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バンシー(ミーナッド) Banshee (Maenad)

 ほとんどのミーナッドが自身の怒りの感情を内在化することを学ぶが、別の方法でマスタ―する者もおり、人々を跪かせ、最も丈夫な木でさえ壊す恐ろしい嘆きを表現する。バンシーは危険な個体であり、ワイルダーの感情的な潮流と種族能力を混合させることができる。
 活性爆発/Surge Blast バンシーの活性の爆発は1体のクリーチャーに集中して[力場]ダメージの代わりに[音波]ダメージを与える強化された悲鳴である。バンシーが活性爆発の攻撃に成功するとき、目標は頑健セーヴに成功するか(DC 10+バンシーのワイルダー・レベルの半分+バンシーの【魅力】修正値)、1ラウンドの間幻惑状態となり1分の間聴覚喪失状態とならなければならない。バンシーはこの能力を喋れない時、例えばサイレンスの効果下の範囲にいるなどの状況の時に使用することはできない。
 音波の洞察/Sonic Insight 2レベルの時点でバンシーは《知識拡大》あるいは《修得済み念力追加》特技を得、[音波]の補足説明を持つ念力を選択するたびに、同時に[音波]の補足説明を持つ第2の念力を選択することができる。エネルギー・レイなどの[音波]の補足説明を持つ念力はこの利益を得るものと数えるが、例えばエネルギー・レイなど複数のエネルギー種別を持つ念力を2つ目の念力として選択した場合、その念力は[音波]の補足説明の選択肢を持つものとして発現することしかできない。バンシーは[音波]の補足説明を持つ念力に以下の増強の選択肢を得る。
 増強:追加の2ポイントの念力ポイントを費やすことで、この念力の目標は頑健セーヴに成功するか1ラウンドの間幻惑状態とならなければならない。念力が通常セーヴを許可する者でないならば、このセーヴDCは念力のレベルに基づいて計算する。
 この能力は攻撃逃れと置き換える。
 バンシーの慟哭/Banshee’s Wail 4レベルの時点でバンシーは[音波]の念力の攻撃ロールに+1のボーナスと、[音波]の補足説明を持つ発現した念力のセーヴDCに+1のボーナスを得る。これらのボーナスはバンシーの活性爆発にも適用される。このボーナスは12レベルの時点で+2、20レベルの時点で+3に増加する。
 この能力は押し寄せる幸福感と置き換える。

Section 15: Copyright Notice
Ultimate Psionics, © 2013, Dreamscarred Press; Authors: Andreas Rönnqvist, Jeremy Smith.

戦闘の野生児 Battle Wilder

 戦闘の野生児は自身の感情を発現能力ではなく、戦闘の力へと向ける。戦闘の野生児は念力を使用でき効果はある一方で、戦闘能力の向上と武器の修練の向上も得る。
 武器と防具の習熟 戦闘の野生児は全ての単純武器と軍用武器、軽装鎧と盾に習熟している(タワー・シールドを除く)。
 戦闘の活性(超常)/Combat Surge 戦闘の野生児は自身の肉体を強靭なものとするエネルギーの物理的なブーストを放出する。戦闘の野生児は2種類の可能な方法で戦闘の活性を呼び起こすことができる。念力を発現している間か即行アクションとして1ポイントの念力ポイント費やしている間戦闘の活性を呼び起こすことができる。いずれの場合も戦闘の野生児は戦闘の活性を呼び起こした後の1ラウンドの間自身の【筋力】に+2の強化ボーナスを得る。7レベルの時点で戦闘の活性の間【耐久力】に+2の強化ボーナスを得る。11レベルの時点で、【耐久力】への強化ボーナスはさらに+2増加する。15レベルの時点で、【筋力】への強化ボーナスは+6に増加する。19レベルの時点で【耐久力】への強化ボーナスは⁺6に増加する。
 この能力は野生の活性と置き換える。戦闘の野生児は活性の種類を選択することができない。
 念術気力吸収(変則)/Psychic Enervation 戦闘の活性を呼び起こすことで自身を後押しすることは危険なことである。各戦闘の直後に、戦闘の野生児は自身の努力の重圧に襲われ、戦闘の野生児レベル毎に2ポイントのヒット・ポイント・ダメージを受け、1ラウンドの間幻惑状態となる。この念術気力吸収の可能性は15%である。
 活性化強襲(超常)/Surging Assault 戦闘の野生児は最も高い攻撃ボーナスで追加の1回の攻撃を得るために全力攻撃の一部として念能収束を拡張することができる。
 この能力は活性爆発と置き換える。
 追加hp/Toughness 1レベルの時点で戦闘の野生児はボーナス特技として《追加hp》を得る。
 この能力は活性との絆と置き換える。
 戦闘の幸福感/Combat Euphoria 4レベルの時点で、戦闘の野生児が戦闘の活性の能力を使用した時、戦闘の野生児の【魅力】修正値に等しいラウンド数の間(最小1)攻撃ロール、ダメージ・ロール、セーヴィング・スローに+1の士気ボーナスを得る。戦闘の野生児が自身の戦闘の活性によって念術気力吸収の影響を受けた場合、この戦闘の活性の能力の使用によって士気ボーナスは得られない。
12レベルの時点で戦闘の野生児の攻撃ロール、ダメージ・ロール、セーヴィング・スローにへの士気ボーナスは+2に増加する。20レベルの時点で+3に増加する。
 この能力は押し寄せる幸福感と置き換える。
 戦闘中の頑健性/Combat Fortitude 5レベルの時点で、戦闘の野生児は頑健セーヴを維持している限り(訳注:文意が通らないため、おそらくmaintaining psionic focusの間違い)、頑健セーヴに+1のボーナスを得、戦闘の野生児は効果がセーヴを行えるなら効果を無効化するための第2の頑健セーヴを行うことができる;呪文や念力が既に無効化するための頑健セーヴを行えるのならば、戦闘の野生児は二つ目のセーヴを行い、両方とも失敗した場合影響を受ける。
 この能力は活性との絆強化と置き換える。
 肉体への過負荷/Physical Overload 20レベルの時点で、戦闘の野生児は自分自身を後押しし、大幅に自分の戦闘能力を増加させることができる。1日1回、戦闘の野生児は戦闘の活性を呼び起こし、戦闘の野生児の【魅力】修正値に等しいラウンド数の間(最小1)【筋力】と【耐久力】に+8の強化ボーナスを与えることができる。加えて、肉体への過負荷の効果下にある間、戦闘の野生児は戦闘の野生児レベルに等しい基本攻撃ボーナスを持っているものとして扱い、追加の攻撃を与える。肉体への過負荷を呼び起こすことは、肉体への過負荷が終了するとき念術気力吸収の通常の2倍の効果を保証され、この念術気力吸収は効果を和らげたり変更させるような特技やその他の能力によって修正できない。
 この能力は完璧な活性と置き換える。

Section 15: Copyright Notice
Psionics Expanded: Advanced Psionics Guide. Copyright 2011, Dreamscarred Press; Authors: Jeremy Smith and Andreas Rönnqvist.

爆発の野生児 Blasting Wilder

 ワイルダーは念能の力の危険な活性を呼び起こすことが知られているが、その力を実際の武器へと変えることを学んだ者たちもいる。これらの爆発の野生児は念能のエネルギーの爆発で敵を攻撃し、遠くから荒廃の雨を降らせることができるが、そうすることは念能の暴走のリスクを孕んでいる。これらのワイルダーは自分自身の発現能力を強化させる能力を失い、代わりにこれらの爆発の脅威を改良する。
 野生の活性/Wild Surge 爆発の野生児は自身の念能の力を向上させずに、活性爆発の能力を強化させるために野生の活性を使う。爆発の野生児が野生の活性を呼び起こすとき、自身の発現者レベルを増加させないが、野生の活性の各ポイントごとに活性爆発のダメージ・ダイスを1つ加える。また野生の活性を使用した同じラウンドにフリー・アクションとして活性爆発を使用するために念能収束を拡張することができるが、たとえ1ラウンドに1回以上野生の活性を使用できても、この野生の活性は1ラウンドに1回しか使用できない。この能力は念術気力吸収の可能性を含め野生の活性としてその他の効果が機能され、通常のものとしてワイルダーの活性の選択で修正を受ける。高効率の活性などの発現者レベルを増加させる野生の活性はこのアーキタイプを選択することができない。
 爆発修正/Modified Blast 2レベルの時点で爆発の野生児はボーナス特技として《爆発修正》特技を得る。
 この能力は攻撃逃れ(+1)と置き換える。
 念能瞑想/Psionic Meditation 6レベルの時点で、爆発の野生児は前提条件を満たしていなかったとしても、ボーナス特技として《念能瞑想》を得る。
 この能力は攻撃逃れ(+2)と置き換える。
 連鎖爆発/Chained Blast 10レベルの時点で、爆発の野生児は能力を低下させ活性爆発の効果を近くの目標に連鎖させることができる。爆発の野生児が自身の活性爆発を使用するとき、元の目標から15フィート以内の二次目標を選択することができる。爆発の野生児が二次目標に対して行った遠隔接触攻撃が成功すると二次目標は一次目標のダメージの半分のダメージを受ける。一次目標がダメージを受けなかった場合、爆発の野生児は爆発を連鎖させることはできない。
 この能力は攻撃逃れ(+3)と置き換える。
 完璧な爆発/Perfect Blast 20レベルの時点で、爆発の野生児は自身の活性爆発を効率的に使う方法を学んだ。爆発の野生児が野生の活性を呼び起こす時、各繰り返し攻撃に1回の活性爆発を使用するために念能収束を拡張することができる。爆発の野生児は依然として野生の活性を呼び起こすことによる念術気力吸収の通常の危険性の影響を受ける。
 この能力は完璧な活性と置き換える。

Section 15: Copyright Notice
Psionics Expanded: Advanced Psionics Guide. Copyright 2011, Dreamscarred Press; Authors: Jeremy Smith and Andreas Rönnqvist.

観想家 Contemplative

 一部の者にとって念能の力というものは自然なものであるが、しかし強い感情の発生には縛られない。むしろこれらの観想家は瞑想と哲学への献身を通じて自身の力を見出す。
 発現能力/Manifesting 観想家は【魅力】の代わりに【判断力】を主要能力値として使用する。これはボーナス念力ポイント、発現するための念力レベル、念力のセーヴDCを決定する能力値であることも含む。
 瞑想念力/Meditative Powers 毎朝、念力ポイントのために瞑想している間、観想家は自身の修得済み念力の数に等しい念力を選択する。観想家が休憩後に1日の念力ポイントを回復するとき、1つ以上の自身の修得済み念力を新しいものを交換する子tができる。これらの念力は常に、ワイルダーの念力リストから選択しなければならない、観想家が《Expanded Knowledge》特技やpsychic chirurgeryなどの他の手段で念力を得ている場合、この念力は通常の念力に加えて修得することができる。自身の念力を修得しているとき、ワイルダーの念力リストから別の念力に交換することはできず、その時の修得済み念力の制限には数えない。観想家はその日の自身の念力を選択するとき、発現できる各念力レベルから少なくとも1つの念力を選択しなければならない。
 この能力は活性との絆と置き換える。
 限界を超えた後押し/Push Beyond Limits 1レベルの時点で、観想家は必要条件を満たしていなくともボーナス特技として《過剰放出》と《Talented》を得る。
 この能力は野生の活性と念術気力吸収と置き換える。
 思念爆発(超常)/Mind Blast 観想家は精神の力を用いてサイコキネシスのエネルギーの爆発を放つことができる。観想家は標準アクションとして、30フィート以内のクリーチャーに1d8ポイントの[力場]ダメージを与える遠隔接触攻撃を行うために念能収束を拡張することができる。4レベルの時点と以降3レベルごとにこのダメージは1d8ずつ増加する。
 この能力は活性爆発と置き換える。
 孤高の状態(超常)/Heightened State 4レベルの時点で、《過剰放出》特技を使用するとき、観想家は孤高の状態へと至る。念力を発現し、《過剰放出》特技を使用するとき、観想家は1ラウンドの間クラス・レベルに等しい一時的ヒット・ポイントと、セーヴとACに+1の洞察ボーナスを得る。この効果下にある間に念力を発現し《過剰放出》特技を使用すると、持続時間は1ラウンド増加し、洞察ボーナスは+1増加する(洞察ボーナスの最大値は観想家のクラス・レベルの半分に等しい)。これらの一時的ヒット・ポイントは《過剰放出》特技の使用(得ているならば)からダメージを受けた後効果を得る。
 この能力は押し寄せる幸福感と置き換える。
 念能瞑想/Psionic Meditation 5レベルの時点で、観想家はボーナス特技として《念能瞑想》を得る。観想家が既に《念能瞑想》を得ているならば、ボーナス特技として《Expanded Knowledge》あるいは《Extra Power Known》特技を得ることができる。
 この能力は5レベルで得られる活性との絆強化と置き換える。
 上級過剰放出(超常)/Greater Overchannel 9レベルの時点で、《過剰放出》特技を使用して念力を増強するために必要な念力の一部を補充するとき、自身の念能収束を拡張することができる。この効果は《過剰放出》特技によって得られた術者レベル・ボーナスまでのコストを費やすことができる。これらの念力ポイントは、依然として念力によって消費される念力ポイントの最大値を決定するものとして数えられるが、観想家の念力ポイント・プールから差し引かれない。
 この能力は9レベルで得られる活性との絆強化と置き換える。
 観想家の知識/Contemplative Knowledge 13レベルと17レベルで観想家は《Expanded Knowledge》特技あるいは《Extra Power Known》特技の選択したほうを得る。これらの特技で得られた修得済み念力は、念力ポイントを回復するための瞑想を行ったときに変更できない。
 この能力は13レベルと17レベルで得られる活性との絆強化と置き換える。

Section 15: Copyright Notice
Ultimate Psionics, © 2013, Dreamscarred Press; Authors: Andreas Rönnqvist, Jeremy Smith.
最終更新:2020年11月19日 20:30