瞑想的な人型生物の顔が、コブラに似たフードで飾られた、この明るい色をした長い大蛇の身体に支えられている。
ガーディアン・ナーガ 脅威度10 Guardian Naga
経験点9,600
LG/大型サイズの
異形
イニシアチブ
+6;
感覚
暗視60フィート;
〈知覚〉+23
防御
AC
24、接触15、立ちすくみ18(+6【敏】、+9外皮、-1サイズ)
hp
114(12d8+60)
頑健
+9、
反応
+12、
意志
+12
攻撃
一般データ
生態
出現環境
温暖/平地
編成
単体、2体、巣(3~6)
宝物
標準
特殊能力
毒(変則)
噛みつき・致傷型または毒吹き・接触型;頑健セーヴ・DC19;
頻度
=1回/ラウンド(6ラウンド);
効果
=1d4【耐】
ダメージ;
治療
=2回連続のセーヴ成功。このセーヴDCは【耐久力】に基づいている。
呪文
ガーディアン・ナーガは9レベル・ソーサラーとして呪文を発動することができるが、修得呪文をソーサラー呪文だけでなく、クレリック呪文リストからも選ぶことができる。クレリック呪文はガーディアン・ナーガにとっては秘術呪文であるとみなされる。
毒吐き(変則)
ガーディアン・ナーガは1回の標準アクションとして30フィートまで毒を吐きかけることができる。この攻撃は射程単位のない遠隔接触攻撃である。この攻撃が命中した敵は、毒の効果を避けるためにセーヴを行わなければならない(上記参照)。
輝く鱗、コブラのようなフード、力強い大蛇の体をもつ凶暴そうな姿にもかかわらず、ガーディアン・ナーガは根源的な力がある聖なる場所の忠実なる護衛者である。その鱗にはしばしば熱帯のジャングルの蛇に似た複雑な模様がある。典型的なガーディアン・ナーガは全長14フィート、体重およそ350ポンド。
ガーディアン・ナーガの多くは古代の忘れられた信仰の異国風の慣習に固執するが、それ以外のものは単に、そびえ落ちる滝、自然の尖鋒、山頂の寺院驚異を内包する場所に惹きつけられて、彼ら持つ義務と尊崇の観念により、それらを守っている。しばしばこのようなナーガは生きている信仰に加入し、聖所や古代の財宝の守り手として扱われる。ナーガの夫婦は守る価値があると思う場所の近くに住処を作り、そこで子を孵し育てる。子が成年になると、自分自身の家を探して旅立つか、年長者の預かっている場所を守るためにとどまるかを選択する。時として、廃墟や寺院を守るナーガは、何世紀にもわたって受け継がれてきた守り手の家系における現在の守護者に過ぎないことがある。そのような守り手はしばしば先祖と同じ名を名乗り、例外的に長命な単独のナーガであるように見える。
この忌まわしい蛇のような怪物の人間めいた口は、毒の滴る黄ばんだ牙でいっぱいだ。
スピリット・ナーガ 脅威度9 Spirit Naga
経験点6,400
CE/大型サイズの
異形
イニシアチブ
+5;
感覚
暗視60フィート;
〈知覚〉+22
防御
AC
23、接触14、立ちすくみ18(+5【敏】、+9外皮、-1サイズ)
hp
95(10d8+50)
頑健
+8、
反応
+10、
意志
+10
攻撃
一般データ
生態
出現環境
温暖/湿地
編成
単体、巣(2~4)
宝物
標準
特殊能力
魅惑の凝視(超常)
チャーム・パースン
と同様、30フィート、意志・無効・DC20。このセーヴDCは【魅力】修正値に基づいて算出されている。
毒(変則)
噛みつき・致傷型;頑健セーヴ・DC20;
頻度
=1回/ラウンド(6ラウンド間);
効果
=1d4【耐】
ダメージ;
治療
=1回のセーヴ成功。
呪文
スピリット・ナーガは7レベル・ソーサラーとして呪文を発動することができるが、修得呪文を、ソーサラー呪文だけではなく、クレリック呪文リストからも選ぶことができる。クレリック呪文はスピリット・ナーガにとっては秘術呪文であるとみなされる。
歪んだ心とみすぼらしい外見を持つスピリット・ナーガは、ナーガ種族中の魔女であり、その暗黒の力と胸が悪くなるようなやり方によって長い間避けられている、憎むべき追放者である。典型的なスピリット・ナーガはほっそりしていて、毒蛇の鱗と青ざめた顔を縁取る脂じみた縺れた髪をしている。ほとんどは全長14フィートだが体重は300ポンド未満。
スピリット・ナーガは死と荒廃に満ちた場所で喜びを感じる。戦いの爪痕を残す遺跡、見捨てられた墓所、略奪された砦、草木の絡み合う沼地など、いずれもこのぞっとするようなクリーチャーを惹きつける。ガーディアン・ナーガが聖性を秘めた場所を好むように、スピリット・ナーガは根源的な堕落を秘めた場所、暗黒の魔術を吹き込まれたと信じる地を捜し求める。はるか昔に死んだ暴君の墓所、偉大な英雄が命を落とした地、悪の要塞の廃墟などの全てに、このみすぼらしい大蛇は惹きつけられる。
スピリット・ナーガのほとんどは、自分たちが何らかの謎めいた暗黒の恩寵の後継者であると信じており、自分たちの生得の魔法の才能をその証拠とみなしている。ほとんどは死と荒廃の空漠たる力に親しみ、冒涜的な要求のために働き、カルト的な力から来る奇怪な前兆を捜し求めている。その一助として、スピリット・ナーガはしばしば魅惑の凝視を用いて、犠牲者を媚び諂う狂信者や自らそれを望む生贄に変える。
スピリット・ナーガは時々、ハグの魔女団を真似たような小集団を作ることがある。特定の陰謀や敵の存在が、このような恐ろしい大蛇を短い間集結させるが、スピリット・ナーガは自分自身だけに忠実なものであり、このような同盟関係は常に死に至る裏切りで終わる。
この蛇に似た怪物の力強い曲がりくねった胴の上には、鋭い容貌の人型生物の頭が載っている。
ダーク・ナーガ 脅威度8 Dark Naga
防御
AC
22、接触15、立ちすくみ16(+5【敏】、+1回避、+7外皮、-1サイズ)
hp
85(10d8+40)
頑健
+7、
反応
+10、
意志
+9((魅惑)効果に対しては+11)
防御的能力
思考防御;
完全耐性
毒
攻撃
一般データ
生態
出現環境
気候問わず/地下
編成
単体、巣(2~4)
宝物
標準
特殊能力
ディテクト・ソウツ(超常)
ダーク・ナーガは常時
同名の呪文と同様の思考感知を使用することができる(術者レベル9;意志・無効・DC18)。セーヴDCは【魅力】修正値に基づいて算出されている。
思考防御(変則)
ダーク・ナーガは
ディテクト・ソウツ
のようなありとあらゆる形態の心を読む行為に対して
完全耐性がある。また、この特殊能力により(魅惑)効果に対する全てのセーヴに+2の種族ボーナスを得る。
毒(変則)
針・致傷型;頑健セーヴ・DC19;頻度=1ラウンド;効果=睡眠(2d4分);治療=1回のセーヴ成功。
呪文
ダーク・ナーガは7レベルのソーサラーとして呪文を発動する。
ダーク・ナーガは贅沢と富、他者に対する権力を切望する。身体を鰻に似たきらめく黒い鱗に覆われたダーク・ナーガは忘れられた地や見捨てられた廃墟を素早く這い回り、宝物と自分に仕えさせることができる弱いクリーチャーを探し回っている。彼らの先の割れた舌は嘘しか吐かず、操ることができない者は油断のならない毒と破壊的な魔法の力で打ち砕く。典型的なスピリット・ナーガは全長およそ15フィート、体重300ポンド以上。
傲慢で奢侈を好むダーク・ナーガは、自分よりも弱いクリーチャーを支配するために捜し求めており、彼らに与える恐怖と他者を支配する力を楽しむ。一部のものはゴブリン、オーク、リザードフォークその他の野蛮な種族の部族からやりたい放題の領地を築き上げるが、世界の華美への欲望もまた心そそるものであり、一部のものは都市の下水道やスラムに入り込み、街での手下を集める。彼らはよく細工された装飾品や宝物を特に病的に愛好し、しばしば宝石で飾られた帯で自らを飾ったり、宝物の山の上で寛いでたりする。
ダーク・ナーガは同種の他のもの、特に他のダーク・ナーガを憎み、彼らの同胞を危険な敵とみなして―多くの場合それは正解である―迅速かつ無慈悲に殺そうとする。