この浅黒い肌のエルフは、髪は銀、瞳と瞳孔は白で戦備を整えた姿勢で立っている。
ドラウ 脅威度1/3 Drow
経験点135
ドラウ、1レベル・ウォリアー
CE/中型サイズの
人型生物(エルフ)
イニシアチブ +2;
感覚 暗視120フィート;
〈知覚〉+2
防御
AC 15、接触12、立ちすくみ13(+1盾、+2【敏】、+2鎧)
hp 5(1d10)
頑健 +2、
反応 +2、
意志 -1;心術に対して+2ボーナス
完全耐性 睡眠;
SR 7
弱点 光による盲目化
攻撃
移動速度 30フィート
近接 レイピア=+2(1d6/18~20)
遠隔 ハンド・クロスボウ=+3(1d4/19~20、加えて“
毒”)
擬似呪文能力 (術者レベル1)
一般データ
【筋】11、
【敏】15、
【耐】10、
【知】10、
【判】9、
【魅】10
基本攻撃 +1;
CMB +1;
CMD 13
特技 《武器の妙技》
技能 〈隠密〉+2、
〈知覚〉+2;
種族修正 +2
〈知覚〉
言語 エルフ語、地下共通語
その他の特殊能力 毒の使用
生態
出現環境 地下
編成 2体、戦隊(3~4)、巡視体(5~8)、戦闘部隊
▼(10~40)
宝物 NPCの装備品(レザー・アーマー、鋼鉄製ライト・シールド、レイピア、ハンド・クロスボウとボルト20本、
ドラウの毒(2服分)、3d6gp、その他の宝物)
特殊能力
毒の使用(変則)/Poison ドラウは、毒の扱いに熟練しており、誤って服毒することは決してない。 ドラウが好むぞっとするような毒は、犠牲者を気絶状態にしてしまう。この毒のおかげで、ドラウは楽々と奴隷を捕らえることができる。ドラウ毒・致傷型;
セーヴ 頑健・DC13;
頻度 1回/2分;
初期効果1分間の
気絶状態;
副次的効果2d4時間の
気絶状態;
治癒 1回のセーヴ成功。
エルフの親類とはいっても、ドラウはせいぜいが有害で邪悪な従兄弟である。時々ダーク・エルフと呼ばれる、これら邪悪なクリーチャーは、世界の下にある洞窟や隧道をうろつき回り、多くの地下都市を恐怖と力で支配している。デーモンを崇拝し、出会った種族のほとんどを奴隷とするドラウは、地下世界の住人の中で最も恐れられ憎まれている。
ドラウは地上に住んでいる親族よりも僅かに背が低く痩せているが、それにもかかわらず肉体的には類似している。ドラウは漆黒から暗紫色までの暗い色の肌をしている。ほとんどのドラウは白髪か銀髪で、目は白か赤色だが、他の色の者もいないわけではない。
ドラウの社会は強力な貴族階級によって支配されており、貴族たち自身も嗜虐的で危険な女家長に統べられている。女家長は競合する氏族や自らの家の下位の同族に対し、常に陰謀と策略を仕掛けている。ドラウの大多数は一般の兵士と退廃した市民であり、基本データはここに示されている。ドラウの貴族はより強力で危険であり、詳細は下にある。
戦闘に際しては、ドラウは完璧に無慈悲で、正々堂々や慈悲などほとんど気にもかけない。奇襲攻撃や、敵を自らが明らかに有利な場所に誘いこむことを好む。劣勢になった場合、ドラウは速やかに撤退し、自分の逃亡を援護させるため奴隷や部下を置き去りにする。
ドラウのキャラクター
ドラウは種族ヒット・ダイスを有していないため、クラス・レベルによって定義される。ドラウは以下の種族特性を有している。
+2【敏捷力】、+2【魅力】、-2【耐久力】:ドラウは、機敏で器用だ。
中型:ドラウは、中型のクリーチャーであり、サイズによるボーナスもペナルティもない。
移動速度:ドラウは、30フィートの基本移動速度を持つ。
暗視:ドラウは、暗闇の中を120フィート先まで見通すことができる。
ドラウの耐性:ドラウは、魔法的な睡眠に対する
完全耐性を持ち、心術呪文に対するセーヴィング・スローに+2の種族ボーナスを得る。
鋭き五感:ドラウは、
〈知覚〉判定に+2の種族ボーナスを得る。
呪文抵抗:ドラウは、6+ドラウのレベルに等しい値の
呪文抵抗を有している。
擬似呪文能力:ドラウは、1日1回
ダンシング・ライツ、
ダークネス及び
フェアリー・ファイアーを
擬似呪文能力として、使用することができる(術者レベルは、ドラウのクラス・レベルと等しい)。
光による盲目化:突然明るい光に晒された場合、ドラウは1ラウンドの間
盲目状態となる。以後、明るい光の作用している範囲に存在している限り、
目が眩んだ状態になる。
毒の使用:上記の特殊能力を参照。
武器精通:ドラウは、ハンド・クロスボウ、レイピア、ショート・ソードに対して習熟している。
言語:ドラウはプレイ開始時にエルフ語と地下共通語を修得している。高い【知力】を持つドラウは、以下から追加の言語を選択できる:奈落語、アクロ語、水界語、共通語、竜語、ドラウ語(ドラウ手話言語)、ノーム語、ゴブリン語。
ドラウの貴族
ドラウのおよそ1/20は、特殊能力に生来恵まれている。この例外的なドラウの圧倒的大多数は女性であり、その結果ドラウ社会は自然に母権制となる傾向がある。このような特別な子の誕生は、支配階級では巧みに計画され奨励されており、母親が貴族の血族である場合に起きる可能性が極めて高い。奇妙なことに、父親の地位はドラウの貴族として子供が生まれる確率を増減させないように見える。貴族から生まれた通常のドラウの子供は普通殺される。ドラウが信仰する数多くのデーモン神の1柱への生贄となるのだ。一般人の両親からドラウの貴族が生まれるのは稀なことだが、そのような者は通常は成年に達するまでに両親や家族を殺害し、自らの出生の真実を隠し、その社会の貴族の氏族に楽に参入しようとする。ドラウの貴族は同族の大多数よりも強力であり、そのため氏族の中で迅速に権力の階段を登っていく。ドラウの貴族のヒエラルヒーを登っていくことは、通常は暗殺、詐略、裏切りを組み合わせて行われ、そのため権力を持つドラウのほとんどは度外れて偏執的である。
ドラウの貴族のキャラクター
ドラウの貴族 脅威度3 Drow Noble
経験点800
ドラウの貴族(女性)、3レベル・クレリック
CE/中型サイズの
人型生物(エルフ)
イニシアチブ +3;
感覚 暗視120フィート;
〈知覚〉+5
防御
AC 21、接触13、立ちすくみ18(+2盾、+3【敏】、+6鎧)
hp 16(3d8+3)
頑健 +4、
反応 +4、
意志 +6;心術に対して+2ボーナス
完全耐性 睡眠;
SR 14
弱点 光による盲目化
攻撃
移動速度 20フィート
近接 高品質のレイピア=+4(1d6+1/18~20)
遠隔 ハンド・クロスボウ=+5(1d4/19~20、加えて“
毒”)
特殊攻撃 混沌の手(6回/日)、出血の手(6回/日)、負のエネルギー放出(4回/日、2d6、DC12)
擬似呪文能力 (術者レベル3)
準備済みの呪文(術者レベル3)
一般データ