猛吹雪(超常)
エインシャント・ホワイト・ドラゴンは、1回の標準アクションとして、自らのブレスを、周囲の地域に猛吹雪を作り出すために使用することができる。これは、1分の間、ドラゴンを中心とした半径50フィートの範囲内に大雪を降らせることができる。この雪は移動の妨げになり(大雪に覆われたマス目に入る場合、1マスあたり4マス分の移動がかかる)、霧と同様に視界を制限する。
[冷気]のオーラ(超常)
アダルト・ホワイト・ドラゴンは[冷気]のオーラを放つ。5フィート以内にいるクリーチャーは、ドラゴンのターンが開始した時点で1d6ポイントの[冷気]ダメージを受ける。オールド・ドラゴンのオーラは効果範囲が10フィートに拡大する。エインシャント・ドラゴンのダメージは2d6ポイントに上昇する。
氷結の霧(擬呪)
オールド・ホワイト・ドラゴンはこの能力を1日3回使用できる。これは
アシッド・フォッグ
呪文に似ているが、[酸]ダメージではなく[冷気]ダメージを与える。また、霧が接触した表面をつるつるした氷で覆ってしまい、
グリース
呪文と同じ効果を作り出す。ホワイト・ドラゴンは氷上歩行能力を持つため、この
グリース
の効果に
完全耐性を持つ。この能力は6レベル呪文相当である。
氷の形成(超常)
ヤング・ホワイト・ドラゴンは回数無制限で氷と雪の形を変えることができる。この能力は
ストーン・シェイプ
と同様に機能するが、目標は石ではなく氷と雪である。この効果に関するホワイト・ドラゴンの術者レベルはそのヒット・ダイスの数に等しい。
氷の墓標(擬呪)
グレート・ワーム・ホワイト・ドラゴンは、1回の標準アクションとして、1体のクリーチャーを氷の中に沈めることができる。これは
インプリズンメント
と同様に機能するが、目標が氷に表面に接触していなければならない。ホワイト・ドラゴンはこの能力を1日1回使用できる(術者レベルはドラゴンのヒット・ダイス数に等しい)。この能力によって閉じ込められた目標は、
フリーダム
呪文を使用するか、物理的に氷を砕く(硬度0、360ヒット・ポイント)ことによって脱出できる。セーヴDCは【魅力】修正値に基づいて算出されている。
氷上歩行(変則)
この能力は
スパイダー・クライム
呪文と同様に機能するが、ドラゴンが登攀する表面は氷に覆われていなければならない。ドラゴンは凍っている表面をペナルティ無しで移動することができ、氷の上で疾走や突撃をしても
〈軽業〉判定の必要はない。
雪の見通し(変則)
ヴェリー・ヤング・ホワイト・ドラゴンは雪が降っている状況においても完全に見通せるようになる。ホワイト・ドラゴンは雪が降っている際にも
〈知覚〉判定に何らペナルティを被らない。
擬似呪文能力(擬呪)
ホワイト・ドラゴンは以下の
擬似呪文能力を獲得する。表に示した年齢段階に達すると、回数無制限で使用できるようになる。ジュヴナイル-
フォッグ・クラウド
;ヤング・アダルト-
ガスト・オヴ・ウィンド
;エインシャント-
ウォール・オヴ・アイス
;グレート・ワーム-
コントロール・ウェザー
。
クロマティック・ドラゴンの中で最も弱く最も野蛮なものだとほとんどの者に思われているが、ホワイト・ドラゴンは狡猾さの欠如を完璧なまでの凶暴性で補っている。ホワイト・ドラゴンは人里はなれた凍てつく山頂や、極地の低地に住んでおり、氷と雪で一杯になったきらきら光る洞窟を住処にする。完全に凍った食物を好む。