トリエント覚醒(超常)/Awaken Treants グレート・ワーム段階のグリーン・ドラゴンは森自体に自らを助けるように呼びかけ、数本の木に自律行動能力を持たせて自分を守る
トリエントとして仕えさせることができる。このトリエントは超大型以上の生きている木から呼び起すことができる。グリーン・ドラゴンは1回の標準アクションとして1体のトリエントを作ることができ、1日に4体までの
トリエントを作ることができる。この
トリエントは1時間後まで自律行動能力を持ち続け、その時間が過ぎれば普通の木に戻ってしまう。
迷彩色(変則)/Camouflage オールド以上の年齢段階のグリーン・ドラゴンは、自然の地形であればどんなところででも
〈隠密〉技能を使用できる。地形は遮蔽や視認困難を与えるものでなくとも構わない。
瘴気(超常)/Miasma エインシャント以上の年齢段階のグリーン・ドラゴンは、1回の標準アクションとして、自らのブレスを、中にいるいかなるクリーチャーにもダメージを与える酸の雲を作り出すために使用することができる。雲はドラゴンと共に移動し、半径20フィートである。それが作り出された場合、この範囲の中にいる者は全てドラゴンの
ブレス攻撃の半分に等しいダメージを被る。反応セーヴに成功すればダメージを半減できる。ダメージ・ダイスの数は毎ラウンド半分になっていき、1d6を下回るようになると終了する。自分のターンの始まりに雲の中にいる者はダメージを受けるが、反応セーヴを行うことができ、成功すればダメージは半分になる。
ガスト・オヴ・ウィンド呪文で作り出したものなどの強風に会うと、この雲は1ラウンドで散ってしまう。
擬似呪文能力(擬呪)/Spell-Like Abilities グリーン・ドラゴンは以下の
擬似呪文能力を獲得する。表に示した年齢段階に達すると、回数無制限で使用できるようになる。ヤング-
エンタングル;ジュヴナイル-
チャーム・パースン;アダルト-
サジェスチョン;オールド-
プラント・グロウス;エインシャント-
ドミネイト・パースン;グレート・ワーム-
コマンド・プランツ。
跡なき足取り(変則)/Trackless Step アダルト以上の年齢段階のグリーン・ドラゴンは、自然環境に痕跡を残さなくなるため、彼らを追跡することは不可能になる。グリーン・ドラゴンは望むならば、痕跡を残すこともできる。
水中呼吸(変則)/Water Breathing グリーン・ドラゴンは時間制限なしで水中で呼吸でき、水に潜った状態でも自由に
ブレス攻撃、呪文、その他の能力を使用できる。
森渡り(変則)/Woodland Stride ヴェリー・ヤング以上の年齢段階のグリーン・ドラゴンは、どんな藪の中でも通常の速度で、ダメージやその他の不利益を被ることなく移動できる。ただし、魔法的に操作されている藪の範囲の作用は通常通り受ける。
グリーン・ドラゴンは世界中の太古の森に住み、そびえ立つような樹冠の下を獲物を求めてうろついている。全てのクロマティック・ドラゴンの中で、グリーン・ドラゴンが恐らくもっとも交渉による取引が成立しやすい。