*村上家住宅 むらかみけじゅうたく 1578年(天正6)の建築とみられる、4階建ての大規模な[[合掌造り]]民家で、[[重要文化財]]。 囲炉裏を囲んで、当主が[[五箇山]]の歴史やこきりこ唄などについて詳しく話してくれる。 壁はすべて板壁、用材が太く柱間が七尺、八尺などと幅広く、この地方の有力な生産農家の構えを備えている。 戦国時代の武家造りから書院造りに移行する過渡期の様子を示すなど、多くの古風、古式の遺構がそのまま残っているのは全国にもその比を見ないといわれる。 主な特徴 ・書院造りの遺構といわれる家長寝室の「帳台構え」がある。 ・加賀藩の定書によって、百姓家に禁止された「長押」を取りはずした跡がある。 ・中の出居に面して初期書院造り床棚の「一文字棚」を設けてある。 ・大家族の次男以下および使用人の寝室に「中二階」を充てている。 ・加賀藩へ納めた火薬の原料「塩硝製造まや」が残っている。 |所在地|[[富山県]][[南砺市]]上梨725| |電話|0763-66-2711| |料金|300円| |時間|8:30~17:00(12月から3月は9:00~16:00)| |休館日|第2・第4水曜日| 村上家住宅に入った人は、[[こきりこ唄の館]]が無料で入れる。 ---- **関連項目 #RELATED ----