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1980年代前期 - (2006/11/12 (日) 17:05:15) の編集履歴(バックアップ)
1980年代前期
ジョー・ブリーズや、トム・リッチーらに続けと、多くのマウンテンバイクフレームビルダーが創業していった。
そして、世界初の量産マウンテンバイクがスペシャライズド社から発売される。
1982年には、それらの要請にこたえ、初のマウンテンバイク専用パーツが日本のマエダ工業から発売され、ほどなくシマノからも発売された。
現在のマウンテンバイクの原型が出来上がり、山を下るだけでなく、オフロードを自在に走れるようになった。
カリフォルニア州サンフランシスコ郊外でのロックホッパー、コロラド州クレステッドビュートでのパールパスツアー、ファットタイヤバイクウィークといったイベントが開かれた。
80年代の後半に入ると、多くの有名企業がマウンテンバイクに参入し、伝統的なクロム・モリブデン鋼だけでなく、アルミ、カーボン、チタンなどの新素材のフレームも開発されるようになっていった。
レースは下りのみのダウンヒルだけでなく、スキー競技を参考に、クロスカントリー、スラロームなどが生まれ、競技手法が確立していった。
レースイベントが盛んになっていき、広大なスキーリゾートであるカリフォルニア州マンモスマウンテンがそのメッカとなった。
マウンテンバイク組織「NORBA」が組織され、ナショナルチャンピオンシリーズが開催されるようになる。
各国で協会が設立され、レースが開催されるようになり、世界中に広まっていった。
年表
1981 |
スペシャライズド社が世界初の量産マウンテンバイク「スタンプジャンパー」を発表 |
1982 |
マエダ工業がマウンテンバイク用パーツ「マウンテック」を発表 |
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シマノがマウンテンバイク用コンポーネント「デオーレXT」発表 |
1983 |
1月 NORBA(アメリカマウンテンバイク協会)が組織される。 |
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トレック社からマウンテンバイクが発売。 |
1984 |
マエダ工業がマウンテンバイク用自転車コンポーネント「XC」を発表 |
1985 |
シマノがインデックスシフトを開発。 |
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「第1回全米選手権大会」開催 |
1986 |
7月 アメリカで「マウンテンバイクアクション」誌が創刊。 |
1987 |
NORBAによる「世界選手権大会」がカリフォルニア州マンモスマウンテンリゾートで開催される |
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「NORBA世界選手権大会」 |
1989 |
カンパニョーロがMTB用コンポ「ユークリッド」を発売 |
日本
日本に初めてマウンテンバイクが伝えられたのは、1981年6月アウトドア雑誌「ビーパル」誌上であった。
ヨーロッパの多くの自転車パーツ製造会社がマウンテンバイクに見向きもしない中、マエダ工業やシマノはマウンテンバイク専用のパーツを開発。
80年代後半には、アウトドアブームとともに、第一次マウンテンバイクブームがおこった。
1981 |
6月「ビーパル」誌上で紹介される |
1984 |
3月奈良県大河原グランドキャニオンにて、日本初のマウンテンバイク大会が開催。(総合優勝は高橋博選手) |
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8月 第1回ビーパルMTBミーティングが開催される。(群馬県) |
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11月 滋賀県琵琶湖バレイスキー場でマウンテンバイクレースが開催。 |
1987 |
「日本マウンテンバイク協会」が設立 |
1988 |
10月「第1回全日本マウンテンバイク選手権大会」開催。競技種目はクロスカントリーとスラローム |
1989 |
ダウンヒルとヒルクライムの「ジャパンオープン」が開催 |
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NORBA世界選手権大会のトライアルで柳原康弘が優勝 |
関連項目