この古代の
サーペントフォークのドルイドたちは、自然の生々しい野蛮さだけを崇拝していた。彼らは土地そのものに悪意と感覚を吹き込む方法を模索し、敵との果てしない戦いの中で別の手先として土地を採用した。しかし、このドルイドがフェイの領域から暴力的に吸い上げた生命の未加工のエネルギーを土地に授けようとした時、何かを酷く間違えた。ドルイド、その味方、そして土地自体が液化し、すべての文明を敵と見なす悪意ある生命の形態へと自律行動するようになった。この原形質の怪物はヌルヌルとした憎しみと無数の斑点に分裂し、
サーペントフォークの領土全域に蔓延り、古代のものが自身の祖国内で新たな戦争と戦うことを余儀なくされた。やがて
サーペントフォークはこの知的な粘体を倒すことができた。このブライトとして呼ばれるようになったクリーチャーを――しかし、この生命体は不自然に粘り強いことが証明された。彼らは再び現れ続け、敗北するたびに荒野へと退却していったが、常に生き残っていた。そして
サーペントフォークの時代が過ぎても、ブライトは耐え続けた。
今日、ブライトは稀な存在なままであるが、文明に対する彼らの憎しみはかつてないほど強く、さまようブライトが荒野で社会の汚れに遭遇すると、そのような集落の存在を個人的な侮辱と受け止めてしまう。彼らは残酷で忍耐強く、ブライトは小さな町や都市にさえも隣接する土地をゆっくりと変化させて、巨大な粘体が最終的に都市化された土地を自分のものとして取り戻す作業を始めることができるまで、その住民の資源をゆっくりと枯渇させることについて何の迷いもない。
はるか昔、ブライトは一種の原始的な性質を備えていた。しかし、無数の時代の経過のうちにこれらのクリーチャーは進化して適応し、そして今、ブライトの7種の顕著な変種が、世界の様々な場所に存在することが知られている。他の地形でも固有のブライトを産み出したことは確かであるが、これらの7種はこの珍しいモンスターの中では最も頻繁に遭遇するものである。ブライトは文明化されたすべてのものに対して普遍的な憎しみを持っており、その怒りはドルイドのカルトやフェイにまで及んでいる。ブライトにとって、知性の兆候は、それが特定の植物モンスターや魔獣が発生する可能性のあるものを除いて、文明の可能性を示すものである――耐えられない何かがある。
ブライトは、選択した領域外への移動が肉体的な苦痛を感じていることに気付き、家を離れることを余儀なくされた時には、このモンスターはその性質に合う魅力的な新しい隠れ家を見つけることができるまで衝突を避け、潜み続ける。ブライトはその特定の変種が好む地形のある領域に落ち着くと、その領域に存在を溶け込ませ、広い領域を魔法の効果で満たす悪の領域を作成する。通常、ブライトは文明に隣接した地域にそのような領域を作成し、近くの集落で利用できる資源を減らし、近くの地形を餌食にすることができる。その領域に住むクリーチャーを魔法のように指揮できるブライトは、魔法で制御された動物や植物を野蛮な市民に送り込み、恐怖を撒き散らすことによって近隣の集落との戦いを開始する。
ブライトが領土を主張する時、その領地では動物や魔獣、植物だけでなくそれ以上のものを捕らえる。彼らは知性を持ったクリーチャーを嫌悪しているが、その領域の住人は文明に対抗する戦争行為に置いて有能なエージェントとなり得ることを理解している。通常、ブライトは力の弱いクリーチャー(一般的なルールとして、CRがブライトの半分以下のCRのクリーチャーが含まれる)にほとんど興味を示さず、我慢もしない。このような不幸な住人たちは、ブライトが領土を主張した後、最初に死ぬ。しかし、より強力な住人には同盟の申し出をして接近する。生来の擬似呪文能力が、竜、巨人、強力な異形、アンデッドなどには機能しないことを理解しているが、そのようなクリーチャーはほとんどが取引可能なものと知っている――物質的な富、敗北した敵を略奪する機会、または力を得る機会の約束によって。一部のブライトの中には、神から送られたエージェントだとクリーチャーに納得させることによって、原始的な部族の宗教的な中心地を簒奪することに特化しているものもいる(このような戦術は宗教的指導者が全くいない部族や、宗教的指導者がブライトによって秘密裏に殺害された部族に最も効果的である)。しかし文明の近くの孤立地帯を攻撃するのを助ける見返りに、このクリーチャーにブライトがどのような約束していたに関係なく、最終的にはそのブライトはかつての同盟者に背を向ける。それは憎むべき粘体の憤怒へと陥る最後のものであり、見つけたすべての思考するクリーチャーを殺すというクリーチャーの飽くなき必要性に対する最後の犠牲である。
様々な種類がいるブライトの個々の能力は異なるが、すべてのブライトに共有しているのは、厚く柔軟な原形質の層が重要な外皮を提供していること、多数のまばゆいばかりの赤い目があること、ブライトの能力を共有していることなどである(
(ブライト)の副種別を参照)。以下のページで紹介しているブライトは、最もよく知られている種だが、他の奇妙な変種が遠い地には存在しているかもしれない。
淡い褐色のスライムからは、石筍のような針で終わっている筋骨隆々とした触手が伸びている。
ケイヴ・ブライト CR19 Cave Blight
防御
AC 34、接触22、立ちすくみ22(+12外皮、+12【敏】)
HP 325(21d8+231);
高速治癒15
頑健 +18、
反応 +19、
意志 +18
防御的能力 黄泉がえり;
完全耐性 [強酸]、
完全耐性粘体の種別特性
攻撃
移動速度 30フィート、穴掘り30フィート、登攀30フィート、
地潜り
近接 針(×4)=+30(2d8+15/19~20、加えて“石化”)
接敵面 5フィート、
間合い 20フィート
特殊攻撃 放射線の領域
擬似呪文能力 (術者レベル19;精神集中+26)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地下
編成 単体
宝物 標準
特殊能力
石化(超常)/Petrification ケイヴ・ブライトの針で刺されたクリーチャーはDC 31の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1d6ポイントの【敏捷力】吸収を受ける。毒に完全耐性を持つ粘体でないクリーチャーは、この針からの【敏捷力】吸収を受けている限り、毒に対する完全耐性を失う。【敏捷力】が0に吸収されたクリーチャーは
フレッシュ・トゥ・ストーンと同じように
石化状態となる。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。
放射線の領域(超常)/Irradiate Domain ケイヴ・ブライトの呪いの領域には、蝋燭のように光を放つ緑色の結晶と微かな暖かさとして現れる放射性の岩層がある。この放射線は(瞬間移動)効果を妨害する――
テレポートを発動してケイヴ・ブライトの領域に出入りしようとするクリーチャーはDC 30の術者レベル判定に成功しなければならない。そうしないと、呪文は失敗する。さらに、ブライトの領域に入るすべてのクリーチャーは10分毎にDC 31の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1ポイントの【耐久力】吸収を受ける(ケイヴ・ブライトから10フィート以内にいる場合は1d4ポイントの【耐久力】吸収に増加する)。これは[毒]効果である。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。
ケイヴ・ブライトは世界の地下深くにある巨大な洞窟のネットワークに生息する放射性の粘体である。かれらはそこで地下社会を滅ぼそうとしている――特にスヴァーフネブリンの居住地では、ディープ・ノームがフェイの古代の繋がりのために、これらの粘体を特に激怒させているからである。ケイヴ・ブライトだけでも、他の知的な生命体との戦いに役立たせるために、魔法的な強制の現象を引き起こすことに長けている。
ケイヴ・ブライトは幅7フィート、体重平均600ポンドである。
グロテスクな汚水の塊のように見えるものは、何十個もの赤い目と長くヌルヌルした爪先のある2本の触手によって生来の能力を欺いている。
スーアー・ブライト CR15 Sewer Blight
防御
AC 30、接触18、立ちすくみ22(+12外皮、+8【敏】)
HP 229(17d8+153);
高速治癒10
頑健 +16、
反応 +15、
意志 +13
防御的能力 酸の噴霧、黄泉がえり;
完全耐性 [強酸]、
完全耐性粘体の種別特性
攻撃
移動速度 30フィート、登攀30フィート、水泳30フィート
近接 爪(×2)=+25(2d8+13/19~20、加えて2d6[強酸])
接敵面 5フィート、間合い 15フィート
特殊攻撃 疫病の領域
擬似呪文能力 (術者レベル15;精神集中+20)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地下(下水)
編成 単体
宝物 標準
特殊能力
疫病の領域(超常)/Plagued Domain クリーチャーが過去24時間以内で初めてスーアー・ブライトの領域に入る時、DC 27の反応セーヴを行わねばならず、失敗ると汚穢熱に感染する。領域内では、スーアー・ブライトの制御下にあるクリーチャーによって与えられたすべての病気に基づく効果のセーヴDCは2増加し、そこで発生したすべての病気の潜伏期間が0に減少する。
酸の噴霧(変則)/Acidic Spray 割り込みアクションとして、スーアー・ブライトは近接攻撃で自身にダメージを与えるクリーチャーに酸の爆発を噴霧することができる。この酸の噴霧は8d6ポイントの[強酸]ダメージを与え、武器と武器の所持者の間で均等に分割される(武器が肉体武器または素手打撃である場合は、全ダメージが攻撃者に適用される)。DC 27の反応セーヴに成功すると[強酸]ダメージは半減される。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。
粘体指示(超常)/Command Ooze 知性を持たない粘体はスーアー・ブライトを攻撃することはない。通常はこの[精神作用]効果に完全耐性を持っているにも関わらず、スーアー・ブライトは精神を持たない粘体を
ドミネイト・モンスターの目標とすることができる。スーアー・ブライトはこの方法で粘体を支配すると、粘体が簡単な命令を実行するのに十分な影響を与える(「この部屋を守れ」、「この敵を挟撃しろ」、「その死体をこちらに持ってこい」など)。
スーアー・ブライトは、純粋な自然の環境ではなく、人工的な生態系で繁栄するという点で、ブライトの種の中では珍しい存在だ。この粘体は大都市の下水道に潜むことを好み、そのような不潔な戦場に生息する不潔な蔓、有毒な菌類、そして病気のクリーチャーの中に、自然界による文明に対するある種の反発を見ている。上部の都市に住む者たちは、彼らによって好ましい獲物である。
スーアー・ブライトは直径6フィート、体重300ポンドである。
蚊の雲がこの震える塊を取り囲み、その体には赤い目が散りばめられ5本の触手には針がついている。
スウォンプ・ブライト CR17 Swamp Blight
防御
AC 32、接触20、立ちすくみ22(+12外皮、+10【敏】)
HP 275(19d8+190);
高速治癒15
頑健 +18、
反応 +18、
意志 +14
防御的能力 黄泉がえり;
完全耐性 [強酸]、
完全耐性 粘体の種別特性
攻撃
移動速度 30フィート、水泳40フィート
近接 針(×5)=+26(1d8+12/19~20、加えて“有毒な酸”)
接敵面 5フィート、間合い 15フィート
特殊攻撃 落ち着きのない沼
擬似呪文能力 (術者レベル17;精神集中+24)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/沼地
編成 単体
宝物 標準
特殊能力
落ち着きのない沼(超常)/Unquiet Bog スウォンプ・ブライトの呪いの領域内で死ぬすべての人型生物は、ミイラとして死から蘇る。ヒット・ダイスが7未満のクリーチャーはスウォンプ・ミイラとして蘇り(Pathfinder RPG Bestiary 5 178ページ)、ヒット・ダイスが8以上のクリーチャーはミイラ・ロードとして蘇る。スウォンプ・ブライトは、自身のヒット・ダイスの2倍の等しいヒット・ダイスの数のミイラを制御できる(ほとんどのスウォンプ・ブライトは最大38ヒット・ダイスまで)。この制限を超えて作成された追加のミイラは自由意志を持つが、依然としてスウォンプ・ブライトの味方である。
蚊のオーラ(超常)/Mosquitoes Aura 蚊がスウォンプ・ブライトの半径10フィート以内を常に取り囲んでいる。この範囲内のクリーチャーは、範囲内に残っている各ラウンドの終了時に2d6ポイントのダメージを受ける。このダメージを受けるクリーチャーは1d6ポイントの出血ダメージを受け、DC 27の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1ラウンドの間
吐き気がする状態となる。スウォンプ・ブライトに20ポイント以上のダメージを与える範囲に効果を及ぼす攻撃は蚊を破壊し、蚊のオーラを1分間の間取り除く。その後、新しい蚊の群れがこの粘体の体へ群がり、寄生を補充する。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。
有毒な酸(変則)/Toxic Acid 針―致傷型;
セーヴ 頑健・DC29;
頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間);
効果 2d6[強酸]、加えて1【筋】吸収、加えて
よろめき状態1ラウンド;
治癒 2回成功。
スウォンプ・ブライトは、広大な湿地帯を支配し、彼らが虐殺して領域の住人の餌食となった者のミイラ化した姿で自身の領域を埋め尽くしている。これらのミイラは、近くの集落に対するスウォンプ・ブライトが好む武器である。ミイラは通常犠牲者の無意識状態の体を引きずって、主の呪われた沼地内で殺そうとする。死体は泥で汚れたアンデッドの軍隊を強化するための新しいミイラとして蘇る。しかし、これらのアンデッドでさえ、領域を共有することに不本意なブライトの餌食となる。
スウォンプ・ブライトは幅7フィート、体重540ポンドである。
この雪のような物質でできた撹拌する塚は、いくつかの大きな赤い目と、氷のような針がついた4本の職種がある。
ツンドラ・ブライト CR16 Tundra Blight
防御
AC 32、接触21、立ちすくみ21(+1回避、+11外皮、+10【敏】)
HP 243(18d8+162);
高速治癒15
頑健 +15、
反応 +18、
意志 +14
防御的能力 黄泉がえり;
完全耐性 [強酸]、[氷雪]、
完全耐性 粘体の種別特性
弱点 [火炎]に対する脆弱性
攻撃
移動速度 30フィート、穴掘り30フィート(雪上と氷上のみ)、登攀30フィート
近接 針(×4)=+26(1d8+13、加えて1d6[氷雪]、および“呪い”)
接敵面 5フィート、間合い 15フィート
特殊攻撃 忍び寄る冷気、冬の呪い、氷結の領域
擬似呪文能力 (術者レベル16;精神集中+23)
一般データ
生態
出現環境 寒冷/平地または氷河
編成 単体
宝物 標準
特殊能力
忍び寄る冷気(超常)/Creeping Cold ツンドラ・ブライトの針は追加の1d6ポイントの[氷雪]ダメージを与える。この冷気は目標に張り付き、影響を受けたクリーチャーのターン開始時に、ラウンド毎に追加で1d6ポイントの[氷雪]ダメージを与え続ける。この忍び寄る冷気の効果はDC 15の
〈治療〉判定に成功するか、魔法の治癒を適用することによって停止させることができる。この追加の[氷雪]ダメージは針が複数回命中しても累積しない。
氷結の領域(超常)/Frozen Domain ツンドラ・ブライトはその領域が示すよりも常に1段階寒いものとして扱う(Pathfinder RPG Core Rulebook 422ページ参照)。ある地域が通常極端な冷気として扱われる場合、1分毎ではなく1ラウンド毎の露出で1d6ポイントの致傷ダメージを与える。この低温効果や[氷雪]効果に対してセーヴィング・スローを試みたりすると、ツンドラ・ブライトの領域内で行うセーヴィング・スローに-4のペナルティを受ける。キャラクターがこの領域内で[火炎]の補足説明を持つ呪文を発動しようと試みる場合、DC 30の術者レベル判定を行わねばならず、しっぱいすると呪文が発動しても無効化されてしまう。
氷上歩行(変則)/Icewalking ツンドラ・ブライトは
スパイダー・クライムの効果下にあるかのように氷の表面を通り抜けることができる。ツンドラ・ブライトはペナルティなく氷の表面を移動でき、氷上で疾走または突撃を行うために
〈軽業〉判定を試みる必要はない。
冬の呪い(超常)/Curse of Winter ツンドラ・ブライトの針攻撃を受けたクリーチャーはDC 26の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると[氷雪]に対する脆弱性を得てしまう。このセーヴに失敗した[氷雪]ダメージに完全耐性を持つクリーチャーは脆弱性を得ないが、代わりに[氷雪]に対する完全耐性を失う(この効果はこの方法では累積しないため、この呪いによって[氷雪]に対する脆弱性にはならない)。この呪いは取り除かれるまで継続する。これは[呪い、氷雪]効果である。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
ツンドラ・ブライトは世界の凍った部分に住み、その凍った領域を境界上の集落にもたらす。
ツンドラ・ブライトは幅7フィート、体重450ポンドである。
橙褐色のドロドロのうねる塊が赤い目を輝かせて、触手を振り回している。
デザート・ブライト CR13 Desert Blight
防御
AC 28、接触18、立ちすくみ20(+1回避、+10外皮、+7【敏】)
HP 172(15d8+105);
高速治癒10
頑健 +12、
反応 +14、
意志 +11
防御的能力 黄泉がえり;
完全耐性 [強酸]、
完全耐性粘体の種別特性;
抵抗 [氷雪]20、[火炎]20
攻撃
移動速度 30フィート、穴掘り30フィート
近接 触手(×3)=+21(2d6+10/19~20、加えて“つかみ”)
接敵面 5フィート、
間合い 10フィート
特殊攻撃 締めつけ(2d6+10)、脱水のパルス、極端な気温
擬似呪文能力 (術者レベル13;精神集中+20)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/砂漠
編成 単体
宝物 標準
特殊能力
極端な気温(超常)/Temperature Extremes デザート・ブライトの呪いの領域内のクリーチャーは、極端な気温に耐えねばならない。日中は、デザート・ブライトの呪いの領域の気温は1段階高い分類であるかのように機能する(したがって、砂漠の気温が通常の極暑環境である場合、呪いの領域内の気温は高温に上昇する)。夜になると気温は極端に変動し、周囲の砂漠の気温よりも1段階低いものとして扱われる。これにより、気温の条件が高温または極端な冷気を超える場合、条件は通常の高温または極端な冷気と同様に機能するが(Pathfinder RPG Core Rulebookの442ページと444ページに詳述されている)、これらの気温の効果に対するすべての頑健セーヴィング・スローは-5のペナルティを受けて試みなければならない。
脱水のパルス(超常)/Dehydration Pulse 標準アクションとして1日3回(ただし1d4ラウンド毎に1回しか使用できない)、デザート・ブライトは、自身を囲む半径20フィートの範囲から湿気を吸収することができる。範囲内のクリーチャーは12d6ポイントのダメージを受け、1d4ラウンドの間
よろめき状態となる。DC 24の頑健セーヴに成功すると、ダメージは半減され、
よろめき状態は無効化される。(水棲)または(水)の副種別を持つクリーチャーは、この効果から2倍のダメージを受ける。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。
デザート・ブライトは乾燥した砂丘の中でこれまでに死んでいった全てのクリーチャーの猛暑、喉の渇き、白骨化した骨の擬人化である。彼らは特に、自由意志を持つミイラや他の砂漠のアンデッドと都合の良い同盟関係を結び、その力を結集して過酷な領域から生者を惨殺することを好む。多くの場合、デザート・ブライトは、荒れ地の深部の範囲で安全を保ちながら、アンデッドの同盟者が生者の領域に進軍するように促し、舞台裏の首謀者としての地位を確立する。デザート・ブライトは、そのような戦争で必然的に失われたものを置き換えるために必要な、新しいアンデッドの手先や味方を作る方法を先天的には持っていないが、世界の大砂漠では、必要に応じて代替の軍隊を募集するために失われた都市が欠かせないことを理解している。最も気の利いたデザート・ブライトは、軍隊を強化するために死霊術士を支配しようとする。
デザート・ブライトは直径5フィート、体重200ポンドである。
この濃い緑色の原形質の塊は枝から熱く湿った状態で垂れ下がり、長い職種には棘のある爪が付いている。
フォレスト・ブライト CR18 Forest Blight
防御
AC 33、接触22、立ちすくみ21(+1回避、+11外皮、+11【敏】)
HP 290(20d8+200);
高速治癒15
頑健 +18、
反応 +19、
意志 +12
防御的能力 黄泉がえり;
完全耐性 [強酸]、
完全耐性粘体の種別特性
攻撃
移動速度 40フィート、登攀40フィート
近接 爪(×2)=+29(2d6+14/19~20、加えて“木化”)、触手(×4)=+27(1d8+7、加えて“つかみ”)
接敵面 5フィート、間合い 15フィート
特殊攻撃 生ける森
擬似呪文能力 (術者レベル18;精神集中+25)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/森林
編成 単体
宝物 標準
特殊能力
生ける森(超常)/Living Forest フォレスト・ブライトの呪いの領域内にあるクリーチャーではない植物は、侵入者を掴むために捻じれる。結果として、すべてのクリーチャーはフォレスト・ブライトの呪いの領域を移動困難な地形として扱う。この領域の植物を操作したり、制御したり、やりとりしたり(
エンタングル、
コマンド・プランツ、
トランスポート・ヴァイア・プランツなどの呪文の使用が含まれる)しようとするクリーチャーは、DC 25の術者レベル判定を行わねばならず、失敗するとその試みは失敗する。フォレスト・ブライトはこれらのペナルティを無視し、フリー・アクションとして、他のクリーチャー1体がこれらのペナルティを無視できるよう指定できる。フォレスト・ブライトの呪いの領域にいるすべての植物クリーチャーは
高速治癒5を得る。すでに植物クリーチャーが
高速治癒を有している場合、その回復量が5増加する。
木化(超常)/Lignification フォレスト・ブライトの爪攻撃が命中したクリーチャーは、その肉がしだいに動きにくくなり、木や植物に変わろうとする。そのようなクリーチャーはDC 30の頑健セーヴを行わねばならず、失敗すると1d6ポイントの【敏捷力】吸収を受ける。この能力によって【敏捷力】値が0に減少したクリーチャーは、永続的に通常の木になる。この効果は
ブレイク・エンチャントメントや
リムーヴ・カースなどの呪文で取り除くか、またはフォレスト・ブライトを殺害することで終了する(ただし、吸収された【敏捷力】は回復しない)。これは[呪い]効果である。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。
文明を求めて破壊しようとするフォレスト・ブライトの絶え間ない衝動は、孤立した丸太小屋、荒野の交易路、森林の集落へと駆り立てる。フォレスト・ブライトは特に植物モンスターを送って命令することを好み、彼らの生来の残酷さはしばしば、彼らの魔手から逃れるために1~2人の生存者をおびき寄せるように強制し、強力で自己中心的な粘体に対して報復という愚かな行為を試みる将来の見通しを考えた英雄たちを引き寄せる。フォレスト・ブライトは変容した木のコレクションに新たな救世主となる者を加えようと常に躍起になっている。
フォレスト・ブライトは幅7フィート、体重350ポンドである。
きらきらと輝くタールのような粘液の泡と粘体の黒い塊がにじみ出て、その2つの長い触手のそれぞれには石のクラブが先端に取り付けてある。
マウンテン・ブライト CR14 Mountain Blight
防御
AC 29、接触14、立ちすくみ25(+15外皮、+4【敏】)
HP 200(16d8+128);
高速治癒10
頑健 +15、
反応 +9、
意志 +11
防御的能力 黄泉がえり;
完全耐性 [強酸]、[電気]、
完全耐性粘体の種別特性;
抵抗 [氷雪]10
攻撃
移動速度 20フィート、登攀20フィート
近接 叩きつけ(×2)=+24(2d10+18/19~20)
接敵面 5フィート、間合い 15フィート
特殊攻撃 低酸素の領域、身震い
擬似呪文能力 (術者レベル14;精神集中+19)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/山岳
編成 単体
宝物 標準
特殊能力
強力な叩きつけ(変則)/Powerful Slam マウンテン・ブライトは叩きつけダメージに【筋力】修正値の1.5倍を加える。
低酸素の領域(超常)/Hypoxic Domain マウンテン・ブライトの呪いの領域は、常に実際の地域が示すよりも1段階高度が高いものとして扱われる。その結果、低い峠(5,000フィート未満)として扱う範囲は低い頂/高い峠(5,000~15,000フィート)として、低い頂/高い峠として扱う範囲は高い頂(15,000フィート以上)として扱われる。マウンテン・ブライトの呪いの領域が既に高い頂と見なされる範囲であった場合、その範囲で6時間過ごした後ではなく、即座に高山病の効果が現れる。さらに、クリーチャーがこの効果に対する頑健セーヴに失敗するや否や、
Pathfinder RPG Core Rulebookの445ページに詳述されているように、緩慢な窒息の効果を受ける。この場所のキャラクターは
Core Rulebookの430ページに詳述されているように、
疲労状態や高山病の効果を避けるために定期的な頑健セーヴを試みなければならない。マウンテン・ブライトは常にその地域に適応していると見なされ、この能力からの悪影響を受けることなく、この領域内のクリーチャーを、フリー・アクションとして同様に保護するために選択することができる。
身震い(超常)/Tremors 1日3回、ただし1d4ラウンドに1回の割合で、即行アクションとして、マウンテン・ブライトは局地的な地震のように半径60フィートの周囲の地面を揺らして震わせることができる。この範囲内に立っているすべてのクリーチャーはDC 26の反応セーヴを行わねばならず、失敗すると伏せ状態になる。この身震いは建物にダメージを与えるほど強くはない。足払いされないクリーチャーはこの効果に完全耐性を持つ。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。
ほとんどのマウンテン・ブライトは物質界の世界の岩山や断崖絶壁に生息している。他の種のものとは異なり、マウンテン・ブライトは破壊する文明の要塞を求めるのにそれほど積極的ではないが、彼らの領域として人のよく行き交う峠を選ぶことを好む。これにより、獲物にする旅行者や他の犠牲者が一定数流入するほどのアクセスがあることが保証される。
マウンテン・ブライトは平均直径6フィートで、体重約270ポンドである。
最終更新:2020年12月01日 22:48