供でキャプテンを目指してハラに師事していたが、なれなかった経緯を持つ。
同じくかつてキャプテンを志したククイ博士とは犬猿の仲。
2番道路にあるグズマの家には数々のトロフィーがありバトルで優秀な成績を残してきたことが分かるが、
周囲の大人にその実力を認められずしまいにはグレてしまった。
お陰で実力を認めてくれたルザミーネにはまんまと子飼いにされてしまっている。
グズマの戦闘BGMもよく聞くとエーテル財団のテーマの一節が含まれており、彼の背後にいるものを匂わせる曲になっている。
虫タイプ使いではあるが、炎タイプで楽勝wとなめてかかると切り札であるグソクムシャにボコボコにされるので注意。
ほかにも強化されたアメモースやメガシンカしなくともそれなりに強いカイロスなど意外とバランスはいい。

USUMではハウとも面識があり彼から「グズマさん」と呼ばれており、
自身の経験からかハウに「島巡りをしても欲しいものが手に入るとは限らない」と助言をする場面も。
エピソードRRではルザミーネを救うべく主人公に味方をし、レインボーロケット団相手に共に立ち向かった。

アニメではサンムーン編開始から2年経ってようやく登場。団員から「キングオブアウトロー」と称される。
ククイ博士の提案したアローラリーグの噂を聞き付け「リーグをぶっ壊す」と宣戦布告。
彼のグソクムシャは半減とはいえピカチュウの超絶螺旋連撃を正面から受け止めて受け流すというぶっ飛んだ強さを見せつけている。
更にわだつみのシンフォニアをアシレーヌごとアクアブレイクで叩き切る(アローラリーグ2回戦のVSスイレン)、
スパーキングギガボルトを正面から受け止めて耐えきる(アローラリーグ3回戦のVSサトシ)など無茶苦茶なこともやっている。
また意外にも頭脳も優れており、アローラリーグ本選では1回戦のイリマのメガガルーラ相手に
親ガルーラの攻撃線上に子供がいる状態にすることで動きを鈍らせる作戦を取って勝利している。
最終的にはサトシに敗北したものの、グズマの強さには観客たちも賛辞の拍手を送り、
ポケモン勝負を教えてもらおうと詰め寄る下っ端が大勢駆け寄り、スカル団は新たな一歩を踏み出したのだった。

クセロシキ

初登場作品 X・Y
ポジション フレア団科学者
声優 最上嗣生(アニポケ)
名前の由来 クセロシキオス

フレア団の科学者で、科学者陣の中では唯一の男性。恰幅のいい体と「~だゾ」という語尾が独特。
フラダリラボの最奥で最終兵器の最終チェックを行っており、主人公の実力を測るようにバトルを挑んでくる。
敗れた後はスイッチを主人公に二択で押させ、正解を押した場合は最終兵器の起動を止めるようフラダリより言いつけられていたが、
正解を押した場合でもクセロシキ自身が起動スイッチを押してしまう
科学者のプライドがやすやすと研究成果を手放すことを許さなかったのだろうか…。

フレア団壊滅後はしばらく出番がなかったが、ハンサムイベントに登場。水面下で活動を続けていた。
残された予算を使い、人体の身体能力を飛躍的に向上させ外部コントロールも可能、
更には光学式変身能力や他人のモンスターボールをジャックする機能まで併せ持った「イクスパンションスーツ」を開発。
実験内容もよく分からないまま被検体として応募してきたマチエールにスーツを着せて「エスプリ」とコードネームを付け、
前述のジャック能力でミアレシティの路地裏のトレーナーからポケモンを巻き上げながら、スーツの実験を行っていた。
しかし主人公やハンサムの活躍、もこおの説得によりマチエールが苦しみ出したことでスーツのコントロールを切り、
純粋無垢なマチエールに酷い事をした罪の意識と、スーツの実験成果を確認できた満足から、
コントロール機能を切ったスーツと自身のポケモンをマチエールに託し、自首していった。
彼が行ったこと自体は許される事ではないが、
マチエールにはポケモンバトルの基礎を教えたり体を気遣ったりと、実験過程上必要とは言え悪人らしからぬ事もしており、
マチエールからも父性のような愛情を抱かれていたなど、悪役と決め付けられない部分も多く持った人物である。

アニポケでも登場。プリズムタワーに仕掛けた洗脳装置でジガルデを操り、ミアレシティに大破壊を引き起こす。
タワーに乗り込んできたシトロンに勝負を挑むも敗北し、自身もジムに仕掛けられていた落とし穴から落ちてしまった。
フレア団が壊滅した後も逃げおおせており、フラダリの遺志を継ぐべく「ネオ・フレア団」を結成。
ジガルデ・セルを回収して回っていた他、因縁のシトロンを拉致して洗脳装置にかけようとしたが、洗脳対策をされており失敗。
逃げようとしたが捕まり、ジュンサー達に連行されていった。

クダリ

初登場作品 ブラック・ホワイト
ポジション サブウェイマスター
声優 古島清孝(アニポケ)、内田雄馬(マスターズ)
名前の由来 下り線

バトルサブウェイのボス。ノボリとは双子の兄弟だがどちらが兄かは不明。
白い制服で片言の口調が特徴。ノボリと顔はそっくりだが終始にこやかで印象はだいぶ異なる。
BW1ではストーリー上全く登場しないが、BW2ではバトルサブウェイの説明役として登場し、ノボリとタッグバトルを挑んでくる。
ストーリー本筋にほとんど関わらないキャラでありながらノボリ共々その人気は高く、ポケモンカードはじめグッズの商品化機会も多い。
PLAではノボリだけがヒスイ地方に飛ばされたが、クダリがその頃何をしていたのかは語られないし、知る術もない。

アニポケにも登場。こちらではノボリを「ノボリ兄さん」と呼んでおり、クダリの方が弟だと明確にされている。

クチナシ

初登場作品 サン・ムーン
ポジション ウラウラ島しまキング
得意タイプ あく
声優 相沢まさき(アニポケ)、津田健次郎(マスターズ)
名前の由来 梔子

やさぐれた雰囲気の男性。こう見えて警察官で、服装もよく見ると警官の制服を大胆に着崩している。
スカル団の本拠地があるポータウンの隣に交番を構えており、自分が保護したアローラニャース達と一緒にいる。
本人曰く「家賃が安いためポータウンに住んでいる」らしいが、アセロラはスカル団の見張りのためではないかと考えている。
元々国際警察の所属で(当時のコードネームはNo.000)リラの元上司にあたり、ハンサムに並ぶ凄腕の刑事だったそうだが
何らかの理由で国際警察を辞め今に至った。
一応しまキングだが「やらされている」と自ら発言したり、しまキング・クイーンの会議をすっぽかしたりなど
アローラ地方において大事なしまキングの使命には熱心ではないような素振りを見せるが、本人なりに守り神への畏敬は持っている。
人を寄せ付けない雰囲気に反し面倒見もよく、アセロラやリラからは尊敬され、
本来敵対関係にあるはずのスカル団団員ですらクチナシには一目置いている姿も見られる。

ポケモンリーグ開設時にはククイ博士から四天王の誘いを受けたが、
立場に縛られたがらない本人の性格もあり誘いを辞退、代わりにアセロラが四天王になった。
チャンピオン防衛戦やバトルツリーにも登場せず、クチナシとバトルする機会はSMでは1度、USUMでも2度しかない。

アニポケにも登場。何故か暇潰しとしてけん玉をよくやっている。
アセロラの親代わりもしているが、何だかんだで彼女には頭が上がらない様子が度々見られる。
ゲーム本編よりも面倒くさがりな性格が強調されており、
当初はウラウラ島を訪れたサトシやロケット団に正体を偽り対応するなど、真面目な所は見られなかった。
しかしバトルの実力は本物で、サトシとの初戦ではワルビアルを使い終始相手にペースを掴ませずルガルガンを圧倒。
2戦目の大試練ではサトシとルガルガンが自分をコントロールできるようになったのもあり、敗北。
本来ならアクZを託すところを「お前は悪というガラじゃない」と代わりにルガルガンZを渡した。
そして最大のアニメでのオリジナル要素はサカキと旧知の関係である事。
元国際警察という立場上、サカキほどの巨悪は怨敵に相当すると思われるが、具体的な間柄はついぞ明かされる事はなかった。

グラジオ

初登場作品 サン・ムーン
ポジション ライバル
声優 岡本信彦(アニポケ)、内山昂輝(マスターズ)
名前の由来 グラジオラス

SMにおけるライバルポジションの一人。リーリエの兄。
子供ながらエーテル財団で作られたタイプ:ヌルを連れだして進化させたことから、シルヴァディを世界で初めて図鑑登録した功績者。
ゲームではいちいち「フッ」とかっこつける、謎の決めポーズを取る、対戦中はなぜか左腕がうずくようなポーズを取るなど中二病なキャラ。

アニメでは中二っぷりはほぼ消えているものの、Zワザを使用する時は謎の詠唱をするなど若干残っている
(最も謎の詠唱自体はポケモンスクール生全員にも言えるが)。
母がエーテル財団代表のルザミーネであるためか、ポケモンに対する愛は相当なものであり、
ゲームでもアニメでも所持ポケモンのほとんどがなつき進化である。
カキほどではないが妹好きであり、妹を守るために強さを目指していたり、応援されると照れて赤面していたり、呼ばれるとすぐに駆け付けたり、
妹のポケモン恐怖症が再発すると原因になったコスモッグのトレーナーであるサトシにすぐさま詰め寄ったりする。
第7シリーズにおいては父親探しの旅にて家族全員揃って登場。
父親のモーンを無事発見し、手持ちのゾロアークが駆け寄るも記憶喪失に陥っていたためショックを受けていた。
家の中には「リーリエ」と呼ばれているウツロイドとモーンが暮らしており、リーリエとひと悶着あったものの和解。
その後はウツロイドはグラジオがゲットしているが、ニックネームは「リーリエ」のままなので
生きている実の妹をポケモンのニックネームにする異常なシスコンとして視聴者から見られることになった。

クラベル

初登場作品 スカーレット・バイオレット
ポジション オレンジアカデミー/グレープアカデミー校長
声優 若林正(放課後のブレス)
名前の由来 clavel(スペイン語でカーネーション)

主人公が通うアカデミーの校長。礼儀正しく、相手が子供であろうとポケモンであろうとさん付けして対応する好人物。
物語冒頭で入学手続きの書類が主人公宅に届くのが遅れた際には自ら主人公宅まで書類を持参して入学手続きを行い、
主人公に最初のポケモンを選ばせるなど、配慮も行き届いている。
総じて教育者としては多くの人から尊敬・信頼を集める人物である。
慣れない若者言葉を勉強しているなど、アカデミーの生徒について日々理解を深めようとしているが、
一方で学校を騒がせるスター団の悪事には頭を抱えており、各種迷惑行為を排除しようと解散要望・退学勧告を打ち出している。
オーリム博士/フトゥー博士とは知古の関係のようで、主人公に預けられたコライドン/ミライドンを見て怪訝な表情を浮かべるが…?

+ 以下、SV本編のネタバレ
スター団のアジトを前にして、突如主人公の前にリーゼントに短パンの妙にファンキーな謎の人物が現れる。

「今の俺はネルケ・・・ そういう事にしておいてくれ」

どう見ても校長です。本当にありがとうございました。
スター団の謎・行動目的を探る上で、校長として接すると生徒の本音が聞けないのではと思い、変装してスターダスト大作戦に加入。
(髪型や服装はともかく顔は眼鏡をしたままなのでプレイヤーにはバレバレなのだが、
 本人は「完璧な変装」と思っていたばかりか、不思議と他のスター団やボタンにも正体がバレていなかった
ちなみにネルケ(Nelke)とはドイツ語でカーネーションの事。偽名すら安直である。

かくして「スターダスト☆ストリート」の相棒ポジションとして大作戦に参加した校ちょ・・・ネルケは、
行く先々でスター団幹部達の考えや事情、1年半前のスター大作戦の詳細を知り、カシオペアの正体にも感付いていった。
そして大作戦の終盤、自身の感付きが確信に変わったネルケ…もといクラベルは、勝った方がカシオペア=ボタンを止める事と、
アカデミー生徒ボタンの汚名を自分が被る事を目的に、自分がスター団マジボスことカシオペアと嘘をつき主人公と対決。
自身を破った主人公に真のカシオペアの打倒を依頼し、タイム先生から出された反省文を早々に片づけてボタンとの決戦を傍観。
全てを見届けた後、スター団への解散要望を撤回、スター団もSTCスタッフとして存続させるなど粋な計らいを見せた。

また、アカデミーの校長に就任する前は研究職に就いており、ジニア先生はその頃からの部下。
オーリム博士/フトゥー博士と知り合い関係だったのも研究者時代に知り合ったためで、
博士の人となりはよく知っていたもののこれといって悪い関係・因縁があったとか、博士の正体を知っていたとかは特にない
上記の怪訝な表情は何だったのか…。
それ以外にもナンジャモのジムテストではノリノリでかくれんぼに興じるなどかなりお茶目で体当たりな姿勢を随所で見せ、
「黒幕っぽい」「『宝探し』も何らかの裏があるのでは?」といった前評判に反し、徹頭徹尾教育者の鑑兼面白おじさんであった。
味方サイドだと思われる権力者が実は黒幕だったケースがシリーズで立て続いたのもあり、完全なとばっちりである。

クララ

初登場作品 ソード・シールドエキスパンションパス「鎧の孤島」(ソード版のみ)
ポジション ポケモントレーナー→ジムリーダー
得意タイプ どく
声優 石川由依(薄明の翼)
名前の由来 クララ

「ソード」にのみ登場。「シールド」ではセイボリーが彼女のポジションにいる。
ビビッドな髪色や服装・厚化粧が特徴の女性トレーナー。ヨロイ道場の門下生で主人公の兄弟子にあたる。
きゃぴきゃぴした口調の裏はかなり腹黒く、時々ヤンキーのような素の性格に近い喋り方が出る。
毒タイプのジムリーダーを目指しているが、理由は自分のイメージに合っているだけでなく「ライバルが少なそうだから」
歴代の毒タイプジムリーダーには聞かせられない失礼な理由である。

元々人気者になりたくてインディーズでアイドル活動をしていたが、CDが8枚しか売れなかった悲惨な過去を持ち、アイドルを挫折、
今度はジムリーダーとして人気者になろうとしたがガラルのマイナージムの修行にたった2日で音を上げ、
もっとラクな修行を課す所を求めて道場の門を叩いた。
マスタード曰く「センスはあるのだが不真面目で努力をしない」そうで、修行もかなり手を抜いて行っていたとの事。
しかし弟弟子の主人公がめきめき頭角を表してくると自分の立場が危ういと感じ始め、
主人公との最後のバトルではあらかじめフィールドにどくびしを敷いておく不正までして勝利しようとした。
そこまでしても主人公には負けてしまい、破門も覚悟していたものの、前もって不正を見抜いていたマスタードは逆に彼女を諭し、
罰有りとは言え道場への残留を許し、クララもそんな師匠に応え改心、以後は真面目に修行をするようになった。

ガラルスタートーナメント参加時にはマイナークラスとはいえ無事に毒タイプのジムリーダーになれたらしく、
肩書きもジムリーダーに変化している。

グリーン

「この おれさまが!
 せかいで いちばん!
 つよいって こと なんだよ!」

初登場作品 赤・緑
ポジション ライバル、ポケモンリーグチャンピオン(初代・FRLG)、トキワシティジムリーダー(金銀ク・HGSS・LPLE)
声優 江口拓也(ORIGIN)、福山潤(ジェネレーションズ)、逢坂良太(マスターズ)
名前の由来

元祖ライバルトレーナー。服装は作品によって微妙に違いはあるが、ツンツンした髪の毛はどの作品でも共通。
オーキド博士の孫にして、初代主人公とは家が隣同士の幼馴染兼ライバル。姉にナナミがいる。
「グリーン」という名前は赤版でのデフォルトネームの一つ。緑版だと彼のデフォルトネームがレッドになる。

主人公に対し常に高慢な態度で接するプライドの高い性格。「ボンジュール!」や「バイビー!」といった台詞を使う気取り屋の側面も有る。
行く先々で主人公に敗北するもののジム攻略は常に主人公の一歩先を行く。
主人公がワタルに勝った頃にはまたしても少し先にチャンピオンになっており、チャンピオンの座を賭けた最後の一戦が始まる。
上記の台詞と共に緊張感高まるBGMで迎える最終戦は今なおポケモン史でも印象に残る場面として語られる事が多い。
…が、初代ではこの時のグリーンの手持ちの技構成が酷いことでも有名で、
(例としてタイプ一致技がひのこ止まりなウインディしっぽをふるとにらみつけるを両方持つサイドン技が3つしかないナッシーなど)
お前は本当に四天王をこんな手持ちで破ってきたのか、と言いたくなってしまう有様であった。
敗北後にオーキドに「負けたのはポケモンに対する愛情が足りなかったからだ」と言われてしまうが、それ以前の問題な気がしてならない。
ピカチュウ版以降はかなりマシになっているので間違ってもナメてかからないように。

金銀では正式に名前がグリーンになり、サカキが抜けて空席となったトキワシティジムのジムリーダーに就任。
ジムリーダーながら専攻タイプがない異色の存在であり、レベルも頭一つ抜けた強敵。
HGSSではトリックルームも使ってくるため素早さを上回るように立ち回るのがかえって仇になるオマケ付き。

XYには本編登場しないが、ミアレシティのポケモンセンターで「オーキド博士の孫が留学に来ていた」と彼の話が聞ける。
サン・ムーンではレッド共々かなり成長した姿で登場。とは言え元がマセた態度を取る少年だったため年相応になった感じである。
バトルツリーに到着したトレーナーをレッドと二択の強制バトルで手荒く出迎える(USUMでは回復だけはしてくれるが)。
手持ち的にレッドよりは戦いやすいので自信がなければグリーンに挑もう。

LPLEではライバルキャラがシンに変更され、代わりに主人公たちの先輩トレーナーの立ち位置にいる。
金銀同様、サカキ不在の後のトキワシティジムリーダーにも就任する。

アニポケでのグリーンに相当する人物についてはシゲルの記事を参照。

クリス

初登場作品 クリスタル
ポジション 主人公
声優 阿澄佳奈(マスターズ)
名前の由来 水晶

ゲーム版シリーズ初の女主人公。以降の作品ではゲーム開始時に男女選択がデフォとなる。
緑の髪を跳ねさせたツインテールの髪型が特徴。
リメイク版であるHGSSではコトネに変わっており、クリスタル版でも「おんなのこ」を選ばない限り登場すらしない。
また、クリス選択時に通信システムを利用すると、男装してから入ることになるシリーズでも貴重な存在。
マスターズでは初期から登場しており、知識を生かして旅をする、面倒見がいいといったキャラ付けがされた。残念ながら男装ネタはない。
アニメにおいてはクリスは登場していないが、ライコウ雷の伝説にてマリナというクリスをモチーフにしたキャラクターが登場している。

グルーシャ

初登場作品 スカーレット・バイオレット
ポジション ナッペ山ジムリーダー
得意タイプ こおり
キャッチコピー 絶対零度トリック
声優 花江夏樹(マスターズ)
名前の由来 груша(ロシア語で)

パルデア地方最強のジムリーダー。セーターとマフラーで口元を隠している。
端正な見た目と長髪・厚着で体のラインが判別しにくい点などから勘違いされやすいが男性である。

元々は世界ランク2位の実力を持つプロボーダーで、昔はスポーツマン然とした熱い性格だったらしい。
しかし雪山での事故により選手生命を絶たれ、以後は暗くドライな性格になってしまった。「サムい」が口癖。
主人公との闘いの中で、わずかにではあるが過去の熱い自分を取り戻したようで、主人公への態度も軟化してくる。
ポケモンバトルはグルーシャ第2の才能であったようで、
ジムリーダーとしての座を剥奪されかねないリーグの定期的な視察にはかなり怯えているような姿勢も見せる。
視察は形式的なものらしいが、グルーシャに同情してオモダカに心象よく実力の高さを伝えてあげたプレイヤーも多かったのではないだろうか。

クロツグ

初登場作品 ダイヤモンド・パール
ポジション タワータイクーン
声優 檜山修之(アニポケ)、森田成一(エボリューションズ)、星野貴紀(マスターズ)
名前の由来 桄榔

バトルタワーの長・タワータイクーンにして、ジュン(DPtのライバル)の父親。
ジュンからは「ダディ」と呼ばれ非常に尊敬されているが、職務が忙しくなかなか家に帰れていないらしい。
「プラチナ」「HGSS」ではバトルタワーがバトルフロンティアに組み込まれたためフロンティアブレーンも兼ねる。
「なんだかなー!」という口癖といい所作といい、完全にこの親にしてあのそそっかしい罰金ボーイ有り、といった風体。
本気クロツグの手持ちはレジギガスヒードランクレセリアという相手をするのも嫌なレベルの伝説祭り。
ゲームでは確認できないが、羽織っている緑色のコートは背中に「王」と書いているのがアニメやポケスペで分かる。

ちなみに初めてトレーナーになったのはDPt主人公の父親と一緒に出掛けて野生のポケモンに襲われた時らしく、
奇しくも「ダイヤモンド・パール」での主人公・ジュンとほぼ同じデビューの仕方だった。

第4世代フロンティアブレーンでは唯一アニポケにも登場。こちらでもジュンの父親。
故郷フタバタウンのお祭りの特別ゲストとして呼ばれ、バトル大会で勝ち上がったサトシとバトルした。
フタバタウンの住人からはヒーローのような扱いを受けており、ヒカリの母・アヤコとも昔馴染の関係。
ちなみに演じる檜山氏はアニポケだとダツラの声もあてており、フロンティアブレーンを二人も演じている。

ケイト

初登場作品 プラチナ
ポジション フロンティアブレーン
声優 岡田恵(マスターズ)
名前の由来 鶏頭

バトルフロンティアの施設「バトルステージ」のフロンティアブレーン。「ステージマドンナ」の肩書きを持つ。
紫髪に赤い服・赤縁のサングラスを身に着けた熟年の女性。
「自分の好きをゴリ押すのではなくさりげなく貫いてこそいいトレーナー」
「誰にもどんなポケモンにも輝ける場所がある」などの金言を対戦前後に伝えてくる。

ゲーチス

初登場作品 ブラック・ホワイト
ポジション プラズマ団幹部・七賢人
声優 相沢まさき(アニポケ)、花田光(マスターズ)、速水奨(ジェネレーションズ)、子安武人(エボリューションズ)
名前の由来 G(ゲー。ドイツ語で「ソ」の音)+Cis(チス。ドイツ語で「ド#」の音)。
三全音と呼ばれる不協和音で、「音楽の悪魔」と称される

本名「ゲーチス・ハルモニア・グロピウス」。Nの父親…を自称する。
プラズマ団幹部の1人で、BWにおけるラストボス。名目上はNを擁立する七賢人の一人で、実働的な組織活動は彼が行う。
だがその実態は裏で組織を自分のいいように利用していた、プラズマ団の黒幕。
Nのカリスマを利用し人々にポケモンの開放を呼び掛けたのも自分だけが伝説のポケモンを独占するための方便であり、
幼いNに対して洗脳教育を施し、更にそのNに「歪で不完全な人間」「人の心を持たない化け物」と酷い暴言を吐くなど
その悪辣ぶりは枚挙に暇がなく、シリーズ最高クラスの悪役と言っても過言では無い存在である。
その一方で他の七賢人が「ゲーチスに人生を救われた」と発言しているなど、
真意はともかくポストに見合った他者からの尊敬の念もそれなりに獲得してはいたようである。
主人公に倒された後はチェレン達に連行されようとした所をダークトリニティに救われ、表舞台から姿を消す。

しかしネット上ではネタキャラ扱いされている事が多い。
というのも切り札のサザンドラがサブウェイでも無いのにC252・S252・H6と努力値が振られているとか(後にガセと判明)、
彼との戦闘の最中に「ゲエエェェチス♪ゲエエェェチス♪」と壮大なバックコーラスが流れるなど
色々と素敵な要素が多い事が一部のユーザーに大ウケしてしまった為である。
ポジション的には悪の組織のボスであるが、上記の通りシナリオ上のラスボスである事、
切り札のサザンドラが600族である事(しかもワタルと同じく本来のレベルではあり得ない素敵仕様)から、
実質チャンピオンに相当する(チャンピオン本人はクリア後まで戦えない)。

BW2では黒ずくめの服装に杖を突いた姿で登場。
表向きのリーダーをアクロマに、行動隊長をヴィオに任せ、自らは物語の裏からイッシュの力による支配を目論んだ。
前作では余裕たっぷりの姿勢を見せていたが、モーションで激しく杖を叩き付けるなど2年の間にすっかり余裕がなくなってしまい、
敗北後はまたしても子供に自身の野望を叩き潰された事で精神に支障を来し、「父さん」と呼ぶNを完全に拒絶する。
クリア後にはダークトリニティに様子を聞くこともできるが、廃人と化し「もう何もできない」有様になったようだ。
息子と言い張ったNも実際は孤児を引き取っただけで、その本性に父親としての愛など微塵も無かったのである…。
ネタ要素としては戦闘時の例のバックコーラスが何と出だしのイントロから流れており、一部のユーザーをまた大ウケさせてしまった。
その上BWでは荘厳なBGMだったものがやたらとハイテンションになっており、ついにはゲーチス音頭などと呼ばれるようになってしまった。
一方で、「ゲーチス版のピンチBGMはこんな感じになるはず」と好意的に評価する向きもある。
切り札のサザンドラは何故か物理型になっているが命の珠を持っている(しかし前作と同じく本来のレベルに満たない)。

USUMのエピソードRRにも登場。Nに代わってサカキを自身の野望の道具として利用しようとしたり、
戦闘に負けるとリーリエを人質にして主人公にボールを捨てさせようとするなど、相変わらずの悪行三昧を繰り広げた。
「これでこそゲーチス」とBWを遊んだ世代は感激したとかしないとか。
最後は部下である(別世界の住人ではあるが)アクロマに面と向かって「嫌い」と言われ、彼の手で強制的に元の世界に送還された。
実質サカキの前哨戦として出てくる辺り、公式からも他の悪の組織のボスとは一線を画す存在と認知されているようである。

アニポケではBW2時代の衣装で登場。Nが団を離れているため、名実共にプラズマ団のボスとなっている。
本編の2年前にポケモンと会話できるNの能力に目をつけレシラムを自身の制御下に置こうとするが、失敗。
2年をかけてアクロマを引き入れポケモンの制御装置を作り、再びNを団に呼び戻そうとした。
しかし、目立ちまくっていたゲーム本編に対しアニメではアクロマの方が何かと出番が多く、
ポケモンを所持しているような描写もなく、作戦が頓挫した後に普通に逮捕されて退場となった。

ケニヤン

BWアニメ序盤から登場しその後も幾度となくサトシと遭遇、鐘鳴らし対決やドンナマイトでの栄冠という実績、と
「ライバル」としてのポジション資格を一通り兼ね備えているトレーナー。
サウナが好きな体育会系。筋肉愛好家のベルさん曰く、脂肪などではなく本当に筋肉質。

これまでのリーグの法則性、「知り合ったトレーナー(タクトは一方的に知っただけ?)があと1人になるまで勝ち残り
最後はそいつに負けてライバルの1つだけ上のところでリーグ終了」からすると、カニヤンに勝ってコテツorバージルに負ける可能性が高く、
ますます製作側の暗黙の了解でライバル化していることがうかがえる。
ダゲキのカッコよさを知らしめた功労者でもある。他にはゼブライカ、レパルダスなど。

アクセントをサトシ一行からナレーターに至るまで露骨過ぎるくらいに間違えられたり、
名前そのものまでトムヤンクンやらユッケジャンやらケニヤンやらに間違えられたりするが、
もはや面倒くさくなって「ま、いいや」で済ませてしまう心の広い少年。
麻痺したときに「よし、ちゃんと攻撃できた!」と喜んだり、
1000万円以上のドーピングセットをもらったりするなどで共感できることもあり、
シュータロウよりも総じて視聴者およびゲーマーの評価が高い。
そんな彼に敬意を表して、正しい名前を正しいアクセントで呼んであげよう。

ゲン

初登場作品 ダイヤモンド・パール
ポジション ポケモントレーナー
声優 水島裕(アニポケ)、笠間淳(マスターズ)
名前の由来 玄米

青いスーツに身を包んだトレーナー。鋼鉄島に潜むギンガ団を倒すため、主人公と同行する。
ルカリオの使い手で、鋼鉄島でのイベントをクリアすると主人公にリオルのタマゴをくれる。
ミオジムリーダーのトウガンとは修行仲間で、彼からジムリーダーにならないかと誘いを受けた事もある他、
トウガンの息子のヒョウタからも尊敬されている人物。
だがその素性には謎が多く、トウガンですら年齢を知らないという。
見た目やルカリオ使いという点が映画「ミュウと波導の勇者ルカリオ」に登場するアーロンにそっくりであり、
彼をオマージュした人物だと思われるが、両者の関係性なども謎に包まれている。

アニポケでは鋼タイプのエキスパートとして登場。鋼鉄島での鋼ポケモンの異常行動を調査していた。
自身も波導を操ることができ、
ギンガ団が仕掛けた爆弾の爆破をルカリオと共に波導でせき止め、そのまま島の外に飛ばすなど凄い事もやってのけている。

ケンジ

アニポケにレギュラーメンバーとして登場したオリジナルキャラクター。オレンジ諸島にてサトシ、カスミと共に旅をした。
ジョウト編に入る直前にオーキド博士の弟子となり、旅の仲間から離脱した。

その後度々話題にはなるものの姿は見せず、本人の姿を確認出来たのは新無印編のサトシVSダイゴのバトルを観戦するシーンであった。
そしてサトシが主人公なアニポケの最終回にあたる、めざせポケモンマスター編最終話にて約11年半ぶりに発言、サトシと会話した。

ケンジはアニポケが海外展開する中で糸目なタケシが外国でウケないのではないかという考えのもと、
タケシと交代でレギュラー入りしたキャラクターで、
声優を務めた関智一氏も2021年5月28日放送のAbemaTVの番組内にて「(ケンジは)噛ませ犬だった」と発言している。

ゲンジ

初登場作品 ルビー・サファイア
ポジション ホウエン地方ポケモンリーグ四天王
得意タイプ ドラゴン
声優 飯塚昭三(アニポケ)、佐藤正治(マスターズ)
名前の由来 諸説あり(玄参、木槵子(もくげんじ)、ゲンジスミレなど)

まるでマ○ロスかN-○ーチラス号の艦長でもしてそうなキャプテン帽やマント、威厳あふれる髭が特徴の老年男性。
ホウエン四天王のトリを務める。
過去にドラゴンポケモン(「マスターズ」でカイリューであった事が明かされる)に命を救われ、それに報いるためにトレーナーになった過去を持つ。
ポケモンリーグに対しても人一倍強い思い入れがあり、
エメラルドでは「本気のバトルをするならバトルフロンティアよりポケモンリーグ」とも発言している。廃人からの同意は得られそうにないが
ORASではハギ老人と友人である事が判明。互いに「ゲンちゃん」「ハギちゃん」と呼ぶ仲。

ホウエン四天王では唯一アニポケにも登場。
ポケモンバトルをしていたサトシを見て気に入り自分の船に招待、自身もサトシとバトルをして勝利した。
その際にサトシにバトル中雑念がある事を看破し、自身の経験も踏まえた上でアドバイスをした。ちなみにホットミルクが好物。
新無印編にも登場。四天王業の傍らトレジャーハンターもやっている事も明らかになった。

ゴウ

初登場作品 アニメ第7シリーズ
ポジション ヒロイン主人公
声優 山下大輝、真堂圭(幼少期)
名前の由来 ポケモンGOもしくはポケモンシリーズの作曲家である一ノ瀬剛氏

アニメポケットモンスター新無印編のヒロインもう一人の主人公。
クチバシティ在住の褐色肌の少年で年齢はサトシと同じ10歳。
サトシの仲間としてはオレンジ諸島編のケンジ以来のアニメオリジナルキャラである。
男性キャラとしてはまつげが長めであり、シーンによっては女性に見えてしまうことも。
夢は幼いころに見つけたミュウのゲットであり、最初にゲットするのはミュウと決めていたため、カントー御三家ヒバニーのゲットは断っていた。
その後色々あってヒバニーをゲットし、カントーの虫ポケモン全てをゲットすることでポケモンゲットの楽しさを見つけたことから、
夢は「ミュウを含めた」すべてのポケモンゲットになった。
直感で動くサトシと違い、スマホで情報を集めたり、ポケモンの姿を撮影したりと理性的。
運動神経はサトシと比べると流石に劣るが、
ルギア出現を見越して建物の屋上でテントを張ったり、飛んでいるルギアに飛びついたりと結構無茶なところもある。

2022年12月16日放送回にてサトシと別れ、新無印編終了と共に出番を終えた。また同日サトシの引退も発表された。

コーン

初登場作品 ブラック・ホワイト
ポジション サンヨウシティジムリーダー
得意タイプ みず
キャッチコピー トライアルトライアングル
声優 石井真(アニポケ)
名前の由来 コーン

サンヨウジムリーダーを務める3人組の一人。
デント・ポッドとは三つ子の兄弟だが性格は全然違い、コーンは丁寧な性格。
ジムを兼ねるレストランでは彼が最高の水を用意することで至高のティーを飲むことができる。
主人公がポカブを選んだ場合は彼と戦う。切り札はヒヤップ

BW終盤ではプラズマ団との決戦時にジムリーダーが総出演するイベントがあるが彼ら3人が不参加であり、
また息の合った3人組という事からも「ダークトリニティの正体なのではないか」という憶測がファンの間で立っていた。
しかしBW2のおもいでリンクでは別人である事が判明。
BW1の1年後、ダークトリニティの気紛れで彼ら3人と戦ったデント・ポッド・コーンは彼らの実力に歯が立たず敗北、
自分たちは3人揃って一人前なのだ、と思い知らされそれぞれ強くなるために修行に励むようになり、サンヨウジムを閉鎖した。
しかしBW2では1日1回彼らと戦う機会はあり、3人のうち一人を相方に、残る二人とダブルバトルを行えるほか、PWTにも参戦している。

アニポケでもサンヨウジムリーダーとして登場。
レギュラーのデントやメイン回のあるポッドと違い、彼にはこれといった単独の活躍がないため影が薄い。

コギト

LEGENDS アルセウスに登場。
主に伝説のポケモンに関するストーリー・イベントにおいて主人公を助けてくれる。

コクラン

初登場作品 プラチナ
ポジション フロンティアブレーン
声優 梅原裕一郎(マスターズ)
名前の由来 黒蘭

バトルフロンティアの施設「バトルキャッスル」のフロンティアブレーン。「キャッスルバトラー」の肩書きを持つ。
同キャッスルのオーナーであるカトレアの執事。ムサシのような後ろに伸びたオールバックが目立つ。
上記カトレアの記事にある通り、戦えない彼女の代わりにポケモンを繰り出すが、
バトルの指示はカトレアが行っており、戦闘時のカットインにもカトレアが一緒に映る。
またバトルキャッスルの挑戦者の世話役も務め、ポケモンの状態異常の回復などを行ってくれる。
執事らしく落ち着き払った彼であるが、勝負の際には「ワッハ!」という謎の掛け声で気合を入れる。
手加減・本気パーティ共にエンペルトを手持ちに入れている。燕尾服の彼には似合いのポケモンである。

カトレアが独り立ちしたBW・BW2時代には直接登場しないが、BW2ではカトレアから彼についての話を聞ける。
またサザナミタウンの別荘の掃除は彼が行っているらしく、きちんとイッシュ地方までついてきてるようだ。

コゴミ

初登場作品 エメラルド
ポジション フロンティアブレーン
声優 小林沙苗(アニポケ)
名前の由来 コゴミ(クサソテツの若名)

バトルフロンティアの施設「バトルアリーナ」のフロンティアブレーン。「アリーナキャプテン」の肩書きを持つ。
金髪に道着姿が特徴。施設のからておうからは「大将」と呼ばれているが、本人はギャルのようなくだけた口調で喋る。
バトルアリーナは残り体力・攻撃の命中率・攻撃技を選んだかどうかで判定を決めるルールを採用しており、
銀シンボルで手持ちにいるヌケニン倒せないと必ず判定負けするというルールの穴を突いたような存在。
無論銀シンボルでヌケニン対策をしないのは自殺行為なので必ず対策をしておくように。

アニポケではフロンティブレーンの傍ら道場を営んでおり、シジマやトウキを理想としている。
ゲームのような判定ルールはなく、ルーレットで何匹のポケモンを使用するかを指定するバトルルールを用いていた。

ゴジカ

初登場作品 X・Y
ポジション ヒャッコクシティジムリーダー
得意タイプ エスパー
キャッチコピー 星明かりで 道を つくる人
声優 勝生真沙子(アニポケ)、進藤尚美(マスターズ)
名前の由来 午時花

スピリチュアルな印象…と余りにも奇抜な見た目が印象的なジムリーダー。
カールさせた髪型と黒いタイツのような服装に白マント、星型のピアスが特徴的。とにかく見た目の印象が強い。
本業は占い師で、ジムバトルを「儀式」、ジムバッジを「証」と呼ぶ、主人公の今後の動向を預言するなど神秘的で独特な行動が多い。
ちなみにバトルカットインに入る前に少し浮くが、これは手持ちポケモンに浮かせてもらっている
ポケモンだけでなく自身のエスパー能力を最大限まで引き出すために必要な事らしい。

アニポケでは前述の占い師要素・エスパー要素がよりフィーチャーされている。
超能力の才能がある者を各地から集めて、その能力を高めるための教育や修行を施していた。
誤解されやすい超能力者に居場所を与え、予知能力でカロス地方に迫る危険を前もって知らせることに役立てているなど、
多くの人のために自身の才を使っているのは他のジムリーダーと同等か、それ以上。
カルネも彼女に対しては敬語で接している。
サトシとのジム戦の前後にはその予知能力で、彼らが近い将来カロス地方を巻き込む災い(フレア団事件)に関わっていくこと、
及び手持ちのゲコガシラが将来辿る道(サトシゲッコウガの事)を予知していた。
サトシとの勝負では♂♀2体のニャオニクスを使用。てだすけとみらいよちのコンボでゲコガシラ&ファイアローを追い詰めていくが
ピカチュウがみらいよちの攻撃タイミングを見極めてサトシに伝えることで攻撃を読まれ、敗北した。
外野のピカチュウが攻撃タイミングを伝えるのはズルではないか?と思うかもしれないが、
ポケモンとの絆を重視するゴジカにとっては気にしてないどころか、むしろ評価ポイントとして受け取っていたので無問題である。

コテツ

BWアニメ後期から登場したトレーナー。サトシ以上にせっかちで、いろいろミスをしがち。
・バッジ7個でポケモンリーグに出場可能と思っていた
・大会エントリーについて言葉の意味すら知らなかった
・手持ちポケモンは最大5体と思っていた
…トレーナーとして致命的すぎる気もしなくもない。特に3点目は思い込みとはいえ、舐めプと捉えられても仕方のない行為である。
イッシュリーグヒガキ大会準々決勝でサトシと対戦し、勝利する。
この時も手持ち5体で相手をしてしまった為、「最後に舐めプで負ける」という後味の悪い最後で脚本に非難がチラホラ出たとか。

いつも一緒にいるリオル(サトシ戦でルカリオに進化)、秘密兵器のサザンドラを徹底的に鍛え上げている模様。
リオルの真似っこは成功率10割。

チャオブー相手にナットレイを、ピカチュウ相手にスワンナを後出しして、特に恒例の相性逆転のシーンもなく露骨に手持ちを減らそうとしてきた。
実質3vs6のホミカ的ハンデでサトシを相手にしているのは内緒。
↑いくら相性が悪いとはいえ、リオルとサザンドラ以外弱すぎだよな。あの2体以外ろくに育ててないんじゃ…

コトネ

初登場作品 ハートゴールド・ソウルシルバー
ポジション 主人公
声優 中島愛(アニポケ)、千本木彩花(マスターズ)

HGSSでクリスやリーフを差し置いて登場した新ヒロイン。男主人公を選んだ場合、サポートキャラとして登場。
「マリルの においを かいだら ぞうきん みたいな においがしたの ちょっと ショックよねー」というセリフはあまりにも有名。
あまり知られていないが、この後は「だから これから きれいに あらって あげるの!」といういい話に続くので、
何も知らずにコトネやマリルを叩かないように注意しよう。

アニメでも登場。「~ってことね」が口癖。

コハル

初登場作品 アニメ第7シリーズ
ポジション ヒロイン
声優 花澤香菜
名前の由来

アニメポケットモンスター第7シリーズのヒロイン。クチバシティ在住でゴウの幼馴染。
サクラキ研究所所長の娘だが、父がポケモン研究家だからコハルもポケモン好きと思われることを好ましく思っておらず、
ポケモン自体はあまり興味がない。
それゆえに出番が非常に少なく、歴代ヒロインで圧倒的空気。
将来何になりたいかが分からなかったところで進化しないイーブイと出会い、
自分の境遇と重ね合わせて一緒に行動することになり、出番も微増。
このイーブイは元々進化研究所にいたが、ある日脱走、コハルと出会ってなついたため譲ってもらっている。
各地方にいる様々なイーブイの進化系と出会い、イーブイのままでいるスイレンのナギサと出会い、
コハルとイーブイは様々な経験をしていくことになるが、将来何になりたいかはいまだに決められないでいる。
余談だが、ベストウイッシュ編に同名のキャラクターが登場している。

ゴヨウ

初登場作品 ダイヤモンド・パール
ポジション シンオウ地方ポケモンリーグ四天王
得意タイプ エスパー
声優 浪川大輔(アニポケ)、阿座上洋平(マスターズ)
名前の由来 五葉松

赤いスーツ姿と眼鏡が知的な印象を与える男性。シンオウ四天王の4番目。
読書家であり、本を読みながら挑戦者の到来を待ち続けている。「プラチナ」では殿堂入り後にミオ図書館にも登場する。
228番道路にはエスパータイプに関する本が多く積まれた家に住まう老夫婦がおり、老人が「本好きな息子がいる」と発言しているため、
ここがゴヨウの実家と思われる。(当該人物はDPにのみ登場、プラチナでは別人が住んでいる)

アニポケではキリンリキドータクンを連れており、ヒカリとバトルを繰り広げた。

コルサ

初登場作品 スカーレット・バイオレット
ポジション ボウルタウンジムリーダー
得意タイプ くさ
キャッチコピー ネイチャーアーティスト
声優 中井和哉(アニポケ)
名前の由来 colza(スペイン語でセイヨウアブラナ)

彫刻を中心に創作活動を続ける芸術家。口癖は「アヴァンギャルド!!」
普段の創作活動だけでなくポケモン勝負にも芸術を見出しており、戦闘を「合作」と称する。
またジム戦の前に風車の羽から身一つで飛び降りてきたりと、コルサ自身の行動もかなり突飛である。(しっかり足を痛めたらしい)
茨のような髪型とくまの濃い鋭い目つき、鞭を携帯しているなどから近寄りがたさを覚えるが、
実際は上記のような常軌を逸した行動・発言の数々や主人公をよく気に入ってくれる点が人気の愉快なおじさん人物である。
芸術家としての代表作「投げやりのキマワリ」はそのメッセージ性が識者の間でよく議論になるが、
この作品はコルサ自身が駄作しか作れずスランプに陥った際に生み出された、文字通り投げやりな気持ちで生み出されたものと本人は語る。

四天王兼アカデミー美術教師のハッサク先生とは芸術家仲間であり、お互いに「ハッさん」「コルさん」と呼び合う仲。
上記の投げやりだった頃にコルサはハッサクに世話になっていたようで、内心強く慕っている。
美術の授業を受け続けると特別ゲストとして彼が授業に登場してくれる回がある。色々とカオスな授業なので必見。

戦闘では他のジムリーダー共々タイプの違うポケモンを自分の専攻タイプにテラスタルさせて切り札として用いる。
コルサの場合はウソッキー。題名「嘘から出た実」として繰り出してくる。
タイトルの上手さだけでなく、岩⇔草タイプ間の相性補完を考えても実用性とメッセージ性を両立した秀逸な一匹と言えるだろう。

アニメにおいても性格や行動に変化はなし。
ただ黒いレックウザを目撃してその凄まじさに圧倒されてスランプに陥っている。

コルニ

初登場作品 X・Y
ポジション シャラシティジムリーダー
得意タイプ かくとう
キャッチコピー エボリューション ファイター!
声優 寺崎裕香(アニポケ)、美波わかな(マスターズ)
名前の由来 コルニション(フランス語でピクルスキュウリ)

金髪とヘルメット姿、ローラースケートが特徴の女性。
付けると調子が狂うらしく膝や肘にサポーターを付けていない。明るく活発な性格。
祖父コンコンブルはメガシンカに詳しいメガシンカおやじであり、
コルニもまた優秀なトレーナーにメガシンカに必要なキーストーンを渡す「継承者」の役割をジムリーダーと兼任している。
ジム戦だけでなく、手持ちのルカリオを一匹貸してもらって継承者としてのコルニとも戦うシーンもあり、
この時はコルニの専用グラフィックまで用意されている。

アニポケでは原作と違い、祖父からキーストーンを受け取っていたものの肝心のルカリオナイトを持っておらず、
「キーストーンだけでなくポケモンとの絆がメガシンカには必要」という祖父の言葉を
「要するに強くなればいいい」と勝手に解釈し、修行の旅に出ていた。
サトシ達と出会ったのはその旅の途中であり、数話にあたりサトシの旅に同行した。
その後ルカリオナイトを入手してメガシンカするもルカリオを制御できず、
その理由を「ルカリオをまだ理解していないから」と祖父に告げられたコルニは新たに課せられた試練を克服、
ようやくメガシンカの制御に成功する。
その後サトシと別れシャラシティに帰郷、改めてジムリーダーとしてサトシと戦った。
アニメでは髪を下した寝間着姿も披露しており、こちらの姿もファンから人気が高い。
新無印編にも登場。同じ女性格闘ジムリーダーのサイトウとは仲が良いことも明かされている。

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最終更新:2024年04月06日 20:07