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+ 目次

至高天の王 Empyreal Lord

 The empyreal lords are the primal forces of good given physical form. Though not as powerful as gods, they are ancient celestials with legendary abilities.
 Unlike many other beings of demigod-level power, empyreal lords do not divide themselves as strictly along racial lines――the term "empyreal lord" names the greatest members of the agathion, angel, archon, and azata races. While demon lords, archdevils, horsemen, and similar unique beings orchestrate the plots of their race alone――proving either unwilling or too fractious to collaborate with those not of their kind――empyreal lords seek out the commonalities of interest and purpose shared by their peers among the other celestial races. Although some good-aligned planar races have their own titles for the greatest of their kind, the title "empyreal lord" serves as a unifying bond between forces for good. Though their foes (and even some allies) see these mightiest azatas, angels, agathions, and archons as rulers of their kind, the empyreal lords do not consider themselves royalty. Together the empyreal lords marshal the efforts of all goodly outsiders toward common ends.
 Some empyreal lords are almost as old as creation itself, having arisen from the ranks of the first celestials. Others were imbued with divine grace, either by being champions of a deity, inheriting the power of a slain god, or tapping into remarkable powers gathered at far-flung corners of the planes. Some reached this high station by performing impossible quests, gaining the favor of fate, or becoming perfectly attuned with one of the good outer planes.
 Representing the two poles of goodness and the fulcrum upon which they balance, the empyreal lords do not always agree, but generally do not interfere with each others’ decisions. Most view philosophical squabbles as petty when faced with a common foe, and never has infighting threatened the foundation of their bonds. Thus, while their outlooks may differ regarding freedom, individuality, and loyalty, the empyreal lords do not allow such differences to stand in the way of vanquishing evil――they’re celestials aligned against evil first and foremost.
 Despite their power, the empyreal lords typically eschew direct involvement in the affairs of mortals and even most other celestials. They believe the greater objectives of good are ultimately served by larger and farther-reaching orchestrations of diplomacy and subtle strategy. Even though their powers might not always obviously be directly at work, empyreal lords court mortal worshipers who share their goals and ideals, who are typically referred to as mystery cultists. Rather than more general goals like good or order, mystery cultists focus their worship on the ideals, activities, and creatures their patron most fervently extols or openly favors.

Empyreal Realms Empyreal Realms

 An empyreal lord’s planar realm may be as small as a metropolis or as large as a continent. The realms’ environments, themes, and traits are as unusual as the empyreal lords themselves, presenting surreal challenges and dangers to creatures seeking to invade them.
 An empyreal lord gains the following additional powers while in its realm (the statistics presented on the following pages do not include these abilities).

  • Mythic: An empyreal lord functions as a 10th mythic rank creature, including the mythic power ability (10/day, surge +1d12). It may expend uses of mythic power to use the mythic versions of any spell-like ability denoted with an asterisk (*) just as if the ability were a mythic spell.
  • Use of the following spell-like abilities at will―demand, discern location, fabricate, and major creation.
  • Use of the following spell-like abilities once per day―dimensional lock*, miracle (limited to physical effects that manipulate the realm or to effects that are relevant to the empyreal lord’s areas of concern), power word stun*.
  • Heightened Awareness(変則)/Heightened Awareness: An empyreal lord gains a +10 insight bonus on Perception and Initiative checks.

その他の至高天の王 Other Empyreal Lords

 Although the three presented here are among most powerful of the empyreal lords, they are far from the only celestials to bear this title. Among the ranks of the good races of the heavens stand those that are great leaders of their kind and shining examples to other celestials. For these few, their natures or their actions kindle a transformation that reshapes them into empyreal lords――a superlative version of their basic form. When they ascend, these empyreal lords are given an honorific typically celebrating their deeds or honoring another empyreal lord of similar distinction. Below are many ascendant celestials that have become empyreal lords and their honored titles.

Andoletta, Grandmother Crow(アルコン)
Arshea, Spirit of Abandon(エンジェル)
Bharnarol, the Tempered Inventor(アガシオン)
Black Butterfly, the Silence Between(アザータ)
Chucaro, Maiden of Haze and Whimsy(アザータ)
Falayna, Warrior’s Ring(アルコン)
Ghenshau, Breezes-Still-and-Ripples-Cease(アルコン)
Immonhiel, Balm-Bringer(エンジェル)
Jaidz, Fearless Claw(アガシオン)
Lalaci, He of Motley Repose(アザータ)
Olheon, the Just Arbiter(アルコン)
Ragathiel, General of Vengeance(エンジェル)
Shei, the Ibis Matron(アガシオン)
Sinashakti, Immaculate Joy(アザータ)
Vildeis, the Cardinal Martyr(エンジェル)
Ylimancha, Harborwing(アガシオン)

至高天の王:ヴィルデイス Empyreal Lord, Vildeis

この赤い翼のエンジェルは血まみれの包帯で目隠しをされ包まれている。彼女の肌が示しているものは、天上のルーンを伴う傷だ。

ヴィルデイス 脅威度28 Vildeis

経験点4,915,200
LG/大型サイズの来訪者エンジェル他次元界秩序
イニシアチブ +13; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・イーヴルトゥルー・シーイング、熱烈視、非視覚的感知120フィート;〈知覚〉+42
オーラ 原初(30フィート)、防御
防御
AC 44、接触19、立ちすくみ34(+9【敏】、+1回避、+25外皮、-1サイズ;悪に対して+4反発)
hp 610(33d10+429);再生10(悪のアーティファクト、効果、および呪文)
頑健 +31、反応 +20、意志 +26;毒に対して+4、悪に対して+4抵抗
DR 15/エピックおよび悪; 完全耐性 [酸]、[冷気]、(強制)効果、出血攻撃、生命力吸収、石化、[即死]効果、能力値吸収、能力値ダメージ、(魅惑)効果; 抵抗 [電気]30、[火]30
攻撃
移動速度 40フィート、飛行60フィート(標準)
近接 キカトリックス=+50/+45/+40/+35(1d6+17/17~20、加えて1“出血”および2d6ヴィシャス
遠隔 キカトリックス =+47(1d6+17/17~20、加えて1“出血”)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 悪を討つ一撃 7回/日(+5攻撃およびAC、+20ダメージ、ディスインテグレイト、悪の来訪者)
擬似呪文能力 (術者レベル20;精神集中+25)
* ヴィルデイスは自身の領域にいるときこの能力を神話級で使用できる。
準備済みのパラディン呪文 (術者レベル20;精神集中+25)
一般データ
【筋】35、【敏】29、【耐】37、【知】18、【判】22、【魅】21
基本攻撃 +33; CMB +46; CMD 66
特技 《イニシアチブ強化》《回避》《かすめ飛び攻撃》《強打》《クリティカル強化:ダガー》《クリティカル熟練》《渾身の一打》《渾身の一打強化》《戦闘発動》《致命的な狙い》《追尾》《抵抗破り》《鋼の意志》《鋼の意志強化》《武器熟練:ダガー》《迎え討ち》《盲目化クリティカル》
技能 〈威圧〉+41、〈隠密〉+41、〈軽業〉+45、〈真意看破〉+42、〈知覚〉+42、〈知識:次元界〉+40、〈知識:宗教〉+40、〈治療〉+23、〈手先の早業〉+45、〈はったり〉+41、〈飛行〉+26
言語 天上語、竜語;真言
その他の特殊能力 命の種、癒しの手(16d6、25回/日)
生態
出現環境 気候問わず/(天上界ヘヴン)
編成 固有の存在
宝物 標準(キカトリックス、その他の宝物)
特殊能力
原初のオーラ(超常)/Primal Aura ヴィルデイスが出血の効果を受けるときは、30フィート以内の全ての敵は彼らがその効果の本来の目標であるかのように代わりに出血状態を得る(セーヴィング・スロー不可、出血に対して完全耐性を持つクリーチャーはこの効果へ完全耐性を持つ)。この出血を止めるための〈治療〉のDCは25である。
悪を討つ一撃(超常)/Smite Evil ヴィルデイスは20レベル・パラディンとして悪を討つ一撃を使用できる。悪を討つ一撃を使用し、悪の来訪者への攻撃が成功したときは、来訪者は同時にディスインテグレイトの対象となり、術者レベルとしてヴィルデイスのパラディン・レベルを使用する。ディスインテグレイトの効果と攻撃からのダメージが解決された後、悪を討つ一撃の効果は直ちに終了する。
呪文 ヴィルデイスは20レベル・パラディンとして呪文を発動する。
熱烈視(超常)/Zealous Vision ヴィルデイスは彼女から1,000フィートの範囲内の悪のクリーチャーの位置を自動的に特定できる。

 枢機殉教者としても知られるヴィルデイスは多元宇宙の罪の懺悔に自身を永遠に捧げており、毎回の悪との戦いは彼女の体に、存在するだけで血の涙を流させるかもしれない更なる傷を与える。ヴィルデイスがヘヴンから現れたとき、彼女は崇高な美しさを持っていたが、悪を見るあるいは考えることすら出来ないほど繊細な荘厳さを備えていた。彼女が生誕してから1時間以内に、彼女は視力を失い、罪に汚染された現実を見ることを拒否した。最初の自傷が完全な体を傷つけたので、彼女はその形状で悪と戦った。ヴィルデイスは帰還や休息を断り、多元宇宙の最も未開の広野を開拓し、汚れた領地の拡大を撃退し、邪悪な行為をするものを殺害する。
 ヴィルデイスは諸次元界の中に家を持たず、快適にするもの――避難所や仲間のような基本的なものさえも――を控える、多元宇宙で悪が進行している限りは。そうした信念によって彼女は最もよそよそしい至高天の王の一柱となっているが、最も語られる者の一柱にもなっている。諸次元界中に広まる複数の伝説で、彼女が飛び込んだ戦い、無謀な最後の抵抗、そして虐殺に近かったものから血塗れの翼を持つ復讐のヴィルデイスの突然の登場による無辜の者の挽回が語られる。このような奇跡的な救出劇は全知よりも偶然の行為と結び付いているが、にも拘らずそうした救出は無限の世界にまたがる正義の情熱を呼び起こす。献身、犠牲、傷跡の至高天の王と遭遇しようとする者は、彼女の過去の噂、通常は畏敬の念を抱く人々や物質界の最も暗い辺境の隅にいる不具のフィーンドによって語られるものを追わなくてはならない。

ヴィルデイスの信仰 Vildeis's Faith

 ヴィルデイスは献身、犠牲、傷の後援者である。最も熱心な十字軍、最も揺るがない司祭、最も腐敗しない裁判官の中に彼女の支援者はいる。彼らは自分たちの女神を、自分たちではこの道において決して敵わない自己犠牲の規範であり指導者であると見做している。ヴィルデイスは、彼女の崇拝者にも言える事だが、 大半を悪との戦闘に捧げる禁欲的で原理主義的な人生を生きるという教条への際、極めて厳格になる。
 ヴィルデイスの教えの分派は彼女の騎士団から追放されるが、より優しい師匠の庇護のもとで世界で善を為すよう推奨される。ヴィルデイスは彼女の全ての信者が彼女と同じ苦行を遂行することを期待はしていないが、タトゥー、瘢痕文身、鞭打ちなどは彼女の使い、特に彼女の最も忠実な司祭の間では一般的である。儀式の献血に従事していない人たちでさえ、一般的には至高天の王の永遠の傷を象徴する長い赤いリボンを身に着ける。
 ヴィルデイスの聖印は傷跡のある黄金のブレストプレートである。彼女の好む武器はダガーである。彼女のクレリックは、破壊、善、治癒、秩序の領域と、激怒、復活の副領域への使用権を持つ。

キカトリックス・アーティファクト Cicatrix Artifact

装備部位 なし; 術者レベル 30; 重量 2ポンド; オーラ 圧倒的・死霊術
 ヴィルデイスがもはや多元宇宙の悪を目撃する必要がなくなるように永久に視力を亡くすための道具に彼女が手を伸ばしたとき、彼女の手はキカトリックスに落ちた。彼女さえ誰が、あるいは何が、彼女の手にこの黒い刃を握らせたかわからないが、それが女君主の目を刳り出して以降の時代、刃がヴィルデイスの手から離れることは滅多にない。キカトリックスは冷たい鉄かつ銀の+5ホーリィリターニングヴィシャス・ダガーである。キカトリックスがダメージを与えるとき、攻撃されたクリーチャーはDC25の意志セーヴを試みなければならない。失敗すると、武器を振るった者はクリーチャーの属性を知り、ディテクト・ソウツとして表面的の思考を読むことができる。用いる者の選択で、彼女はDC25の意志セーヴを試みることをクリーチャーに強制させることができる;クリーチャーがそのセーヴィング・スローに失敗すると、用いる者は、(ブラインドネス/デフネスとして)目標を盲目にするか、殉教者の印を刻む。殉教者の印を刻むことは、武器を用いる者が目標の代わりにダメージを受けることを意味する;殉教者の印はマーク・オヴ・ジャスティスのように起動するが、ビストウ・カースの代わりに、用いる者が選択したギアス/クエストを起動する。マーク・オヴ・ジャスティスであるかのように、殉教者の印は取り除くことができる。

破壊方法
 キカトリックスはCR20以上の悪の来訪者が、善の来訪者の命を救うために自身が犠牲になるようにこの刃を使うならば破壊される。

至高天の王:ケルヌンノス Empyreal Lord, Cernunnos

この背の高い上品な人物には、エルフの特徴、堂々とした牡鹿の角、永久の凝視がある。

ケルヌンノス CR30

XP 9,830,400
混沌にして善/大型サイズの来訪者アザータ混沌他次元界
イニシアチブ +16;感覚 detect lies、暗視60フィート、ディテクト・イーヴルディテクト・ポイズントゥルー・シーイング、非視覚的感知60フィート、夜目〈知覚〉+43
オーラ 原初(30フィート)
防御
AC 48、接触22、立ちすくみ35(+1回避、+26外皮、-1サイズ、+12【敏】)
HP 663(34d10+476);再生10(悪のアーティファクト、効果、および呪文)
頑健 +25、反応 +31、意志 +25
防御能力 電撃のロッド、フリーダム・オヴ・ムーヴメント、無束縛;ダメージ減少 15/エピックおよび悪;完全耐性 [雷撃]、(強制) 効果、生命力吸収、石化、[即死]効果、能力値吸収、能力値ダメージ、(魅惑)効果;抵抗 [火炎]30、[氷雪]30;呪文抵抗 41
攻撃
移動速度 40フィート、飛行60フィート(標準)
近接 +5冷たい鉄製ホーリィ・クラブ=+48/+43/+38/+33(1d8+18/15~20)、突き刺し=+43(2d8+18)
遠隔 +5“イーヴル・アウトサイダー”ベイン・コンポジット・ロングボウ=+51/+46/+41/+36(2d6+14/19~20/×4)
接敵面 10フィート;間合い 10フィート
特殊攻撃 角の王の突撃、強力打撃(突き刺し、4d8+13 と角の王の突撃)、グレーター・スレイング・アロー、自然の化身(20レベル・ドルイドとして)
擬似呪文能力 (術者レベル20;精神集中+25)
* ケルヌンノスは自身の領域にいるときこの能力を神話級で使用できる。
準備済みのドルイド呪文 (術者レベル20;精神集中+26)
9レベル―エレメンタル・スウォームサモン・ネイチャーズ・アライIX(2)、フォアサイト
8レベル―コントロール・プランツ(DC24)、サンバースト(DC24)、リペル・メタル・オア・ストーンワールウィンド(DC24)
7レベル―クリーピング・ドゥーム(DC23)、コントロール・ウェザーサンビーム(DC23)、ヒール
6レベル―アンティライフ・シェルウォール・オヴ・ストーン(DC22)、グレーター・ディスペル・マジック(2)、ムーヴ・アース
5レベル―アトーンメントウォール・オヴ・ソーンズデス・ウォードトランスミュート・ロック・トゥ・マッドベイルフル・ポリモーフ(DC21)
4レベル―キュア・シリアス・ウーンズ(2)、トゥルー・フォーム(DC20)、フリーダム・オヴ・ムーヴメントラスティング・グラスプ
3レベル―キュア・モデレット・ウーンズコール・ライトニング(DC19)、ニュートラライズ・ポイズン(2)、リムーヴ・ディジーズ
2レベル―チル・メタル(DC18)、ヒート・メタル(DC18)、フォッグ・クラウドレジスト・エナジー(2)、レッサー・レストレーション
1レベル―カーム・アニマルズ(DC17、2)、キュア・ライト・ウーンズ(2)、パス・ウィズアウト・トレイス(2)
0レベル―クリエイト・ウォーターピュアリファイ・フード・アンド・ドリンクメンディングリード・マジック
一般データ
【筋】29、【敏】35、【耐】39、【知】18、【判】22、【魅】21
基本攻撃 +34;CMB +44;CMD 67
特技 《イニシアチブ強化》《回避》《機動射撃》《強行突破》《強打》《近距離射撃》《クリティカル強化:シミター》《クリティカル強化:ロングボウ》《精密射撃》《精密射撃強化》《速射》《致命的な狙い》《早抜き》《武器熟練:クラブ》《武器熟練:突き刺し》《武器熟練:ロングボウ》《迎え討ち》
技能 〈威圧〉+22、〈隠密〉+45、〈軽業〉+46(跳躍は+50)、〈騎乗〉+32、〈交渉〉+22、〈真意看破〉+43、〈水泳〉+26、〈生存〉+43、〈知覚〉+43、〈知識:次元界〉+24、〈知識:自然〉+24、〈知識:宗教〉+21、〈知識:地理〉+24、〈動物使い〉+22、〈飛行〉+10、〈変装〉+22
言語 地獄語、天上語、森語、竜語;真言
その他の特殊能力 命の種、完璧な射手、至高天の王の特性変身(人型生物いずれか、オルター・セルフ
生態
出現環境 気候問わず/森林または平原(浄土界エリュシオン)
編成 固有の存在
宝物 標準(+5冷たい鉄製ホーリィ・クラブ+5“イーヴル・アウトサイダー”ベイン・ロングボウ、その他の宝物)
特殊能力
グレーター・スレイング・アロー(超常)/Greater Slaying Arrow ケルヌンノスはグレーター・スレイング・アローを作成することに1分間を費やすことができる (DC32)。彼は1度に1本のアローのみ持つことができ、彼のみに機能する。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
角の王の突撃(変則)/Horned Lord's Charge ケルヌンノスの強力打撃が命中した敵はDC39の頑健セーヴに成功するか、1d4ラウンドの間過労状態不調状態、あるいは朦朧状態にならなければならない(ケルヌンノスが選択する)。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。
電撃のロッド(超常)/Lightning Rod ケルヌンノスは彼を対象とするか範囲に彼を含む[雷撃]効果を吸収し無視する。彼の次のターンの間割り込みアクションとして、1ラウンドの間30フィート以内の味方によって用いられる全ての武器にショックの武器の特殊能力を与えるためにこのエネルギーを解放することができる。
完璧な射手(変則)/Perfect Archer ケルヌンノスは近接でボウの武器を発射することで機会攻撃を誘発しない。彼はボウを用いるとき、通常の間合いまでを機会攻撃範囲とする。彼はボウを発射するときアローを自動的に作成し、持っているボウは500フィートの射程単位であるかのように扱われる。
原初のオーラ(超常)/Primal Aura 招来された動物かサモン・ネイチャーズ・アライで招来されたクリーチャーは、ケルヌンノスのオーラの範囲内にいる間、【筋力】と【耐久力】に+4の強化ボーナスを得る。オーラの範囲内の招来されたクリーチャーは、彼に招来されたかのように命令に従う(矛盾した命令を与えられるならば、クリーチャーは招来した人の代わりにケルヌンノスに従う)。
呪文 ケルヌンノスは20レベル・ドルイドとして呪文を発動する。
無束縛(超常)/Unbound ケンヌルノスはバニッシュメントディメンジョナル・アンカーのような別次元界への移動を制限するか強制する効果に完全耐性を持つ。これらの効果に、影響を及ぼすことができるようにもできる。

 ケルヌンノスは原初の自然界の力並びにその野性性を体現する強力な至高天の王である。彼は全てのセレスチャルの種族からカウンセラーとアドバイザーを自身の周りに置く。軽率な決定はめったにしないが、怒りは良い判断を圧倒し、特定のデーモン・ロードやアークデヴィルに対して個人的な仇討ちを誓う程になりさえする。そうした復讐心に駆られている瞬間の、比類なき射手にして狩人であるケルヌンノスは、ヘルやアビスを訪れて私的な復讐を成し遂げたいという誘惑に惹かれる。
 敵に対する重大な行動の好みによってケルヌンノスはコラダと不和を起こすことがある。ケルヌンノスは最も邪悪な魂が贖罪を求めることにさえ同意するが、フィーンドが啓発を求める事態を許すのにかかる時間の中で命が失われることを心配する。
 角の王は、エルフの特徴、黄褐色の肌、額から成長している一対の枝角を持つ、背が高く筋肉質の人型生物として現れる。ケルヌンノスは簡素な服と、自然色は落ちたが概して飛ぶ鳥や跳ねる動物をモチーフに刺繍がされたあるいは加工されたレザーを着ている。
 エリュシオンでは、ケルヌンノスは混合された木から造られ、青々とした葉で覆われている広大な宮殿に住んでいる。ブライアブーフとして知られるこの広々とした庭とプールの共同住居は彼の権力の座であり、セレスチャルと善の定命の者がひどい傷のために来る治癒の場所である。数百マイルを超える原始の森と平野がある;ここで死ぬ動物は翌日生まれ変わり完全に治癒される。戦時中は、ブライアブーフは善の来訪者のための本部と病院として用いられる。
 エリュシオンにいないとき、ケルヌンノスは調和のとれた宇宙の至るところで悪の広がりを止めるために他のセレスチャルの種族と働く。自分はまだ単なる一個人だと――その力にもかかわらず――認識しているこの角の王は、定命の者とフェイの世界で彼の密使として働く司令官と使者を訓練し、闇に対抗して既に味方しているものを後押しし、強固なものとするために自らの能力を使う。彼は支援者のうちではドルイドとレンジャー――特に射手――が好きである。
 戦闘ではケルヌンノスは敵を彼が選ぶ地形に引き付けるために隠密と範囲攻撃を使う。それから、近接戦のために近づく前に、彼の敵を妨害するためにさらに戦場を形作る目的で魔法を使用する。

ケルヌンノスの信仰 Cernunnos's Faith

 善のフェイ、知性のある植物のクリーチャー、定命のあるレンジャーとドルイドはケルヌンノスを崇拝する。エルフのファイターとローグは、しばしば彼を運と幸運の後援者と見るが、他の者は悪に対しての強さを祈願する。彼の聖地は閑静な木立ちと滝、深き森である。
 ケルヌンノスの聖印は、角につけられた頸環やリングのある牡鹿や羊、類似の角のあるクリーチャーの頭部である。彼の好む武器はロングボウである。彼は、動物、混沌、善、植物の領域と、アザータ、羽毛、毛皮、成長の副領域の使用権を与える。

至高天の王:コラダ Empyreal Lord, Korada

この穏やかな曲芸的な男には、硬直した短く切った頬髯、猿のような顎鬚と3本の金色の毛皮を持つ尾がある。

コラダ 脅威度26 Korada

経験点2,457,600
NG/大型サイズの来訪者アガシオン他次元界
イニシアチブ +22; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・イーヴルディテクト・ソウツ非視覚的感知60フィート、夜目〈知覚〉+46
オーラ 原初(30フィート)
防御
AC 45、接触40、立ちすくみ36(+1回避、+13外皮、-1サイズ、+6清浄、+2洞察、+12【判】、+10【敏】);立ちすくみ状態にならない
hp 528(32d10+352);再生10(悪のアーティファクト、効果、および呪文)
頑健 +21、反応 +30、意志 +30
防御能力 不意討ちされない; DR 10/エピックおよび悪; 完全耐性 [電気]、(強制)効果、生命力吸収、石化、[即死]効果、毒、能力値吸収、能力値ダメージ、病気、(魅惑)効果; 抵抗 [音波]30、[冷気]30; SR 37
攻撃
移動速度 90フィート、登攀30フィート、飛行60フィート(標準)
近接 素手打撃=+31/+36/+31/+26(2d10+8)または+5クオータースタッフ=+44/+39/+34/+29(1d8+13)または連打=+38/+38/+33/+33/+28/+28/+23(2d10+8)
接敵面 10フィート; 間合い 10フィート
特殊攻撃 呪文崩し、朦朧化打撃(8回/日、DC22)
擬似呪文能力 (術者レベル20;精神集中+34)
* コラダは自身の領域にいるときこの能力を神話級で使用できる。
一般データ
【筋】26、【敏】30、【耐】33、【知】25、【判】35、【魅】38
基本攻撃 +32; CMB +41(+43武器落としまたは組みつき、+45足払い); CMD 84(対武器落とし、組みつき、または足払い86)
特技 《足払い強化》《一撃離脱》《イニシアチブ強化》《回避》《擬似呪文能力高速化:ミラー・イメージ《強行突破》《組みつき強化》《攻防一体》《蠍の型》《上級足払い》《素手打撃強化》(B)《追尾》《武器落とし強化》《武器の妙技》《踏み込み》《迎え討ち》《朦朧化打撃》(B)《矢つかみ》
技能 〈隠密〉+40、〈軽業〉+44(跳躍は+68)、〈交渉〉+45、〈呪文学〉+22、〈真意看破〉+46、〈脱出術〉+26、〈知覚〉+46、〈知識:次元界、宗教〉+41、〈知識:神秘学、地理、歴史、自然〉+23、〈知識:地域〉+22、〈治療〉+27、〈登攀〉+50、〈はったり〉+32、〈飛行〉+8、〈変装〉32; 種族修正 +24跳躍での〈軽業〉
言語 地獄語、天上語;スピーク・ウィズ・アニマルズ真言
その他の特殊能力 命の種、癒しの手(15d6、29回/日)、気蓄積(22ポイント; アダマンティン、エピック、善、秩序、魔法、神話、銀)、至高天の王の特性縮地の法、戦闘スタイルの極み、平静の極み、変身(アヴォラルまたは人型生物いずれか、シェイプチェンジ
生態
出現環境 気候問わず/森林または山岳(涅槃界ニルヴァーナ)
編成 固有の存在
宝物 標準(+5クオータースタッフ、その他の宝物)
特殊能力
戦闘スタイルの極み(変則)/Combat Style Master コラダは20レベル・モンクとして素手打撃連打を用いて攻撃することができる。モンクのように彼はACとCMDに彼の【判断力】ボーナスを加える。即行アクションとして、コラダは戦闘スタイルのための特技経路の最初の特技を得ているかのように、スタイル特技の基本的な姿勢に入ることができる(《鶴の型》UC《猿の型》UCなど)。2気ポイントを消費することによって、彼は次の1分間現在の戦闘スタイルの特技経路から2つの特技を使用できる;彼が構えを変更すると、前の構えの特技は使用できなくなるが、新しい構えから特技を使用できるようになる。
原初のオーラ(超常)/Primal Aura コラダの原初のオーラは落ち着きと静けさを発散させ、その範囲内でのクリーチャーは非神話の(魅惑)と(強制)効果を自動的に抑えられる。彼のオーラ内にいるクリーチャー(自身を含む)は武器を用いた非致傷ダメージを攻撃ロールに-4のペナルティを受けることなく与えることができる。
呪文崩し(超常)/Shatter Spells:コラダは素手打撃を用いた攻撃によって魔法の効果(クリーチャーに懸っていようとウォール・オヴ・ファイアーのような独立した効果だろうと)を破壊することができる。彼は2気ポイントを消費してクリーチャーもしくは効果に近接接触攻撃を成功させなければならない。攻撃が命中すると、クリーチャーもしくは効果はグレーター・ディスペル・マジックの目標となる(CL20)。彼が呪文を解呪すると、彼は触っている物から有害な効果は受けない。効果がクリーチャーにかかっている場合、クリーチャーは解呪された効果の呪文レベルにつき1ポイントのダメージを受ける。
平静の極み(超常)/Tranquil Master コラダが非致傷ダメージを与えることを試みる限り、彼のサンクチュアリの擬似呪文能力を壊すことなく攻撃できる。

 コラダは平和、親切、容赦の王者である。彼は他の至高天の王を、その邪悪に対する疲れ知らずの戦いによって愛し尊敬しているが、コラダは善の最終的な勝利は破壊よりも悪のクリーチャーの救済から生まれると信じている。正直で、楽しく、賢い「惜しまぬ調和」は暖かさ、謙遜を用いて知恵を分配し、思うままに彼が勉強と瞑想の歳月の間にためた秘密を共有する。コラダの哲学への専念と自己反省は、世界の多様な脈絡を読み、世界のほぼ無限の関連性を見通し、驚異的な先見性を持って行動する能力を彼にもたらした。思春期の純粋さも年を重ねた疲れもないコラダは感性豊かな知性と本能の完璧な均衡であり、どこにいようとも寛ぐ。
 彼は多くの形状を取ることができるが、コラダの真の姿は簡単なモンクの衣装を着た細身のアスリートである。彼は黄金の猿のような髭と頬髯、3本の猿の尾、そして体の残りの部分を覆う黄金の毛皮の明るい層を持つ。
 ニルヴァーナでコラダは、花咲く菫の壁が常に、最も荒々しい精神でさえ鎮められると言われるひんやりとした黄金の甘露を滴らせている穏やかな宮殿都市「夢の蓮」に住んでいる。そこは避難と治癒の場所であり、その壁の中で暴力は許されない;怒りを制御するのに問題のある者は多くある静かな神聖なる水辺の1つへ瞑想するために送られる。
 コラダには先見の才能があると言われているが、彼がこれらの奇妙な展望に従って行動することは滅多にない。彼は変化の為の苦闘は常に価値があると思っており、それは例えそのような旅路が必ずしも成功するとは限らないとしてもである。コラダにとって最も重要なものはプロセスであって結果ではない。
 平和への彼の頑強な専念にもかかわらず、コラダの戦闘技能は尊敬されており、一瞬の間もなくどのような戦闘スタイルでさえも利用することができる。彼は多くの世界で歴史上で様々な外見を用いて動物の戦闘スタイルを定命の者に示唆するか教えてきた張本人かもしれない――または彼は創造神たちにさえ、動物たちに戦いに対しての本能と才能を与えるよう説得し、それによって定命の者は動物の戦闘スタイルを勉強し模倣できたのかもしれない。
 平和と武術の技能のコラダの評判によって、彼は至高天の王たちとセレスチャルの軍の間の外交官の役割を得た。惜しまぬ調和が、君たちは異なる方針を考えているのだと示唆するために宮廷に――たった一人で――到着したとき、バロール・ロード、デモダンドのウォーロード、そして地獄の公爵でさえ、征服と主戦論の夢を(一時的に)放棄する。これらの訪問は常に、彼が自分たちをどれほど容易に倒したのかに驚愕し恐れた幻惑状態や朦朧状態のフィーンドたちの道を後に残す;ほとんどは黙ってこの憤慨に苦しみ、次に彼が現れるときへの復讐を計画する。
 コラダはいつもは静かで穏やかであるが、悪戯をなす側面があり、気まぐれな猿のように敵をからかったり、嫌がらせをすることが知られている。彼は戦闘での技能とトリッキーな才能を組み合わせて危険な敵を罪のない人のもとから連れ去るか、より簡単に捕まえたり鎮圧することができる場所へ連れ去る。
 とは言うもののコラダは暴力を嫌い、(彼の原初のオーラと平静の極みの能力を使用して)非致傷の攻撃を行い敵を無力化することで、彼らに対してその敵の弱点を話せるようにすることを好む。彼は躊躇なく精神を持たない相手を片付け、思考がないものや道徳的な選択をすることができなくなっているものを説得したり議論したりすることへエネルギーを浪費したくない。彼は他の戦闘要員との間での暴力を防げるならば、敵のリーダーに一騎打ちを挑む。

コラダの信仰 Korada's Faith

 コラダは善のフェイ、覚醒した動物、内的平和を求める定命のクレリックとモンクによって崇拝されている。恒常的な暴力と共に生きている多くの人々は、均衡を見つける為に導きを求めてコラダに祈願する;他の者は邪悪に対し同情と諧謔を以て対決したいという彼の明るい心と思いやりから啓発を受ける。彼を崇拝する者の多くは償還の道を選んだかつて悪だったクリーチャーであり、同様に正道から逸れているが正しさと慈悲の道に真に留まろうと活動しているパラディンも多い。この至高天の王の聖地は外交の大使館、山にある修道院、井戸である。
 コラダの聖印は、3本の尾のある金色のサル、あるいは蓮に対して跪いている2人の信者である。彼の好む武器は素手打撃である。彼のクレリックは、善、治癒、魔術、守護の領域と、アガシオン、防御、信仰、回復の副領域の使用権を得る。