ドイツ人(属性)

登録日:2020/03/14 Sat 00:27:00
更新日:2025/05/03 Sat 15:26:05NEW!
所要時間:約 19 分で読めます





Guten Tag.(グーテン・ターク)、ドイツ人(属性)とはドイツ人キャラやドイツっぽい要素を持った属性です!
ドイツ出身でなくともそれっぽい要素を持ったキャラは結構な確率で存在しています!

ここからはドイツ人キャラやドイツ属性を持ったキャラの特徴やキャラクターを述べていきますよ!

ドイツキャラの特徴


  • 堅物、生真面目、気難しい
私たちドイツ人の特徴でよく挙げられるものですね。
母国語たるドイツ語「普通に喋っているだけなのに怒ってるみたいに聞こえる」と称される厳めしい雰囲気を放っており、冗談が通じないのも無関係ではないでしょう。
確かに国民性として真面目で気難しいと言われていて実際にそういう人も多いですが、基本的には偏見に過ぎず、決して皆が皆そうだとは限りませんよ。


  • 仏頂面、笑わない
笑顔をほとんど見せず、それに加えて常に仏頂面…性格面も含めてそんなイメージが私たちにはあり、
実際漫画などでもそうしたキャラとして出ることがあります。
同じことはロシア人にも言えますが、
私たちにはちゃんと感情がありますし、そういう人たちばかりじゃないですよ?


  • 金髪碧眼
私たちの外見的な特徴としてよく挙げられます。
私たちはゲルマン民族なので確かに他の民族に比べて金髪碧眼の割合は多いですが、
最近は混血の影響もあってやや減ってきてます。


  • 大柄
男性の場合アニメや漫画ではまるでゴリラの様な大男として描かれることが
あるのでそうした印象を良く持たれやすいです。
実際私たちの平均身長は世界的に見てもかなり上位であり、大柄なイメージのあるアメリカ人やロシア人よりもさらに大きいんです。
ちなみに世界最長身と言われるオランダ人やそれに次ぐ長身とも言われるスウェーデン人も私たちとは同じ、或いは近いルーツを持っていますよ。


  • 軍人
かつて存在していたドイツ第三帝国や東西分割時代の影響からか軍人キャラも比較的多めです。
しかしながら彼らの行いからあまりいいイメージは持たれておらず、
映画などでは悪役として出ることが多いんですけどね……。


  • 医者
ドイツ人キャラと言えば医者も忘れちゃいけませんよ!
「我がドイツの医学薬学は世界一ィィィ!できんことは無いイイィーーーーッ!!」 少佐黙っててください。
実際医学用語の多くはドイツ語由来のものが多く*1、現在でも使われています!
「レントゲン写真」の由来になっているX線を発見した第1回ノーベル物理学賞受賞者ヴィルヘルム・レントゲンもドイツ人です。


  • マッドサイエンティスト
上記の医者と少し被りますが、ドイツ人キャラと言えばマッドサイエンティストも忘れてはいけません。
……まあ、何故かと言われればドイツ第三帝国、それもナチスの影響があるのは否定できないのですけどね……。


  • 極度の人見知り、身内主義者
これも十中八九悪役の特徴ですね……。
自身の出自を過度に鼻にかけて、他の国や民族を下に見て馴れ合いを嫌う。
言うまでもなく第三帝国時代の負の遺産でしょう。
勿論、現実のドイツ人は決してそんなことはないのでご安心ください。


ああ、やっと明るい話題になりましたね。いずれもドイツの名産品です!
まぁアメリカ人がコーラハンバーガー大好きだったりロシア人がウォッカとピロシキ大好きだったりするのと同じです。
他国民からの蔑称として「このジャガイモ野郎!」なんて呼ばれるのもお約束ですね。
ええ、構いませんよ。本当にジャガイモ大好きな人多いですから。
ドイツ料理に詳しく載っていますが、ドイツのビールとジャガイモへのこだわりは、日本人の米に対するそれと勝るとも劣らない並々ならぬものがあります。


  • サッカーに強い
最高峰のサッカーリーグの一つブンデスリーガを有し、2022年W杯まで18回連続の出場と4回の優勝を誇る*2ドイツは、やはり世界的なサッカー大国の一つであります。
選手の頑健な肉体と精神力(ゲルマン魂というやつですな)を特徴としていますが、サッカーを扱う作品においてはヨーロッパにおける宿敵として登場することもしばしばです。
その他、サッカー同様プロリーグを持っている卓球を扱う作品などでも(中国は別格にしても)、出てくることがあります。


ドイツ貴族らしい名前を指し示す記号であります。「ツー」も同様に使われます。
移民や貴族制廃止などの理由により既にその身分ではないとしても、先祖由来の苗字の一部として挟むことも多くあります。
詳細はリンク先に行ってください。


  • 技術大国・機械に強い、頭脳が優秀
第二次世界大戦の折には優秀な兵器を多数開発していたり、その多くが「量産性よりも職人的技巧による高性能」という趣だったり、
また優秀な科学者や数学者などを多数輩出している事などから、技術屋・学者タイプとして登場することがままあります。
「史上最高峰の数学者の一人」フリードリヒ・ガウス、「20世紀最高の物理学者」アルベルト・アインシュタイン、グライダーで空を飛んだオットー・リリエンタールetc……「著名なドイツ人学者」を上げればそれだけで120分級項目がいくつも立てられる程です。
自動車分野など、ものによっては現在でも著名メーカーが多いのもあるでしょうか。
そして大抵の場合は、やはりこだわりの強い職人肌キャラな印象です。


  • 東西分割
第二次世界大戦の後から1989年まで、Mein Land(我が国)は資本主義の西ドイツ・社会主義の東ドイツの二国に分かれていました。
なので少し古い本や創作物では大抵ドイツは「西ドイツ」と取り上げられていました。東が取り上げられたことは少なめです。
中には21世紀の近未来の物語で「西ドイツ」が出てきたりドイツの主要都市がボン*3という、現代から見ればちょっと不思議で時代を感じる描写もあったりします。
最近は少なくなりましたが、冷戦期や90年代頃までは東西分割時代に引き裂かれた恋人や家族と言う話もよくありましたね。



これらのうち「生真面目」と「技術大国」は日本人とも共通していて、そのためエスニックジョークでは日本と組んでいる、
同じ役割になっているというまま見受けられます。

それにしても、マイナスイメージのほとんどがナチスドイツ時代の影響ばかりですね……。
つくづくとんだ置き土産を残していかれたと思います……。



主なドイツ人orドイツ人属性キャラ


  • フランケンシュタインの怪物
元祖ドイツ代表と言っても過言ではなく、狼男吸血鬼と並んで有名なモンスターです!
繋ぎ目だらけの醜い姿で怪力を誇る凶暴な怪物…というイメージが強いです。
でも、本来はとてもやさしい性格だったとも言われています。
このあたりがまったく顧みられていないわけでもなく、例えば『怪物くん』のフランケンは漫画・アニメ・実写と一貫して、こちらの「気はよく、身内や知人には割と友好的」に沿ったキャラクターで登場していますね(主人公であるプリンス・怪物くんの従者なのだからあまりに粗暴なのは不自然、も大きかったのでしょうが)。まあ実写版以外は本当に「日本語で喋れない」んですけど。
…ここだけの話、よく勘違いされるのですがフランケンシュタインというのは
あくまで作った博士の名前であって怪物の名前ではないんですよこれが!
原点においては名前はなく単に怪物としかとしか呼ばれてません。
まあ、吸血鬼や狼男に比べると歴史は浅く、ややマイナー気味ではありますが
今日においてはこの怪物に影響を受けたとされるキャラは多いですし
フランケンシュタインコンプレックスという用語も存在するなど影響力は意外とあります!


同作におけるドイツ代表です!
日本の作品において尚且つ国別代表もののキャラといえば彼が最初だと思いますよ。
全身武器の塊であり、体内にはなんと核爆弾を埋め込まれています!


記念すべき一作目に登場したガミラス帝国の将軍です!
幾度となくヤマトを苦しめた強敵でしたが
最終的には敗北しております。
しかしそれでもただでは死なぬと言わんばかりに第三艦橋に張り付き、自爆、大損害を与えておりますよ!
由来はドイツ第三帝国の軍人で砂漠の狐と称されたエルヴィン・ロンメルです。
また、同作には他にもドイツ第三帝国の軍人を由来にしたキャラがいて、ヒス副総統はルドルフ・ヘス、
リメイク版である2199に登場するヘルム・ゼーリックはヘルマン・ゲーリングを由来にしております!


元ナチスの将校で、あしゅら男爵と双璧をなす地下帝国の大幹部です。
サイボーグで、自分の首を小脇に抱えたその姿は一度見たら忘れられないインパクトを持ちます。
でも派生作品ではあしゅら男爵は出るのにブロッケン伯爵ははぶられることもあるのは秘密ですよ。


我が国出身の超人レスラーです。
前者は残虐超人で毒ガスを吐いたりしてラーメンマンを苦しめましたが
最終的にはキャメルクラッチで真っ二つに引き裂かれて惨殺されてしまいました……。
後者はその息子であり、ラーメンマンを憎悪の目で見ていましたが後に和解して慕うようになっています。
当初こそ自分のファイトスタイルを確立させておらず、
相手の戦い方を模写する戦法でしたが新編においてようやく独自のファイトスタイルを確立させたのですよ!

しかし二人ともナチスをギミックにした超人レスラーだったので
欧米ではキン肉マンのアニメそのものが放映されなかったと言われてるんですよね……。


同作におけるドイツ出身超人と言えば彼もお忘れなく!
ご存知強力チームの次鋒であり、ドイツの戦車であるレオパルドをモチーフとした超人です。
背中に大砲を背負い、片手も大砲という強そうな姿ですが
残念ながらマンモスマンによって秒殺されてしまいました……。
しかも「グオゴゴゴ」という謎の掛け声やその瞬殺されっぷりからネタにされてます……。
さすがにゆで先生としてもこの扱いには思うところがあったのか、新章ではまた元気な姿を見せてくれ、さらにチーム内での友情やきちんとした試合の描写がなされたのは嬉しいところですね!


上記のブロッケンJr.弟子です。
万太郎達の一年後輩にあたる、ヘラクレス・ファクトリー2期生で、その中でもトップクラスの実力を持っています。
必殺の「ベルリンの赤い雨」を受け継ぎ、顔もイケメンの実力者なのですが、何故かイマイチ活躍に恵まれません……。


ご存知同作におけるドイツ人と言えばこのキャラです!
(ナチス)ドイツの科学力は世界一と称するほど祖国に自信を持つ軍人であり、
当初こそ悪役でしたが柱の男が目覚めてからは同じ目的の主人公達とも共闘してます!


同作(無印)のラスボスで、力と技を兼ね備えた万能プレーヤーです。
名前はカール・ハインツ・ルンメニゲから、能力はフランツ・ベッケンバウアーからと、いずれも我が国の有名選手がモデルになっています。
勝負に対する厳しい考え方や、相手の実力もはっきりと認める真摯な姿勢、フィールドの外では家族関係に悩む一人の少年として魅力を放っています。
ゲーム『キャプテン翼3』では原作終了後の物語でラスボスとして登場、日本の誇るGK若林君の防御を紙ペラのごとく吹き飛ばす強さが印象的。
ワールドユース編以降は見なかったことにしてくださいね。
同作のドイツ(西ドイツ)チームにはヘルマン・カルツ、フランツ・シェスター、マンフレート・マーガス、デューター・ミューラーと有力選手が大勢おり、
特にミューラー君は全日本の最終兵器ドライブタイガーツインシュートを片手でキャッチして読者に絶望をもたらしました。


ジュニアボクシングの選手なのですがチーム全体がもろにネオナチという非常にやばい集団*4で、
部下にゲッペルス*5、ゲーリング、ヒムラーというこれまたやばい名前の連中がいます。
戦闘能力は非常に高く、原理不明の必殺技が続出する作品内で完全に原理不明の*6スコルピオン・クラッシュで戦い抜きます。
続編『リングにかけろ2』では息子のザナドゥ君が登場。ヨーロッパのチャンピオンとして君臨しています。


  • ドクター・エーベルシュタイン(魁!!男塾)
七牙冥界闘編における第二の牙、「王宮への道」の最後の番人です。
かつて、ナチスの生体科学研究所所長だった別名「白衣の悪魔」と呼ばれる男です。 
自身は戦わず、その洗脳技術で月光を操って戦わせました。
こういう役どころの常として、洗脳が解けた月光の手でやられました……。


  • ビクトル(ヴァンパイアシリーズ)
格闘ゲーム「ヴァンパイア」シリーズに登場する人造人間で、フルネームは「ビクトル・フォン・ゲルデンハイム」。
狂気の科学者ゲルデンハイム博士が造り上げた人造人間で、子供のように純粋な心の持ち主。
ゲルデンハイム博士はビクトルを起動させた落雷によって死亡しているが、ビクトルはそれを理解できずに博士に自分の力を認めてもらうためだけに戦いに身を投じる。
見た目通りのパワーキャラで、電撃を纏わせた打撃技や投げ技で戦う。
「ヴァンパイア」のエンディングで、博士の娘であるエミリーと出会い、幸せに暮らし始めるが……

ちなみに、「ヴァンパイアハンター」までのビクトルのステージで決着すると、ゲルデンハイム博士の幽霊が紙吹雪を撒いて祝福してくれる。


格闘ゲームワールドヒーローズ』に登場する、ドイツ軍のサイボーグ軍人です。
手足を伸ばして戦うダルシムのようなキャラで、ミサイルロケットパンチを発射したり、電撃を出して攻撃します。
血液型はサイボーグなのでカストロールオイル。
ストーリー上、『ワールドヒーローズ2』で驚異の強さを誇るラスボスDIOを倒したのはブロッケンと言うことになっているようです。
ドイツのサイボーグ軍人というプロフィールからも分かる通りシュトロハイムのオマージュキャラで、完結編の『~パーフェクト』では性格までそっくりになってしまいました。
それまではクールなキャラでしたが「戦いを経るにつれ人間性を取り戻していった」という設定もあるのでシュトロハイムっぽい性格の方が素だったのかもしれませんね。


旧ドイツ軍の戦艦ビスマルクをモデルにした艦娘。
初の公式海外艦であり、今なおその強力な夜戦性能により提督方に愛される存在。
金髪碧眼、ナイスバディ、自信家かつ高飛車な性格という、ドイツ人キャラの典型です。
その一方で、その自信満々な性格が似通っているとして「でかい」などとネタにされていたりもします。


こちらはドイツ海軍唯一の空母……になるはずだった未成艦グラーフ・ツェッペリンがモチーフの艦娘。
銀髪碧眼、堅物で生真面目な言動、常に仏頂面……というビスマルクとは別方面のオーソドックスさをしています。
なお彼女の好きな飲み物はコーヒーですが、ビールの印象が強すぎて忘れがちなもののドイツではコーヒーも大いに愛されているんですよ!


  • Z23(ニーミ)(アズールレーン)
ゲームの仕様上「ドイツ海軍のキャラ」は多数登場するのですが、日本国外版限定ながらゲーム開始時最初に選べる(日本版では彼女の代わりにご当地艦艇の綾波が初期艦、Z23がコレクション条件でのアンロック艦に入れ替わっています)など比較的メイン扱いされることの多いZ23は「勤勉・真面目」「金髪碧眼」など一般的なイメージを踏襲している部分が見られます。
またドイツを担当している鉄血陣営キャラの多くに共通する「高い生化学技術による生体ユニット」もドイツキャラの定型、先述の「高い技術力」に拠るものがあるのではないでしょうか。


Xライダーと戦う悪の組織、GOD機関に所属する怪人です。
アドルフ・ヒトラーの化身で、「地獄の独裁者」を名乗り、
顔はヒトラーそのもの、胸にはハーケンクロイツ、鳴き声は「ヒットラーッ!」と、ヤバい所しかないものすごい怪人です。よく放送できましたねこれ。
一応、日本とは比べ物にならない程にナチ規制の激しいドイツですら『悪の存在として描く』『否定的に扱う』分には公共の場で出しても大丈夫なので、「ヒーローと戦う悪の怪人」であるヒトデヒットラーもギリ大丈夫でしょう……おそらくきっと。
配下の戦闘員には「総統」と呼ばせ、ロケットを発射するステッキが武器です。


ドイツ系アリスギアメーカーのベルクラントAG社から、主人公らが属する成子坂製作所に整備班員として派遣されてきた20歳の女性。
金髪碧眼ナイスバディ、こだわりの強い技術屋、仏頂面……というドイツ人のお約束を綺麗になぞった造形です。
ただ、仏頂面なだけで性格は至って温和で、成子坂メンバーとも早くに打ち解けています。

彼女専用ギアも、他キャラの専用ギアはメーカーとの相談の上で用意されたオーダーメイド品であるのに対し、
こちらはなんと設計から自分の手で作っているという気合の入りようです。
ユニットとしての彼女は、正にドイツの戦車を思わせるパワフルな重火力型です。


皆様おなじみのカルトアニメ「チャージマン研!」に登場する、人間爆弾に改造された末に非業の最期を遂げることで有名な博士です。
特筆すべきは彼の出身国で、百年後の近未来が舞台の作品ながら作成当時の状況を反映して西ドイツ出身となっていることです。
まさか百年後の近未来どころか、放映のたった二十五年後にベルリンの壁が崩される事になるとは誰も予想できなかったでしょうね。


ドイツ国旗を模した覆面をかぶり、ゲルマン忍術で戦うガンダムファイターです。
……実は中の人は日本人ですからこんなのを我が国の人だと思わないでくださいね!
その前日談に出ている先代のゲルマン忍術のファイター*7は間違いなくドイツ人?いえ、そこまでは読んでないので……。


宇宙を暗躍する海賊ギルドを支配する謎の独裁者です。
ぶっちゃけ途中までは単に謎の人物だったのですが終盤になっていきなり、
「ハイル・サラマンダー!」「第三帝国の復活」
とか言い出したので、「あっ、こいつアレだな」と勘づいた読者の方々も多いでしょう。たぶん作者が終わりになって急に差し込んだ
強力なサイコパワーでコブラをも苦戦させるほどですが、「我が終わるときは世界も道連れにする」という台詞など、作者がなかなか「あの人」を
調べた上で書いていることがうかがえます。単に「あの人」っぽいキャラは多いですけど実際の台詞を引用したパターンは少ないのではないでしょうか。


イモクラウス「鉄のクラウス」の異名を持つ、NATO情報部の少佐です。
異名通りの硬派、極度のナショナリズム*8、元戦車兵、大柄なスポーツマン、城暮らしの貴族、ジャガイモ大好きと、専門知識と金髪以外のほとんどのドイツ人的要素を備えています。
部下たちはドイツ語読みのA(アー)Z(ツェット)のコードネームで呼ばれています。
メタ的な逸話も、超能力アクションコメディだった本作を本格的なスパイアクションコメディに変え、苗字と同じ我が国エーベルバッハ市に日本人を呼び込み、ドイツ語学習者を増加させたなどと、しばしば語られる人です。また、作中カーテンの僅かな乱れを許せず整頓するシーンが存在しますが、これは作者の遭遇した実体験とのことです。


日本ダービー、秋の天皇賞を制した競走馬を元にしたウマ娘ですね。
ウマ娘ではドイツ生まれの留学生ですが、実は本物のエイシンフラッシュ号は母馬がドイツ生まれなだけで、フラッシュ自身は日本で生まれています*9
ドイツ人の属性としてよく挙がる「几帳面で真面目」を絵にかいたような性格の反面、「几帳面すぎて不測の事態にとても弱い」「製菓なら1g、尻尾の手入れなら数mmのズレもつい許容できずに『しっかり』やってしまう」、そして何より「自分よりルーズな相手に助言はしても、それ以上求めることはない」と、決して堅物ではなければ、かといって欠点とも言い切れない性分として描写されています。
そして何より、基本となる固有衣装にはディアンドルが採用されており、見てわかるドイツ要素がデザインに取り入れられています。平井オーナーよくあの胸の部分にokしてくれましたね…
ゲーム上の性能やメディアミックスでの活躍は目立ちませんが、プレイヤーから高い人気を誇るウマ娘のひとりです。将来的に彼女の日本での仲間たち、他のエイシン軍団も参戦してくれると嬉しいですね!


劇中では架空世界扱いですが、作品の背景は1960~1980年代の冷戦期に東西ドイツで繰り広げられた諜報合戦をモデルとしております。
父親のロイドさんこと「黄昏」は西ドイツの諜報機関員、母親のヨルさんと娘のアーニャちゃん、ペットのボンドは東ドイツ人に当たりますね。
アーニャちゃんの人工超能力者、ボンドの高知能動物などの諸設定に関しては、東ドイツと言うよりはむしろ当時の東側の領袖のやってた事ですが。
ヨルさんの弟のユーリさんも、悪名高い旧東ドイツの秘密警察「シュタージ」をモデルにしているものと思います。
アニメ版ではビジュアル面で東ドイツの国民車「トラバント」やドイツの建物が出たりと、冷戦下のドイツがモデルである事が強調されていますね。


作中に登場する敵エース部隊、シュネー隊の隊長であるエースパイロットです。
物語の舞台であるベルカという国そのものがドイツをモデルにしているのですが、
彼は「撃墜王であると同時に撃墜王」「出世欲がなく飛行機乗りとしての生き方を選んだ」「回収困難地域で撃墜されるも自力で友軍基地まで3日間歩き通して生還」「重傷を負っても所属基地に最も近い基地への収容を望んだ」
などのエピソードから、ドイツが生んだ某空の魔王がモチーフではないかと言われています。ガーデルマンに相当するキャラは出てきませんので悪しからず。


第二次世界大戦期の世界がモチーフのWWシリーズの世界に於いて、帝政カールスラントはそれにも関わらず帝政ドイツ(ドイツ第二帝国)がモチーフとなっています。
史実ではWWIIの時代には第三帝国の筈ですが、アレを直接のモチーフにしてしまうと色々センシティブなので致し方ない措置でしょう。まぁ兵器や衣装は第三帝国に準じているのですが。

エースパイロットを多数輩出したWWIIドイツが元ネタだけあってカールスラント出身キャラはかなり多く、正直全部上げたらキリが無いほどの一大勢力と化しています。
主人公属するストライクウィッチーズは11名中3名をカールスラント人が占め、第二期ではもう一人が一話限りのゲスト出演、劇場版では客将として更にもう一人と共闘、
外伝主人公部隊に当たる『ブレイブウィッチーズ』も航空ウィッチ9人中3人がカールスラント人と、
世界各国のエースが集まる事から国籍が満遍なくバラけがちな統合戦闘航空団にあってカールスラント人は常に複数人が固まっています。
更に言えば上記2部隊の隊長もいずれもカールスラント人が務めています。

キャラ性は流石に全員が全員典型的ドイツ人という訳ではなく、主要キャラに限っても、私生活が非常にだらしないがこう見えてカールスラント四強の一人なエーリカ、規律にうるさい堅物な一方重度のシスコンでもあるトゥルーデ、平素は柔和で自由主義だが怒ると怖く追い込まれると管理主義に変貌するミーナ
部隊運営の為には多少強引な事や冷徹に見える態度も辞さない女傑ラル、女好きにして酒好きな自由人クルピンスキー、しっかり者の教官役ロスマン、
屈指の実力者だが非常に我が強くハルトマンを一方的にライバル視しているマルセイユ、物静かで大人しいハイデマリー……と、
ドイツ人らしいキャラの者からそうでない者まで千差万別です。

因みに、ハンナ・ルーデル、マルセイユ、ハインリーケはドイツ人どころか元ネタの人ほぼそのまんまな人物になっています*10*11


  • その他
キャラクター 作品
ゲジヒト 鉄腕アトムPLUTO
ナインハルト・ズィーガー サムライスピリッツ
ヴォルフガング・クラウザー 餓狼伝説2 -新たなる闘い-
ズィルバー 武力〜BURIKI ONE〜
カーマン・コール ART OF FIGHTING 龍虎の拳外伝
ロイ・ウィルソン ファイヤースープレックス
ハイン KOFシリーズ
アルバ・メイラ、ソワレ・メイラ、ルイーゼ・マイリンク KOFマキシマムインパクトシリーズ
グスタフ・ミュンヒハウゼン KOFEXシリーズ
ラウラ・ボーデヴィッヒクラリッサ・ハルフォーフ、その他シュヴァルツェ・ハーゼ部隊 IS
アドルフ・ラインハルト、エヴァ・フロスト、その他ドイツ・南米班の一部 テラフォーマーズ
フランツ・フォン・シュトレーゼマン、エリーゼ、オリバー のだめカンタービレ
ボー・ブランシェなどネオナチ スプリガン
ラッチマン、ブリッツ・スタンフォードなどネオナチ BLACK LAGOON
少佐、教授、大尉などミレニアム HELLSING
櫻井一族以外の聖槍十三騎士団 Dies Irae -Acta est Fabula-
キュルケなどゲルマニア人 ゼロの使い魔
ゲルマニアの皆様 セイバーマリオネットJ
ベルクマン、リッケルトなどゲルマニア帝国人*12 終末のイゼッタ
レーティア・アドルフ、グレシア・ゲッベルスなどドクツ第三帝国人 大帝国
ヒューゴー ストリートファイターシリーズ
ドクトリン・ダーク ストリートファイターEX
マルコ カイザーナックル
レオ 鉄拳6
ヒトミ DOAシリーズ
ブラド・キルステン サイキックフォース
ボルフ、シュルツ 闘神伝シリーズ
ロッペン・ハイマー ファイトフィーバー
クレメンス・クライバー ファイティングレイヤー
ルドルフ・ゲルトハイマー 豪血寺一族3
キース・ジャギュア デッドダンス
アドラーエレクトロゾルダート電光戦車 アカツキ電光戦記
カティ エヌアイン完全世界
リーゼロッテ・アッヒェンバッハ、ヴァイス、シャルラッハロート アルカナハート
レオ=ホワイトファング GUILTY GEAR Xrd-SIGN-/-REVELATOR-
リヒト・ウルフスタン・シュヴァルツ デモンブライド
ジークフリート・シュタウフェン ソウルシリーズ
ハインツ・シュトライト 武戯
エリーゼ・フォン・ディートリッヒ スカイガールズ
テア・クロイツェル、ヴィルヘルミーナなどヴィルヘルムスハーフェン校生 ハイスクール・フリート(はいふり)
ヨハンナ・ルーデル、エミリア・ユンカースなどドイツ軍パイロット 編隊少女
ヴィリー・ラインハルト、ルディ・エリックなどドイツ代表 シュート!
カール・フォン・ゼッケンドルフ、ミーナ・マイヤー エリアの騎士
オズマ ファンタジスタ
ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク、QPなどドイツ代表 テニスの王子様
ハインリヒ=フォンローゼンベルク、エリス・舞姫・ローゼンベルク、サシャ=クリングバイル P2! - let's Play Pingpong! -
玉城弾、ハーゲン・ウルフ フルドライブ
テオドール・エーベルバッハ、イルフリーデ・フォン・フォイルナーなど東西ドイツ軍人 マブラヴシリーズ
クルツ・ウェーバー フルメタル・パニック!
エラ・クィンシュタイン 宇宙戦士バルディオス
シュバルツバルト THEビッグオー
ウォルフガング一味 勇者特急マイトガイン
エルザムライディース、クラウスなどブランシュタイン家 スーパーロボット大戦シリーズ
ギド・ゼーホーファー 魔装機神シリーズ
惣流・アスカ・ラングレーキール・ローレンツ 新世紀エヴァンゲリオン
コンスタンツェ・アマーリエ・フォン・ブラウンシュバンク=アルブレヒツベルガー リトルウィッチアカデミア
栢山晶 宇宙のステルヴィア
ふみこ・オゼット・ヴァンシュタイン 式神の城
エリック・デア=フォーゲルヴァイデエリナ・デア=フォーゲルヴァイデ GOD EATER
アネット・ケーニッヒ GOD EATER BURST
エミール・フォン・シュトラスブルク GOD EATER 2
レニ・ミルヒシュトラーセ サクラ大戦シリーズ
エリス、マルガレーテなど伯林華撃団 新サクラ大戦
機械将軍 ゲートキーパーズ
クリスティアーネ・フリードリヒマルギッテ・エーベルバッハ 真剣で私に恋しなさい!!
エミリア・M・ゴトフリート 紅殻町博物誌
有坂・ウェーバー・メアリー 紅蓮に染まる銀のロザリオ
クラリッサ・フォン・リヒトホーフェン uni.
マリー・ルーデル さくらシュトラッセ
アーデルハイト・リッター・フォン・ヴァインベルガー 時計仕掛けのレイライン
紬ヴェンダース Summer Pockets
イリヤなどアインツベルン関係者、ジナコ=カリギリ、エルザ・西条 Fateシリーズ
丸山シルヴィア、アーダルベルト・フォン・丸山 陸上防衛隊まおちゃん
ライアー・フォン・エルティアナ ダイバージェンス・イヴ
シャルロッテ=フォン=ハノーファー、リト=フォン=シュトゥットガルト*13 ステーションメモリーズ!
奏・バーデン・由布院*14 温泉むすめ
シュバルツ・ネーベル リングドリーム
カフカ・サンビーム*15 金色のガッシュ!!
守流津健一 ブロッケンブラッド
カノン・ヒルベルト スパイラル~推理の絆~
ユリウス・ラインハルト ケンガンアシュラ
ドロテア・フォン・シュライヒャー はぐれアイドル地獄変
コレクション伯爵 六門天外モンコレナイト
フランツ・ハイネル、ジェイコブ・ミハエル・レンツ 新世紀GPXサイバーフォーミュラ
クラウス・フォン・ヘルゼン 爆丸バトルブローラーズ
ラルフ・ユルゲンス 爆転シュート ベイブレード
クーザ・アッカーマンなどトップヴァント ベイブレードバースト
ミハエル・フリードリヒ・フォン・ヴァイツゼッカーなどアイゼンヴォルフ 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP
ルドルフ・シュタイナー、ミハエル・シュタイナーなどヴァイスリッター 激闘!クラッシュギアTURBO
レッドスカル、バロン・ジーモ、バロン・フォン・ストラッカーなどのナチス系ヴィラン キャプテン・アメリカ
ナイトクロウラー、初代マーヴェリック X-men
フーデッド・ジャスティス ウォッチメン
カール・クロエネン ヘルボーイ
サイス=マスター Phantom -PHANTOM OF INFERNO-
ヘルマン・ヴォルフ大佐 ジョーカー・ゲーム
アッシュ GUNBIRD
ラインハルト・ヴィルヘルム Overwatch
渡辺ロレンツォ メガネブ!
西城レオンハルト 魔法科高校の劣等生
御嶽アンネリーゼ ムシウタ
エミーリア 放課後さいころ倶楽部
美堂蛮、デル・カイザー、ウィッチクイーン GetBackers-奪還屋-
ジークリンデ・サリヴァン、ヴォルフラム・ゲルツァーなど狼の谷関係者 黒執事
ミランダ・ロットー、ハワード・リンク、バク・チャン*16 D.Gray-man
ファウストVIII世、エリザ、カンナ・ビスマルク、アシュクロフト シャーマンキング
オトギリ、シャムロック サーヴァンプ
エレオノーレ・シュミット、シュテラ、ドライ・ドラッヘンなどのホテルベルリン関係者、ヴォルフ・ミブ 怪盗クイーンシリーズ
ドイツ Axis powers ヘタリア
色々 ドイツ系の背景を持つ作品群




追記・修正はビールを飲んでソーセージを食べながらお願いします!それでは、Auf Wiedersehen(アウフ ヴィーダーゼーエン)

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最終更新:2025年05月03日 15:26

*1 身近な所では「ウィルス」「カルテ」など。それぞれ「ヴァイラス(virus)」「カード(card)」のドイツ語相当の語です。

*2 記録は分裂期の西ドイツ時代を含んでます。

*3 西ドイツ時代の首都

*4 他にもイタリアはマフィアだしアメリカは白人至上主義者だしギリシャは神々だし、よくこの漫画が無事に連載されていたものです……。

*5 正しくはゲッベルス、とよく言われますが、この漫画の作中に限ってはゲッペルスが正しいということで押し通されています。

*6 もしくは特別な原理は無い、ただの強烈なパンチ?

*7 本名ウォルフ・ハインリッヒ

*8 しかしナチスのことは嫌悪しています。

*9 出走制限があった時期に倣って「持込馬」と呼ばれていますが、フラッシュの走っていた時期には特にルール上区別されていませんでした。

*10 ルーデルは勲章授与に当たり「自分に地上勤務を二度と命じないことが条件」と言い放ったり重傷を負っても勝手に出撃したりといった有名なエピソードがそのまま描かれており、マルセイユの素行が悪かったり非常にモテモテだったり、ハインリーケの極端な完璧主義者かつ威圧的な態度も元ネタの人物像そのものとなっています。因みに苛烈キャラなバルクホルンの元ネタの人物はむしろ真逆の穏やかな人柄だったそう。

*11 ちなみにカールスラント組に限らず、ワールドウィッチーズシリーズでは501以外のキャラは元ネタをそっくりそのままなぞるような人物になる傾向が強く、他にも似たような扱いのキャラは散見される。

*12 エイルシュタット公国は同語圏だが国はドイツと言い難いのであります

*13 元ネタはそれぞれ我が国のハノーバー市とシュトゥットガルト市が寄贈した広島電鉄200形、福井鉄道F10形です。

*14 我が国の温泉地バーデン=バーデンが由布院開発の参考になったことにちなんでいます。

*15 正確にはイギリス系ドイツ人だそうです。

*16 正確にはドイツ系中国人です