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B3/ディヴ/アクヴァン - (2012/05/16 (水) 22:40:45) の編集履歴(バックアップ)


ディヴ:アクヴァン Div, Akvan


岩のような突起が皮膚から突き出し荒々しい角がその前頭部を覆うこの巨大なクリーチャーは、華美な鎧に身を包んでいる。

アクヴァン 脅威度20 Akvan


経験点 307,200
NE/巨大サイズの来訪者ディヴ他次元界
イニシアチブ +12; 感覚 暗視60フィート、暗闇を見通すトゥルー・シーイング〈知覚〉+34
オーラ 絶望(30フィート、DC30)

防御
AC 38、接触10、立ちすくみ34(+13鎧、+4【敏】、+15外皮、-4サイズ)
hp 372(24d10+240)
頑健 +18、反応 +22、意志 +21
DR 15/冷たい鉄および善; 完全耐性 [火]、抵抗 [酸]10、[電気]10

攻撃
移動速度 50フィート、飛行120フィート(良好)
近接 噛みつき=+32(2d8+12、加えて“つかみ”/19~20)、(×2)=+32(2d6+12)、尾の打撃=+30(2d10+6)
接敵面 20フィート; 間合い 20フィート(は25フィート)
特殊攻撃 グル作成、かきむしり(×2)、2d6+18)、信仰心の揺さぶり、飲み込み(6d6+18 加えて4d6エネルギー・ダメージ、AC25、hp37)、苦痛を及ぼす嚥下、蹂躙(2d8+18、DC34)
擬似呪文能力 (術者レベル20レベル;精神集中+28)
基本データ
【筋】35、【敏】26、【耐】30、【知】19、【判】24、【魅】27
基本攻撃 +24; CMB +40; CMD 58
特技 《イニシアチブ強化》《強打》《クリティカル強化:噛みつき》《クリティカル熟練》《突き飛ばし強化》《薙ぎ払い》《薙ぎ払い強化》《複数回攻撃》《ふっとばし攻撃》《迎え討ち》《朦朧化クリティカル》《よろめき化クリティカル》
技能 〈威圧〉+31、〈軽業〉+28(跳躍+36)、〈交渉〉+31、〈真意看破〉+30、〈知覚〉+34、〈知識:次元界〉+31、〈知識:宗教〉+19、〈知識:神秘学〉+31、〈呪文学〉+22、〈はったり〉+43、〈飛行〉+27、〈魔法装置使用〉+23;種族修正 +8跳躍時の〈軽業〉、+8〈はったり〉
言語 共通語、地獄語、天上語、奈落語、竜語;テレパシー100フィート
その他の特殊能力 鎧修練4

生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(破滅界アバドン)
編成 単体
宝物 標準(+5ハーフプレート、その他の宝物)

特殊能力
鎧修練(変則) アクヴァンは鎧を着た状態で生み出され、それを使用することに生まれながらにして卓越している。アクヴァンは15レベル・ファイターの鎧修練能力を持つ。
絶望のオーラ(超常) アクヴァンから30フィート以内にいる全てのクリーチャーはDC30の意志セーヴに成功しなければならない。失敗すると攻撃ロール、セーヴィング・スロー、技能判定、能力値判定に-4のペナルティを受ける。これは[精神作用]効果である。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
グル作成(超常) アクヴァンに倒されたすべてのジンニーは1d4ラウンド後にグル(125ページを参照)になる。このグルは作り出したアクヴァンの制御下にあり、アクヴァンが死んで自由意志を持つグルになるまで、奴隷のままである。グル達は生きていた時に持っていた能力の一切を持たない。
信仰心の揺さぶり(超常) アクヴァンが近接攻撃で信仰呪文の使い手に攻撃が命中したときはいつでも、目標はDC30の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると1d4ラウンドの間怯え状態となる。セーヴに成功すれば、代わりに1ラウンドの間怯え状態となる。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
苦痛を及ぼす嚥下(超常) 異世界の存在を狩るものであるアクヴァンは、様々な抵抗力を持つクリーチャーを独自に消化して取り込んできた。内臓に潰されることによるダメージに加えて、アクヴァンに飲み込まれたクリーチャーは毎ラウンド4d6ポイントの[酸]、[電気]、[火]、[冷気]のいずれかのダメージを与える。アクヴァンは毎ラウンド、自らの胃が与えるエネルギー・ダメージの種別を選択し、ラウンドごとに変更しても構わない。加えて、アクヴァンの胃は分厚く装甲が張られている。アクヴァンはその胃に対して、自らの外皮ボーナスそのままの値を(通常の半分の代わりに)得ることができる。

 アクヴァンはもっとも強力な肉体を持ち、忘れられた古の計画を直接進めるものアーリマンの、破壊を司る従者たる存在である。彼らのねじれた精神は荒廃、堕落、冒涜に志向し、その創造神と芸術と感嘆を引き出すことでよく知られる存在への憎しみでは並ぶものはない。定命の者にのみその狂気と復讐心を向けるディヴがほとんどだが、アクヴァンはジンニーらに対してもその憎しみの矛先を向ける。
 アクヴァンは長きに渡り畏怖され敬拝されてきた古来よりの遺跡や、無敵と呼ばれる存在や組織を破壊するためにそれらを探し歩く。ディヴは通常はるかに巧妙な方法でその汚染を撒き散らすが、アクヴァンは破壊を象徴し、意志や漆喰だけでなく希望や夢も打ち砕く。加えて、この破壊の主は彼らが最も憎む標的であるジンニーグルとして知られる忌まわしき存在へと変えてしまうことで、新しい恐怖を生み落とし続ける。その結果、アクヴァンの悪行は標的の死で終わることはなく、倒されたジンニーは戦場で起き上がり――あるいはアクヴァンの胃から吐き出され――冒涜的な不死の従者となる。このような不死の軍団はその恐ろしい主に仕え、時が来れば不浄なる奴隷の軍隊として召集されることになる。
 ジンニーとその協力者への憎悪と飢餓感は、全てのアクヴァンが従う種族全体の強迫観念となっている。このディヴはジンニーに遭遇すると常に狩り、破壊し、消化することから逃れることはできない。アクヴァンはその時点で自らよりも明らかに強力な敵と戦ってその命を無駄にすることを避ける程度には賢く、その勇猛なる力ではなく狡猾さによってそのような敵を衰弱させる方法を探す。
 アクヴァンは全長おおよそ40フィート(約12.2m)、重量は30,000ポンド(約13.6t)を超える。

アクヴァン・プリンス Akvan Princes

 アクヴァンは定命のものとジンニーを殺すことにそのすべてを費やす際、ジンニーに属する種族の一つに引きつけられ、特定の熱情を注ぐ種族の一員を標的とする。何年もの間貢献し続けた後で、特にジンニーを解体して殺してきたアクヴァンはアーリマンの興味を集める。アーリマンはそのようなディヴにより強力な力を授けて祝福し、アクヴァン・プリンス(アクヴァンの王子)に変化させる。
 それぞれのアクヴァン・プリンスはジンニーの特定の種類を絶滅することにその身を捧げ、その種のジンニーをばらばらにするための特殊能力を得る。アクヴァン・プリンスは追加の4~8ヒット・ダイスと3つの能力値に対する+4ボーナスを得、CRは22~24となる。アクヴァン・プリンスは以下の能力のセットから1つを獲得する。このセットはそのものが狩るジンニーの種類によって決まる。
 地の粉砕シャイタンを狩るアクヴァン・プリンスは最も硬い石でさえ粉々にする。彼らは地滑り能力(訳注:原文はstone glideだが、earth glideの誤記として修正)、振動感知100フィート、穴掘り移動速度100フィートを得る。さらに肉体武器はダメージ減少を考慮する際にアダマンティンとして扱われる。加えて、以下の擬似呪文能力を得る。3/日――ウィッシュ《呪文高速化》されたストーン・シェイプトランスミュート・マッド・トゥ・ロックトランスミュート・ロック・トゥ・マッド
 消え行く残り火イフリートを狩るアクヴァン・プリンスは炎を支配する。彼らは[火]に対する抵抗30、イフリート熱気特殊攻撃(攻撃の際に1d6、組みつくか組みつかれた時に6d6)を得る。加えて以下の擬似呪文能力を持つ。回数無制限――ウォール・オヴ・ファイアー《呪文高速化》されたクウェンチスコーチング・レイ;3/日――ウィッシュ
 絶息する風ジンを狩るアクヴァン・プリンスは風を圧倒する力を得る。彼らは[電気]に対する抵抗30と竜巻変化能力を持ち、その飛行移動速度は120フィート(機動性は完璧)。加えて以下の擬似呪文能力を持つ。回数無制限――インヴィジビリティ;3/日――ウィッシュガシアス・フォーム
 渇きの海マーリドを倒すアクヴァン・プリンスは水を操り毒に変える。彼らは水泳移動速度100フィート、マーリドの荒れ狂う水特殊攻撃(8d6ポイントのダメージ、1d6ラウンドの間盲目状態かつ朦朧状態)を得る。加えて以下の擬似呪文能力を持つ。常時――ウォーター・ブリージングウォーター・ウォーク;回数無制限――《呪文高速化》されたコントロール・ウォーター;3/日――ウィッシュホリッド・ウィルティング
 錯乱した魂ジャーンを殺すアクヴァン・プリンスは失敗と敗北を撒き散らす。彼らは[酸]、[電気]、[冷気]に対する抵抗20と、以下の擬似呪文能力を持つ。回数無制限――イセリアル・ジョーントインヴィジビリティ;3/日――インサニティウィッシュメイジズ・ディスジャンクション