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デーモン:バロール Demon, Balor

この翼のあるフィーンドの角の生えた頭部と牙を持つ顔は、完璧な悪魔の姿をあらわすものである。肉体からは炎が噴き上がっている。

バロール 脅威度20 Balor

経験点307,200
CE/大型サイズの来訪者混沌他次元界デーモン
イニシアチブ +11;感覚 暗視60フィート、トゥルー・シーイング夜目〈知覚〉+38
オーラ アンホーリィ・オーラ(DC26)、炎に包まれた身体
防御
AC 36、接触20、立ちすくみ29(+16外皮、-1サイズ、+4反発、+7【敏】)
hp 370(20d10+260)
頑健 +29、反応 +17、意志 +25
DR 15/冷たい鉄および善;完全耐性 [電気]、[火]、抵抗 [酸]10、[冷気]10;SR 31
攻撃
移動速度 40フィート、飛行90フィート(良好)
近接 +1ヴォーパルアンホーリィ・ロングソード=+31/+26/+21/+16(2d6+13)、+1ヴォーパルフレイミング・ウィップ=+30/+25/+20(1d4+7、加えて1d6[火]および“絡みつき”)または叩きつけ(×2)=+31(1d10+12)
接敵面 10フィート;間合い 10フィート(ウィップは20フィート)
擬似呪文能力 (術者レベル20)
常時:アンホーリィ・オーラ(DC26)、トゥルー・シーイング
回数無制限:グレーター・ディスペル・マジックテレキネシス(DC23)、グレーター・テレポート(自身に加えて50ポンドまでの物体のみ)、ドミネイト・モンスター(DC27)、パワー・ワード・スタン
3回/日:呪文高速化テレキネシス(DC23)
1回/日:インプロージョン(DC27)、招来(9レベル、1体の脅威度19以下のデーモンいずれか[100%])、ファイアー・ストーム(DC26)、ブラスフェミイ(DC25)
一般データ
【筋】35、【敏】25、【耐】36、【知】24、【判】24、【魅】27
基本攻撃 +20;CMB +33;CMD 54
特技 《イニシアチブ強化》《擬似呪文能力高速化:テレキネシス《強打》《上級二刀流》《薙ぎ払い》《二刀流》《二刀流強化》《鋼の意志》《武器熟練:ロングソード》《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+31、〈隠密〉+26、〈軽業〉+27、〈交渉〉+31、〈真意看破〉+30、〈知覚〉+38、〈知識:貴族〉+27、〈知識:次元界〉+30、〈知識:宗教〉+27、〈知識:歴史〉+27、〈はったり〉+31、〈飛行〉+32、〈魔法装置使用〉+31;種族修正 +8〈知覚〉
言語 天上語、奈落語、竜語; テレパシー 100フィート
その他の特殊能力 ウィップ体得、首切り攻撃、断末魔の爆発
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス)
編成 単体、戦闘集団(バロール1およびグラブレズゥ2~5)
宝物 標準(+1アンホーリィ・ロングソード+1フレイミング・ウィップ、その他の宝物)
特殊能力
断末魔の爆発(超常)/Death Throes 殺されると同時に、バロールは目もくらむような閃光と共に爆発し、100フィート以内にいる全ての者に100ポイントのダメージ(半分は[火]ダメージ、半分は不浄ダメージ)を与える(反応・DC33・半減)。セーヴDCは【耐久力】修正値に基づいて算出されている。
絡みつき(変則)/Entangle バロールが鞭を中型以下のサイズの敵に命中させれば、機会攻撃を誘発することなく即座に組みつき判定を試みることができる。バロールが勝った場合、敵はバロールに隣接するマスまで引き寄せられる。敵は組みつき状態になるが、バロールはそうはならない。
炎に包まれた身体(超常)/Flaming Body バロールの身体のまわりには炎が渦巻いている。バロールに肉体武器や素手打撃で命中を与えたクリーチャーは1d6ポイントの[火]ダメージを受ける。バロールに組みついたり組みつかれたりしたクリーチャーは、組みつきが続く限り毎ラウンド6d6ポイントの[火]ダメージを受ける。
首切り攻撃(超常)/Vorpal Strike バロールの振るう全ての斬撃武器(通常のロングソードとウィップを含む)はヴォーパル武器としての特殊能力を得る。バロールの手から離れた後も1時間の間武器はこの特殊能力を保持するが、その後武器の魔法能力は(もしあれば)通常の状態に戻る。
ウィップ体得(変則)/Whip Mastery バロールは二刀流に関してはウィップを軽い武器として扱い、敵の鎧に関わらず致傷ダメージを与えることができる。

 人々がデーモンの恐怖譚をささやく場合、最も思い描かれるものは、そびえたつような炎と肉体、炎をまとう鞭と剣で武装し、新たな犠牲を求めて夜空を突っ切ってくる角のある悪夢である。人々が恐れるこのデーモンはバロール。それを恐怖するのは正当なことである。なぜなら力でも凶暴性でもバロールに匹敵するデーモンはほとんどいないからだ。
 アビスでは、バロールのほとんどがデーモン・ロードに将軍または指揮官として仕える(そうしないバロールはさらに有力なものであり、バロールの王として知られる。下記参照)。典型的なバロールは無数のデーモンの軍団を指揮し、これらの奴隷兵と熱烈な配下を戦場で戦わせるが、バロールは怯惰とは程遠い。戦闘に参加する機会が訪れた場合、思い止まることを選ぶバロールはほとんどいない。
 戦闘に際しては、バロールは近接攻撃の間合いを避けるほど賢い敵と戦う際には擬似呪文能力を用いる。ファイアー・ストームインプロージョンの破壊的な威力を好み、生け捕りにしたいと思うような稀な敵に対してはドミネイト・モンスターを使用する。バロールは通常遠隔武器を武器落とししたり、敵を近接攻撃の間合いに引き寄せるためにテレキネシスを用いる。高速化テレキネシスで後者の戦術を行えば、バロールは無防備状態の敵に全力攻撃を叩き込むことができる。ヒット・ポイントが50未満になったバロールはほとんど常に瞬間移動で逃走しようとするが、これと飛行が不可能だと分かった場合は、殺された時に断末魔の爆発が敵にとって可能な限り痛烈になるような位置を占めようとする。
 バロールは身の丈14フィート、体重4,500ポンド。最も残酷な定命の者の魂のみがバロールを創造させることができる。他のほとんどのデーモンの場合と異なり、新たなバロールの誕生の引き金となるには多くの場合、複数の強力な悪人の魂が必要となる。

バロールの王

 典型的なバロールよりさらに恐るべきものは、デーモン・ロードを主と呼ばず、自分自身を主とする。典型的なバロールの王は、その住まう領域の広さの半分以下の地域を統治する(デーモン・ロードは1つのアビスの領域全体を支配する)。ほとんどのバロールの王はもっと小さな地域を統治する(一般的に1つの大陸に相当する大きさの範囲)が、その力は実に巨大である。
 典型的にはバロールの王は脅威度21~25のモンスターである(この範囲はさまざまな唯一の存在であるデーモン・ロードが生まれたばかりのときと同等である。脅威度26以上はデーモン・ロードだけの領域である)。これらは長期間のキャンペーンの最後の敵としてかなり適している。バロールの王の大多数は数レベルのバーバリアン、ファイター、レンジャー(レンジャーのバーバリアンは決して動物の相棒をもつことはない)のレベルをとっているが、一部の者はかわりにバード、ローグ、ソーサラー、ウィザードのレベルをとる。彼らは自分自身を崇拝の対象としているため、クレリックのバロールの王は知られていない。しかしながら、デーモン・ロードや悪の神々に直接仕える強力なクレリックであるバロールの王の噂はずっとある。
 バロールの王がクラス・レベルから得る全ての長所に加えて、全てのバロールの王は、種族とクラスによって与えられている物に加えて、追加で特有の特殊能力を1つ有する。ここに列挙されている3つはバロールの王の特殊能力の例であるが、これらの例がバロールの王が振るうかもしれない奇妙な力の全てという訳では全くない。
 生命吸収(超常)/Lifedrinker バロールの王が生きている敵を殺した場合はいつでも、ヒール呪文(術者レベル20)の効果を受ける。この特殊能力は1ラウンドに1回だけ効果を生じる。
 魔法の達人(超常)/Master of Magic バロールの王は追加の擬似呪文能力を有する(呪文レベルの合計が20までの1~4レベル呪文を回数無制限で、呪文レベルの合計が20までの5~8レベル呪文を1日3回)。
 霊魂吸引(超常)/Soul Swallow 1回の標準アクションとして、バロールの王は30フィート以内にいる生きているクリーチャー1体の魂を吸入することができる。目標はDC(10+バロールの王の種族ヒット・ダイスの1/2+バロールの王の【魅力】修正値)の頑健セーヴを行わなければならず、失敗した場合死亡する。このように殺された人型生物クリーチャーの身体は即座にバロールの王の支配下にあるデーモン(ババウサキュバスシャドウ・デーモンのうち、バロールの王の気まぐれによる)に形質変化する。