平成仮面ライダーネタキャラ一覧

登録日:2012/07/10 Tue 03:58:36
更新日:2024/03/23 Sat 15:16:42
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2000年から始まり、20年近くの年月に渡って続き、令和へと歴史を繋いだ平成仮面ライダーシリーズ……。
その長い歴史は、新しいヒーローを産むと共に、もう一つのある存在を産みだしていった。

コメディリリーフ、愛すべき馬鹿、不器用、大言ソウゴ壮語、様々な要素で視聴者の笑いを誘う、いわゆるネタキャラである。

本項目では、そのような平成シリーズにおけるネタキャラについて解説していく。
もっとも、ネタキャラ認定の基準は人によって様々なので意見が割れることも多く、本項目ではその中でも特に代表的なキャラを紹介するにとどめ、
また、その傾向についても補足することにする。

なお、風評被害やMAD動画でネタにされたキャラ達はここでは除外する。(例:某グロンギ、某不死身の傭兵など)

っと、その前に…

平成ライダーネタキャラ四天王

ネタキャラの中のでもトップクラスにみんなの笑いを誘ったネタキャラ・オブ・ネタキャラ、愛すべきバカ達の総称。
もちろんファンの間での呼び方なので、使いどころには注意。


この4人がネタキャラ四天王である。
ちなみに黎斗登場以前は草加雅人が入っていたが、後述の通り草加は「乾巧って奴の仕業」が流行ってからネタキャラとして愛されるようになり、劇中の所業はほぼ陰湿なヤツだった為、ファンからはほぼ補欠的な扱いをされていた。
また、後述のように泉京水もネタキャラ四天王への参加が考えられていたが、結果的には漏れてしまった。
とはいえ、特にキャラが濃いのがこの4人なだけであり、こいつらと比べても結構濃いキャラはゴロゴロいる。
ただ、この4人に限ったことではないが劇中ではカッコいい活躍も多く(橘さんや名護さんは特に)、ただ「ネタキャラだから」と決めつけるのは良くない。

一方で、「平成1期と平成2期では作風が違いすぎる」「公式がネタキャラとしてプッシュしている」などの意見もあり、この辺は意見が分かれている模様。


仮面ライダークウガ

本作が平成シリーズ第一弾ということもあってまだ方向性が固まっておらず*1
しかも全体的にシリアス仕立ての作風のためコメディ要素が少なく、必然的にネタキャラも少ない。*2
とはいえ、新春スペシャルや、特別編など、「ふざける時は徹底的にやる」というスタンスの兆候自体はこの頃から見えていた。

ズ・ゴオマ・グ
2話で独断専行により勝手にゲゲルに手を出したため、以降ゲゲルに参加する権利を剥奪され、一気に下っ端へと転落したグロンギ随一の負け犬(蝙蝠)。
グロンギ語を理解できない視聴者でも、「コイツ、なんか喋っただけで周りの連中から殴られてるな」という事だけは理解できたのではないだろうか。
この、『何かを発言→即座に制裁』のコンボは終始シリアスな本作の中でお約束の展開となり、ある種の清涼剤と化していた。
が、終盤では一念発起し、4話も引っ張るほどの活躍を見せてクウガを追い詰めたが、さすがにダグバには勝てず瞬殺されるという最期を迎えた。

・おやっさん
雄介が居候している喫茶店〈ポレポレ〉のマスター。
クレジットでも「おやっさん」で通されたクウガのおやっさん枠。
ネタキャラかギャグキャラかは微妙なラインだが、とにかく明るくて調子が良い人であり、
放送当時ですら既に通じにくかった「くうがよしこ(久我美子)*3」、「恋のクウガ(恋のフーガ)*4」、「ホンマちよこ(本間千代子)*5」「ビリジョエル(ビリージョエル) *6」、「こぉがまさおのマーク(古賀政男)*7」といった古いギャグを毎話のように繰り出す。
劇中でも若い世代には(演者も含めて)通じていなかった。
ポレポレでのゆるいシーンで彼にスポットライトが当たる度に視聴者を和ませる清涼剤だったが、年長者らしくシリアスなストーリーの中でも締める時は締めていた。


仮面ライダーアギト

前作に比べて若干作風が明るくなり、笑いの要素が増えたものの、まだシリアスな要素のほうが強いため、後世ほどのネタキャラはまだ生まれていない。
ネタというよりも普通のコメディの範疇である。
…それでも、何故それをネタの小道具にしようと思ったのかと言いたくなるシュールな井上ギャグはこの頃から顕在。

氷川誠仮面ライダーG3/仮面ライダーG3-X
翔一や涼と違ってアギトとしての特殊能力を持たず、一介の普通の人間でありながら、銃火器と本人の努力を武器にアンノウンに立ち向かう。
人格的には至って実直な好青年だが、心身共に非常に不器用(箸が上手く使えない、コミュニケーション下手)なのを度々ネタにされる可愛い残念イケメン。
ラーメン以外の食べ物と一緒に登場する時は大体何かしら醜態を晒す。

特に絹ごし豆腐を箸で掴めずグチャグチャにしてしまうシーンと、ボタンが1・2・3の計三つしかないGX-05の暗証番号を普通に間違える(しかも二度)シーンは本作を象徴する迷場面として知られる。
前者は2020年2月頃に要潤がYouTubeチャンネルにてリベンジマッチを行ったのだが、やはり木綿しか掴めず絹ごしはぐちゃぐちゃになった上、本編よろしく絹ごしを買いに行ったら「豆腐屋から『あんた絹ごし掴めないでしょ!』と言われなかなか買わせてもらえなかった」という。豆腐屋さんアギト見てたのか…
ちなみにその後撮影スタッフも悉く絹ごしに敗北し、最終的には「絹ごしを掴むのは難しい」という結論に落ち着いた。

なお、演じた要氏は現在でこそ売れっ子俳優だが、当時は井上敏樹も頭を抱えるほどの残念俳優であったため、そういう意味でも注目に値するかもしれない。

北條透
氷川さんのライバルポジションなのだが、初登場の時点ですぐに分かるほどのイヤミキャラ。
警察官としての使命感そのものは本物だが、大口を叩く割に実績が伴わず、ここ一番でヘタレてキャストオフしたり、余計なことして虎の子のVー1システムをぶっ壊されたり、海苔巻きのトラウマで気分悪くしたりと小物感と残念さが否めない。
挙句の果てには、翔一くんの話術にまんまと乗せられて知恵の輪に夢中になり、職務をすっぽかしたことも。


仮面ライダー龍騎

物語事体は極めてハードだが、意外なことにコメディ成分は前作よりも更に増強。また、随所に『シリアスな笑い』が。

須藤雅史/仮面ライダーシザース
みんな大好き愛され蟹。登場から退場までたった二話という出番の少なさやカタログスペックの低さ*8どこかやっつけ気味なFVの演出や名前、ラストの捕食シーンがネタにされる。*9
海外版『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』でも「金持ちの親から勘当されて賞金目当てに戦うボンボン」という小物臭いキャラとなり、そして仮面ライダーのくせに路上駐車していたバイクを警察に持って行かれ、以降は徒歩で移動する羽目になるという快挙(?)を成し遂げた。
ディケイドでは「卑怯もらっきょうも大好物だぜ!」「待て、じゃあ無罪!無罪でいい!」とほざいたり、一瞬映り込んだ勝率7%という微妙な低さ*10によって余計にネタに拍車がかかった。
これらのネタで人気になった反動なのか、『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』でのシザースは台詞が少なく、そしてあまりにも呆気なさすぎる最期を迎えた。
「これで一人減りましたね(自己申告)」

芝浦淳/仮面ライダーガイ
蟹さんと同じく敵ライダーの1人。先に退場したシザース以上の悪辣さで真司らを苦しめる。
しかし、「共闘相手に盾にされて仲間割れ→特にドラマも無く返り討ち」という、
仮面ライダーとしても敵側の重要キャラとしてもあんまりな退場劇を見せた事で伝説となった。
通称「王蛇専用ガードベント」。
ちなみに当時の児童誌では仲間割れのくだりがカットされた結果、
盾にされてそのまま死亡」とTV版に輪をかけて酷い最期を迎えている。
王蛇「じゃあ、まず おまえから しんで もらうか。」
ゾルダ「みんな よけろ。おうじゃだけはゆるせない!」(北岡らしからぬこの台詞もよくネタにされる)
王蛇「やれるものならやって みろ!」
ぐいっ!
ガイ「なに?」
エンドオブワールド!
王蛇「おまえがくらえーっ!」
ガイ「ぎゃーっ!」
ガイは、おうじゃのたてがわりにされてしんだ。
おうじゃは ガイのモンスターを てに いれた。なにを たくらんで いるんだ?
龍騎「なんてやつだ!」
王蛇「はっはっは、ゆかいだぜ。」
(おわり)
こいつになぞらえ、デュデュオンシュなどの盾にされて死んだ連中をガードベントと呼ぶ風潮も。本wikiでももれなく「盾にされた」「咄嗟に身代わりにされた」という文章からのリンクの殆どがジャンル問わずコイツに飛ぶようになっていることからもその死際が如何に有名か分かるだろう。
後年になって制作された『RIDER TIME 龍騎』では、まさかのオリキャス出演でファンを沸かせたが、
劇中ではガードベントに続くユナイトベントというネタを新たに獲得してしまった。嫌いじゃないわ!
ちなみにユナイト先はなんの因果か、芝浦の契約していたメタルゲラス同様ジェノサイダーのパーツの契約者である。
なお、中の人はRIDER TIMEで呼ばれるまでガードベントネタを知らなかった模様。
海外版では変身者の性格が「正々堂々とした真っ向勝負を好むスポーツマン」といった感じに変更されたのだが、シナリオそのものの重さや王蛇の台詞回しから、むしろガードベントのシーンが作中屈指の胸糞シーンと化してしまった。
そしてむしろ王蛇の方が、吹き替え声優を担当した杉田智和氏の鬼気迫る怪演のせいでネタキャラ的人気を獲得する皮肉なことになった

仮面ライダー555

シリアス路線の頂点を極めたともいえる作品だが、色々と『濃い』キャラが多いためネタにも事欠かない。井上敏樹が全話脚本だからしょうがない。

草加雅人仮面ライダーカイザ
味方とは思えぬ程の腹黒ぶりで暗躍したダーティヒーロー。草加雅人なら大丈夫~♪
平成一期だけならネタキャラ四天王の一角。
彼自身は徹頭徹尾真剣だが、そのあくどさの描写があまりにも露骨過ぎてネタになった感がある。
彼が何かを企む際に爽やかイケメンから醜悪な笑顔に切り替わる、通称・草加スマイルは有名。そのスマイルは某グロンギ同様風評被害を喰らったが、それを上回るネタが多かったので掲載。
本ページの方に詳しい解説があるのでそちらを参照されたし。

琢磨逸郎/センチピードオルフェノク
初登場時は大物らしかったが、アクセルフォームに敗れてからケチが付き始め、北崎さん登場後は彼のオモチャとして弄ばれる。
そこからヘタレ加減がアクセルフォーム並に加速し、最終回ではオルフェノクであることを捨て、工事現場でどっかで見た人にイビられながら働いていた。
演者は前述の北條透と同じであり、こちらも逃げ出している。もっとも、ようやく、恨みを果たそうとした相手が次の瞬間貪り殺される光景を見たからなので、逃げ出すのも無理もないが。



さて、ここまでの時代を振り返って言えるのは、当時はまだ平成仮面ライダーシリーズの歴史が浅く、
インターネットも現在とはだいぶ環境が異なっていた(まだ匿名掲示板や動画サイトが普及していない)ため、
話題になりそうな濃いキャラもネタキャラ扱いされることはあまり無かった。

というか、そもそも「ネタキャラ」という概念自体が当時はまだ無かった。ネタキャラの歴史は意外と新しいのだ。

現在ではネタキャラ扱いされている草加雅人も、当時は純然たる「狡猾な嫌味系キャラ」として扱われ、
好き嫌いが激しく別れていた為、いわゆる「乾巧の仕業」「(首が折れる音)」が流行するまではネタ的扱いはあまりされていなかった。



仮面ライダー剣

ここからが本番。序盤のgdgdっぷりと役者の演技・滑舌のへボさが化学反応を起こしスパーク…!ネタ界の新時代突入である。
ここから「ネタキャラ」の概念が誕生したといっても良い。
また、この頃から(龍騎頃にもあったが)コラ画像やflash黄金時代で代表されるオンドゥルMADなどネタの幅を広げるアイテムが生まれた。
ちなみにオンドゥルMAD動画は高確率で剣崎役の椿氏に視聴・Twitter等で共有される。ただし東映には許されないため、消されることも多い。


橘朔也/仮面ライダーギャレン
原点にして頂点、みんなご存知平成ライダーネタキャラ四天王の一角、(中の人的な意味で)既にネタキャラである男
この人がいなければネタキャラライダーという括りは生まれなかったかもしれない。
ヘタレる・騙される・暴走して後輩を撃つと八面六臂の乱心っぷりを見せる。しかしやるときはやる確変のヒーロー。
基本的に作品が終了すればネタの供給が止まる普通のネタキャラと違い、
作品終了後も何故かネタの供給が止まらず、現在でも息が途切れることなくネタキャラの地位を築いている*11
中の人の天野浩成氏も様々な伝説を起こしており、むしろ橘さんよりネタキャラ度が強いとまで言われ、しばしば一緒に語られる。

烏丸啓
「だが私は謝らない」「ライダーシステムに不備はない(キリッ)」という名言を産み出した所長。
MADでは爆発オチを任されやすい。


仮面ライダー響鬼

前作からだいぶ作風が変わり、ほのぼのとした雰囲気の微笑ましいやりとりが多いが、後半クールには劇薬のようなネタが集中している。井上が脚本だから仕方がない。
また草加や橘さんもコラ画像でネタにされ、今のような立ち位置を確立していく。

財津原蔵王丸(斬鬼)/仮面ライダー斬鬼
基本的に真面目な師匠なのだが、日曜朝8時に全裸で倒れて生を晒したことで一躍伝説に。
シナリオ的には非常に尻assシリアスな場面であるはずなのだが…。 

・佐伯栄/仮面ライダー裁鬼
登場するたびにやられ役になってしまう最年長のベテラン*12


仮面ライダーカブト

本作では今まで以上に積極的にコメディ要素が取り入れられており、
その影響か、主人公である天道を筆頭にライダー資格者=ネタキャラとでも言わんばかりの面子が揃う。
また、この頃から一般層でもネット文化が広まり新規ファンも増えた影響か、ネタキャラの話題が広く共有されるようになる。
物語序盤から終盤の誤植のケタックネタでコラ画像も人気を博すようになるなど、ネタ的な話題ではかなり盛り上がった方。


矢車想/仮面ライダーザビー/キックホッパー
平成ライダーネタキャラ四天王の一角、(経緯はシリアスな筈なのに)ネタキャラになってしまった男
登場時こそ押しも押されもせぬ超エリートだったが、運命に弄ばれた結果、パンクなルックスのやさぐるまさんに。
そしてみんな大好き地獄兄弟のステキすぎる兄貴となった。
その劇的ビフォアアフターっぷりをはじめ、地獄堕ち後の常識外れな言動がネタにされる。しかし実力は本物。
中の人は後に戦隊でも兄になりそちらでは可愛い妹が出来た
中の人が特撮好きなこともあって客演作品やゲーム作品では弟共々ご本人が声を当てることも多い。

神代剣/仮面ライダーサソード
当初こそ天道の好敵手になるかと思われたが、その世間知らずの天然さから速攻でピエロに。
コメディリリーフ的な立ち位置のネタキャラだが、彼の正体を巡るドラマは涙腺崩壊必至。詳しくは本ページを参照。

大和鉄騎/仮面ライダーケタロス
自らの所属する組織に忠誠を誓う鋼の男と思いきや落下死というインパクトが強すぎた為かネタにされることに。
ネタキャラというほどではないが彼の死に様は良くも悪くも記憶に残る為、コラ画像も多く作られ誰が呼んだのか仮面ライダーメテオと呼ばれる事に…

番外

謎の男橘朔也)/仮面ライダーケタック
突如現れた謎の男…ではなく、公式サイトの誤植から2次創作的に作り出されたネタで橘さんだというのは公然の秘密。
カブト終盤頃に誕生してからどんどんと人気が盛り上がりコラ時代の絶頂期となった。


仮面ライダー電王

平成ライダー一期の中でも特に明朗な作風をしており、シナリオ、キャラクター共に完成度が高く大好評を博したが、なんとネタキャラと言えるキャラはほぼ存在しない。
この事から、『ネタキャラというのはあくまでもイレギュラーな存在であり、作風が盤石すぎるとネタキャラというものは却って現れにくくなる』ということを学んだ視聴者も多かったのではないだろうか。*13
コラ画像などの界隈も盛り上がりに欠け、ケタックネタ以降はマンネリが続いたのかライダーネタの良作も少なくなり、ネタ的話題としては氷河期状態であった。
ハナの異常な腕っぷしの強さがしばしばネタにされる程度。
そもそも味方のイマジン達が(スーツアクターの皆さんの熱演もあって)体を張りまくれるコント集団だし。


仮面ライダーキバ

押しの弱い主役を余所に、御存知753が終始フルスロットルでブッ飛ばしていた。井上敏樹だから(ry
この辺りから公式でもネタキャラを押し出すような演出が徐々に見られるように。

名護啓介仮面ライダーイクサ
平成ライダーネタキャラ四天王の一角、妖怪ぼたんむしりにしてイクササイズの伝道者、(中の人共々)ネタキャラになろうとする男
その唯我独尊・猪突猛進っぷりは作中外を問わず様々な影響をもたらした。通称753(なごさん)。
ネタ的な要素と中番~終盤のヒーローとしての成長も人気を博し、2号ライダー変身者としてネタ・ガチ両面で高い人気を得るようになった。
演者も毎回何をやらされるか楽しみにしてたらしい。

紅音也/仮面ライダーイクサ
……と、753に話題を持っていかれがちだが音也も大概のネタキャラであり、「口が軽い」「女好き」「食の好き嫌いが激しい」「台詞回しがいちいちポエミー」「音楽家」と井上敏樹のキャラの全てが揃ったかのような変人。
当該項目にも書かれているが、753がいなければ彼が『キバ』を代表するネタキャラとしてカウントされていた可能性すらあり得た。


仮面ライダーディケイド

話数も少なく、主要キャラ、特に写真館メンバーはネタ的な主張に乏しかったためか意外にネタ的な話題は少なめで、小野寺ユウスケの影の薄さがネタ的に語られる程度。受け身で旅をしているからだろうか。
しかし、写真館とは無関係のキャラに色々と濃いキャラが多く、良くも悪くも話題性があった作品ということもあってかなりの盛り上がりを見せた。

鳴滝
士/ディケイドを敵視する謎の男。
世界の破壊者であるディケイドを止めるために暗躍しているかと思いきや龍騎の世界にアンデッド、響鬼の世界に王蛇等コイツ自身が世界の破壊者としか思えない行動を取ってたり、完結編ではなぜかゾル大佐の恰好をして大ショッカーの残党であるスーパーショッカーの幹部に収まったりとその場のノリでディケイドに敵対してるようにしか思えない行動を取り続けた結果、ファン、スタッフ、演じた奥田達士氏から存在自体が謎の男とネタにされるようになった。
毎回「ディケイドのせい」という台詞がファンに受け、二次創作では何でもかんでもディケイドのせいにするネタが大流行。
また公式サイトでプリキュア好きであると捉えられる発言が合った為「鳴滝はプリキュア好き」という二次設定が誕生することに。

鎌田/仮面ライダーアビス/パラドキサアンデッド
見た目はくたびれた普通のオッサンと思いきや、
ディケイドオリジナルの龍騎ライダーかつ剣本編未登場の上級アンデッドというかなり美味しい役所なのだが、その行動にはいちいちシリアスな笑いがつきまとう。
放送前の児童誌に掲載されたスチールの「デッキを構えた鎌田」が妙なシュールな絵面であり、それに添えられた鎌田の名前がさらにシュールさを加速させ、放送前時点からコラ画像はかなり盛んだった。
放送後も士が放った「過去と未来の鎌田が一つに…!」という記憶に残る迷言のおかげでMADも作られたこともあり、今なお地味な人気を誇る隠れた名ネタキャラ。
さらには、2000年代前半に起きた某氷の妖精の検索で偶然引っかかった実在の人物と絡めたネタが『ディケイド』放送後には無関係だった筈の鎌田(ディケイドの方)にまで飛び火したこともあり、なんだかんだでしばらくファンを楽しませてくれた。

海東大樹/仮面ライダーディエンド
途中から登場したディケイドのライバル的存在の2号ライダー。
豪快に無銭飲食をかますという鮮烈なデビューを飾ると、記憶喪失である士の過去を知っているような素振りを見せ、何かにつけて思わせぶりな言動をとるも、とにかく勿体つけて引っ張りまくり、ロクな事を話してくれず、もはや何をしたいのか理解に苦しむような状態で延々とディケイドにつきまとうため、視聴者にはストーカー呼ばわりされる羽目に。
下記のニーサン絡みのエピソードで人間らしい一面を垣間見せるも、皮肉にもニーサンのキャラが凄まじすぎて彼もまた巻き沿いを喰らい、ネタキャラ扱いが更に進行。MADでは間違いなく腹パンを受け酷い時には合いの手やドラムとして何度も腹パンされる。
良くも悪くも士への執着は激しくなる一方で、トドメにスーパー戦隊とのコラボ映画で士の行動にキレて*14まさかのラスボス化した挙句、大気圏からメテオをかましても生き残るという異能生存体並みの凄まじい生命力を見せ付け、完全にネタキャラと化した。
なお、士役の井上正大氏と海東役の戸谷公人氏は今なお仲が良く、冗談半分でストーカー扱いされたり、ディエンド絡みのネタを振られると塩対応で返される等、ディケイド本編さながらのやり取りをするのが今なお定番の光景となっている。

戸谷「士がジオウの世界か〜〜 面白そうじゃないか!」
井上「きみは海東戦隊ルパンレンジャーをやりなさい」
戸谷「どういうことだよ(笑)」

……が、2022年末に金銭的な話で揉めていたことが発覚し、これまでのやり取りがディケイド的なノリではなくマジの塩対応だった可能性も浮上した。

海東純一/仮面ライダーグレイブ
上記の海東の実兄。演じたのは、映画『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』に登場する志村純一と同じ黒田勇樹氏で、通称「ニーサン」。忘れられがちだがディケイドでは数少ないオリジナルキャストである。
その人間味の感じられない不気味な笑顔や独特の台詞回しが驚異的速度で浸透し、特撮板やふたばを中心に人気を集め元キャラを上回る知名度を得るに至った。
黒田勇樹氏はニ-サンの顔文字のせいで鼻の人と認識している人も多いだろうがかつて絶世の美少年として高い人気を誇ったモデル&俳優であり、この海東純一役とW~オーズが放送されていた頃に始めたツイッターによって「ニーサンの人」として再注目され、次第にメディア露出の機会も増えていった。
が、それからほどなくして妻との壮絶なDV騒動が勃発。そのこともあってかマスメディアには姿を見せなくなってしまい、インターネット活動を経て、現在では『剣』でも共演した椿隆之(ご存知剣崎役)や杉浦タカオ(禍木慎/仮面ライダーランス役)を含めた同年代の俳優で組んだユニットとして舞台を中心に活動している。
ただし純一はMAD動画のネタとして今なお定番である。酷い時にはドラム感覚で腹パンする。
( ^U^)「だが無意味だ」



仮面ライダーW

第二期に入って作風がシリアスとコミカルのごった煮に。
主役陣はもとより、ゲストの個性も強烈だが電王のようにネタ要素が少なめだったことや尻彦の早期退場のせいで案外ネタキャラは少なめ。

園咲霧彦/ナスカ・ドーパント
幹部にして序盤のライバル。メモリ受領が全裸で尻見せだったり嫁にDV受けたりとネタ臭満載だったが、街を愛する男でもあり、後に組織に反逆。
嫁の手で始末され、18話という短い話数で物語から退場した。通称尻彦*15、653(勿論、婿さんのことである)。前者は特に親しまれ、先述の斬鬼さんが遡って初代尻彦と呼ばれる事態になった。演者の君沢ユウキ氏も認識しており、『風都探偵』でインタビューを受けた際には、例のシーンを再現した写真が掲載された。
最終的にメモリは嫁に向かう事になるがその嫁は別の男の名前を呟きながら変身し……

泉京水/ルナ・ドーパント
最早説明不要の愛すべきオカマにして平成ライダーネタキャラ四天王候補の一角だった男…女?
台本まではオラオラ系ヤクザキャラだったのだが、演者の須藤元気氏がキャラ被りを避けようとアドリブをふんだんに入れたことで爆誕した。
詳しくは当該項目参照。嫌いじゃないわ!


仮面ライダーOOO

前作の路線をややブラッシュアップした展開で、最近の作品の中では割とキャラ付けは堅実だが鴻上周りは変人揃いである。
後述するが、今作以降ファン層の変動の影響でネタキャラの扱いが大きく変わることに。

後藤慎太郎仮面ライダーバース
誰が呼んだか5103。誤当さんとも。味方を巻き込む、その性格から注目されるようになり「バズーカ誤射」で人気が爆発、背が低いだの石頭だの多くの伝説を創った。背の低さに関しては相対的なものだが。
しかし早期に成長し、二代目バースとなってからはオーズの良き戦友となった。

ウヴァ
敵幹部の一人で、格好いい外観とは裏腹に残念さを隠せない小物キャラで本人は何もふざけてないのにネタキャラになってしまった橘さんタイプ。同じくクワガタのキャラという繋がりもある。
元々不憫度がネタにされていだが36話の裏切り一時退場により人気が爆発、良くも悪くも話題になるように。
最期の哀れさは数多くの視聴者の同情を誘ったという……
物語終了後も人気でフォーゼ初期ではコラ画像で違和感なく溶け込む事も話題に。

...●<このままでは、すまさん……



『オーズ』放送開始時SNSが流行しており、今までニチアサや特撮を見て無かった層や既にファンであったものも含め手軽に交流を行えるようになり、
あまり交流のなかったプリキュアファンや所謂深夜アニメを見ているようなオタク層にも定着するようになった(『555』の時にも少なからず存在したが)。

この影響か、「台詞や行動は変だが本編での活躍もきっちりと評価されている」立ち位置だった1期の頃のネタキャラとは異なり、
話題性や馴れ合いの為だけにネタの過度な持ち上げやごり押しも目立つようになり、
上記のウヴァを代表するように「小悪党」「不憫」「馬鹿」というだけでネタキャラに持ち上げられるものも少なくなく
一部のファンからは不満がでるようになった。(特にウィザードのフェニックスについてはそれが顕著)

ただウヴァさんがネタキャラ扱いされることになった要因の一つが、演者・製作側のツッコミがSNSなどで視聴者側に可視化されるようになったこともあるとは付け加えておく。



仮面ライダーフォーゼ

メインライターが中島かずきという事もあってか、マンガ的な尖ったキャラクターが多く、ネタ成分は敵味方問わず上々。

速水公平/リブラ・ゾディアーツ
中の人が橘さんと同じということでネタキャラとして期待が寄せられていた。
最初こそ幹部怪人としてそこそこのカリスマ性を持っていたが、大半には信用されない、果てにはダークネビュラ行きが決定してオンドゥってしまう。
その後は執念とラッキーもありしぶとく生き残り*16、終盤裏切ったと見せかけて我望への忠誠を貫き彼を庇って死亡するというなかなか美味しい最期を迎えた。
……のだが、その時の演出が、ダークネビュラをバックに大写しに姿が出て自らの存在の重さを訴えながら爆散するという公式もネタにしているとしか思えないシュールなものだった。
また、公式サイトでドーパントと誤記されたり、演者のブログで天野成と誤記されたりと、番組外でもネタに事欠かない。


大文字隼
アメフト部のキャプテン。本編の舞台である天ノ川学園高校のスクールカーストにおいて、男子生徒の最上位にあたる「キング」。
当初は「トラッシュ」である弦太朗を快く思っていなかったが、ある一件を境に友情の証を交わす。
それ以降はパワーダイザーの搭乗員として、仮面ライダー部に入部するが、それと同時にネタキャラ化。
部長にして元カノの美羽から日常シーンで雑に扱われたり、決めポーズを取ったときの「キュピーン」という効果音や、「大文字焼き先輩」等ですっかり愛されキャラに。


仮面ライダーウィザード

魔獣ファントムの目的が、ゲートとなる人間を絶望させて同族を増やす事であるため、陰湿な作戦が毎度の如く展開され、基本的にはネタにできないほどシリアス寄り。
電王やW同様ネタ的な話題は少なめだが、実はその少ないネタは結構強烈だったりする。

仁藤攻介仮面ライダービースト
草加同様、風評被害より本編ネタの方が強いので掲載。
基本的な立ち位置はネタキャラというよりライバル兼ムードメーカーなのだが、
何にでもマヨネーズ」「魔法少女ビースト」「自転車ライダー」など時たま劇薬のようなネタを投入してくる、通称「悩まない方の主人公」。
そうした数々の行動で強いインパクトを残した一方、操真晴人が魔力を失った責任を果たす為にレギオンに挑んだり、
他の魔法使い全員が自分より圧倒的に強い笛木奏に囚われるという絶望的状況の中でも最後まで足掻き続けてサバトを見事阻止するなど、
ガチ方面での見せ場も多く、そちらでも厚く支持されている。

ケットシー
見た目はいかにも恐ろしげな化け猫怪人。実際、ピアニストのゲートを絶望させる為に腕を切り落とそうとするなど、ファントムらしく残忍な面も持つ。
しかし、同時に「隙あらばサボろうとする面倒くさがり」「人間態は陽気な言動の黒人」などの強烈な個性と愛嬌を持っており、コアな『ウィザード』ファンの間でカルト的人気を獲得した。
ロイミュードとして再誕した時も結構強烈なキャラだった。


仮面ライダー鎧武

平成一期寄りのかなりシリアスな作風だがネタ要素も強く、コラ画像の数はトップクラス。
当wikiでも放送時はネタガチ双方の意味で盛り上がりすぎて一時期関連記事のコメント欄が凍結されていたことがあった。
(記事凍結の影響で長らく説明が中止されていましたが、コメ欄で復活させる意見が多かったため戻します)

駆紋戒斗/仮面ライダーバロン
弱肉強食を信条とするクールなライバル…なのだが、新キャラが出るたびに強気な態度で噛みついてはボコられる噛ませ犬的な役割を担わされることが多い、通称「強者」。噛ませ犬は初瀬ちゃんじゃなかったのか…
だが、何度ボコられても絶対にヘタレない不屈の精神力からガチ方面の人気も凄まじく、元々予定のなかったレモンエナジーアームズの登場もそれによるもの。逆を言えば、人気がなければもっと噛ませ犬になっていたということになるが
最終的にはラスボスにまで登り詰めて物語を盛り上げた。
高い人気に加え、ライバルで仮面ライダーで怪人でラスボスで死人でネタキャラとスタッフ側も扱いやすい立ち位置にいるためか、『鎧武』終了後も度々客演しており、誰が呼んだか「年に一度のペース*17で復活する男」と称される。
戒斗とは真逆の天然っぷりで有名な中の人の小林豊氏も様々な伝説を起こしている(項目参照)。


呉島貴虎/仮面ライダー斬月/仮面ライダー斬月・真
呉島光実の兄で、ユグドラシルコーポレーションの主任。
物語前半では敵の親玉にして隙の無い実力者といった重要な役回りなのだが、
アタッシュケースの鍵をかけ忘れてスイカロックシードを弟に盗られたり、(シドを脅すことでバレることなく済んだ)
壊すなと事前に注意されていた戦極ドライバーを誤って壊したり、(それ以前に一通りのデータ収集は済んでいたので損害はさほど大きくはなかった)
会社のパソコンをログオフもせずに放置して席を離れたり、(空気を読んだ弟が黙っていたおかげで問題なかった。後々ニーサン自身がバラすのだが)
巨大インベスと巨大ロボが戦っていることに気付かなかったり(ニーサン自身現実主義的な面があるので信じられなかったのもあるのだが)
…と、とにかくうっかりミスが多いのに加え、話が進むごとにユグドラシルの主要メンバーの中で唯一ヘルヘイムの森が世界にもたらす脅威に対して真剣に考えている事が明かされたりと、言動の端々に人柄の良さが見え隠れする癒しキャラとしても人気に。
ガチ方面での人気も高く、Vシネマやシリーズ初の舞台作品で主役に抜擢されるほど。


凰蓮・ピエール・アルフォンゾ/仮面ライダーブラーボ
シリーズのレギュラーキャラとしては初のオネエ系ライダー。
洋菓子店「シャルモン」の店長でありながら、小型爆弾をも作れる元傭兵。
強烈な個性を持つコメディリリーフで「凰蓮ロックシード」「凰蓮キック」などの強力なネタが多く、ネタキャラの仲間入り。
しかも凰蓮ロックシードはプレミアムバンダイで発売され*18、更に2020年には「ロックシード シャルモンセット」のうちの1つとしてCSM化された。


戦極凌馬/仮面ライダーデューク
マッドサイエンティストにしてアーマードライダーの製作者。
目的の為なら殺人も辞さない正真正銘の外道だが、奇抜な変身音声の理由を「私の趣味だ」の一言で片づけたことから始まり、
緊急事態に部下を置いて一人ロケットで飛び立つ、それが原因で事態が悪化したことを問い詰められた時は罪を認めるどころか他人事のように状況分析を始め、
自分のせいだと気づいて大笑いするなど、ちゃっかりした面が目立ち、シリアスな笑いを提供するキャラとして大人気。
その後、演じた青木玄徳氏が強制わいせつで逮捕されてからは下火となってしまったが……


仮面ライダードライブ

シリアスとコメディーを織り混ぜた平成2期初期寄りの作風で、キャラの個性は濃く要所に笑い所は多いものの、ネタ要素は並。
その中でもブレンがネタキャラとして屈指の存在感を放っている。

チェイス
当初は主人公のライバルとして現れたが、元々は最初の仮面ライダードライブであるプロトドライブで、紆余曲折を経て3人目の仮面ライダーとなった元敵幹部。
設定からすればシリアス一直線、実際本人も一切ボケる様子はない…はずなのだが、その童顔で華奢な容貌とは裏腹の重低音の棒読みボイスと無表情が曲者。
一応、人間社会のルールは頭では理解しており、本人も人間社会に溶け込もうと努力しているが、お世辞にも空気が読めるようなタイプではなく、普段のクールな雰囲気のまま真顔で変な事を口走っては飲食中の仲間達を噴出させ一身に浴びるなど、日常パートで天然ボケを放つ様になりネタ方面でも人気になった。
普段クールなキャラがギャグをやると滅茶苦茶面白くなる典型例ともいえる。

また、仮面ライダー史上唯一、劇中で普通自動車運転免許証を獲得した。(免許証の証明写真は「笑え、と言われたからだ」と満面の笑みで写真に写っている。)
Vシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』ではその重低音ボイスと無表情を逆手に取っためっちゃ爽やかに語らうチェイスが登場し、安定の吹き出し芸が炸裂。

ちなみにチェイス役の上遠野太洸氏は、泊進ノ介役の竹内涼真氏からは「チェイさん」と呼ばれており、ライブツアー中つい癖でその名で竹内氏に呼ばれた為に焦って演技が出来なくなる事態が起きた事がある。
また、次回作の『ゴースト』で主演を務めた西銘駿氏がTwitterで変顔を投稿した際にはチェイスを彷彿とさせる口調で「 まだ甘い。やるんなら徹底的にだ。 」と書き込みイケメン俳優とは思えない様な凄まじい写真を投稿。
これに悪乗りした竹内氏も「 俺だって、負けてないぜ♡ 」と書き込んで某生物兵器にしか見えない様な白目と歯茎を剥き出しにした写真を投稿。
フォロワーの腹筋を破壊し、西銘氏に敗北を認めさせる珍事を引き起こしたこともある。
主役級ライダー俳優が揃いも揃ってなにしてやがる。


ブレン
いわゆる敵勢力の軍師的存在のキャラ。初期の頃は自由すぎる同僚や部下たちに頭を痛める影の薄い苦労人な幹部だった。
が、ハートが好き♂と発覚して以降、彼に頼りにされるチェイスやメディックへの嫉妬心から、
本人的には一生懸命なのに、やること為すこと全て空回りまくる脳筋ダメガネに。
愛用のバーバリーチェック柄ハンカチを噛み千切りそうなほど嫉妬に狂う*19
性別概念があるか不明ながらハートへの想いのガチっぷりと嫉妬深さ、丸焼きや幹部全員にダメ出しされるヘタレ具合からネタキャラ街道を驀進し始めた。

超進化を果たした際には今までの鬱憤を晴らすべく、
メディックをボコボコにした後、屈する彼女の目の前に四つん這いでジャンピング飛び込み&全力顔芸煽りという、ネタ要素での超進化を視聴者に見せつけた。
メディック役の演者さんもあまりの演技に本当にイラついたとか。
もっともお約束通り次の回でボコボコに負かされた挙句、コアだけの姿でメディックに捕まってエロ同人みたいに保護されて痛い目に遭うという様を見せた。
その後もメディックに服従させられ、苦手な犬の世話を任されてオシッコをかけられるなどギャグシーンが増えるが、クライマックスでは非常に重要な役割を担う。
最終的にはガチ・ネタ両方面で人気のあるキャラとなった。
仮面ライダーになったハートに続き公式のエイプリルフール企画で仮面ライダーブレンに変身するというネタが披露されたが、2年後の2019年4月2日に正式な作品として彼を主役にした新作『ドライブサーガ 仮面ライダーブレン』が公表されるというまさかの事態になり、宣伝動画では演じた松島庄汰氏が久々にブレンとして登場。ドライブファンを大いに喜ばせた。


仮面ライダーゴースト

前作をブラッシュアップした笑いとシリアスのいいとこどりだったの作風だが、
登場当初は「クソコテ」「一期の二号ライダーの再来」などと呼ばれるほど話が通じなかったり演者がスタイル良すぎて「(スーアクさんもスタイル良いのに)変身すると背が縮む」などと言われた深海マコト、グンダリ無駄遣いおじさんと称されるジャベル、ネクロムに変身した当初のヤンホモにしか見えないアランの行動、白タイツを着て分裂するアデルのシュールさ等、本筋そっちのけでちょくちょくネタが挟まれる中、
主人公サイドの御成が物語序盤から屈指の存在感を放っていた。

・山ノ内御成
本作最強のギャグキャラ。仮面ライダーゴーストに変身する天空寺タケルの兄弟子で、
なにかと「タケル殿ォォォォォォォ!!!」と暑苦しく叫んで気に掛ける。そしてその一方で仏門の僧侶らしく含蓄ある心優しい名言も多く、ネタ・ガチ共に大人気…の筈だがネタ方面の方が印象深い感は否めない。
タケルの父・龍と同じゴーストハンターに憧れてはいるものの、眼魔が見えずに「どうしてタケル殿の倍は修行している私には見えないのだァァァ!?」と歯噛みしている。
そんな彼だが、タケルの断りもなく「不可思議現象研究所」を立ち上げその名刺を作ったり、囚われの身になったり、爆破から逃げる際に裾を上げて大急ぎで走ったり、
ゴースト&ユルセンおよびアカリのクリスマスカードを作ったり*20、眼魔の攻撃を無理してマトリックス避けをした結果腰が抜けたりと大忙し。
スマホの着信音はマッハで交互に鳴り響く木魚と鈴の音洗脳ですか?
映画『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』のTVスポットでもプレミアム前売り券特典である「変身ベルト型ポケット」を身につけるヒロイン陣に対して
「拙僧だけ変身できない!!!」*21と絶叫するが、すぐさま気を取り直し「マッハでゲットするなり♪」とカメラ目線でキメて存在感の濃さを見せつけた。
その人気(?)は武道館で行われた「超英雄祭2016」では登場するとファンの歓声が武道館を揺るがすほどすさまじいもので
小学館「SUPERてれびくん 仮面ライダーゴースト」では御成の七変化が目次ページを飾り
果ては2016年8月に300円ガシャポン「涅槃の際の拙僧と吾輩」が発売!
12月にはプレミアムバンダイから拙僧の眼魔アイコンが配送されましたぞォォォォォ!!(予約期間は2016年8月8日から9月5日まで)
そして現在稼働中のメダルゲーム「仮面ライダー ブットバソウル」では、一時期タケル殿と永夢殿と共にゲームのナレーションを務めましたぞ!
…と、留まる事を知らなかった。
Vシネマ『ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター』では大天空寺の住職の座を親しくしていたジャベル殿に奪われてしまい、生臭坊主に昇格して独立した不可思議現象研究所の所長に収まっている。
映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』では、なんと後述する檀黎斗との掛け合いが…!?これもゴーストの仕業に違いありませんぞ!



仮面ライダーエグゼイド

ゲームをモチーフにした作品のため見た目的にはやたらポップであり、ネタ要素は豊富に思えるが、
ストーリー自体はシリアスなこともあって、部分的にネタになる描写こそあれど
ネタキャラと断言できる人物はいないと言えた…はずだった。

新檀黎斗/檀黎斗神仮面ライダーゲンム
もはや説明不要の
当初は爽やかなイケメン社長・檀黎斗として登場したが、物語が進む度に本性が露呈してテンションがおかしくなっていく。
結果、平成20作品記念配信や仮面ライダー50周年記念配信の際の第1話・第2話では「これ本当に神か?」「これは社長じゃなくて岩永さん」「まだまともだった頃」などとコメント欄に書かれる事態に。
この時点でもシリアスな笑いの破壊力が視聴者から注目されていたが、悪役としての所業の数々は外道そのものであり、ネタキャラと見なすには微妙な存在だった。
が、とあるシーンで鬼気迫る怪演を見せた事で風向きが変わり、一部MAD界隈やSNSでネタキャラ扱いされるようになっていく。
その後、復活して“新檀黎斗”を名乗るようになってからはコンティニュー土管を筆頭に更なるシリアスな笑いを提供。
曲がりなりにも味方サイドについた事からか、以前にも増してコミカルな面が増したコメディリリーフな存在となっていき、
あれよあれよという間に平成ライダーネタキャラ四天王の一角に君臨した。(中の人はイケメンでインテリ系なのに、その中の人が率先して)ネタキャラであろうとする男

あまりの人気から企画会議をすっ飛ばして30分で商品化が決定したという「変神パッド DXガシャコンバグヴァイザーII 新檀黎斗ver.」も登場。
かつてプレミアムバンダイで発売されたDXバンノドライバーはインパクトのある蛮野による本編の名シーンの再現という要素が強いグッズだったが、
こちらは本編のネタシーンを完全再現するだけでなく、本来のバグヴァイザーIIにはない仕様が盛りだくさんという、
本編再現以外でも新檀黎斗(+檀黎斗)の魅力が詰まったアイテムとなっている。
公式もネタ方面で分かっているのか、『ジオウ』でもアナザーオーズの変身者として客演することに。

ちなみに中の人である岩永徹也氏もTwitterなどでノリノリな他、多方面で才能を発揮するエリートぶりや、穏やかな口調でエキセントリックな発言を連発する姿から愛されキャラとして認知されている。

・天ヶ崎恋/ラヴリカバグスター
主に上記の神のせいでややインパクト負けしている感は否めないものの、設定・ビジュアル・言動・動向の全てがイロモノという地味に強烈なネタ要素の塊。
女の子に毒舌を浴びせられたショックで物理的に吹っ飛んで傷心で活動休止する敵幹部は後にも先にも彼ぐらいだろう。
物語的には非常にシリアスな立ち位置のボス*22なのだが、そもそもそんな彼がシリアスをやれてる事自体が一種のギャグと言えなくもない。


仮面ライダービルド

これまでの平成ライダーシリーズでは自粛していた「人体実験」というワードをモロに使ったり、途中から分断された日本の各地域が戦争を始めたりとシリアスな展開が繰り広げられた作品。
しかし、脚本の武藤将吾が得意とする「テンポのいい会話劇の中での笑い」も多く取り込まれており、主人公の桐生戦兎を含め多くの人物が度々強烈なギャグをかましてくる。
特にあらすじパートでの漫才はゲストキャラを除くほとんどの登場人物がギャグに走り、どんどんシリアスになっていく本編とのギャップから凄まじい破壊力を見せていた。
勿論ネタ度の強弱はあるのだが。

氷室幻徳/ナイトローグ/仮面ライダーローグ
みんな大好きヒゲ。悪の組織の親玉→落ちぶれた悪党→大義の為に戦うヒーローと話が進む度に立ち位置が大きく変わったキャラクター。
悪党らしい外道っぷりを見せていたナイトローグ時代から、第1話から研究所に取材に来た滝川紗羽に対し「では隣のホテルで、そのヒーローについて朝まで語り明かそうか」と言ったり(通称:ホテルおじさん)、
本人は大真面目に悪役をやっているのに同僚のブラッドスタークに振り回される苦労人っぷりが目立ったりとどこか愛着を持てるキャラとなっていた。
紆余曲折を経て戦兎達の仲間になるも、オーダーメイドのクソダサコーデを自信満々に披露(通称:ダサTおじさん、変なTシャツヤロー)、黒幕の行動を振り返る中でナイトローグ時代からの黒星の多さをポテトからいじられたりと怒涛の勢いでギャグキャラ化。
戦闘以外でも殺伐とした終盤の展開の清涼剤として大活躍した。
ダサTに関しては放送時期の関係で「実はクワトロMの常連で、そこでオーダーメイドしている」というネタまで誕生した。*23

その後Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』に登場した際にはもう続編はないと思っていた水上剣星氏のせいでアイデンティティであるヒゲが無くなっていた。
だが、それを上手く設定に落とし込み、ついでに第1話のホテル発言まで回収したのは流石である。

佐藤太郎
本編開始前に行方不明になった一般人の若者。その顔は戦兎と同一人物としか思えないほどそっくりだったらしく、何故そっくりなのか、何故行方不明になったのか、その真相は物語の根幹に深く関わっているキーパーソン……ではあるのだが、問題はその見た目と言動。
赤いツナギにツンツンに立てた髪の毛、凄まじいハイテンション、なおかつ「女子アナと結婚して牛丼卵付き100杯食べて、ビル1000軒買う」と小学生並の夢を語る、万丈龍我をも超越するとてつもない バカ である。
担当俳優は戦兎と同じく犬飼貴丈氏。佐藤としての出番は非常に少なく、回想のみの登場でありながら、シャフ度を披露しながら「 夜は焼肉っしょーーー!! 」とノリノリで叫びながらマンションの一室へと消えていく場面はあまりに強烈で、視聴者に大きなインパクトを与えた。
犬飼氏も映画『平成ジェネレーションズFINAL』の舞台挨拶で「佐藤太郎役の犬飼貴丈です」と超ハイテンションてボケをかましてエグゼイド陣営を若干困らすなど、彼の持ちネタにもなっている。


仮面ライダージオウ

ライダー達のデザインの振り切り様は勿論のこと、お祭り要素が強い作風ということで、レギュラー・ゲスト共にレジェンド達に負けず劣らず濃いキャラが揃っている。

ソウゴの幼き日の記憶に残る初恋の人……の可能性がある謎の美女。
その正体は「こんな人物を子ども向け番組に登場させていいのか?」と言いたくなるほどの恐ろしい人物であり、役柄自体は極めてシリアスなのだが、
「一般人女性であるにも関わらずマンホールの蓋を攻防一体の武器として巧みに操り、ライダーや怪人にも臆することなく戦う」という謎の戦闘力を発揮。
ソウゴ達もタイムジャッカーも終始彼女に振り回されっぱなしであり、もはや原典の『キバ』とは殆ど関係ないキャラにもかかわらず、そんな事など吹っ飛んでしまい、釘付けになる視聴者が続出*24
そして1年後には何故かポケモンマンホール「ポケふた」発表会にマンホール女優と称して釈由美子女史がスペシャルゲストとして登場するという珍事まで。いや確かに『ポケモン』映画出演してましたけど…
なお、彼女の登場回の脚本と監督が井上敏樹と田村直己の『キバ』コンビだった為、ゲイツウォズスウォルツなど殆ど全ての登場人物が何かしらのキャラ崩壊を起こしており、視聴者の笑いを誘った。
ちなみにこの回以降、ウォズは料理を手伝ったりするなど家庭的な一面を見せる場面が次第に増えていくようになる。


2019年8月25日、『ジオウ』最終話をもって平成ライダーの歴史はひとまず幕を下ろすこととなった。
振り返れば平成ライダーはこの様にネタキャラを纏めた項目を作られる程愛されていることが分かる。
時には意外とネタ要素がなかったり、なんでもかんでもネタにこじつけて荒れたりすることもあったが、それもそのキャラ・その作品がそれほどまでに愛されている証拠であり、
これもまたソウゴの言う「瞬間瞬間を必死に生きてきた」と言えるだろう。


追記・修正は彼らのネタ要素を忘れないようにお願いします。

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最終更新:2024年03月23日 15:16

*1 そもそも「平成ライダー」という枠組み自体がファンコミュニティにおける呼称を公式が逆輸入したものであり、クウガも当時の肩書きは「仮面ライダー15号」であった

*2 この項目が立てられた当初は携帯で居場所がバレたりやけに不死身などの要素で知られる一条薫も候補に挙がっていたが、審議の結果ネタキャラからは除外されることになった。不死身でネタキャラなら照井や伊達さんもネタキャラだもんね。

*3 女優。ちなみに旦那さんは昭和の怪獣キラー、平田昭彦。

*4 ザ・ピーナッツの代表曲。五代は理解してツッコミを入れた。

*5 歌手・女優。

*6 アメリカの作曲家。

*7 作曲家。生涯5000曲を作曲したとされる。

*8 低いといっても他の12人との比較であり、他の平成ライダー相手にスペック勝負すれば互角レベルである。カタログスペックだけならコズミックステイツより強い。

*9 一応本人も自分の“弱さ”を自覚したうえで立ち振る舞っているフシがあり、勝つためには手段を選ばず、戦闘シーンでは明らかにカタログスペック以上の強さを発揮しており、それらを加味すると王蛇に匹敵する戦闘力を持っているのでは?と推察する声もある。腐っても警官なので最低限の武術の実力はあると思われ、「ボルキャンサーではなく別のモンスターなら普通に最後まで生き残ったんじゃね?」という意見もあるほど。何なら生き残れたのか、という考察は今なお鉄板ネタ。

*10 毎回13人参加のバトルなら平均より少し下程度なので決して低すぎるという訳ではない。

*11 後述のケタックネタの他、『剣』以降の作品のキャラと絡めた異名が増え続けている為(『アマゾンズseason2』の千翼も同様)。挙句『ジオウ』のVシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』の宣伝で名言と共に2号ライダーが載るという写真があったのだが、その時に掲載されたのが「3!」……もっと他にいい名言あっただろ。ビーストの「マヨネーズは世界でいちばん偉大な食い物だ」にも同じことが言える。

*12 一応フォローしておくとこれには斬鬼さんが引退→斬鬼さんが抜けた分もフォローして出番連チャン→年齢的な問題や疲労が重なってやられる…とちゃんとした理由がある。

*13 そうでなくとも『カブト』のシリアスな流れでのキャラ崩壊に対して厳しい意見は少なくなかった

*14 やり方はともかくとして言い分自体は正しいと擁護する声もある

*15 作中二度も尻を晒した事から。一度目は冴子との結婚式でのことなのだが、後に風都探偵インタビューにて中の人が「手違いで一般の人が下見に来てしまった」という事が明かされた

*16 そのしぶとさとゾディアーツの見た目からゴキブリと揶揄されることも多いが、カミキリムシである。どうでもいいが、同じカミキリムシモチーフのジョーカーの部下はゴキブリである。更にリブラは棒術と電撃が得意技である。ヤハリソウイウコトカ

*17 2014年:映画『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』、2015年:Vシネマ『鎧武外伝 仮面ライダー斬月/仮面ライダーバロン』、2016年:Youtube配信作品『仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂』、2017年:auビデオパス配信作品『仮面戦隊ゴライダー』、2018年:『仮面ライダージオウ』EP11・12。残念ながら2019年は客演がなかった事で記録は途切れてしまったが、2020年は「COMPLETE SELECTION MODIFICATION 戦極ドライバー」に戒斗のボイスが収録された。

*18 ただし、仕様はDX版ではなく、ガシャポン版準拠。

*19 このハンカチネタはライブツアーやトークショーでも鉄板ネタとなっている。

*20 このカードは映画『超MOVIE大戦ジェネシス』の入場者特典第1弾『超×4!激レアカードパック』にも封入されている。

*21 御成役の柳喬之氏はこれまで3年間連続でライダーのオーディションを受け続けていたそうな…。

*22 そもそも『仮面ライダークロニクル』の完成に必要なバグスターの最後の1人であり、人間に味方するポッピーピポパポを洗脳し(そのシーン自体ギャグっぽいのだが)、彼自身も上級バグスターとしてパラド・グラファイトと並び、仮面ライダークロノスの引き立て役として退場、そしてVシネマ第1弾『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーブレイブ&スナイプ』にて倒すべき敵として復活するという、割と重要な立ち位置にいたりする。

*23 実際R/BとビルドはダサTの他にも「赤系と青系の二人一組の主人公(カツミとイサミ⇔戦兎と龍我)」「星を喰らうラスボス(ルーゴサイト⇔エボルト)」「合体して金銀(ルーブ⇔クローズビルド・ラビットドラゴン)」など、共通点は結構あったりする

*24 オマケに「裕子が軽々振り回していたマンホールの重さが一般的に30~40kgなのに対して、照井竜がかなり重そうに扱っていたエンジンブレードは20〜30kg」という話が広まって以降、『ジオウ』本編にはほぼ関係ないはずの照井にまで笑いが伝播する始末であり、最終的に「照井がエンジンブレード持ってるだけで笑えて来る」という声すら飛び出す事態に。丁度彼女が登場する頃にはYouTubeで『W』が配信されており、余計に彼への飛び火を加速させる事態となった。