ボトムブラケットシェル
規格
JIS規格BB(ISO、イングリッシュ、ユーロ)
シェル内には雌ねじが切られる。右側はクランクの回転で緩まないよう
逆ねじ。
シェル幅73mmはマウンテンバイク及びクロスバイク等(
MTBと同じ
エンド幅135mm規格の自転車)の規格。
ダウンヒルバイクには、83mmや100mmのワイドBBが使われることがある。
ストリート・フラットランド用BMXでも軽量化のため一時期使われたが、ベアリング径が小さいため、強度が必要なストリートには使われなくなった。フラットランド用BMXでは現在でも使われているが、スパニッシュに移行しつつある。
- 接合方式:ねじ M36-24(左右正ネジ)
- シェル内径:36mm
- シェル幅:70mm
- 採用自転車:一部のヨーロッパブランドのロードバイク
JISと同じくシェル内に雌ねじが切られているが、ねじの規格が違うため互換性はない。また、両側とも正ネジとなっている。
クラインの規格。1983〜1996年まで採用されていた。
- 接合方式:圧入
- シェル内径:42mm
- シェル幅:68mm・73mm
- 採用自転車:ロードバイク、XC系マウンテンバイク
キャノンデールが2000年に発表した規格。
ベアリングを直接圧入する。ベアリングが奥に入り込まないようにするための、サークリップというスナップリングをはめるための溝がある。
ベアリングカップを排除することによる軽量化と、大口径化して
クランク軸を30mmと太くすることによる高剛性化をねらっている。
- 接合方式:圧入
- シェル内径:46mm
- シェル幅:68mm・73mm
スラムが提唱する規格。
BB30と同じベアリングをカップに入れたBBを圧入する。シェルの内部は何の加工も無くただの筒状。
- 接合方式:圧入
- シェル内径:42mm、46mm
- シェル幅:79mm
サーヴェロの規格。BB30・
プレスフィット30の68mmのBBシェルの左側を11mm伸ばし、79mmとしたもの。
- 接合方式:圧入
- シェル内径:46mm
- シェル幅:86.5mm
- 接合方式:圧入
- シェル内径:41mm
- シェル幅:86.5mm
- 採用自転車:ロードバイク(ジャイアント、スコット等)
ロード用
エクスターナルBBの圧入版。
BB外側の幅が、ロードのJIS規格BBシェル+エクスターナルBBと同じ90mmとなる。
- 接合方式:圧入
- シェル内径:41mm
- シェル幅:91.5mm
- 採用自転車:XC系マウンテンバイク
MTB用
エクスターナルBBの圧入版。
BB外側の幅が、MTBのJIS規格BBシェル+エクスターナルBBと同じ95mmとなる。
- 接合方式:圧入
- シェル内径:37mm
- シェル幅:90mm
- 採用自転車:トレックのロード
- 接合方式:圧入
- シェル内径:37mm
- シェル幅:95mm
- 採用自転車:トレックのMTB
BB65
ルックの規格。ワンピースのクランクを使うため超大径ベアリング。
かつてはBMXの主流の規格だったが、重量が重いため
スパニッシュBBや
ミッドBBに置き換わり、現在では安価なモデルにのみ見られる。
ダートジャンプ用のマウンテンバイクにも一時期見られたが、現在では見られない。
- 接合方式:ベアリング圧入
- シェル内径:37mm
- 採用自転車:フラットランド用BMX、ストリート用BMX、ストリート用MTB
flyバイクが考案した規格。
BBシェルにベアリングを直接圧入する。
- 接合方式:ベアリング圧入
- シェル内径:41mm
- 採用自転車:ストリート用BMX
スパニッシュBBと同じく方式だが、ベアリングの径が異なる。
アメリカンBBのベアリングを直接圧入する。
シェル内径比較
関連項目
最終更新:2013年06月15日 16:46