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ブレーキフルード - (2005/12/05 (月) 01:11:21) の編集履歴(バックアップ)


ブレーキフルード

油圧式ブレーキで、マスターシリンダーに入力した力をキャリパーに伝えるために系統内に充填される液体のこと。
ブレーキフルードに要求される性質は-50℃でも凍らず、200℃でも沸騰しないことである。

グリコール系とシリコーン系がある。
グリコール系は油ではなくアルコールなので、厳密に言うとブレーキオイルというのは間違いで、ブレーキフルード(ブレーキ液)という。
シリコーン系はミネラルオイル(鉱物油)である。

グリコール系は油ではないので、吸湿性があり、湿気を吸うと沸点が下がってしまうのだが、吸湿しても沸点を比較的高く維持できるようにホウ酸でエステル化してある。水分があってもこのエステル結合が加水分解されることにより、遊離の水を減らすことができる。
グレードが高いフルードほど沸点は高い反面、吸湿しやすい傾向がある。