APG > 標準クラス > オラクル

「APG/標準クラス/オラクル」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

APG/標準クラス/オラクル - (2015/03/09 (月) 00:00:46) の編集履歴(バックアップ)


+ 目次

オラクル Oracle

 神々は多くの代理人を通して働いているが、おそらくオラクル以上に神秘的な者はいないだろう。この神の入れ物には自分で選ぶ必要もなく力が与えられ、保有する力は彼女が十分に理解しないまま、神託によって選択される。神への献身によって魔法を唱えるクレリックとは違い、オラクルは強さと力を多くの源から、即ちその理想を手助けする後援者の神格たちから得る。単一の源を崇拝する代わりに、オラクルはその信念に合致する神々を尊敬する傾向がある。天の贈り物としてオラクルの力を見る者もいるが、彼らを呪われた、予測できない手段によって選ばれた生命の変種と考える者もいる。
 役割:オラクルは通常1つの教会や寺院には所属せず、代わりに1人で、あるいは気の合う人々との小さなグループで行動することを好む。オラクルは典型的には呪文と啓示で力強く戦うことによって、あるいはそれらを貧しく病める者を世話することに使用することによって、さらに自身の神秘を理解しようとする。
 属性:どれでも。
 ヒット・ダイス:d8。

クラス技能

 オラクルのクラス技能は以下の通り:〈交渉〉【魅】、〈呪文学〉【知】、〈職能〉【判】、〈真意看破〉【判】、〈製作〉【知】、〈知識:次元界〉【知】、〈知識:宗教〉【知】、〈知識:歴史〉【知】、〈治療〉【判】。加えて、オラクルは追加のクラス技能をオラクルの神秘によって得る。
 レベル毎の技能ランク:4+【知】修正値。

表:オラクル
レベル 基本攻撃ボーナス 頑健セーヴ 反応セーヴ 意志セーヴ 特殊 1日の呪文数
1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 +0 +0 +0 +2 神秘、オラクルの呪い、祈り、啓示 3
2 +1 +0 +0 +3 神秘呪文 4
3 +2 +1 +1 +3 啓示 5
4 +3 +1 +1 +4 神秘呪文 6 3
5 +3 +1 +1 +4 6 4
6 +4 +2 +2 +5 神秘呪文 6 5 3
7 +5 +2 +2 +5 啓示 6 6 4
8 +6/+1 +2 +2 +6 神秘呪文 6 6 5 3
9 +6/+1 +3 +3 +6 6 6 6 4
10 +7/+2 +3 +3 +7 神秘呪文 6 6 6 5 3
11 +8/+3 +3 +3 +7 啓示 6 6 6 6 4
12 +9/+4 +4 +4 +8 神秘呪文 6 6 6 6 5 3
13 +9/+4 +4 +4 +8 6 6 6 6 6 4
14 +10/+5 +4 +4 +9 神秘呪文 6 6 6 6 6 5 3
15 +11/+6/+1 +5 +5 +9 啓示 6 6 6 6 6 6 4
16 +12/+7/+2 +5 +5 +10 神秘呪文 6 6 6 6 6 6 5 3
17 +12/+7/+2 +5 +5 +10 6 6 6 6 6 6 6 4
18 +13/+8/+3 +6 +6 +11 神秘呪文 6 6 6 6 6 6 6 5 3
19 +14/+9/+4 +6 +6 +11 啓示 6 6 6 6 6 6 6 6 4
20 +15/+10/+5 +6 +6 +12 最終啓示 6 6 6 6 6 6 6 6 6

表:オラクルの修得呪文数
レベル 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 4 2
2 5 2
3 5 3
4 6 3 1
5 6 4 2
6 7 4 2 1
7 7 5 3 2
8 8 5 3 2 1
9 8 5 4 3 2
10 9 5 4 3 2 1
11 9 5 5 4 3 2
12 9 5 5 4 3 2 1
13 9 5 5 4 4 3 2
14 9 5 5 4 4 3 2 1
15 9 5 5 4 4 4 3 2
16 9 5 5 4 4 4 3 2 1
17 9 5 5 4 4 4 3 3 2
18 9 5 5 4 4 4 3 3 2 1
19 9 5 5 4 4 4 3 3 3 2
20 9 5 5 4 4 4 3 3 3 3

クラスの特徴

 オラクルのクラスの特徴は以下の通り。
 武器と鎧の習熟:オラクルは単純武器、軽装鎧、中装鎧、そして盾(タワー・シールドを除く)に習熟している。いくつかのオラクルの啓示は追加で習熟を与える。
 呪文:オラクルはクレリック呪文リストに書かれた信仰呪文を発動する。彼女は事前の準備なしに、修得している呪文を発動できる。呪文を学び発動するために、オラクルは最低10+その呪文レベルに等しい【魅力】能力値を持っていなければならない。オラクルの呪文へのセーヴィング・スローの難易度は10+その呪文レベル+オラクルの【魅力】修正値である。
 ほかの術者と同様に、オラクルはそれぞれの呪文レベルについて1日毎に決まった数の呪文だけ発動できる。彼女の1日に許された基本の呪文数は「表:オラクル」にある通りである。加えて、彼女は1日のボーナス呪文を高い【魅力】能力値を持っていれば得る(Pathfinder RPG Core Rulebook表1‐3参照)。
 ほかの信仰系術者とは違い、オラクルの呪文の選択は極端に制限されている。オラクルは4つの0レベル呪文と2つの1レベル呪文を修得している状態で始まる。それぞれのオラクルの新しいレベルで、「表:オラクルの修得呪文数」にある通り彼女は1つ以上の新しい呪文を得る。1日の呪文数とは違い、このオラクルの修得呪文数は【魅力】修正値に影響されない;表1‐3の数で固定されている。
 加えてレベルの上昇によって修得した呪文について、オラクルはすべてのキュア呪文あるいはインフリクト呪文を、その修得呪文リストに加える(キュア呪文とは“キュア”がその名前に含まれるすべての呪文であり、インフリクト呪文にはすべての“インフリクト”がその名前にある呪文が含まれる)。それらの呪文は、オラクルがその呪文を発動できるようになった時点で即座に追加される。この選択はオラクルが1レベルの時点で行い、変更はできない。
 4レベルに達した時点および以降偶数レベル毎(6、8、以下同様)に、オラクルは既に修得している呪文の代わりに新しい呪文を学ぶことを選べる。この効果で、オラクルは古い呪文を失い新しいものに交換できる。新しい呪文のレベルは交換した呪文と同じでなければならない。オラクルはそのレベルに達した時点で呪文を1つだけ替えられるが、呪文を入れ替えるかどうかは新しい修得呪文の獲得と同時に選択しなければならない。彼女はキュアインフリクト呪文も変えることができず、また彼女の神秘から得られた呪文も変えられない。
 クレリックとは違い、オラクルは呪文を前もって準備する必要がない。彼女はまだ1日に使用できるその呪文レベルを使いきっていない限り、修得している呪文を好きなときに発動できる。信仰焦点具(信仰)が構成要素一覧に書いてある呪文を発動する際、オラクルには信仰焦点具を使う必要がない。
 神秘:オラクルはその呪文と力に与える、神の神秘を引き寄せる。この神秘はまた追加のクラス技能と追加の特殊能力を与える。この神秘は1つの理想への献身、考えを後押しする神格たちへの祈り、あるいは動機のために立ち向かう心からの使命感を体現している。たとえば、波の神秘を持つオラクルは海で生まれ、海洋、川、そして湖の神々を崇拝したいという心からの使命感を持っている、それらが善意を持っているか悪意を持っているかに関わらず。その源とは無関係に、オラクルがレベルを得るとともに神秘はいくつもの方法で現れる。オラクルは、オラクルの1レベル目を取るとき神秘を選ばなければならない。一度したら、その選択は変更できない。
 2レベルの時点および以降2レベル毎に、オラクルは追加で神秘に由来する呪文を学ぶ。これらの呪文は表2‐6に書かれている数に追加で得られる。これらの呪文はレベルが上がっても異なる呪文に交換できない。
 オラクルの呪い(変則):オラクルは呪われているが、この呪いは障害であると同時に利益ももたらす。この選択は1レベルの時点で行い、一度したら変更できない。オラクルの呪いは神格の助けなしには取り除くことも解呪もできない。オラクルの呪いは彼女のオラクル・レベルに加えオラクル以外の2レベルあるいは2ヒット・ダイスに基づく。それぞれのオラクルは以下の呪いのうち1つを選ばなければならない。
 悪霊憑き:悪意ある霊体が君の行くところへついていき、小さな災難と奇妙な出来事をもたらす(思いがけない風が吹く、小物がひとりでに動く、そしてかすかな騒音など)。道具一式からしまっていたアイテムを取り出す行為は、通常それ以上かかるものでない限り標準アクションを要求する。君が落としたアイテムは無作為な方向に君から10フィート離れる。メイジ・ハンドゴースト・サウンドを君の修得呪文リストに加える。5レベルの時点で、レヴィテートマイナー・イメージを君の修得呪文リストに加える。10レベルの時点で、テレキネシスを君の修得呪文リストに加える。15レベルの時点で、リヴァース・グラヴィティを君の修得呪文リストに加える。
 足萎え:君の足の片方は永久的に傷ついていて、君の基本移動速度が30フィート以上である場合、それは10フィート減少する。君の基本移動速度が30フィート未満である場合、君の移動速度は5フィート減少する。君の移動速度は荷重によって減少しない。5レベルの時点で、君は疲労状態に対する完全耐性を得る(しかし過労状態にはなる)。10レベルの時点で、君の移動速度は鎧によって減少しない。15レベルの時点で、君は過労状態に対する完全耐性を得る。
 異言:緊張しているときや不安なとき、君は口の中でしゃべる。以下の言語から1つ選ぶ:奈落語、アクロ語、水界語、風界語、天上語、火界語、地獄語、あるいは地界語。戦闘中、君は選択した言語しか話せず理解しない。これは呪文発動は妨げないが、[言語依存]の呪文には適用される。君は選択した言語をボーナス言語として得る。5レベルの時点で、戦闘で喋るための追加言語を1つ選びそれを自分の修得言語のリストに加える。10レベルの時点で、君は話された言語を、タンズの効果を受けているかのように戦闘中でさえ理解できる。15レベルの時点で、君は戦闘中の発声が依然制限されていることを除けば、君はどの言語も理解し話せるようになる。
 曇った視界:君の目は不明瞭で、ものを見るのは君にとって困難だ。君は30フィートを超えたところのものは何も見えないが、君は暗視を持っているかのようにものが見える。5レベルの時点で、この距離は60フィートに上昇する。10レベルの時点で、君は距離30フィートの非視覚的感知を得る。15レベルの時点で、君は距離15フィートの擬似視覚を得る。
 衰弱:君の肉体はゆっくり腐敗していく。君は【魅力】に基づく〈威圧〉を除く技能判定に-4のペナルティを受ける。君は病気に対するセーヴに+4の技量ボーナスを得る。5レベルの時点で、君は不調状態に対する完全耐性を得る(しかし吐き気がする状態にはなる)。10レベルの時点で、君は病気に対する完全耐性を得る。15レベルの時点で、君は吐き気がする状態に対する完全耐性を得る。
 聴覚喪失:君は聞けず、通常の聴覚喪失状態によるすべてのペナルティを受ける。君はそれらが《呪文音声省略》特技の修正を受けているかのようにすべての呪文を発動できる。これは呪文レベルや発動時間を上昇させない。5レベルの時点で、君は耳に頼らない〈知覚〉判定に+3の技量ボーナスを得、聴覚喪失状態によるイニシアチブへのペナルティは-2に減少する。10レベルの時点で、君は鋭敏嗅覚を得、イニシアチブ判定への聴覚喪失状態によるペナルティはなくなる。15レベルの時点で、君は距離30フィートの振動感知を得る。
 祈り:オラクルは“修得呪文”の下の表2‐6にある通りのいくつかの祈りか0レベル呪文を学ぶ。これらの呪文はほかの呪文と同様に発動できるが、スロットは消費されず再び使用できる。
 啓示:1レベルの時点、3レベルの時点、および以降4レベル毎(7、11、以下同様)にオラクルは彼女の神秘に関する、力と能力を与える新たな秘密を暴き出す。オラクルは自身の神秘の啓示の一覧の中から使用可能なものを1つ選択しなければならない。啓示がより遅いレベルで選ばれた場合、オラクルは現在のレベルに基づいて、その啓示によって与えられるすべてのボーナスと能力を得る。特記ない限り、啓示の力の起動は標準アクションである。
 最終啓示:20レベルの時点で、オラクルは自身の神秘に関する最終啓示を学び、驚くべき力と能力を得る。これらのボーナスの性質はオラクルの神秘による。

神秘

 それぞれのオラクルは以下の神秘の中から1つを選ばなければならない。特記ない限り、これらの啓示に対するセーヴのDCは10+オラクルのレベルの1/2+オラクルの【魅力】修正値に等しい。アスタリスク(*)印の呪文はこの本の5章にある。

Stone

 クラス技能:石の神秘を持つオラクルは〈鑑定〉〈登攀〉〈威圧〉、そして〈生存〉を自身のクラス技能リストに加える。
 ボーナス呪文マジック・ストーン(2レベル)、ストーン・コール*(4レベル)、メルド・イントゥ・ストーン(6レベル)、ウォール・オヴ・ストーン(8レベル)、ストーンスキン(10レベル)、ストーン・テル(12レベル)、スタチュー(14レベル)、リペル・メタル・オア・ストーン(16レベル)、クラッシング・ロックス*(18レベル)。
 啓示:石の神秘を持つオラクルは以下の啓示から好きなものを選択することができる。
 酸の皮膚(変則):君は[酸]に対する抵抗5を得る。この抵抗は5レベルの時点で10に、11レベルの時点で20に上昇する。17レベルの時点で、君は[酸]に対する完全耐性を得る。
 打ち倒す一撃(変則):君が攻撃ロールを要求する呪文で敵にクリティカル・ヒットしたとき、君は即座に即行アクションで足払いを試みてよい。君は通常とは違い、この足払いの試みで機会攻撃を誘発しない。君はこの能力を使用しても足払いし返されることはない。
 水晶の視界(変則):君はそれが透明な水晶であるかのように石、大地、砂を通してものが見える。君の凝視はオラクル・レベルにつき1フィートそれらを、またその1/12の厚さだけ金属を、貫通できる。君はこの能力をオラクル・レベルに等しいラウンド使用することができるが、それらのラウンドは連続している必要はない。
 地潜り(超常):君は石や礫を、あるいは加工された石や金属以外で大地に類するものを、魚が水中を泳ぐのと同様に簡単に通過できる。もし[火]ダメージから守られているなら、君は溶岩にさえ潜れる。君は自身の基本移動速度で潜れる。潜っている間、君はそれが空気であるかのように石を呼吸できる(君は息を止める必要はない)。君の穴掘りは隧道や穴をまったく残さず、僅かなさざ波も君の存在した痕跡も作らない。君がいる範囲へのムーヴ・アース呪文は君を30フィート押し戻し、DC15の頑健セーヴに成功しない限り君は1ラウンドの間朦朧状態になる。この能力の起動はフリー・アクションである。君は1日にオラクル・レベルにつき1分間潜れる。この持続時間は連続している必要はないが、君は1分間単位で消費しなければならない。君は最低7レベルなければこの啓示を選択できない。君は潜るときほかのクリーチャーたちを連れていけるが、同行者それぞれについて追加で旅行の時間を消費する。
 強力な小石(超常):標準アクションで、君はその遠隔攻撃が当たれば目標を倒せる小石(か同じサイズの異なる石)を溜めて投げることができる。この小石の射程単位は20フィートで、君の4オラクル・レベルにつき+1の強化ボーナスを攻撃とダメージに持つ。この小石が当たったクリーチャーは君の持つ2オラクル・レベルにつき1d6ポイント(最低1d6)の殴打ダメージを受ける。目標のクリーチャーに隣接するマスにいたクリーチャーはその半分のダメージを受けるか、あるいは反応セーヴィング・スローの成功によってダメージを受けない。攻撃ロールが失敗した場合、その小石はその地点を中心とした投擲飛散武器として扱う。君はこの能力を1日に1回と、5レベルの時点および以降5レベル毎に追加で1回ずつ使用することができる。
 岩投げ(変則):君は岩投げの熟練者で、岩を投げる際の攻撃ロールに+1の種族ボーナスを得る。君は自身より2サイズ以上小さい段階の岩を投げられる。この射程単位は20フィートで、君は射程単位の5倍の距離まで投げられる。放られた岩のダメージは中型クリーチャーなら2d4、小型クリーチャーなら2d3で、君の【筋力】ボーナスの1.5倍をこれに加える。
 陶片の爆発(超常):即行アクションで、君は尖った石の欠片を体から放つことができる。これらの陶片は2オラクル・レベルにつき1d6ポイント(最低1d6)の刺突ダメージを、10フィートの爆発以内のすべてのクリーチャーに与える。反応セーヴによってこのダメージを半減できる。加えて、この壊れた陶片はその範囲を君の次のターンまで移動困難な地形にする。君はこの能力を1日に1回と、5レベルの時点および以降5レベル毎に追加で1回ずつ使用することができる。
 鋼破りの皮膚(超常):標準アクションで、君は自身の肉を、君に命中した武器がダメージを受け壊れるほどに硬くできる。1つの近接か遠隔武器が君に命中したとき、その武器は君のオラクル・レベルに等しいダメージを受ける。その武器がこのダメージによって破壊されない限り、この能力はその武器が君を傷つけるのを妨げることはない。君はこの能力を1日に1回、持続時間は1分間/レベルで使用することができる。君は最低7レベルなければこの啓示を選択できない。15レベルの時点で、この能力は最大10ポイントまでの硬度を無視する。
 石の安定性(変則):君は地面に立っている間に突き飛ばしか足払いを試みられたとき戦技防御値に+4のボーナスを得る。5レベルの時点で、君は《足払い強化》をボーナス特技として得る。10レベルの時点で、君は《上級足払い》をボーナス特技として得る。君はこれらの特技を得るに際し前提条件を満たしている必要はない。
 酸の接触(超常):標準アクションで、君は1d6ポイントと君の持つ2オラクル・レベルにつき+1ポイントの[酸]ダメージを与える1回の近接接触攻撃ができる。君はこの能力を1日に3+君の【魅力】修正値に等しい回数使用することができる。11レベルの時点で、君の持つ武器は+1d6ポイントの[酸]ダメージを、フレイミング武器が与えるように与える。
 最終啓示:20レベルに達した時点で、君は酸と大地の達人になる。君は以下の特技の1つを好きな[酸]か[地]の呪文に、レベルや発動時間を上昇させることなく適用できる:《呪文距離延長》《呪文持続時間延長》《呪文音声省略》、あるいは《呪文動作省略》

自然 Nature

 クラス技能:自然の神秘を持つオラクルは〈登攀〉〈飛行〉〈知識:自然〉〈騎乗〉〈生存〉、そして〈水泳〉を自身のクラス技能リストに加える。
 ボーナス呪文チャーム・アニマル(2レベル)、バークスキン(4レベル)、スピーク・ウィズ・プランツ(6レベル)、グロウヴ・オヴ・レスピット*(8レベル)、アウェイクン(10レベル)、ストーン・テル(12レベル)、クリーピング・ドゥーム(14レベル)、アニマル・シェイプス(16レベル)、ワールド・ウェイヴ*(18レベル)。
 啓示:自然の神秘を持つオラクルは以下の啓示から好きなものを選択することができる。
 絆ある乗騎(超常):君は通常より知性的で、強力で、忠実な乗騎の助力を得る。そのクリーチャーは君を乗せることができ、乗騎として適切なものでなければならない。中型のオラクルはキャメルかホースを選択することができる。小型のオラクルはポニーかウルフを選択することができるが、4レベル以降ならボアかドッグも選択することができる。この乗騎はドルイドの動物の相棒と同様に機能し、オラクルのレベルを有効ドルイド・レベルとして使用する。絆ある乗騎は最低6の【知力】能力値を持つ。
 腐食の接触(超常):1回の近接接触攻撃で、君はレベルにつき1d6ポイントのダメージを物体か建造物に与える。クリーチャーの所有物である物体に対して使用した場合、武器破壊の戦技と同様の攻撃として扱う。この能力は1日に1回と、君の持つ3レベル毎に追加で1回使用することができる。
 動物の友人(変則):すべてのサモン・ネイチャーズ・アライ呪文を君の呪文リストに加える。君はこれらの呪文を選択し、修得呪文リストに割り当てなければならない。君の30フィート以内の動物はすべてのセーヴィング・スローに、君の【魅力】修正値に等しいボーナスを得る。
 生命濾過(超常):君は敵の肉体から生命を抜き取り自身に注ぐことができる。標準アクションで、君は30フィート以内の1体の生きているクリーチャーから生命力を吸収できる。その目標は君の持つ2レベルにつき1d6ポイントのダメージを受ける(最大10d6)。君はそのダメージに等しい一時的ヒット・ポイントを得る。君は目標の現在ヒット・ポイント+目標の【耐久力】能力値を超えて得ることはできない。この一時的ヒット・ポイントは自身の【魅力】修正値に等しい時間持続する。目標は頑健セーヴによって受けるダメージ(と君の得る一時的ヒット・ポイント)を半減できる。君はこの能力を7レベルの時点で1日に1回と、以降4レベル毎に追加で1回ずつ使用することができる。君は最低7レベルなければこの啓示を選択できない。
 自然の神託(変則):君は殺されたばかりの動物か人型生物の内臓を読み解くことで、1回のセーヴィング・スローに自身の【魅力】修正値に等しい洞察ボーナスを得ることができる。また、鳥の飛行を観察し読み取ることで、君は好きな1回の技能判定に+10の技量ボーナスを得る。最後に、ゴミや石の配置から、あるいは風に舞わせたときの砂の具合から、君は1回のイニシアチブ判定に+4の洞察ボーナスを得る。これらのボーナスは24時間以内に使用せねばならず、君はその判定やセーヴがされる前にこれらのボーナスを得ることを宣言しなければならない。自然の神託を1回行なうには10分間かかる。君は自然の神託(の組み合わせ)を1日に1回と、君の持つ4オラクル・レベル毎に追加で1回使用することができる。
 自然の囁き(変則):君はフロッグの鳴き声から巨大な石の転がる音までの自然界の囁きに調和し、周囲は超自然的なまでに君を危険から直接的に守るようになった。君は【敏捷力】修正値の代わりに【魅力】修正値をアーマー・クラスとCMDに加える。君のアーマー・クラスへの【敏捷力】修正値を失わせるような状況は、代わりに君のアーマー・クラスへの【魅力】修正値を失わせる。
 スピーク・ウィズ・アニマルズ(変則):動物の特定の種類(イーグル、フォックス、ドッグなど)を1つ選択する。君はその種類の動物とスピーク・ウィズ・アニマルズの効果を受けているかのように会話する能力を得る。君はこの能力で君の持つ3オラクル・レベル毎に追加で1種類の動物と会話できる能力を得る。
 自然の意気(超常):自然の環境にいるとき君が負のヒット・ポイントまで低下した場合、君は自動的に容態安定化する。5レベルの時点で、君は負のヒット・ポイントまで低下した後1d4ラウンドの間高速治癒1を得る。10レベルの時点で、この能力はどこででも、文明化していたり人工的であったりする場所でも機能する。15レベルの時点で、君は負のヒット・ポイントまで低下した時に1d4ラウンドの間、高速治癒3を得る。
 超越的絆(超常):君はすべての生物が普遍的に共有している精体と調和し、精体で仲間と会話ができるようになった。君はテレパシック・ボンドを使用しているかのように1日にオラクル・レベルに等しいラウンド仲間たちと会話できる。君は【魅力】修正値に等しい数の仲間を指定してよい。クリーチャー1体の指定には標準アクションによる接触が要求される。10レベルの時点で、君はこの絆を1日に1回、1人の指定された仲間に対して接触呪文を発動することに使用することができる。
 技巧の初期化(擬呪):11レベルの時点で、君は生きていないアイテムをその部品に解体し、技巧の業の主要部分を消去し、アイテムを未加工の自然物質の材料に変える能力を得る。この効果はポリモーフ・エニィ・オブジェクト呪文と同様に働き、魔法的でも非魔法的でも、生きていない物質に作用する。この持続時間は常に永続である。ポリモーフ・エニィ・オブジェクト呪文とは異なり、これはほかの呪文の効果を複製できない。この効果の対象になったアイテムは頑健セーヴによってこの効果を無効化できる。魔法のアイテムはそのアイテムの価値5,000gpにつきそのセーヴに+1の状況ボーナスを得る。君は技巧の初期化を1日に自身の【魅力】修正値に等しい回数使用することができる。
 最終啓示:20レベルの時点で、君は生命そのものの本質的な秘密を発見し、信じられないような自身の肉体の制御ができる。1日に1回、君は自身の周りを全ラウンド・アクションで有機的な繭で包める。一度繭に包まれたら、君は無防備状態になる。8時間後、君は種別が植物、動物、あるいは人型生物に変わった状態で現れ、適切な表層的な身体的特徴を得る(Pathfinder RPG Bestiary参照)。この変化は君のヒット・ダイス、ヒット・ポイント、セーヴィング・スロー、技能ポイント、クラス技能、あるいは習熟を変更しない。変成が行われる度、君はすべての毒と病気が癒され、ヒット・ポイントがすべて回復し、そしてすべての能力値ダメージが治される。この変成がされる度、君は新しい種別を選択しなければならない。

疾風 Wind

 クラス技能:疾風の神秘を持つオラクルは〈軽業〉〈脱出術〉〈飛行〉、そして〈隠密〉を自身のクラス技能リストに加える。
 ボーナス呪文オルター・ウィンズ*(2レベル)、ガスト・オヴ・ウィンド(4レベル)、クローク・オヴ・ウィンズ*(6レベル)、リヴァー・オヴ・ウィンド*(8レベル)、コントロール・ウィンズ(10レベル)、シロッコ*(12レベル)、コントロール・ウェザー(14レベル)、ワールウィンド(16レベル)、ウィンズ・オヴ・ヴェンジャンス*(18レベル)。
 啓示:疾風の神秘を持つオラクルは以下の啓示から好きなものを選択することができる。
 空気の防壁(変則):君は自身に+4の鎧ボーナスを与える空気の不可視の殻を作り出せる。7レベルの時点および以降4レベル毎に、このボーナスは+2上昇する。13レベルの時点で、この防壁は来る矢、光線、そしてほかの攻撃ロールを要求する君への遠隔攻撃に50%の失敗確率を持たせる。君はこの防壁を1日にオラクル・レベルにつき1時間使用することができる。この持続時間は連続している必要はないが、1時間単位で消費しなければならない。
 ガシアス・フォーム(超常):1回の標準アクションで、君はガシアス・フォームになれる(呪文と同様)。君は1日にオラクル・レベルにつき1分間ガス状態でいられる。この持続時間は連続している必要はないが、1分間単位で消費しなければならない。君は最低7レベルなければこの啓示を選択できない。君はほかのクリーチャーたちを君のガス形態で共に連れていけるが、同行者それぞれについて追加で旅行の時間を消費する。
 インヴィジビリティ(超常):1回の標準アクションで、君は不可視になれる(インヴィジビリティ呪文と同様)。君は1日にオラクル・レベルにつき1分間不可視でいられる。この持続時間は連続している必要はないが、1分間単位で消費しなければならない。9レベルの時点で、君はこの能力を起動するときグレーター・インヴィジビリティ呪文と同様に扱えるが、その方法によるそれぞれのラウンドを通常のインヴィジビリティの持続時間の1分間として数える。君は最低3レベルなければこの啓示を選択できない。
 電撃のブレス(超常):標準アクションで、君は30フィートの直線の電気を吐ける。この直線はオラクル・レベルにつき1d4ポイントの[電気]ダメージを与える。反応セーヴによってこのダメージを半減できる。君はこの能力を1日に1回と、5レベルの時点および以降5レベル毎に追加で1回ずつ使用することができる。
 火花の皮膚(変則):君は[電気]に対する抵抗5を得る。この抵抗は5レベルの時点で10、11レベルの時点で20に上昇する。17レベルの時点で、君は[電気]に対する完全耐性を得る。
 雷衝撃(変則):標準アクションで、君は雷の劈く轟音によって空気の波を作り出せる。この波は距離100フィートと半径20フィートを持ち、7を超える4オラクル・レベル毎に5フィートずつ上昇する。範囲内にいたクリーチャーはオラクル・レベルにつき1d6ポイントの殴打ダメージを受け1時間の間聴覚喪失状態にする。この効果は頑健セーヴに成功すればダメージを半減でき、聴覚喪失もしない。最低7レベルなければ、この啓示を選択できない。君はこの能力を1日に1回と、11レベルの時点と以降4レベル毎に追加で1回ずつ使用することができる。
 電気の接触(超常):標準アクションで、君は1d6ポイントと君の持つ2オラクル・レベルにつき+1ポイントの[電気]ダメージを与える近接接触攻撃を行なえる。君はこの能力を1日に3+【魅力】修正値に等しい回数使用することができる。11レベルの時点で、君の持つ武器はショック武器として扱われる。
 旋風呪文(変則):君が攻撃呪文で敵にクリティカル・ヒットを与えたとき、その目標は1ラウンドの間よろめき状態になる。11レベルの時点で、持続時間は1d4ラウンドに上昇する。
 風の視界(変則):君は風と、最初の100フィートの距離による〈知覚〉判定へのペナルティを無視する。7レベルの時点で、標準アクションで、君と目標の範囲の間を空気が行き来できる限り、君は(クレアオーディエンス/クレアヴォイアンスを使用しているかのように)好きな範囲を見聞きできる(これは効果線を必要とせず、つまりその経路は角を曲がっていても直径1インチより小さい空間を通っていてもいい)。君はこの能力を1日に君のオラクル・レベルに等しいラウンド使用することができるが、これらのラウンドは連続している必要はない。
 空気の翼(超常):即行アクションで、君は自身に良好な機動性で飛行移動速度60フィートを与える、一対の半透明の雲のような翼を現せる。10レベルの時点で、君の移動速度は90フィートに上昇し、また機動性も上昇して完璧になる。君はこの翼を1日にオラクル・レベルにつき1分間使用することができる。この持続時間は連続している必要はないが、1分間単位で消費しなければならない。君は最低7レベルなければこの啓示を選択できない。
 最終啓示:20レベルに達した時点で、君は空気と電気の達人になる。君は以下の特技の1つを[風]か[電気]の呪文に呪文のレベルや発動時間を上昇させることなく適用できる:《呪文距離延長》《呪文持続時間延長》《呪文音声省略》、あるいは《呪文動作省略》

生命 Life

 クラス技能:生命の神秘を持つオラクルは〈動物使い〉〈知識:自然〉、そして〈生存〉を自身のクラス技能リストに加える。
 ボーナス呪文ディテクト・アンデッド(2レベル)、レッサー・レストレーション(4レベル)、ニュートラライズ・ポイズン(6レベル)、レストレーション(8レベル)、ブレス・オヴ・ライフ(10レベル)、ヒール(12レベル)、グレーター・レストレーション(14レベル)、マス・ヒール(16レベル)、トゥルー・リザレクション(18レベル)。
 啓示:生命の神秘を持つオラクルは以下の啓示から好きなものを選択することができる。
 放出(超常):君はクレリックと同様の正のエネルギーを放出でき、治癒する(あるいはアンデッドに与える)ダメージ量の決定に際し君のオラクル・レベルを有効クレリック・レベルとして使用する。君はこの能力を1日に1+君の【魅力】修正値に等しい回数使用することができる。
 戦闘の癒し手(超常):闘争の神秘の啓示と同様。
 感冒の遅延(超常):1日に1回割り込みアクションで、君が病気か毒へのセーヴィング・スローに失敗したとき、君はその効果をレベルにつき1時間無視できる。7レベルおよび15レベルの時点で、君はこの能力を追加で1回ずつ使用することができる。
 エネルギーの肉体(超常):標準アクションで、君は自身の肉体を白金色のファイアー・エレメンタルに似た純粋な生命エネルギーへと変成させることができる。この形態の間、君は(エレメンタル)の副種別を得る。また自身から10フィートの範囲の光度を1段階上昇させる、暖かく心地いい光を放つ(最大で通常の光度まで)。肉体武器か手に持った近接武器で君に一撃を与えたアンデッド・クリーチャーは通常のダメージを与えるが、同時にその攻撃者は1d6+オラクル・レベルにつき+1ポイントに等しい、正のエネルギーによるダメージを受ける。間合いの長い武器を持つクリーチャーは、君に攻撃してもこのダメージの対象にならない。君がアンデッド・クリーチャーに組みつくか素手打撃か肉体武器を使用して攻撃する場合、攻撃による通常のダメージの代わりにこのダメージを与えてもよい。また1ラウンドに1回、君が生きている仲間のクリーチャーのマスを通り過ぎるときか仲間が君のマスを通り過ぎるとき、1d6+オラクル・レベルにつき1ヒット・ポイントを治癒することができる。移動アクションによりこの能力を使用することで、君は自身を治癒できる。君は君のマスを通ったクリーチャーを治癒するかどうかを選択する。君は通常の君の姿にフリー・アクションで戻ることができる。君は1日にオラクル・レベルに等しいラウンドの間、エネルギーの肉体でいることができる。
 回復強化(超常):君がキュア呪文を発動するとき、治癒されるヒット・ポイントの最大数は呪文の制限に基づかず、君のオラクル・レベルに基づく。例えば、この啓示を持つ11レベルの生命の神秘を選択したオラクルはキュア・ライト・ウーンズを発動し通常の最大である1d8+5の代わりに1d8+11ヒット・ポイント治癒できる。
 治療の手(変則):君は〈治療〉判定に+4のボーナスを得る。君は標準アクションで2人に応急手当か2人に毒の治療を行なえる(〈治療〉判定はそれぞれのクリーチャーに別々に行なう)。〈治療〉判定を使用しまきびし(など)による負傷を治療するとき、傷を治療するとき、毒を治療するとき、病気を治療するとき、あるいは長期的な看護をするとき、君は通常より倍の人数を一度に扱える。君は自身に長期的な看護ができる。
 生命共有(超常):標準アクションにより、君は自身と別のクリーチャーとの間に絆を作り出すことができる。毎ラウンド君のターンの開始時に、絆を結んだクリーチャーが傷つき最大ヒット・ポイントからヒット・ポイントが5以上減少していた場合、そのクリーチャーは5ヒット・ポイント治癒され君は5ポイントのダメージを受ける。君はオラクル・レベルにつき起動状態の絆を1つ持つことができる。この絆は結ばれたクリーチャーが死ぬか、君が死ぬか、君とそのクリーチャーとの距離が中距離を超えるか、君がこれを割り込みアクションで終了するか(君が複数の絆を起動していた場合、君は同じ割り込みアクションの一部で望む数を終了させることができる)するまで続く。
 生命感知(超常):君は擬似視覚能力を持っているかのように、30フィート以内のクリーチャーに気付き場所を把握する。君は最低11レベルなければこの啓示を選択できない。
 安全な回復(超常):目標のヒット・ポイントへのダメージを回復する呪文を発動する時、君は呪文発動による機会攻撃を誘発しない。
 精体促進(超常):君の(治癒)呪文が1体のクリーチャーを最大ヒット・ポイントまで治癒するとき、超過したポイントはレベルにつき1ラウンドの間一時的ヒット・ポイントとして持続する(一時的ヒット・ポイントの最大値は君のオラクル・レベルに等しい)。
 最終啓示:20レベルに達すると、君は生命エネルギーの完全な経路となる。君は出血、[即死]攻撃、過労状態疲労状態吐き気がする状態を与える効果に対する完全耐性を得る。能力値ダメージおよび能力値吸収によって、君の能力値は1未満に減少されることはない。君は大規模ダメージに対するセーヴィング・スローに自動的に成功する。君が0ヒット・ポイント以下になった場合、君は負の総量が君の【耐久力】の倍を超えるまで死亡しない。

天界 Heavens

 クラス技能:天界の神秘を持つオラクルは〈飛行〉〈知識:神秘学〉〈知覚〉、そして〈生存〉を自身のクラス技能リストに加える。
 ボーナス呪文カラー・スプレー(2レベル)、ヒプノティック・パターン(4レベル)、デイライト(6レベル)、レインボー・パターン(8レベル)、オーヴァーランド・フライト(10レベル)、チェイン・ライトニング(12レベル)、プリズマティック・スプレー(14レベル)、サンバースト(16レベル)、メテオ・スウォーム(18レベル)。
 啓示:天界の神秘を持つオラクルは以下の啓示から好きなものを選択することができる。
 恐ろしい光景(超常):君の見せる変幻自在な光景は夜空の神秘の正確な模型であり、見るものを唖然とさせる。君の幻術(紋様)呪文に影響されるクリーチャーは、その総ヒット・ダイスが実際のヒット・ダイスから君の【魅力】修正値(正ならば)を引いたかのように扱われる。
 星々の外套(超常):君は自身に+4の鎧ボーナスを与える星明かりの外套を召喚する。7レベルの時点および以降4レベル毎に、このボーナスは+2ずつ上昇する。13レベルの時点で、この鎧は君にDR5/斬撃を与える。君は1日にオラクル・レベルにつき1時間この外套を使用することができる。この持続時間は連続している必要はない;代わりに1時間単位で消費しなければならない。
 闇の居住者(擬呪):1日に1回、君は宇宙の虚空へ精神を投じ、恐ろしい他世界の存在の興味を惹く。この闇の居住者はあらゆる意味で君がファンタズマル・キラーを発動したかのように振る舞う。17レベルの時点で、この闇の居住者は君がウィアードを発動したかのように1体以上のクリーチャーに知覚される。君は最低11レベルなければこの啓示を選択することができない。
 導きの星(超常):君がひらけた夜空を見ることができる限り、君は自身の正確な位置が分かる。君に夜空が見えるとき、君は自身の【魅力】修正値を、すべての【判断力】に基づく判定において【判断力】修正値に加えることができる。加えて屋外にいる間1晩につき1回、君は1つの呪文を呪文の発動時間やレベルを上昇させずに、それが《呪文威力強化》《呪文持続時間延長》《呪文音声省略》、あるいは《呪文動作省略》特技によって修正されているかのように発動することができる。
 星間の虚空(超常):君は宇宙空間の極寒の深淵に、恐るべき寒けを敵にもたらすよう求める。標準アクションで、30フィート以内の1体の目標は虚空に包まれ、レベルにつき1d6ポイントの[冷気]ダメージを受ける。頑健セーヴに成功することでこのダメージは半減される。10レベルの時点で、星間の虚空は強烈になりセーヴィング・スローに失敗した敵は疲労状態になる。15レベルの時点で、セーヴに失敗したクリーチャーは1ラウンドの間過労状態かつ朦朧状態になる。君はこの能力を1日に1回と、10レベルの時点で追加で1回使用することができる。
 天界の誘惑(超常):君の空との繋がりは足がわずかに地面から離れるほどに強力だ。1レベルの時点で、君はもはや足跡を残さない。5レベルの時点で、君は浮遊状態によって地面や水表からさえ6インチ浮くことができる。10レベルの時点で、君は1日にオラクル・レベルに等しい分間持続する、呪文と同様のフライの能力を得る。この持続時間は連続している必要はないが、1分間単位で消費しなければならない。
 月明かりの外衣(超常):君の生来の月への理解は君にライカンスロピーに対する完全耐性を与える。加えて、近接接触攻撃に成功することでライカンスロープへの月との繋がりを断つことができる。このアクションは自動的にオラクル・レベルに等しいラウンドの間、ライカンスロープを人間形態にする。5レベルに達した時点で、君はこの能力を他人に対して呪文と同様のレイジとして使用することができる。この能力の使用には近接接触攻撃が必要である。君はこの能力を5レベルの時点で1日に1回と、以降5レベル毎に追加で1回使用することができる。
 月明かりの橋(超常):君は月明かりのようにかすかに光る橋を招来する。その10フィート幅の橋は君の位置に隣接した地面から出る。それはその地点からオラクル・レベルにつき10フィート離れたところまで延長できる。この道は君が渡りきるか24時間経つかするまで持続する。君は月明かりの橋を1日に【魅力】ボーナスに等しい回数だけ招来できる。この橋は攻撃を受ける場合、ウォール・オヴ・フォースとして扱う。
 流星の噴射(超常):標準アクションで、君は半径5フィートに爆発し、レベルごとに1d4ポイントの[火]ダメージを与えるエネルギーの球を放つことができる。反応セーヴに成功することでこのダメージは半減できる。この攻撃の距離は60フィートである。君はこの爆発する球を1日に1回と、5レベルの時点および以降5レベル毎に追加で1回撃てる。君は一度に複数の球を放てるが、同時に起きる複数の同様の爆発の内側にいるクリーチャーは1回しかダメージを受けない。
 星図(変則):君の多数の書物には芸術的な描写方法および秘術的方法による規格によって表現された、夜空の動きの模型が含まれている。1日に1回、君は10分間を費やして自身の星図を見つめることにより、コミューン呪文の利益を得る。君は最低7レベルなければこの啓示を選択することができない。
 最終啓示:20レベルに達した時点で、君の天界との関係は君に完璧な宇宙との調和をもたらす。君はすべてのセーヴィング・スローに自身の【魅力】修正値に等しいボーナスを得る。君は0ヒット・ポイント以下になっても自動的に容態安定化し、[恐怖]効果に対する完全耐性を得、クリティカル・ヒットは自動的に確定する。君が死んだ場合、君は3日後に星の子として生まれ変わり、7日かけて成人になる(リインカーネイト呪文と同様に扱う)。

伝承 Lore

 クラス技能:伝承の神秘を持つオラクルは〈鑑定〉〈知識:すべて〉技能を自身のクラス技能のリストに加える。
 ボーナス呪文アイデンティファイ(2レベル)、タンズ(4レベル)、ロケート・オブジェクト(6レベル)、レジェンド・ローア(8レベル)、コンタクト・アザー・プレイン(10レベル)、マス・アウルズ・ウィズダム(12レベル)、ヴィジョン(14レベル)、モーメント・オヴ・プレシャンス(16レベル)、タイム・ストップ(18レベル)。
 啓示:伝承の神秘を持つオラクルは以下の啓示から好きなものを選択することができる。
 秘術司書(超常):伝承で占められた数多の書物と共にある経験は、それが君の呪文リストにあるかのように君に秘術呪文を発動する能力を与える。1日に1回、君はウィザード/ソーサラー呪文リストから呪文を1つ、それが君の修得呪文リストにあるかのように発動してよい。この呪文は通常より1レベル高い呪文スロットを消費する。君はこの方法でその呪文を発動するためにその呪文が含まれる呪文書を持っていなければならず、その呪文は君が発動を完了したときに消去される。君は最低11レベルなければこの啓示を選択することができない。
 自動書記(超常):1日に1回、君は妨害されない瞑想に1時間を費やしてもよい。その間、君の手は神秘的な未来に関する書記をする。1レベルの時点で、その未来書記は成功率90%のオーギュリイとして現れる。5レベルの時点で、その書記は成功率90%のディヴィネーションという形態を取る。8レベルの時点で、その書記は物質構成要素を必要としないコミューンの発動と同様に表される。
 頭脳吸収(超常):君は標準アクションで、100フィート以内の知性のある1体の敵の精神を乱暴に検証する。その目標は意志セーヴに成功することでこの効果を無効化でき、即座にこの有害な精神の覗き見の発生源を知る。セーヴに失敗したものは苦痛に苛まれ、オラクル・レベルにつき1d4ポイントのダメージを受ける。この攻撃に成功したあと、君は全ラウンド・アクションでその盗んだ混乱した思考と記憶を整理し、その犠牲者の技能ボーナスを使い1回の〈知識〉判定ができる。その盗んだ無秩序な思考は君の【魅力】修正値に等しいラウンド、君の精神に残る。得られた知識は君がディテクト・ソウツを使用したかのように扱うこと。これは[精神作用]効果である。君はこの能力を1レベルの時点で1日に1回と、5レベルの時点および以降5レベル毎に追加で1回ずつ使用することができる。
 忘我熟練(変則):君は深い瞑想状態に入り視覚的および聴覚的な刺激を遮断し1つの物事、哲学的な思索、記憶への精神集中が可能になる。この忘我状態は1d6ラウンド持続し、その間君は移動アクションしか行うことができない。この期間、君は[音波]効果と凝視攻撃に対するすべてのセーヴに自身のレベルに等しいボーナスを得る。忘我状態が解けたとき、君は1つの【知力】に基づく技能判定に+20の状況ボーナスを得る。君は忘我熟練を1日に自身の【魅力】修正値に等しい回数使用することができる。
 精神の鋭さ(変則):君の隠された世界の神秘の探索行は君に超自然的な物事への理解を与え―そして君を鋭くし続ける。君はこの啓示をとった時点および以降3オラクル・レベル得る毎に【知力】に+1の体得ボーナスを得る。君は最低7レベルなければこの啓示を選択することができない。
 横足の秘訣(超常):君の生来の万物への理解は、君に超自然的な反応と直前に危険から身を引ける不思議な能力を与えた。【魅力】修正値を(【敏捷力】修正値の代わりに)君のアーマー・クラスとすべての反応セーヴィング・スローに加える。君の鎧の【敏捷力】ボーナスの上限は君の【敏捷力】の代わりに【魅力】に適用される。
 任意発動印章学(擬呪):世界の隠された歴史への君の知識は、現実を支配する神秘的な表象を明らかにする。君はその呪文が君の修得呪文リストになくても、好きな“シンボル”呪文を適切なレベルの呪文を使用することで発動することができる。君は最低11レベルなければこの啓示を選択することができない。
 熟考(変則):1日に1回、伝承のオラクルはこれまでに失敗した〈知識〉判定を再度試みられる。この試みではその判定に+10の技量ボーナスが与えられる。
 急激な学習(変則):君は素早く魔法的なトウムやマニュアルを通して(通常の6日の期間の48時間ではなく)たった8時間の学習でその利益を得られる。7レベルの時点で、君は別のキャラクター1人をその学習に参加させられるようになる;君たちはその本を読んだことによるすべての利益を得る。15レベルの時点で、君は急激な学習を君のオラクル・レベルに等しい数のキャラクターと共有できる。君への利益は永久的だが、一方君の生徒たちは君の【魅力】修正値に等しい日数しかトウムやマニュアルの利益を得られず、以降は学んだことを忘れる。
 伝承の守り手(変則):百科事典のような知識の代わりに、君は物語、歌、そして詩を通して情報の多くを学んでいる。君は【知力】修正値の代わりに【魅力】修正値をすべての〈知識〉判定で使用することができる。
 最終啓示:すべての〈知識〉技能判定で出目20をとることができる。君の現実の根本的な支柱への理解は、1日に1回ウィッシュを発動することができるほどに卓越している。この能力は物質要素を必要としないが、このウィッシュは能力値にボーナスを与えることができず、高価な物質構成要素のある呪文を複製することもできない。

闘争 Battle

 クラス技能:闘争の神秘を持つオラクルは〈威圧〉〈知識:工学〉〈知覚〉、そして〈騎乗〉を自身のクラス技能リストに加える。
 ボーナス呪文エンラージ・パースン(2レベル)、フォッグ・クラウド(4レベル)、マジック・ヴェストメント(6レベル)、ウォール・オヴ・ファイアー(8レベル)、ライチャス・マイト(10レベル)、マス・ブルズ・ストレンクス(12レベル)、コントロール・ウェザー(14レベル)、アースクウェイク(16レベル)、ストーム・オヴ・ヴェンジャンス(18レベル)。
 啓示:闘争の神秘を持つオラクルは以下の啓示から好きなものを選択することができる。
 戦の咆哮(変則):標準アクションで、君は霊感を与える戦の咆哮を解放できる。100フィート以内のこの叫びを聞いたすべての仲間は攻撃ロール、技能判定、そしてセーヴィング・スローに+1の士気ボーナスを、君の【魅力】修正値に等しいラウンド得る。10レベルの時点で、このボーナスは+2に上昇する。君はこの能力を1日に1回と、5レベルの時点および以降5レベル毎に追加で1回ずつ使用することができる。
 戦場の明快さ(変則):1日に1回、割り込みアクションで、君は盲目聴覚喪失恐れ恐慌麻痺怯え、あるいは朦朧状態にする効果に対するセーヴィング・スローに失敗した時にそのセーヴィング・スローを振り直すことができ、その際そのロールに+4の洞察ボーナスを得る。君はその2度目の結果を、より悪くても受け入れなければならない。7レベルおよび15レベルの時点で、君はこの能力を1日に追加で1回ずつ使用することができる。
 戦闘の癒し手(超常):キュア呪文(名前に“キュア”が入っている呪文)を発動するときはいつでも、君は呪文スロットを2つ消費することで、《呪文高速化》特技を使用したかのように即行アクションでそれを発動することができる。これは呪文レベルを上昇させない。君はこの能力を7レベルの時点で1日に1回と、以降4レベル毎に追加で1回ずつ使用することができる。君は最低7レベルなければこの啓示を選択できない。
 回復力(変則):君が正確に0ヒット・ポイントに減った場合、君は満身創痍状態にもよろめき状態にもならない。7レベルの時点で、君は《不屈の闘志》をボーナス特技として得る。11レベルの時点で、君は満身創痍状態のとき標準アクションを行ってもヒット・ポイントを失わなくなる。君は《不屈の闘志》特技を得るに際しその前提条件を満たしている必要はない。
 鉄の皮膚(超常):1日に1回、君の皮膚は硬くなり鉄の外見を取り、君にDR10/アダマンティンを与える。これはストーンスキンと同様に機能し、オラクル・レベルを術者レベルとして使用する。15レベルの時点で、君はこの能力を1日に2回使用することができる。君は最低11レベルなければこの啓示を選択できない。
 巧技体得(変則):戦技の種類を1つ選択する。選択した戦技をするとき、君はCMBを決定するに際しオラクル・レベルを基本攻撃ボーナスとして扱う。7レベルの時点で、君はその戦技をする際にボーナスを与える強化特技(《足払い強化》など)を得る。11レベルの時点で、君はその戦技をする際にボーナスを与える上級特技(《上級足払い》など)を得る。君はこれらの特技を得るに際しその前提条件を満たしている必要はない。
 武器への習熟(変則):君はすべての軍用武器と重装鎧への習熟を得る。
 奇襲突撃(変則):1日に1回、君は割り込みアクションで通常の移動速度で動ける。君はこの能力を7レベルと15レベルの時点で1日に追加で1回ずつ使用することができる。
 戦争の視界(超常):イニシアチブのためのロールで、君は2回振り好きな結果を選択してよい。7レベルの時点で君は不意討ちラウンドでも動けるようになるが、不意討ちに気づけなかった場合はイニシアチブの結果に関わらず最後に行動する(以降のラウンドでは通常のルール通り行動する)。11レベルの時点で、君はイニシアチブのためのロールで3回振り好きな結果を選択することができる。
 武器体得(変則):習熟している武器を1つ選択する。その武器への《武器熟練》を得る。8レベルの時点で、その武器への《クリティカル強化》特技を得る。12レベルの時点で、君はその武器への《上級武器熟練》特技を得る。君はこれらの特技を得るに際しその前提条件を満たしている必要はない。
 最終啓示:20レベルに達した時点で、君は戦の化身となる。君は全力攻撃アクションと自身の移動速度までの移動を全ラウンド・アクションで行なえる(移動は攻撃の前でも後でもよい)。クリティカル・ヒットしたとき、君はその目標が持っていたDRを無視できる。君は自身へのクリティカル・ヒットを確定させるための試みに対しACに+4の洞察ボーナスを得る。0ヒット・ポイント以下に減少したとき、君はその負の値が君の【耐久力】能力値の倍にならない限り死ぬことがなくなる。

Waves

 クラス技能:波の神秘を持つオラクルは〈軽業〉〈脱出術〉〈知識:自然〉、そして〈水泳〉を自身のクラス技能リストに加える。
 ボーナス呪文タッチ・オヴ・ザ・シー*(2レベル)、スリップストリーム*(4レベル)、ウォーター・ブリージング(6レベル)、ウォール・オヴ・アイス(8レベル)、ガイザー*(10レベル)、フルーイド・フォーム*(12レベル)、ヴォーテックス*(14レベル)、シーマントル*(16レベル)、ツナミ*(18レベル)。
 啓示:波の神秘を持つオラクルは以下の啓示から好きなものを選択することができる。
 吹雪(超常):標準アクションで、君は雪と氷の吹雪を作り出せる。君はオラクル・レベルにつき1つの一辺10フィートの立方体を作り出せる。これらの立方体は君の望むように配置できるが、それぞれの立方体は別の1つと隣接していなければならず、1つは君と隣接していなければならない。吹雪に包まれたクリーチャーはオラクル・レベル毎に1d4ポイントの、反応セーヴの結果によって半減できる[冷気]ダメージを受ける。この嵐は君の【魅力】修正値に等しいラウンド持続する;この状態である限りその地面は氷結している(〈軽業〉DC+5)。この氷雪は5フィートを超える視界を遮り、完全視認困難を与える。5フィート以内のクリーチャーには視認困難を与える。君はこの能力を1日に1回使用することができる。君は最低11レベルなければこの啓示を選択することができない。
 流動的自然(変則):君は突き飛ばし、引きずり、組みつき、位置ずらし、そして足払いを避けるための戦技防御値に+4のボーナスを得る。クリティカル・ヒットを君に確定させるためのロールは-4のペナルティを受ける。5レベルの時点で、君は《回避》をボーナス特技として得る。君はこの特技を得るに際し前提条件を満たしている必要はない。
 流動の旅(超常):君は液体の上をそれが硬い表面であるかのように歩ける。液体の上を歩く行為は君を傷つけない;君は酸や溶岩さえ(硬い地殻の上を歩いているかのように)歩けるが、溶岩の近くにいることで[火]ダメージを受けうる。君はこのような表面を通常の地上移動速度で動ける。7レベルの時点でこの能力は別の効果を持ち、君は水中に行け、水中移動速度60フィートと水中呼吸の能力を得る。君はこの能力を1日にオラクル・レベルにつき1時間使用することができる。この持続時間は連続している必要はないが、1時間単位で消費しなければならない。
 凍結呪文(超常):クリーチャーが君の呪文の1つのセーヴィング・スローに失敗し[冷気]ダメージを受けた場合、そのクリーチャーは1ラウンドの間減速状態(スロー呪文と同様)になる。セーヴを許さない呪文はクリーチャーを減速状態にすることはない。11レベルの時点で、持続時間は1d4ラウンドに上昇する。
 氷の鎧(超常):君は自身に+4の鎧ボーナスを与える氷の鎧を召喚できる。7レベルの時点および以降4レベル毎に、このボーナスは+2ずつ上昇する。13レベルの時点で、この鎧は君にDR5/刺突を与える。寒い状況では、この鎧ボーナス(とDRボーナス)は2上昇する;とても暑い状況では2減少する。君はこの鎧を1日にオラクル・レベルにつき1時間使用することができる。この持続時間は連続している必要はないが、1時間単位で消費しなければならない。
 凍った皮膚(変則):君は[冷気]に対する抵抗5を得る。この抵抗は5レベルの時点で10、11レベルの時点で20に上昇する。17レベルの時点で、君は[冷気]に対する完全耐性を得る。
 罰による変成(超常):君は1体の敵を、ベイルフル・ポリモーフを使用したかのように無害な動物に変成できる。この変成はオラクル・レベルにつき1ラウンド持続する。別のクリーチャーを変成させると1体目は即座に通常に戻る。君はこの能力を1日に君の【魅力】修正値に等しい回数使用することができる。君は最低7レベルなければこの啓示を選択することができない。
 水形態(超常):標準アクションで、君はエレメンタル・ボディIと同様に小型ウォーター・エレメンタルの姿をとることができる。9レベルの時点で、君はエレメンタル・ボディIIと同様に中型ウォーター・エレメンタルの姿をとることができる。11レベルの時点で、君はエレメンタル・ボディIIIと同様に大型ウォーター・エレメンタルの姿をとることができる。13レベルの時点で、君はエレメンタル・ボディIVと同様に超大型ウォーター・エレメンタルの姿をとることができる。君はこの能力を1日に1回使用でき、その持続時間は1時間/レベルである。君は最低7レベルなければこの啓示を選択することができない。
 水の視界(超常):君は光量が十分であれば、ペナルティなしに霧と霞を通して通常通りにものが見える。7レベルの時点で、君は最低でも半径が1フィートある水たまりを、スクライング呪文を使用しているかのように占術器具として使用することができる。15レベルの時点で、これはグレーター・スクライングと同様に機能する。君はこの占術能力を1日にオラクル・レベルに等しいラウンド使用することができるが、これらのラウンドは連続している必要はない。
 冬の接触(超常):標準アクションで、君は1d6ポイントと君の持つ2オラクル・レベルにつき+1ポイントの[冷気]ダメージを与える1回の近接接触攻撃ができる。君は冬の接触の能力を3+君の【魅力】修正値に等しい回数使用することができる。11レベルの時点で、君の持つ武器はフロスト武器として扱われる。
 最終啓示:20レベルに達した時点で、君は冷気と水の達人になる。君は以下の特技の1つを[冷気]か[水]の呪文にレベルや発動時間を上昇させることなしに適用してよい:《呪文距離延長》《呪文持続時間延長》《呪文音声省略》、あるいは《呪文動作省略》

Bones

 クラス技能:骨の神秘を持つオラクルは〈はったり〉〈変装〉〈威圧〉、そして〈隠密〉を自身のクラス技能リストに加える。
 ボーナス呪文コーズ・フィアー(2レベル)、フォールス・ライフ(4レベル)、アニメイト・デッド(6レベル)、フィアー(8レベル)、スレイ・リヴィング(10レベル)、サークル・オヴ・デス(12レベル)、コントロール・アンデッド(14レベル)、ホリッド・ウィルティング(16レベル)、ウェイル・オヴ・ザ・バンシー(18レベル)。
 啓示:骨の神秘を持つオラクルは以下の啓示から好きなものを選択することができる。
 骨の鎧(超常):君は自身に+4の鎧ボーナスを与える、骨でできた鎧を召喚できる。7レベルの時点および以降4レベル毎にこのボーナスは+2ずつ上昇する。13レベルの時点で、この鎧は君にDR5/殴打を与える。君はこの鎧を1日にオラクル・レベルにつき1時間だけ使用することができる。この持続時間は連続している必要はないが、1時間単位で消費しなければならない。
 出血する傷(超常):クリーチャーが君の呪文や効果(インフリクト・ライト・ウーンズや死の接触の啓示など)から負のエネルギー・ダメージを受けたとき、そのクリーチャーは出血し始め、それぞれのラウンドで1ポイントのダメージを受ける。5レベルの時点および以降5レベル毎に、このダメージは1ずつ上昇する。この出血はDC15の〈治療〉判定かダメージを治癒する効果で終了する。
 死の接触(超常):君は近接接触攻撃でひどい傷をクリーチャーの皮膚につけられる。この攻撃は1d6ポイントと2オラクル・レベル毎に+1ポイントの負のエネルギー・ダメージを与える。アンデッド・クリーチャーに使用した場合、この効果はダメージを回復し+2のエネルギー放出抵抗を1分間だけ与える。君はこの能力を1日に3+【魅力】修正値に等しい回数だけ使用することができる。
 臨死(超常):君は病気、[精神作用]効果、そして毒に対するセーヴに+2の洞察ボーナスを得る。7レベルの時点で、[即死]効果、睡眠効果、そして朦朧状態にする効果にもこのボーナスは適用される。11レベルの時点で、このボーナスは+4に上昇する。
 死者の蘇生(超常):標準アクションで、君は自身に仕える1体のスケルトンかゾンビを召喚できる。そのアンデッドは君のオラクル・レベルに等しいヒット・ダイスを持つ。そのアンデッド・クリーチャーは君の【魅力】修正値に等しいラウンド残る。7レベルの時点で、君はブラッディ・スケルトンかファスト・ゾンビを招来できる。15レベルの時点で、君はアドヴァンスト・スケルトンかアドヴァンスト・ゾンビを招来できる。君はこの能力を1日に1回と、10レベルの時点で追加で1回使用することができる。
 生命に対する抵抗(超常):君は正のエネルギーか負のエネルギーの目標となるとき、アンデッド・クリーチャーとして扱われる。君は実際にアンデッド・クリーチャーでない限り、アンデッド退散かアンデッド支配(か他の特別にアンデッドを目標にする効果)の対象にはならない。7レベルの時点で、君はエネルギー放出抵抗+2を得る。このボーナスは11レベルと15レベルの時点で+2ずつ上昇する。
 魂の吸い上げ(超常):遠隔接触攻撃として、君は目標に負の1レベルを与える光線を放てる。この光線の距離は30フィートである。この負のレベルは君の【魅力】修正値に等しい分間持続する。この能力が目標に負のレベルを与えた場合、君はオラクル・レベルに等しいヒット・ポイントを回復する。君はこの能力を1日に1回と、11レベルの時点および以降4レベル毎に追加で1回ずつ使用することができる。君は最低7レベルなければこの啓示を選択することができない。
 精体歩き(超常):標準アクションで、君は非実体かつ不可視になる。この形態の間、君はどの方向にでも物体を通過して移動できる([力場]により作られたものを除く)。君はこの形態の間移動以外の行動を行うことはできない。君はオラクル・レベルに等しいラウンドこの形態をとり続けるが、この効果を標準アクションで早期に終了させることはできる。君はこの能力を11レベルの時点で1日に1回、15レベルの時点で2回使用することができる。君は最低11レベルなければこの啓示を選択することができない。
 不死者の苦役(超常):君は《アンデッド威伏》をボーナス特技として得る。君は負のエネルギー放出を1日に3+君の【魅力】修正値に等しい回数使用することができるが、アンデッド威伏にしか使用できない。君はこの能力に加えられるような《エネルギー放出強化》のような特技も取得できるようになるが、この能力を変更させるような《来訪者へのエネルギー放出》などの特技はできない。
 墓地の声(超常):君は1日にオラクル・レベルに等しいラウンド数、呪文と同様にスピーク・ウィズ・デッドを使用することができる。これらのラウンドは連続している必要はない。5レベルの時点および以降5レベル毎に、その死体は累積する-2のペナルティをこの効果に抵抗するための意志セーヴに受ける。
 最終啓示:20レベルに達した時点で、君は死の達人になる。1ラウンドに1回、君はブリードステイビライズをフリー・アクションで発動することができる。君が0ヒット・ポイント以下に減少した場合、君は自動的に容態安定状態になる。君はアニメイト・デッドを回数無制限で物質構成要素を払わずに発動することができる(しかし通常のヒット・ダイスの制御制限は依然適用される)。1日に1回、君はパワー・ワード・キルを発動することができるが、150ヒット・ポイント以下のクリーチャー1体しか目標にすることができない。

Flame

 クラス技能:炎の神秘を持つオラクルは〈軽業〉〈登攀〉〈威圧〉、そして〈芸能〉を自身のクラス技能リストに加える。
 ボーナス呪文バーニング・ハンズ(2レベル)、レジスト・エナジー(4レベル)、ファイアーボール(6レベル)、ウォール・オヴ・ファイアー(8レベル)、サモン・モンスターV(ファイアー・エレメンタルのみ、10レベル)、ファイアー・シーズ(12レベル)、ファイアー・ストーム(14レベル)、インセンディエリ・クラウド(16レベル)、ファイアリー・ボディ*(18レベル)。
 啓示:炎の神秘を持つオラクルは以下の啓示から好きなものを選択することができる。
 溶けた皮膚(超常):君は[火]に対する抵抗5を得る。この抵抗は5レベルの時点で10に、11レベルの時点で20に上昇する。17レベルの時点で、君は[火]に対する完全耐性を得る。
 熱のオーラ(超常):即行アクションで、君は熱の波を体から放射できる。この熱は2オラクル・レベルにつき1d4ポイント(最低1d4)の[火]ダメージを10フィート以内のすべてのクリーチャーに与える。反応セーヴによってこのダメージを半減できる。加えて、君の形態は揺らぎ霞み、君に20%の視認困難を次の君のターンまで与える。君はこの能力を1日に1回と、5レベルの時点および以降5レベル毎に追加で1回ずつ使用することができる。
 燃焼魔法(超常):クリーチャーが君の呪文のセーヴィング・スローに失敗し[火]ダメージを受けたとき、そのクリーチャーは着火する。この火は呪文レベルにつき1ポイントの[火]ダメージをその燃えるクリーチャーのターンの開始時に与える。この火は1d4ラウンド持続するが、そのクリーチャーは移動アクションで反応セーヴ(呪文のDCを使用する)に成功することで消火できる。標準アクションでそのクリーチャーに水をかけることはこのセーヴに+2のボーナスを与え、またそのクリーチャーが水に浸れば火は自動的に消火される。セーヴを要求しない呪文はクリーチャーを着火させない。
 残り火の舞踏(変則):君の基本移動速度は10フィート上昇する。5レベルの時点で、君は《素早い移動》をボーナス特技として得る。10レベルの時点で、君は《軽業移動》をボーナス特技として得る。君はこれらの特技を得るに際しその前提条件を満たしている必要はない。足萎えの呪いを有するオラクルはこの啓示を選択することはできない。
 火の嵐(超常):標準アクションで、君は周囲に火を噴出させることができる。君はオラクル・レベルにつき1つの一辺10フィートの火の立方体を作り出せる。これらの立方体は君の望むように配置できるが、それぞれの立方体は別の1つと隣接していなければならず、1つは君と隣接していなければならない。これらの炎に包まれたクリーチャーはオラクル・レベルにつき1d6ポイントの、反応セーヴの結果で半減できる[火]ダメージを受ける。この火は君の【魅力】修正値に等しいラウンド持続する。君はこの能力を1日に1回使用することができる。君は最低11レベルなければこの啓示を選択することができない。
 火の翼(超常):即行アクションで、君は自身に標準の機動性の飛行移動速度60フィートを与える、燃える一対の翼を現すことができる。君はこれらの翼をオラクル・レベルにつき1分間使用することができる。この持続時間は連続している必要はないが、1分間単位で消費しなければならない。君は最低7レベルなければこの啓示を選択することができない。
 火のブレス(超常):標準アクションで君は口から15フィートの円錐形の炎を吐くことができる。この炎はレベル毎に1d4ポイントの[火]ダメージを与える。反応セーヴによってこのダメージを半減できる。君はこの能力を1日に1回と、5レベルの時点および以降5レベル毎に追加で1回ずつ使用することができる。セーヴDCは【魅力】に基づく。
 炎形態(超常):標準アクションで、君はエレメンタル・ボディIと同様に小型ファイアー・エレメンタルの姿になれる。9レベルの時点で、君はエレメンタル・ボディIIと同様に中型ファイアー・エレメンタルの姿になれる。11レベルの時点で、君はエレメンタル・ボディIIIと同様に大型ファイアー・エレメンタルの姿になれる。13レベルの時点で、君はエレメンタル・ボディIVと同様に超大型ファイアー・エレメンタルの姿になれる。君はこの能力を1日に1回使用することができるが、その持続時間は1時間/レベルである。君は最低7レベルなければこの啓示を選択することができない。
 炎の凝視(超常):君は光度が君が通常どおり見るのに十分である限り、炎、濃霧、煙幕を通して通常通りものが見える。7レベルの時点で、君はオラクル・レベルにつき10フィート以内にある炎の源を通してクレアヴォイアンスを使用しているかのように凝視できる。君はこの能力を1日にオラクル・レベルに等しいラウンド数使用することができるが、連続している必要はない。
 炎の接触(超常):標準アクションで、君は1d6ポイントと君の持つ2オラクル・レベルにつき+1ポイントの[火]ダメージを与える1回の近接接触攻撃ができる。君はこの能力を1日に3+【魅力】修正値に等しい回数使用することができる。11レベルの時点で、君が持つ武器はフレイミング武器として扱われる。
 最終啓示:20レベルに達した時点で、君は火の達人になる。君は以下の特技から好きな1つを君の発動する[火]の呪文に、呪文レベルや発動時間を上昇させることなしに適用できる:《呪文距離延長》《呪文持続時間延長》《呪文音声省略》、あるいは《呪文動作省略》。君はこの能力を使用するに際しこれらの特技を修得している必要はない。