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犬吠埼 - (2007/08/30 (木) 19:03:50) の編集履歴(バックアップ)


犬吠埼

いぬぼうさき


関東平野の最東端、太平洋に突出する岬。
千葉県銚子市の利根川の河口に近くにあり、岬には犬吠埼灯台がある。

水郷筑波国定公園に含まれ風光明媚な海岸線は、遊歩道が設けられており、古くから「関東舞子」と呼び親しまれ、日本の渚百選にも選ばれた犬吠埼君ヶ浜がある。
多くの文人が訪れ、歌碑、詩碑が立つ。

富士山のような高地や離島を除けば、日本国内で最も早い初日の出を拝むことができる場所として知られている。

地名の由来には諸説があるが、中でもよく知られるものが義経の愛犬「若丸」が岬に置き去りにされ、主人を慕う余り7日7晩泣き続けたことから名付けられたという説である。他にはかつて一帯にはアシカ(ニホンアシカ)が繁殖しており、その鳴き声が犬に似ていたことから名付けられたという説もある。


岬と崎、埼、碕
埼という字が最後に付く岬は珍しい。これは埼という地名が土偏の成り立ちのごとく、草木が生えない荒れ地が突出している地形を表すからである。

岬、崎は山がそのまま海に迫り上がった地形を指し、石偏の碕は石がゴロゴロとしている海岸が突き出た地形を表す、といわれている。

他に土偏の埼が用いられる岬では和歌山県の日ノ御埼などがある。
また石偏の碕が付く岬は島根県の日御碕が著名である



関連項目