ファンシーカップ

登録日:2011/07/09 Sat 10:53:47
更新日:2025/05/28 Wed 09:28:00
所要時間:約 4 分で読めます





さあ始まりました!ポケモントーナメント、ファンシーカップ!!

進化していないポケモン同士の戦いです!

姿形は可愛らしい彼らですが、その内に秘める闘志がどう爆発するのか楽しみな所です!!




◆基本ルール
  • いわゆる見せ合い6→3
  • ポケモン図鑑に記載されている高さが2.0m、重さ20.0kg以下の、一度も進化していない、もしくは無進化ポケモンのみが出場可能。
  • 対戦に出すポケモンはLV25〜30、三匹の合計LVは80まで。
  • 同種のポケモンを二匹以上パーティに入れてはならない。
  • 同時に二匹以上ねむりこおり状態にしてはならない。
  • 最後の一匹同士の戦いでじばく、だいばくはつを使用した場合、使用した方の負けとなる。


リトルカップのない時代、進化前のポケモンたちにもスポットを当てようとしたのだろうルール。
特徴は他に類を見ない、高さと重さの制限。余談だが、第九世代現在未進化 or 無進化かつおもさ20.0kg以下のポケモンのうち、高さが2.0mを超過しているポケモンはスナヘビただ1種類のみである。

第一世代では進化前及び無進化ポケモンは伝説含め78種。そこから制限内のポケモンは45種となり、選択肢の幅が少ない。
どれくらい少ないかというと、仮に第一世代でリトルカップを行う場合出場可能なのは55種なので、それより少ない。

スタジアム2のCPU戦は8人のトレーナーと勝ち抜きバトルを行うことになる。
それぞれ手持ちが6匹なので8×6で48匹のポケモンがエントリーされているが、表も裏もその中に出場可能な45種全員が並んでいる。

45種の中にはキャタピービードルコイキングも含まれるため、実戦での選択肢はさらに少ない。
コンパンマンキーヒトデマンといった意外な連中が重量オーバーで弾かれ、逆にタマタマイシツブテが圏内だったりするのが少し面白い。
ちなみに当時進化前以外で出場できたのはカモネギメタモンのみで、ある意味カモネギが最も輝いていた時代。
また、実際にプレイしてみれば分かるが、イエローカップと同等に「りゅうのいかり」は猛威を奮い、そして耐久力もレベルがあっちより高いにもかかわらず技の威力へ追いつけない勝負である。
努力値稼ぎもイエローカップ同様フル稼ぎをしなくてもドーピングをフルで行うぐらいでどうにかなる。

なお第一世代での出場可能ポケモンをよく見ると、こおりタイプが1匹も存在しない。つまり「ふぶき」をタイプ一致で使用されないためこおり弱点のポケモンは数値以上の硬さを見せる事になる。
そのためミニリュウをレベル30のエースにして使用すると、耐性がそこそこ優秀で、りゅうのいかりも使用でき多くの技を使え第一世代の凶悪な拘束技もある為かなり強力。
他にも前作を利用して「なみのり」を覚えさせたピカチュウ、特殊と素早さが高く強力な技「サイコキネシス」を覚えるケーシィ、耐久力の高さを活かして「ちいさくなる」と「ねむる」を覚えさせたピッピなんかを利用するのもよい。こっちもこっちで大活躍できる。

ポケスタ2のレンタルポケモンに目を向けると普段は種族値の低さやアニメの主役補正のためか大抵「10まんボルト」を覚えていたピカチュウが代わりに「かみなり」を覚えている。
このルールではいつものサンダースの如き活躍が見込めるポケモンを無償かつ低リスクで使わせて貰おうというのはさすがに虫が良すぎたか。
それでも「でんじは」も覚えているのでレンタルのでんき枠としてはビリリダマと枠を争える程には優秀だったりする。
ダブルでんき採用にして状況に応じて使い分けるのも良い。

その他には当時威力100の「あなをほる」を一致で使えるじめんタイプのほか、「バブルこうせん」や「れいとうビーム」の所持率が高いみずタイプに使いやすい戦力が多く、レンタルポケモンでもそこそこ勝ち抜ける。
ただし、ディグダはあなをほるを使ったターンに不利なポケモンに交代されて返しの技で致命傷を負うケースがあるので使いづらい。
「ひのこ」で戦わされるほのおタイプや「メガドレイン」が最大火力のくさタイプは不遇。例外はフシギダネだが、「はっぱカッター」ではなく「ソーラービーム」なので結局使いづらいことに変わりはない。
スタジアムでの道中は第三回戦(うらでは第四回戦)に登場し、出場ポケモンの平均的な耐久力と当時の計算式の併せ技で超火力と化す爆発技を乱射して1対1に持ち込もうとする「りかけいのおとこ」が厄介か。

BGM
  • 第一回戦~第三回戦/フリーバトル:サントアンヌ号
  • 第四回戦~第六回戦:戦い(VS ジムリーダー)
  • セミファイナル:~エンディング~
  • ファイナル:シルフカンパニー
のアレンジだが、第四回戦から第六回戦以外は大幅なアレンジにより原曲と全く違った雰囲気になっている。特に第一回戦から第三回戦のBGMサントアンヌ号の他にも「戦い(VSトレーナー)」のフレーズやさまざまな効果音をふんだんに詰め込んだ複合アレンジになっているので注目。

以降長らく公式には採用されないルールだったが、なぜかダイヤモンド・パールで再登場。
3世代跨いだことで進化前以外のポケモンもハリーセンクチートパッチール等大量に追加され、DPとの互換の都合でノーマルフォルム限定だがあのロトムも使用可能に。リトルカップとほぼ同じ理由で、手段を択ばないのなら無進化ポケモンが非常に強い。
一方で第一世代で出場可能だったピカチュウ、プリンピッピがそれぞれの進化前の登場で出場出来なくなっている。
逆に出場不可能だったバリヤードルージュラは進化前のマネネとムチュールが出場可能に。ただしエレキッドブビィピンプク。オマエラはピザだ。



追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年05月28日 09:28