ゼネラルマーチャンダイズストア


「総合スーパー」と訳され、日常生活で必要な物を総合的に扱う、大衆向けの大規模な小売業態である。GMSと略される。

食料品や日用品のみならず、衣料品や家電、家具など、様々な商品を総合的に品揃える。特に衣料品の売場比率が大きい。
マイカー利用客向けに、大規模な駐車場を用意している店が多い。
フロアは一般的に、5階建~8階建くらいの中高層建物である。そのため、フロアを移動する際にはエレベーターやエスカレーターに乗る必要がある。1970年代以前に建てられた店舗には客用エレベーターや下りのエスカレーターを備えない店舗が少なくない。
会計は売場ごとのレジ方式。

多品種の商品を大量仕入、大量販売するというスタイルで経済成長期の日本の消費者のニーズに応えてきたが、バブル崩壊以降は消費者ニーズの多様化などに対応できず、また、フロアの移動や売場ごとの会計が煩わしいなど業態自体に欠点があり、各社とも業績が低迷。
経営が破綻したマイカルや産業再生機構入りしたダイエーだけでなく、業界では比較的好調だったイトーヨーカ堂やジャスコでも苦戦が続いている。
近年は、スーパーセンターが日本にも登場し、ポストGMSと言われている。

日本の主なGMS

ユニー、ダイエー、イトーヨーカ堂、ジャスコ、マイカル、
平和堂、イズミ、フジ


関連項目

最終更新:2007年09月14日 16:56