何千もの金属部品でできているが、この輝く金属の傑作は有り得ない程の優美さを持って空中を滑る。
クロックワーク・ドラゴン 脅威度16 Clockwork Dragon
防御
AC 34、接触14、立ちすくみ28(+2回避、+20外皮、-2サイズ、+4【敏】)
hp 177(25d10+40)
頑健 +8、
反応 +14、
意志 +8
DR 15/アダマンティン;
完全耐性 人造の種別特性;
抵抗 [火]20;
SR 27
弱点 [電気]に対する
脆弱性
攻撃
移動速度 60フィート、
飛行100フィート(標準)、水泳60フィート
近接 噛みつき=+35(4d6+12)、爪(×2)=+35(2d8+12)、尾の打撃=+30(2d6+6)、翼(×2)=+30(2d6+6)
接敵面 15フィート;
間合い 15フィート(噛みつきは15フィート)
特殊攻撃 アダマンティンの武器、自壊、ブレス攻撃(100フィート・直線状、14d6[火]ダメージ、反応・DC22・半減、1d4ラウンドごとに使用可能)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地上
編成 単体
宝物 なし
特殊能力
アダマンティンの武器(変則)/Adamantine Weapons クロックワーク・ドラゴンの歯と爪はアダマンティンでできており、その材質の武器の性質がある。
効率的ねじ巻き(変則)/Efficient Winding 長く危険な任務のために作られたクロックワーク・ドラゴンは巻かれる度にヒット・ダイスにつき3日だけ活動できる。
自壊(変則)/Self-Destruction クロックワーク・ドラゴンのヒット・ポイントが最大の10%(多くのクロックワーク・ドラゴンなら17hp)以下であるが0より上になった時、次のクロックワーク・ドラゴンのターンにこれは自壊し、爆発し金属の欠片と蒸気を飛ばし10d6ポイントの斬撃ダメージに加え10d6ポイントの[火]ダメージを半径20フィートの爆発以内にいる全てのクリーチャーに与える。DC22の反応セーヴの成功はこのダメージを半減する。セーヴは【魅力】に基づいている。(訳注:セーヴDCの計算が合わない)
クロックワーク・ゴライアスは野蛮な力を備えているが、クロックワーク・ドラゴンの強力なブレス攻撃と飛行能力はそれらを多才で上品な殺人者に仕立てている。長距離飛行と任務のために設計されたクロックワーク・ドラゴンの入り組んだねじ巻き機構は他のクロックワーク構造物よりも更に効率的であり、その理由には入り組んだ翼やブレス攻撃装置の複雑な機構から発生するエネルギーの一部の再利用が含まれている。もっとも複雑に精巧に作られたクロックワークの1つで、その多くの可動部分はアダマンティンの支えと部品で強化され、この殺人機械を複雑な強固な恐怖の素晴らしい混合物としている。
基本的な骨組みとクロックワーク・ドラゴンの内部の機構は非常に順応性があり、クロックワーク・ドラゴンには多くの変種がある。クロックワーク・ドラゴンは一般に鼻から尾の先端まで20フィートで、体重ほぼ75米トンである。
以下はいくつかのクロックワーク・ドラゴンの亜種である。いくつかのクロックワーク・ドラゴンはこれらのバリエーションの一つ以上を示す。
酸のブレス(脅威度+0)/Acid Breath:苛性の液体の噴射機構を備えたこの種のクロックワーク・ドラゴンは[火]のブレスを60フィート直線の[酸]に置き換える。目標となったクリーチャーは10d8ポイントの[酸]ダメージを与える(反応・DC22・半減)。
デストロイヤー(脅威度+0)/Destroyer:これらのクロックワーク・ドラゴンは非常に機動的で強力な攻城兵器として使われる。デストロイヤー・クロックワーク・ドラゴンはブレス攻撃が欠けているが、全ラウンド・アクションとして固体の地面の上にいる間、歯車を動かし、翼を引き離し、ヘヴィ・ボンバードとして立ち上がることができる。クロックワークの体が、ボンバードのための砲台として使われ、ボンバードを乗せるために5回の全ラウンド・アクションを使用するが、クロックワークの内部の動きは、味方なしでボンバードを乗せることができる。クロックワーク・ドラゴンはボンバードの照準を定めるためにアクションをとることもできる。クロックワーク・ドラゴンは10回のボンバードを発射するのに十分な弾薬を運ぶ。
燃え盛るタールのブレス(脅威度+1)/Flaming Tar Breath:火を噴く代わりに、いくつかのクロックワーク・ドラゴンは燃え盛るタールを30フィートの円錐形に吹く。効果の範囲内のクリーチャーは14d6ポイントの[火]ダメージを受け、炎を上げるタールの分厚い層で
絡みつかれた状態となる。DC22の反応セーヴに成功することは、ダメージを半減させ、
絡みつかれた状態の効果を無効化する。クリーチャーはタールで燃え5ラウンドの間
絡みつかれた状態となる。
絡みつかれた状態クリーチャーは各ラウンドのそのターンに3d6ポイントの[火]ダメージを受ける。全ラウンド・アクションを費やしDC22の反応セーヴに成功することはタールを取り除き、捕われたクリーチャーの
絡みつかれた状態と[火]ダメージから解放する。
インフィルトレーター(脅威度+1)/Infiltrator:これらのクロックワーク・ドラゴンは他のクロックワーク・ドラゴンと比べ精巧で素早い。インフィルトレーター・クロックワーク・ドラゴンは可動部分を蛇行させ小さい形状に再編成することができ、これによって
収縮の能力を与えられている。さらに、その部品は、黒く雑音を押さえている樹脂で覆われており、
〈隠密〉判定に+8のボーナスを加える(一般には
〈隠密〉+0)。最後に、吹き込まれた魔法によって標準アクションとして1日3回
グレーター・インヴィジビリティの呪文(術者レベル15)と同様に
不可視状態となれる。インフィルトレーター・クロックワーク・ドラゴンの不可視は超常能力である。
ミスラル(脅威度+0)/Mithral:この亜種はアダマンティンの武器と
DRを失い、呪文を封じ込められたミスラルの部品のおかげでより大きな飛行能力を得る。地上と水泳の移動速度は70フィートまで増加し、飛行移動速度は良好な機動性を持つ200フィートまで増加する。加えて1日1回即行アクションとして、1d4ラウンドの間
ヘイスト の呪文の利益を得ることができる。
ラスト・ブレス(脅威度+0)/Rust Breath:ラストブレス・クロックワークドラゴンは火のブレスを吐かない。その代わりクリーチャーはむき出しの金属をすぐに錆させる錬金術の溶媒の霧を吐き出す。この所謂「ラスト・ブレス」は60フィートの直線で噴出する。クリーチャーは所持しているアイテムを効果から避けさせるためにDC22の反応セーヴを試みることができる;しかし剥き出しのアイテム毎に別々に試みる必要がある。各々のアルケミカル・ドラゴンは最大3回までブレス攻撃をするために必要な量の錬金術の溶媒を持つことができ、溶媒が補充されるのに10分かかる。これらのクロックワーク・ドラゴンはアイアンウッド、アダマンティン、その他の錆びることに対して完全耐性を持つ素材でできている。
睡眠ガスのブレス(脅威度+0)/Sleep Gas Breath:このクロックワークドラゴンのブレス攻撃は睡眠ガスのタンクと置き換える。クロックワークが30フィートの円錐形でこのガスを吐き出すとき、円錐の範囲内のクリーチャーはDC22の意志セーヴに成功するか、失敗すると1d6+10ラウンドの間寝なければならない。このブレス攻撃を持つクロックワーク・ドラゴンはインフィルトレーターかミスラルの亜種を持つ傾向があり、しばしば両方の亜種を持つ。これらのクロックワーク・ドラゴンは強引さより秘密裏と精度を必要とする任務に優れている。
クロックワーク・ドラゴンはクロックワーク構築の傑作であり作成が特に困難である。クロックワーク・ドラゴンの作成者は25,000gpの価値のあるクロックワークの断片から作成を始めなければならない。
クロックワーク・ドラゴン Clockwork Dragon
術者レベル 18; 市価 300,000gp
作成要項
この個性のない人造は水晶の杖をその胸にセットし、秘術のエネルギーでいっぱいである。
クロックワーク・メイジ 脅威度9 Clockwork Mage
防御
AC 25、接触17、立ちすくみ18(+2回避、+8外皮、+5【敏】)
hp 102(15d10+20)
頑健 +5、
反応 +12、
意志 +7
DR 5/アダマンティン;
完全耐性 人造の種別特性;
SR 20
弱点 [電気]に対する
脆弱性
攻撃
移動速度 30フィート
近接 叩きつけ(×4)=+18(1d4+3)
特殊攻撃 ワンドの魔法
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地上
編成 単体
宝物 なし
特殊能力
ワンドの魔法(超常)/Wand Magic 呪文解放型の魔法のアイテムを使用するかのように、クロックワーク・メイジのワンドの水晶は魔法を発動する(術者レベル9)。ワンドの水晶の秘術の系統はクロックワーク・メイジの呪文を決定する。1レベルの呪文を回数無制限、2レベルの呪文を1日3回、3レベルの呪文を1日1回発動する。
これらの人造は、クロックワークの発明の頂点である。機械式の装置と魔法の導管の独創的な組み合わせによってクロックワーク・メイジはワンドの力をいろいろな秘術の力に向けさせる事ができる。彼らは強力な秘術の術者にか、または怯まず反駁しない術者として自我や自由な思想なしに呪文の恩恵を望む人々に仕える事がある。
ミスラルと鋼ででき人型の姿をしたクロックワーク・メイジは移り行く蒸気で満たされた大きな水晶球を頭部に持つ。直立すると身長7フィートである。
クロックワーク・メイジの作成者は2,000gpの価値のあるクロックワークの断片から作成を始めなければならない。
クロックワーク・メイジ Clockwork Mage
術者レベル 12; 市価 84,000gp
作成要項
この赤い目のスティードが動くときは、輝くギアが音を立て、運動するオーケストラがざわめく。
クロックワーク・スティード 脅威度6 Clockwork Steed
防御
AC 20、接触12、立ちすくみ17(+2回避、+8外皮、-1サイズ、+1【敏】)
hp 74(8d10+30)
頑健 +2、
反応 +5、
意志 +2
完全耐性 人造の種別特性
弱点 [電気]に対する
脆弱性
攻撃
移動速度 50フィート
近接 噛みつき=+14(1d8+7)、蹄(×2)=+9(1d6+3)
接敵面 10フィート;
間合い 5フィート
特殊攻撃 強力な蹴り、
蹂躙(1d6+7、DC21)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地上
編成 単体
宝物 なし
特殊能力
強力な蹴り(変則)/Powerful Kick 標準アクションとして、クロックワーク・スティードは後ろの蹄で2回の蹄攻撃をすることができる;両方命中すると、
《ふっとばし攻撃》の特技としてふっとばし攻撃戦技を行うことができる。クロックワーク・スティードはこの戦技判定に+4の種族ボーナスを得る。
これらの疲れ知らずの人造は技術者にとって通常の馬の代わりに設計された。必要とされるならば、数時間、数日に渡ってさえ絶え間なく駆けることができる。彼らの持久力に加えクロックワーク・スティードは強力な身体的なパンチがある――彼らの蹄からの打撃は小さなクリーチャーをぶっ飛ばすことができる。多くの乗り手はクロックワーク・スティードが乗り手からの命令を受け入れるという絶対的な方法を楽しむが、他の者はこれらのスティードの個性の欠如が苛立たせるとわかる。通常の馬と異なり、クロックワーク・スティードは乗り手との絆を作る能力が欠如している。
クロックワーク・チャージャーは戦場で機械化された恐怖をぶつけるために造られる。クロックワーク・チャージャーは
アドヴァンスト・クリーチャーの単純なテンプレートを持ち、騎乗突撃を強化する機構があるか、乗り手さえ不要として旋回するランスによってそのような突撃が出来る機構を持つ。
クロックワーク・チャージャーはランスを支持するのに十分大きな旋回軸の掛け金を備えており、ランスを習熟していない者でさえ習熟しているかのようにそれを使用できるようにする。さらに、クロックワーク・チャージャーは旋回軸に装備されるいかなるランスへも習熟し、
小振りの武器の特殊能力を得る。
クロックワーク・スティードの作成者は3,000gpの価値のあるクロックワークの断片から作成を始めなければならない。クロックワーク・チャージャーを造るとき、旋回軸はどのようなサイズのランスでも作ることができるが一般に中型である。
クロックワーク・スティード Clockwork Steed
術者レベル 12; 市価 29,000gp(クロックワーク・チャージャーのための33,500gp)
作成要項
最終更新:2017年01月16日 00:47