解剖学的な洞察により、君の射撃は命に関わるものとなる。
前提条件:【知】13、
《近距離射撃》、
《精密射撃》。
利益:標準アクションとして、ボウかクロスボウによる1回の攻撃を行ない、そのダメージ・ロールに【知力】修正値を加える。この追加ダメージを与えるためには、攻撃の対象は30フィート以内にいなければならない。クリティカル・ヒットや急所攻撃に完全耐性を持つクリーチャーは、この追加ダメージに対しても完全耐性を得る。
君は、乱暴な攻撃によって敵を幻惑する事ができる。
前提条件:【筋】13、
《強打》、基本攻撃ボーナス+11。
利益:君は全ての近接攻撃と戦技判定に-5のペナルティを受けることで、その攻撃が与える通常のダメージに加えて近接攻撃が命中した対象を1ラウンドの間
幻惑状態にすることを選択することができる。対象は頑健セーヴ(DC 10+君の基本攻撃ボーナス)に成功すれば、この効果を免れる。この特技を使用するかどうかは攻撃ロールの前に決定しなければならず、ペナルティは君の次のターンまで続く。
君は共に旅するものに幸運をもたらす。
前提条件:ハーフリング。
利益:1日1回、30フィート以内の仲間がセーヴィング・スローを行なう際、君が受けたかのようにセーヴィング・スローを行なうことができる。仲間がロールした後にこの能力を使用することはできるが、GMが結果を告げる前でなければならない。仲間はその結果と自らが振った結果から選択することができる。
君は盾によって、光線を逸らすことさえできる。
前提条件:【敏】15、
《呪文潰し》、
《矢を弾く盾》。
利益:この特技を使用するには、ライト、ヘヴィ、タワー・シールドのいずれかを使用していなければならない。1ラウンドに1回、遠隔攻撃が通常なら命中するような場合(光線や類似の魔法の効果を含む)、君はダメージを受けないようにその攻撃を弾くことができる。もし適用できるなら、君の盾はその呪文あるいは効果の全ての影響を受ける。
君の感覚は、種族の本質よりもなお鋭い。
前提条件:“鋭き五感”種族特性。
利益:
〈知覚〉技能判定に+4の種族ボーナスを得る。このボーナスは“鋭き五感”種族特性により得られる通常のボーナスを置き換える。
通常:“鋭き五感”種族特性は通常、
〈知覚〉技能判定に+2の種族ボーナスを与える。
大きく風変わりな街々で、君は多種多様な文明、文化、種族と触れ合った。
利益:君が選択した2つの言語を追加で読み書きできるようになる。加えて、【知力】【判断力】【魅力】基準の技能から2つを自由に選択する。これらの技能は君のクラス技能として扱われる。
利益:全ラウンド・アクションを使用して、君は1回の素手攻撃を行う。対象は
幻惑状態、
立ちすくみ状態、
麻痺状態、
よろめき状態、
朦朧状態、
気絶状態のいずれかでなければならない。この攻撃がクリティカル・ヒットしたのなら、対象は頑健セーヴ(DC 10+君のキャラクター・レベルの1/2+君の 【判断力】修正値)を行わなければならず、失敗すると石化する。この効果は(ポリモーフ)効果の超常能力である。
自らの人間の子供に似た姿によって、君は実際の子供よりも容易に信頼を得ることができる。
前提条件:【魅】13、ハーフリング。
利益:君の話によって君が無害に見えている限り、本当のことを言っていると信じさせるための
〈はったり〉判定で出目10を選択できる。君は人間の子供に変装するための
〈変装〉判定に+2のボーナスを得るとともに、年齢や種族が異なるものに変装することによる判定ペナルティを無視する。
何故か君はいつも、手近に適切な工具や必需品を持つ。
前提条件:ハーフリング。
利益:1日に1回、君が特定の装備品として一般のアイテムが必要となる状況にいる際、君は
〈手先の早業〉判定(DC 10+GP単位の価格)に成功すれば“偶然に”その装備品を持っていたことにできる。例えば、かなてこを持っていたことにする際にはDC12であり、強酸の瓶であればDC20となる。このアイテムは君が容易に持ち運べるものでなければならない――例えば、もし君が徒歩で移動しており背負い袋のみを持つのならば、君は大型の鋼鉄製の鍋を持つことはできない。君はこの特技で魔法のアイテムを取り出すことはできず、ある扉の鍵のような特定のアイテムを取り出すこともできない。もし君がこの装備品や所持品を奪われたなら、君は改修するか新しいアイテムを“手に入れる”までこの特技の利益を失う。この場合、これらのアイテムは通常どおり購入しなければならない。
特殊:GMの選択により、この特技を
〈手先の早業〉ではなく
〈生存〉技能で行えるものとすることができる。この選択は永続的である。
君が幻獣を招来した時、幻獣はわずかな間だけ、より強力になる。
前提条件:“幻獣”クラス特徴。
利益:君が幻獣を招来した際に、【筋力】、【敏捷力】、【耐久力】に+2の強化ボーナスを与えることができる。このボーナスは招来の儀式が完了した後10分間だけ持続する。
君の体の小ささは、迅速に視界から逃れることを可能にする。
前提条件:【敏】13、小型かそれより小さい。
利益:戦闘が開始された最初のラウンドの間、
立ちすくみ状態のキャラクターは
〈隠密〉技能判定に際し未だ君に気付いていないと見做され、そのため君はそのラウンドに
〈隠密〉判定により隠れることが可能になる。
君が演奏をやめた後にさえ、
バードの呪芸の効果は持続する。
前提条件:“バードの呪芸”クラス特徴。
利益:“バードの呪芸”のボーナス及びペナルティは、呪芸の終了後2ラウンドの間持続する。間合いや特別な状態といったそれ以外の要素については、通常通りの持続時間となる。君がこの持続時間に新しい呪芸を使用したなら、以前の呪芸によって持続している効果は直ちに終了する。
君の変成術への精通は、変化をより永続的にする。
前提条件:
《呪文熟練:変成術》。
利益:君の発動した変成術を解呪したり取り除いたりする判定のDCは+2される。例え君の発動した変成術が無効化された場合でも、その効果は失われるまでに1ラウンドだけ持続する。
君は、他がうまくやっていくことを手助けするやり方を持つ。
前提条件:【魅】13、ハーフエルフ。
利益:移動アクションを使用して、君の30フィート以内にいて君の姿を見、声を聞くことができる友好的なクリーチャー全て(君自身を含む)が行う
〈交渉〉判定に+2のボーナスを与える。このボーナスは君の【魅力】修正値に等しいラウンドの間(最低1ラウンド)だけ持続する。
君は新しい呪術の秘密を学んだ。
前提条件:“呪術”クラス特徴。
利益:“呪術”を1つ追加で獲得する。前提条件は満たさなければならない。
特殊:君は《呪術追加》を複数回修得できる。
君の呪文は幽霊のような放射をエーテルの中に送りこみ、次元の間の深淵を破る。
利益:《呪文越境化》された呪文は、非実体やエーテル状態のクリーチャーに通常通りの効果を及ぼす。《呪文越境化》は、通常の呪文レベルよりも1レベル高い呪文スロットを消費する。
君は呪文の基礎的な性質を操ることができる。
利益:修得時に[強酸]、[氷雪]、[雷撃]、あるいは[火炎]からエネルギー種別1つを選択する。君はこの呪文の通常のダメージを選択したエネルギー種別で置き換えるか、その呪文のダメージと分割するか(すなわち、この呪文が与えるダメージの半分をこのエネルギー種別に、残りの半分を通常の種別にする)かを行なってもよい。《呪文エレメンタル化》は、通常の呪文レベルよりも1レベル高い呪文スロットを消費する。
特殊:この呪文は複数回修得できる。修得する度に別のエネルギー種別を選択すること。
君は魔法的な関係を持っているもの達と呪文を共有する事ができる。
前提条件:
〈呪文学〉10ランク、“幻獣”か“使い魔”か“動物の相棒”か“特別な乗騎”を獲得する能力。
利益:君が自分に使用した、持続時間が瞬間でない呪文(擬似呪文を除く)は君と絆を結んだクリーチャー(“幻獣”、“使い魔”、“動物の相棒”、“特別な乗騎”)にも影響を及ぼす。この効果を得るためにそのクリーチャーは呪文の発動時、君から5フィート以内にいなければならない。呪文の持続時間は半分となる(例えば、持続時間1時間の呪文は君と、君と絆を結んだクリーチャーの両方に機能し、30分だけ持続する)。
この呪文や効果が瞬間でない持続時間を持つなら、この効果はクリーチャーが5フィートより離れると即座に効果を失う。その後君の5フィート以内に戻ったとしても、その効果を得ることはできない。
この方法で共有した呪文は、通常ならば呪文が影響を与えない
クリーチャー種別であっても効果を及ぼす。
この特技は
クラス特徴により獲得した“幻獣”、“使い魔”、“
動物の相棒”、“特別な乗騎”にのみ効果がある。
君は呪文の力によって敵を幻惑する事ができる。
利益:君は呪文によってダメージを受けたクリーチャーが
幻惑状態になるように呪文を修正することができる。この呪文によりダメージを与えたなら、対象を元の呪文レベルに等しいラウンドの間
幻惑状態になる。セーヴを行える呪文は成功すればこの効果を無視できる。セーヴを行なわない呪文は意志セーヴに成功すればこの効果を無視できる。対象が元々クリーチャーを
幻惑状態にする効果を持つなら、その持続時間が増加する。《呪文幻惑化付与》は通常の呪文レベルよりも3レベル高い呪文スロットを消費する。ダメージを与えない呪文はこの特技の利益を得ることはできない。
君の呪文は残存し、世界からゆっくりと薄れていく。
利益:効果時間が瞬間となっていて範囲に効果を及ぼす呪文を、君の次のターンの初めまで持続させる。既にダメージを受けているものに追加でダメージを与えることはないが、新しく範囲に入ったキャラクターにも効果を及ぼす。《呪文持続化》された呪文は目に見える形で顕現し、5フィートを超えると視認困難(20%失敗確率)を、20フィートを超えると完全視認困難(50%失敗確率)を提供する。
《呪文持続化》は通常の呪文レベルよりも1レベル高い呪文スロットを消費する。
君の呪文は通常より遠くまで届く。
利益:接触、近距離、中距離の距離を持つ呪文の距離を接触、近距離、中距離、遠距離という順に1つ長いものに増加させることができる。《呪文射程伸長》は1段階伸ばすごとに、通常の呪文レベルよりも1レベル高い呪文スロットを消費する。例えば、接触の距離を持つ呪文を長距離の距離にするためには、3レベル高い呪文スロットを使用する。近接接触攻撃が必要な呪文にこの特技を適用すると、代わりに遠隔接触攻撃が必要になる。
接触、近距離、中距離以外の距離を持つ呪文はこの特技の利益を得ることはできない。
複数のクリーチャーに影響する呪文を発動する際、1体の相手が抵抗することを難しくする方法を見出した。
利益:この特技を適用した複数を対象にする呪文を発動する際、君はこの呪文の効果範囲内の目標1つもしくはクリーチャー1体を選択する。そのクリーチャーが行なう、この呪文に抵抗するためのセーヴDCが+2される。君はこの呪文を発動する前に誰に呪文を集約させるのかを選択しなければならない。《呪文集約化》は通常の呪文レベルよりも1レベル高い呪文スロットを消費する。
抵抗するためや呪文の効果を弱めるためのセーヴィング・スローを要求しない呪文はこの特技の利益を得ることはできない。
君の呪文は一般的な限界のいくつかを超えることができる。
利益:《呪文ダメージ激化》はダメージ・ダイス数の上限を5レベルぶん上昇させる。この特技の利益を得るためには、術者レベルが最大ダメージを出すよりも高いレベルに達していなければならない。術者レベルによって変更されるダメージ以外の項目については、この特技は何の効果も及ぼさない。また、術者レベルに依存しないダメージに対しても、この特技は何の効果も及ぼさない。《呪文ダメージ激化》は通常よりも1レベル高い呪文スロットを使用する。
君は失敗した呪文を違う目標に向けることができる。
利益:単体を対象にした《呪文跳弾化》された呪文が(呪文抵抗によるものでもセーヴィング・スローに成功された場合でも)目標に効果を及ぼさなかった場合、即行アクションを使用して、範囲内にいる別のクリーチャーに対象を変更することができる。なんらかの効果を目標に及ぼした呪文(セーヴィング・スローの成功により通常より劣った効果を及ぼした場合も含む)はこの効果により目標を再度指定することはできない。《呪文跳弾化》は通常の呪文レベルよりも1レベル高い呪文スロットを消費する。
君は特定の呪文1つを非常に容易に発動できる。
前提条件:
〈呪文学〉5ランク、
《呪文レベル上昇》。
利益:この特技の修得時に君が発動することのできる呪文を1つ選択する。君は準備してある、この呪文と呪文レベルが同じかそれより大きいレベルの呪文スロットを消費して、この呪文を発動することができる。この呪文に呪文修正特技を適用することもできるが、この場合最終的な呪文スロットのレベル以上の呪文スロットを潰さなければならないが、発動時間は変化しない。
特殊:この特技は複数回修得できる。この効果は累積しない。この特技を修得するたびに、異なる呪文を選択すること。
君は、目標が効果に抵抗する時、より困難になるように呪文を変更できる。
利益:《呪文粘着化》された呪文の対象となるか効果範囲内にいるクリーチャーがこの呪文に対するセーヴィング・スローに成功した際、そのクリーチャーはこの効果に対して再度セーヴィング・スローを行なわなければならない。もしそのクリーチャーがこの2回目のセーヴィング・スローに失敗したなら、初めのセーヴィング・スローに失敗したかのようにこの呪文の完全な効果を受ける。《呪文粘着化》は通常の呪文レベルよりも2レベル高い呪文スロットを消費する。
抵抗するためや呪文の効果を弱めるためのセーヴィング・スローを要求しない呪文はこの特技の利益を得ることはできない。
君は味方の援護によって、他のクリーチャーの呪文抵抗を貫く事に熟練している。
前提条件:術者レベル1。
利益:この特技を修得している仲間と隣接しているとき、呪文抵抗を克服するための術者レベル判定に+2の技量ボーナスを得る。もしその仲間が術者と同じ呪文を準備している(あるいは任意発動する術者である場合、呪文スロットが空いており修得している)ならこのボーナスは+4に増加し、(持続時間、距離、効果などの)呪文において術者レベルに依存する項目を計算する際、術者レベルに+1のボーナスを得る。
君は敵の術者に呪文を投げ返すことができる。
前提条件:
〈呪文学〉15ランク、
《呪文相殺強化》。
利益:君が相殺呪文に成功したなら、その呪文を術者に跳ね返す。この効果は
スペル・ターニング呪文と同様に機能する。
君のダメージを与える呪文は、相手を殺すのではなく鎮圧する。
利益:君は致傷ダメージを与える呪文を代わりに非致傷ダメージを与えるようにする。([火炎]などの)特定の種別の致傷ダメージを与える呪文は、同じ種別の非致傷ダメージを与える。《呪文非致傷変換》は実際の呪文レベルよりも高いレベルの呪文スロットを使用する必要はない。
君は呪文によってクリーチャーを
不調状態にすることができる。
利益:君はこの呪文によりダメージを受けたクリーチャーを
不調状態にするように呪文を修正できる。この呪文によりクリーチャーがダメージを受けたなら、対象は元の呪文レベルに等しいラウンドの間
不調状態になる。セーヴィング・スローを行える呪文は成功すればこの効果を無視できる。セーヴを行なえない呪文は頑健セーヴに成功すればこの
不調状態となる効果を無効化できる。この呪文が元々対象を
不調状態にする場合、その持続時間が増加する。《呪文不調化付与》は通常の呪文レベルよりも2レベル高い呪文スロットを消費する。
ダメージを与えない呪文はこの特技の利益を受けることはない。
君の魔法的エネルギーは敵に絡みつき、呪文発動を妨げる。
利益:この呪文の効果を受けたものは、1ラウンドの間、呪文や擬似呪文能力を発動する際に精神集中判定(DCは《呪文妨害化》した呪文のセーヴDCに、発動しようとしている呪文の呪文レベルを加えたものに等しい)に成功しなければならない。この呪文の効果を免れた目標は、この特技の効果も免れる。《呪文妨害化》は通常の呪文レベルよりも1レベル高い呪文スロットを消費する。
君の仲間は誤射を恐れる必要がない。
前提条件:
〈呪文学〉10ランク。
利益:範囲に効果を及ぼし、持続時間が瞬間の《呪文目標選別化》の施された呪文を使用したなら、呪文にボーナスを与える能力値(ウィザードやウィッチは【知力】;オラクル、サモナー、ソーサラー、バード、パラディンは【魅力】;インクィジター、クレリック、ドルイド、レンジャーは【判断力】)の修正値に等しい数だけのクリーチャーを選択する。選択した目標はこの呪文の効果から免れる。《呪文目標選別化》は通常の呪文レベルよりも1レベル高い呪文スロットを消費する。
範囲に効果を及ぼさない(訳注:
更新;範囲に効果を及ぼさないか持続時間が瞬間ではない)呪文にはこの特技は一切の利益を及ぼさない。
君は研究により新しい呪文を見出した。
前提条件:術者レベル1、“特殊”項を参照。
利益:発動できる呪文レベル以下の呪文を1つ、君の修得呪文に追加する。これは君のクラスで新しいレベルのたびに獲得できる、通常の呪文とは別に修得できる。あるいは、発動できる最大の呪文レベルより、呪文レベルが1以上低い呪文を2つ修得呪文に追加してもよい。一度決定すると、この選択は変更できない。
特殊:この特技はバード、オラクル、ソーサラーといった、修得呪文リストに制限がある呪文の使い手のクラスを獲得した際にのみ修得することができる。
この特技は複数回修得できる。
君が位置ずらしをした時、敵は君の仲間の攻撃に無防備で晒される。
前提条件:【知】13、
《攻防一体》、
《位置ずらし強化》、基本攻撃ボーナス+6。
利益:敵に位置ずらしを仕掛ける際の戦技判定に+2ボーナスを得る。この効果は
《位置ずらし強化》のボーナスと累積する。位置ずらしによる対象の移動は、君の仲間(君自身を除く)からの機会攻撃を誘発する。
君が裏技を使うとき、敵は本当に妨害される。
前提条件:【知】13、
《攻防一体》、
《裏技強化》、基本攻撃ボーナス+6。
利益:敵に裏技を仕掛ける際の戦技判定に+2ボーナスを得る。この効果は
《裏技強化》の効果と累積する。裏技の試みが成功した場合、与えるペナルティは1d4ラウンド持続する。戦技判定の達成値がCMDを5上回るごとに、さらに持続時間が1ラウンド延びる。加えて、裏技により与えた状態を解除するために、目標は標準アクションを使用しなければならない。
《エレメンタル熟練》で選択したエネルギー種別を選択する。君が発動するこのエネルギー種別を持つ呪文は、非常に抵抗しづらい。
前提条件:
《エレメンタル熟練》。
利益:選択した補足説明を持つ呪文を発動する際、全てのセーヴィング・スローのDCを+1する。この効果は
《エレメンタル熟練》と累積する。
特殊:この特技は複数回修得できる。累積はしない。この特技を修得する際、すでに
《エレメンタル熟練》を修得しているエネルギー種別の中から、異なるものを選択すること。
君は、擬似呪文能力として低レベルの呪文1つを発動がでる。
前提条件:
《下級呪文一体化》、9レベル呪文を発動できる能力。
利益:君が修得しているレベル5以下の呪文を1つ選択する。君は1日に2回、この呪文を擬似呪文能力として発動できる。この擬似呪文能力の術者レベルは、君が修得している、この呪文がリストに含まれているクラスのクラス・レベルの最大値に等しい。この擬似呪文能力のセーヴDCは【魅力】を基準に算出する。呪文が高価な(訳注:1gp以上が必要となる)焦点具や物質要素を必要とするのであれば、この特技で選択することはできない。この呪文に呪文修正特技を適用することはできない。
特殊:この特技は複数回修得できる。効果は累積しない。この特技を修得するたびに異なる呪文を選択すること。
君の見事な盾さばきは、重要な場所にさえ圧倒的な防御を提供する。
前提条件:選択した盾の習熟、
《上級盾熟練》、
《盾熟練》、選択した盾の
《盾開眼》、ファイター・レベル12。
利益:修得時に、
《盾開眼》を修得している盾の種類(バックラー、ライト、ヘヴィ、あるいはタワー・シールド)を1つ選択する。その盾を使用する限り、クリティカル・ヒットかどうかを決定する攻撃ロールに対するACに+2のボーナスを得る(このボーナスは
《盾開眼》のものと累積する)。加えて1日に1回、受けたクリティカル・ヒットを無効化し通常のダメージ・ロールに変更する。
特殊:この特技は複数回修得できる。累積はしない。
《盾開眼》を修得している、異なる盾の種類を選択すること。
君は戦闘中、敵からアイテムを奪うコツを心得ている。
前提条件:【知】13、
《攻防一体》、
《盗み取り強化》、基本攻撃ボーナス+6。
利益:敵に“盗み取り”を仕掛ける際の戦技判定に+2ボーナスを得る。この効果は
《盗み取り強化》の効果と累積する。戦闘中に相手からアイテムを盗むことに成功したなら、アイテムを使用しようとするまで目標はアイテムが無くなったことに気付かない。
通常:クリーチャーは“盗み取り”戦技によりアイテムが奪われたことに自動的に気づく。
君が引きずる敵は、バランスがとれていない状態で投げられる。
前提条件:【筋】13、
《強打》、
《引きずり強化》、基本攻撃ボーナス+6。
利益:君が敵を引きずる際の判定に+2のボーナスを得る。このボーナスは
《引きずり強化》のボーナスと累積する。君が敵に引きずりを行なった際、敵の移動は君の仲間全て(君自身を除く)からの機会攻撃を誘発する。
通常:引きずりによって移動させられたクリーチャーは機会攻撃を誘発しない。
君の敵は、君から隠れることはできない。
前提条件:
〈知覚〉15ランク、
《無視界戦闘強化》。
利益:君の近接攻撃は、完全視認困難よりも小さな失敗確率を無視する。そして完全視認困難は単なる視認困難のように扱う(50%ではなく、20%の失敗確率)。
不可視状態や隠れ身を行なっている相手の位置を正確に捕捉することができたなら、その者からの遠隔攻撃は一切の優位性を持たない。すなわち、君はACへの【敏捷力】ボーナスを失わないし、攻撃側は不可視であることにより得られる+2ボーナスを得ることができない。
特殊:《上級無視界戦闘》特技の効果は、
ブリンク呪文の対象となったキャラクターに対しては一切効果を及ぼさない。
君は、仲間の死を意味する攻撃を逸らす。
前提条件:
《盾習熟》。
利益:隣接している仲間が攻撃の目標となったときに、割り込みアクションを使用してその隣接した仲間のACに+2の盾ボーナスを与える。この特技を使用するためには、ライト・シールド、ヘヴィ・シールド、タワー・シールドのいずれかを装備していなければならない。
君は迅速だが被害を与えることのない大振りにより、味方の強襲を助けることができる。
前提条件:【知】13、
《攻防一体》、基本攻撃ボーナス+6。
利益:君は標準アクションの代わりに、1回の即行アクションを使用して援護アクションを行える。ただし、この援護アクションでは、仲間の次の攻撃ロールに+1のボーナスか仲間のACに+1のボーナスしか与えることはできない。
通常:援護は1回の標準アクションである。
君の顎と鋼鉄のような歯は、致命的な噛みつき攻撃を与えるのに十分なほどに強力だ。
前提条件:ハーフオーク。
利益:君は1d4+【筋力】修正値のダメージを与える、噛みつき攻撃を行うことができる。君はこの攻撃に習熟しているものと見なし、特技や効果を適用する際にこの攻撃は肉体武器と見なされる。全力攻撃の一部として使用する場合、この攻撃は二次的攻撃として扱われ、最大の攻撃ロールに-5のペナルティを受けた上で1回の追加攻撃を行い、ダメージに加えられるのは【筋力】修正値の半分である。
君の鼻は野生の捕食者と同じくらい敏感だ。
前提条件:【判】13、ハーフオークかオーク。
利益:君は“鋭敏嗅覚”の特殊能力を獲得する。
君は、特定の1つの呪文発動に優れている。
前提条件:
〈呪文学〉15ランク、少なくとも3つの呪文修正特技。
利益:君が発動できる呪文から1つを選択する。その呪文を発動する際に、呪文修正特技1つを呪文レベルも発動時間も変更することなく適用することができる。ただし、修正後の呪文レベルは9以下でなければならない。加えて、この呪文にボーナスを与える特技(
《呪文熟練》、
《抵抗破り》、
《武器熟練:光線》など)が適用される場合、これらの特技により与えられるボーナスは2倍となる。
仲間が敵の気を散らす限り、君は攻撃をする事に熟練している。
前提条件:【敏】13、基本攻撃ボーナス+1
利益:この特技を修得している仲間と君が同じ敵を挟撃しているなら、この敵に対して近接攻撃が成功するごとに+1d6の精密さによるダメージを追加する。このボーナスは急所攻撃のような、他の精密さによるダメージと累積する。このダメージはクリティカル・ヒットによって増加することは無い。
岩石の方が、君よりずっと表情豊かだ。
前提条件:ドワーフ。
利益:嘘をついたり感情や真意を隠すための
〈はったり〉判定に+4のボーナスを得る。このボーナスはフェイントや秘密の言葉をやり取りするための判定には適用されない。加えて、君が予感を得るために行う
〈真意看破〉のDCは20ではなく25となる。
君は攻撃の精度を犠牲にして、治癒の難しい流血する傷を負わせることができる。
前提条件:【筋】13、
《強打》、基本攻撃ボーナス+6。
利益:近接攻撃による攻撃ロールと戦技判定に-5のペナルティを受けることで、武器で与える通常のダメージに加えて1d4ポイントの出血ダメージを与えることができる。このダメージは対象のターンの開始時に毎ラウンド適用される。出血ダメージは
〈治療〉判定(DC15)に成功するか魔法的な治癒効果を受けると終了する。この特技による出血ダメージは累積しない。この特技の使用は攻撃ロールの前に宣言すること。この効果は君の次のターンまで続く(しかし通常通り、出血ダメージは治療されるまで続く)。
君は、鋭い魔法的な直観で、前兆や神秘的な手がかりを素早く読み取るのを容易とする。
前提条件:
《呪文熟練:占術》。
利益:占術呪文における、呪文抵抗を克服するためや(
ノンディテクションなどの)占術を阻害する効果に対する術者レベル判定に+2のボーナスを得る。精神集中の必要な占術呪文を発動した際に、通常よりも1ラウンド早く呪文の効果が得られる(1ラウンドの集中により最初の2ラウンドで得られる情報を、2ラウンド目の集中で3ラウンド目の情報を得ることができる)。
ほんのわずかな素早い手ぶりと命令によって、君は戦闘で指揮をする事ができる。
前提条件:“戦術家”クラス特徴。
利益:君が“戦術家”能力を使用して仲間にチームワーク特技の効果を及ぼす行為を、1日に1回追加で行える。
特殊:《戦術家回数追加》は複数回修得でき、効果は累積する。
暴力と野蛮さの新しい高みに周囲の人々を促すため、君は同胞の野蛮な宗教歌と野蛮な風習をその歌に活用する。
前提条件:【魅】13、“バードの呪芸”クラス特徴、ハーフオークかオーク。
利益:君が戦場(12体以上が参加する戦闘が繰り広げられる領域)で音声要素のある“バードの呪芸”を使用する際、“バードの呪芸”の距離か範囲のいずれか(君が選択する)が2倍に伸びる。加えて呪芸を使用する場所に関係なく、(オーク)の副種別を持つクリーチャーが行う、君の“バードの呪芸”に対するセーヴのDCを+2する。
君は自らの間合い内で起きる前兆を感じ取り、戦場を横切って間合いを詰める。
前提条件:
《強行突破》、
《迎え討ち》、基本攻撃ボーナス+5。
利益:全ラウンド・アクションとして、君に隣接する“警戒範囲”を設定する。“警戒範囲”は君の機会攻撃範囲であり、基本攻撃ボーナス5ポイントごとに5フィート広がる。この範囲内で君の次のターンの開始までに行われた機会攻撃を誘発する行動に対して、君は機会攻撃を行うことができる。この攻撃の一部として君は移動しても構わない。次のターンまでに君が移動する総量が君の移動速度を超えてはならない。君が行う移動は通常通り機会攻撃を誘発する。
敵が瞬間移動を使用して接近したり逃げることに、君は非常に用心深い。
前提条件:
《呪文潰し》、
《発動妨害》、
《迎え討ち》。
利益:(瞬間移動)効果を使って君の機会攻撃範囲に現れたりそこから逃れようとするクリーチャーは、例えそれが防御的発動によるものや超常能力であったとしても君の機会攻撃を誘発する。
最終更新:2020年07月11日 22:23