PRD外 > クラス > 動物の相棒

魔獣の相棒 Monstrous Companions

出典 Inner Sea Combat
 魔法と非日常が蔓延する内海地方では、奇想天外な乗騎も珍しくない。以下の魔獣の相棒の選択の項では、主にキャヴァリアー、レンジャー、パラディンが騎乗するモンスターについて詳しく述べる。魔獣の相棒に乗るには特技が必要だが、それ以外は動物の相棒クラス特徴のルールを使用する。魔獣の相棒の最も有用な能力や強力な攻撃を引き出すには、2番目の特技が必要である。

グリフィンの相棒 Griffon

出典 Inner Sea Combat 14ページ
相棒の種類 魔獣
この堂々たる獣の胴体はライオンのもので、頭と前足は巨大な鷲のもの。さらに、一対の大きな羽根が生えている。
前提条件 〈交渉〉〈威圧〉または〈動物使い〉5ランク;〈騎乗〉5ランク
開始時のデータサイズ 大型;移動速度 30フィート、飛行 40フィート(標準;飛行中にライダーを乗せることはできない);AC+4外皮;攻撃 噛みつき(1d6);能力値 【筋】16、【敏】15、【耐】16、【知】5、【判】13、【魅】8;特殊能力 暗視 60フィート、夜目鋭敏嗅覚言語 共通語(話せない)

7レベルでの成長移動速度 40フィート、飛行 80フィート(標準;飛行中にライダーを乗せることはできない);AC+2外皮;攻撃 噛みつき(1d6)、鉤爪(×2)(1d6);能力値 【筋】+2、【耐】+2;特殊攻撃 飛びかかり引っかき(1d6)

Mastery(7レベル) グリフォンは飛行中にライダーを運ぶことができるが、飛行移動速度は半分に低下する。

ヒポカンパスの相棒 Hippocampus

出典 Inner Sea Combat 14ページ
相棒の種類 魔獣
このクリーチャーの前半分は馬で後ろ半分は魚だ。前足の先端は蹄ではなく広がる鰭になっている。
開始時のデータサイズ 大型;移動速度 5フィート、水泳 40フィート;AC+4外皮;攻撃 噛みつき(1d4);能力値 【筋】16、【敏】9、【耐】15、【知】2、【判】12、【魅】11;特殊能力 暗視 60フィート、夜目鋭敏嗅覚水への依存

4レベルでの成長移動速度 水泳60フィート;攻撃 噛みつき(1d6);能力値 【筋】+2、【敏】+4

Mastery(7レベル) ヒポカンパスの水泳移動速度は20フィート増加し、1d4ポイント+【筋力】ボーナスの半分のダメージを与える尾の打撃の二次攻撃を得る。

ヒポグリフの相棒 Hippogriff

出典 Inner Sea Combat 14ページ
相棒の種類 魔獣
この大きな馬に似たクリーチャーは、鷹の翼、鉤爪、曲がった嘴を持つ。
開始時のデータサイズ 大型;移動速度 40フィート、飛行 60フィート(標準;飛行中にライダーを乗せることはできない);AC+2外皮;攻撃 噛みつき(1d6);能力値 【筋】15、【敏】15、【耐】14、【知】2、【判】12、【魅】9;特殊能力 暗視 60フィート、夜目鋭敏嗅覚.

4レベルでの成長移動速度 40フィート、飛行 100フィート(標準;飛行中にライダーを乗せることはできない);攻撃 噛みつき(1d6)鉤爪(×2)(1d4);能力値 【筋】+2、【耐】+2

Mastery(7レベル) ヒポグリフは飛行中にライダーを運ぶことができるが、飛行移動速度は半分に低下する。

ウォーグの相棒 Worg

出典 Inner Sea Combat 14ページ
相棒の種類 魔獣
この異様に大きな狼は、邪悪ながらたいていは知性の光が灯る深紅の目を持つ。
前提条件 中立にして悪から1段階以内の属性
開始時のデータサイズ 中型;移動速度 50フィート;AC+2外皮;攻撃 噛みつき(1d6);能力値 【筋】17、【敏】15、【耐】13、【知】6、【判】14、【魅】10;特殊能力 暗視 60フィート、夜目鋭敏嗅覚言語 共通語、ゴブリン語

4レベルでの成長AC+2外皮;攻撃 噛みつき(1d8加えて”足払い”);能力値 【筋】+2、【耐】+2

Mastery(7レベル) 標準アクションとして1日1回、ウォーグは恐ろしい遠吠えをすることができる。これは[恐怖]のモンスターの共通ルールの30ftの円錐形のバージョンとして機能する。


+ 目次

動物の相棒のアーキタイプ Companion Archetypes


頂点種(アーキタイプ) Apex Species

出典 Wilderness Origins 20ページ
 一部の動物には、深刻な競争相手や真の捕食者がいない。彼らは生息地の主であり、本来の地形を利用するために完全に進化した。もちろん彼らが捕食者である必要はない――一部の草食動物は、自身のホームと同じように決定的に適している。
原住の環境(変則)/Native Environment:頂点種はレンジャーの得意な地形のリストから特定の地形種別を選択する。その地形にいる間、頂点種は環境の障害地域に対処するための判定とセーヴにレベルの半分に等しいボーナスを得る。頂点種はその原住の環境として他次元界を選択することはできない。
これは呪文共有と置き換える。
得意な地形(変則)/Favored Terrain:3レベルの時点で、頂点種はボーナスがレンジャーの+2ではなく+1であることを除いて、その原住後形に一致する地形に対してレンジャーの得意な地形能力を得る。ボーナスは8、13、18レベルの時点で1ずつ増加するが、動物の相棒は追加の得意な地形を得ない。
これは身かわしと置き換える。
自然の選択(変則)/Natural Selection:6レベルの時点で、頂点種は以下のように得意な地形に基づいて能力を得る:
寒冷地/Cold:頂点種は[氷雪]に対する抵抗5を得、15レベルの時点で15に増加する。
砂漠/Desert:頂点種は[火炎]に対する抵抗5を得、15レベルの時点で15に増加する。
森林、ジャングル/Forest, Jungle:頂点種はCMDに+1の回避ボーナスを得、15レベルの時点で+3に増加する。
山岳、平地/Mountains, Plains:頂点種は[雷撃]に対する抵抗5を得、15レベルの時点で15に増加する。
水界、地下/Water, Underground:頂点種は[強酸]に対する抵抗5を得、15レベルの時点で15に増加する。
沼地、都市/Swamp, Urban:頂点種は病気と毒に対するセーヴに+4の種族ボーナスを得る。15レベルの時点で、頂点種は病気と毒に対する完全耐性を得る。
これは忠誠および身かわし強化と置き換える。
野生の達人(変則)/Master of the Wild:9レベルの時点で、頂点種は以下のように得意な地形に基づいて能力を得る:
寒冷地/Cold:頂点種は気象条件(吹雪、雨、霧、霞など)をペナルティなく見通すことができ、そのような影響による遮蔽や視認困難を無視する効果が魔法によって作成された場合、頂点種は代わりにペナルティなく見ることができる距離を3倍にする。
砂漠/Desert:頂点種は幻術呪文と効果に対する意志セーヴに+4の士気ボーナスを得る。
森林、都市/Forest, Urban:頂点種はボーナス特技として《技能熟練:隠密》を得る。
ジャングル、山岳/Jungle, Mountains:頂点種は地上移動速度の半分に等しい登攀移動速度を得る、または既に持っている登攀移動速度を10フィート増加させる。
平地/Plains:頂点種は地上移動速度が10フィート増加する。
沼地、水界/Swamp, Water:頂点種は地上移動速度の半分に等しい水泳移動速度を得る、または既に持っている水泳移動速度を10フィート増加させる。
地下/Underground:頂点種は地上移動速度の半分に等しい穴掘り移動速度を得る、または既に持っている穴掘り移動速度を10フィート増加させる。
これは《複数回攻撃》と置き換える。

突撃者(アーキタイプ) Charger

出典 Animal Archive 20ページ
強力な突撃者は重装甲と重装備をしたチャンピオンに恩恵をもたらし、彼らと彼らの金属物をためらうことなく戦いへと持ち込む。
動物の特技:開始時の動物の相棒特技に加えて、突撃者は 《貫通突撃》APG《上級蹴散らし》《頑健無比強化》《鋼の意志強化》を選択できる。
動物の技能:突撃者は〈威圧〉をクラス技能として扱う。
騎乗挑戦(変則)/Mounted Challenge:キャヴァリアーが乗ると、突撃者はキャヴァリアーの挑戦のクラス特徴によって与えられるボーナスとペナルティの半分を得る。この能力は呪文共有と置き換える。
馬鎧訓練(変則)/Barding Training:3レベルの時点で、バーディングを着用していたり、中荷重の荷物を運んでいたりした場合の突撃者の防具による判定ペナルティは1減少し、その鎧と荷重のための【敏捷力】ボーナスの最大値は1増加する。3レベル以降6レベル毎に防具による判定ペナルティと、中荷重の追加のペナルティは1ずつ減少する;3レベル以降6レベル間に突撃者の鎧のための最大【敏捷力】ボーナスは1ずつ増加する。加えて、中装鎧を着用している場合や中荷重である場合も突撃者の移動速度は低下しない。9レベルの時点で、突撃者は重装鎧着用時や重荷重の間も通常の移動速度で移動できる。この能力は身かわしおよび《複数回攻撃》と置き換える。
疲れ知らず(変則)/Indefatigable:6レベルの時点で、突撃者は疲労状態に対して完全耐性を得る。この能力は忠誠と置き換える。
強固な乗馬(変則)/Stalwart Steed:15レベルの時点で、突撃者は大きな罰とストレスに耐える能力を得る。突撃者が結果が減少するまたは部分的な効果へと減少するような頑健セーヴまたは意志セーヴに成功すると、突撃者は影響を受けない。この能力は身かわし強化と置き換える。

元素の相棒(アーキタイプ) Elemental Companion

出典 Plane-Hopper's Handbook 260ページ
この相棒の心は原始のエネルギーで鼓動している。
元素の種別(変則)/Elemental Type:元素の相棒は元素に一致する副種別を得る:
初級元素発現(変則)/Lesser Elemental Manifestation:2レベルの時点で、元素の相棒はその元素に基づいた1つ以上の特殊能力を得る。風の相棒は、遠隔攻撃に対する20%の失敗確率を得る。地の相棒はDR 1/アダマンティンを得、このダメージ減少は4ドルイド・レベル毎に1ずつ増加する。火の相棒は火、霧、煙を通してペナルティなく見ることができ、ボーナス特技として《素早い移動》を得る。水の相棒は水中で呼吸することができ、20フィートの水泳移動速度を得、機会攻撃に対してACに+2の回避ボーナスを得る;既に水泳移動速度を得る水の相棒は、代わりにその水泳移動速度を10フィート増加させる。
これは身かわしと身かわし強化と置き換える。
上級元素発現(超常)/Greater Elemental Manifestation:9レベルの時点で、元素の相棒はその元素に基づいた1つ以上の特殊能力を得る。風の相棒は、20フィートの飛行移動速度を得る(良好の機動性);既に飛行移動速度を持っている風の相棒は1段階機動性を向上させる。地の相棒の肉体攻撃はアダマンティン、冷たい鉄、銀であるかのようにダメージ減少を克服する。火の相棒は、肉外攻撃を1つ選択する;その攻撃は相棒が持つ5ヒット・ダイス毎に追加の1d6ポイントの[火炎]ダメージを与える。水の相棒の場合、近接肉体攻撃を1つ選択する;その攻撃は突き飛ばし(10フィート)の特殊能力を得る(Pathfinder RPG Bestiary 2 300)。
これは《複数回攻撃》と置き換える。

走り屋(アーキタイプ) Racer

出典 Ultimate Wilderness 188ページ、Animal Archive 21ページ
一部の相棒は、驚異的なスピードを持っており、飼い主に迅速な輸送手段を提供する。
走り屋の特技/Racer Feats:通常の動物の相棒の特技に加えて、走り屋は以下の特技を選択することができる:《軽業移動》《貫通突撃》《神速の反応強化》《電光の如き脚》《素早い移動》《風の如き脚》
高速移動(変則)/Fast Movement 走り屋の移動速度は鎧を着ておらず、軽荷重状態の通常の動物よりも10フィート速い。この能力は呪文共有と置き換える。
瞬発力(変則)/Sprint 6レベルの時点で、1時間に1回走り屋は疾走時もしくは突撃時に通常の移動速度の10倍の速度で移動できる。この能力は忠誠と置き換える。

追跡者(アーキタイプ) Tracker

出典 Ultimate Wilderness 189ページ
一部の相棒は、優秀な追跡者であり、鋭敏嗅覚能力を使って痕跡を追うことができる。
鋭き鼻/Keen Nose:追跡者は鋭敏嗅覚能力を持つ動物の相棒でなければならない。
追跡者の技能/Tracker Skills:追跡者は〈生存〉をクラス技能として扱う。
追跡の練達者(変則)/Expert Tracker:追跡者は鋭敏嗅覚を用いて追跡するための〈生存〉判定に合計ヒット・ダイスの半分に等しい技量ボーナスを得る。6レベルの時点で、通常の-5のペナルティを受けることなく、追跡するための〈生存〉を使用して通常の移動速度で移動できる。追跡中に通常の2倍の移動速度で移動する場合、通常の-20のペナルティではなく、-10のペナルティしか受けない。
これは呪文共有および忠誠と置き換える。

予期せぬ知性(アーキタイプ) Unexpected Intellectual

出典 Wilderness Origins 20ページ
時々、昆虫や蟲が動物の相棒として選ばれる時、予想以上に賢いことがわかる。時としてさらに賢いことが証明される。
特殊必要条件:蟲の相棒のみが予期せぬ知性となることができる。
忍び這う天才(変則)/Genius that Creeps and Crawls:予期せぬ知性は【知力】2を得、技能と特技を得ることができる。精神を持たない特性を失う。
この能力は呪文共有と置き換える。

最終更新:2022年05月26日 23:02