青灰色の翼が、この両性具有の天使の宝石を散りばめた腕輪と薄い生地のベールを覆うよう伸びている。
アーシェイ CR29
防御
AC 48、接触48、立ちすくみ35(+13清浄、+1回避、+12洞察、+12【敏】)
HP 697(34d10+510);
再生30(神性または神話)
頑健 +26、
反応 +31、
意志 +31;毒に対して+4
防御的能力 礼拝、無欠なる姿、自由の呼び声;
ダメージ減少 20/エピックおよび悪;
完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、[強酸]、(魅惑)効果、[氷雪]、(強制)効果、幻惑、[即死]効果、生命力吸収、石化;
抵抗 [雷撃]30、[火炎]30;
呪文抵抗 40
攻撃
移動速度 60フィート、飛行120フィート(良好)
近接 +5 ディスラプション・ホーリィ・マーシフル・フレイル=+54/+49/+44/+39(1d8+33/19~20)、翼(×2)=+44(2d6+20)、叩きつけ=+44(1d4+20)
特殊攻撃 終わりなき踊り、
飛びかかり
擬似呪文能力 (術者レベル29;精神集中+42)
一般データ
生態
特殊能力
終わりなき踊り(変則)/Endless Dance アーシェイは武器攻撃による全てのダメージ・ロールに【魅力】ボーナスを加える(このボーナスは上記のデータでは既に計算済みである)。
原初のオーラ(超常)/Primal Aura アーシェイの原初のオーラの範囲内のクリーチャーは幸福感に圧倒されないようにDC40の意志セーヴに成功しなければならない。セーヴに成功すると、クリーチャーはアーシェイの原初のオーラの範囲内に留まっている間、[感情]に基づく効果に対する全てのセーヴィング・スローに-2のペナルティを受けるが、24時間の間その原初のオーラからのさらなる効果に完全耐性を持つ。セーヴに失敗すると、クリーチャーは[感情]に基づく効果に対する全てのセーヴィング・スローに-2のペナルティを受け、圧倒的な感覚から1ラウンドの間、
幻惑状態となる。これは[精神作用、感情]効果である。セーヴDCは【魅力】に基づく。
自由の呼び声(変則)/Freedom's Call アーシェイは常に
フリーダムの効果下であるかのように、自由を奪う効果に完全耐性を持つ。
自由奔放(超常)/Unlimited Abandon 全てのアーシェイの[精神作用]呪文、擬似呪文能力、超常能力、変則的能力は、クリーチャーの、(魅惑)、(強制)、[感情]、[精神作用]効果に対する完全耐性に関係なく、全てのクリーチャーに影響を及ぼす。神話クリーチャーまたは神格のクリーチャーは依然としてその完全耐性を失うが、これらの効果に対するセーヴィング・スローに+4のボーナスを得、2回ロールし良い方の目を採用できる。
成就(超常)/Fulfillment アーシェイはクリーチャーを調べる最初のラウンドで、
ディテクト・アンザイエティーズ、
ディテクト・ディザイアーズ、
ディテクト・ソウツの全結果を即座に受け取る。クリーチャーの現在の欲望に加えて、アーシェイの
ディテクト・ディザイアーズはクリーチャーに最も深い根底にある欲望を明らかにする――もしも与えられれば、本当に満足するものを。クリーチャーの最も深い欲望が邪悪であったり本質的に倒錯したものであるならば、アーシェイはあるならばそのクリーチャーの最も害のない欲望と、その充足はそのクリーチャーの心を束縛している暗闇からそのクリーチャーが逃れる助けとなれるかどうかも知る。アーシェイは擬似呪文能力の1日毎の使用回数を費やすことなく、
ウィッシュの制限内の効果を生み出すことができるが、クリーチャーにこの能力によって決定された充足を与えるのに役立たせるためだけであり、クリーチャー毎に1回のみである。クリーチャーの成就と不必要な成約からの解放に参加することは、関係する双方の当事者にとって宗教的なものでありしばしば性的な経験である。その後24時間の間、アーシェイと成就したクリーチャーは能力値判定、攻撃ロール、ダメージ・ロール、セーヴィング・スロー、技能判定、及び術者レベルに+4の士気ボーナスを得る。
無欠なる姿(変則)/Flawless Form アーシェイは身体の完全な動きの自由と身体の形の美しさを誇る。アーシェイは明らかな衣類を着て(または衣類を着ず)、鎧を着用していない場合は常にACに対する洞察ボーナスとして【判断力】ボーナスを、ACに対する清浄ボーナスとして【魅力】ボーナスを加える(これらのデータは上記のデータに計算済みである)。
礼拝(変則)/Adoration 各ラウンドで初めてクリーチャーがアーシェイを攻撃しようと試みる時(近接攻撃、遠隔攻撃、呪文のいずれかで)、そのクリーチャーはDC40の意志セーヴに成功するか、躊躇してアクションを無駄に消費しなければならない(該当する場合、呪文または1日の使用回数があるものを失う)。アーシェイが最後のラウンドでそのクリーチャーを攻撃した場合、クリーチャーは自動的にこの意志セーヴに成功する。悪のクリーチャーはこの意志セーヴに+10のボーナスを得る。これは[精神作用、感情]効果である。セーヴDCは【魅力】に基づく。
流浪の民(変則)/Nomadic アーシェイは多くの至高天の王とは異なり、静的な至高天の領域を維持しない。代わりに、アーシェイは流浪の民であり、ふさわしいと思うようにニルヴァーナの荒野を旅する。アーシェイは1日1回即行アクションとして、ニルヴァーナの地域を領土として指定できる――この領域は、次元界の一部として他の至高天の王や神格が現在主張している領域を含めることはできない。領土の面積は様々であるが、領土の中心として選択されたアーシェイの地点から100マイル超えて広がることはない。次にアーシェイがこの能力を使用して次元界の領土を生成するとき、過去24時間以内に次元界の領土として機能した領域を重複させることはできない。
Pathfinder RPG Bestiary 4の87ページに詳細があるように、アーシェイはこの次元界の領土で、神話擬似呪文能力、神話パワー能力を使用するための能力を含む、至高天の領域のすべての利益を賜る。
アーシェイは抑えきれない情熱と歓喜の具現化として知られており、定命の者の間では、「破棄の精神」、「歓喜の主/Host of Delectation」と呼ばれている。その独特の姿は、女性らしさと男性らしさの両方の魅力的な特徴を兼ね備えている――人間の種族だけでなく、
至高天の王と遭遇したあらゆる種からもそのように見られている。至高天の王は両方の性別であり、両方の性別ではない。アーシェイには個人的な領域がなく、代わりに、天界と定命の世界を予測不能に旅し、美しさ、自由、官能の痕跡を残す。
アーシェイは自由、肉体美、性交のエンジェルの守護者であり、崇拝者には、職人、遊女、一部のフェイ、抑圧からの脱出を求めるものがいる。アーシェイの崇拝者の多くは神格の足跡をたどり、あらゆるジェンダーや性交としての人生を経験するのにかなりの時間を費やし、自分たちの先入観を克服して真のアイデンティティを表現できるように実験をする。
アーシェイの聖印は色とりどりの懸章をまとった寝そべった姿であり、好む武器はフレイルである。破棄の精神は
解放、
善、
力、
魅了の領域と、
愛、
アガシオン、
色欲、
自由の副領域を与える。
この優雅な女性の生けるシルエットは、白い髪と目がある。彼女の蝶の羽は星々が煌めいている。
ブラック・バタフライ CR28
防御
AC 46、接触34、立ちすくみ31(+8外皮、-1サイズ、+10洞察、+15【敏】、+4鎧)
HP 676(33d10+495);
再生30(神性または神話)
頑健 +26、
反応 +33、
意志 +28;[精神作用]効果に対して+8
防御的能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント、
マインド・ブランク;
ダメージ減少 20/エピックおよび悪;
完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、(魅惑)効果、[氷雪]、(強制)効果、[即死]効果、[雷撃]、生命力吸収、石化;
抵抗 [火炎]30、[音波]30;
呪文抵抗 39
攻撃
移動速度 40フィート、飛行150フィート(完璧)
近接 ヴォイヅエッジ=+52/+47/+42/+37(1d6+20/19~20/×3、加えて2d6[火炎]、および2d6[氷雪])、接触=+42接触(10d6[氷雪]、加えて“息盗み”)
遠隔 ヴォイヅエッジ=+52/+47/+42/+37(1d6+20/19~20/×3、加えて2d6[火炎]、および2d6[氷雪])
接敵面 10フィート、間合い 10フィート
特殊攻撃 ヴォイヅエッジの絆
擬似呪文能力 (術者レベル28;精神集中+39)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(浄土界エリュシオン)
編成 単体(固有の存在)
宝物 ×3(ヴォイヅエッジ、その他の宝物)
特殊能力
息盗み(超常)/Steal Breath ブラック・バタフライの接触攻撃ははるか宇宙空間の極限状態にクリーチャーを曝すものとして10d6ポイントの[氷雪]ダメージを与え、目標の肺から息を摘出する。攻撃されたクリーチャーはDC37の頑健セーヴに成功すれば、息を摘出されないように抵抗することができる。失敗すると、目標は突然の酸素欠乏により
気絶状態となる。息盗みは呼吸をしないクリーチャーに害を及ぼすことはないが、接触攻撃は依然として[氷雪]ダメージを与えることができる。セーヴDCは【耐久力】に基づく。
ヴォイヅエッジの絆(変則)/Voidsedge Bond ヴォイドは
+5“アベレイション”ベイン・ゴースト・タッチ・ホーリィ・スターナイフで、ブラック・バタフライの翼の星の1つとして存在し、フリー・アクションとして手に呼び寄せる。ヴォイヅエッジを投擲すると、目標を攻撃すると即座に手に戻り、繰り返し攻撃を行うことができる。ヴォイヅエッジの射程単位は120フィートである。ヴォイヅエッジでの攻撃は、ブラック・バタフライがこの武器を用いるときに追加の2d6ポイントの[火炎]ダメージと2d6ポイントの[氷雪]ダメージを与える。
原初のオーラ(超常)/Primal Aura 許可するものを除いて、ブラック・バタフライの原初のオーラを通過する音は存在しないが、それでさえ彼女はオーラの一部の音を遮断し、他の部分を通過させることを選択できる。音を遮断する場合、このオーラは
サイレンスと同様に機能する。ブラック・バタフライが悪のクリーチャーによって作成された視覚に基づく効果の影響を受けると、この能力は1d4ラウンドの間抑制される。
星間の体得(変則)/Interstellar Mastery ブラック・バタフライは、宇宙空間からの有害な環境の効果を受けることはない。このような環境では、攻撃ロールとセーヴィング・スローに+4の清浄ボーナスを得る。またレンジャーの得意な地形の利益も得る(+10のボーナス)。
星間飛行(超常)/Starflight 回数無制限に
インタープラネタリー・テレポートを使用できるが、ブラック・バタフライは星間の飛行を楽しむ。彼女がそう飛行するとき、信じられないほどの速度で移動する。正確な移動時間は様々であるが1つの太陽系内の移動は3d20時間かかるが、それ以上の移動は3d20日かかる(GMの裁量ではそれ以上)。ブラック・バタフライは星間で全ての目的地へのルートを知っている。
天上の恩寵(変則)/Celestial Grace ブラック・バタフライは全ての近接武器と遠隔武器のダメージ・ロールに【筋力】修正値の代わりに【敏捷力】修正値を加える。ACに【判断力】修正値に等しい洞察ボーナスを得る。移動速度を低下させたり、5フィート・ステップを妨げる効果を無視する。
無音(変則)/Silence Between ブラック・バタフライが5フィート・ステップを行うと、5フィート移動する代わりに、呼吸と思考の間の空間に乗ることができ、150フィート以内の任意の場所に消えて再度実体化し、フリー・アクションとして隠れるために
〈隠密〉判定を試みることができる。彼女は直接観察されていても隠れることができ、彼女の
〈隠密〉は判定の結果が観察者の
〈知覚〉判定の結果を超えている限り、あらゆる感覚(
擬似視覚、
生命感知、
振動感知など)を負かすことができる。また
〈隠密〉判定に+20のボーナスを得る(移動していない場合は+40)。これは
インヴィジビリティからのボーナスと累積せず、
フェアリー・ファイアーや
グリッターダストなどの呪文によって輪郭が浮かび上がることはない。全力攻撃を開始するときに隠れている場合、彼女を観察していなかったクリーチャーは、最初の攻撃だけでなく全力攻撃の全ての攻撃に対するACへの【敏捷力】ボーナスを失う。ブラック・バタフライは明るい光の範囲にいる時、無音能力を使用できなくなる。
“無音”ブラック・バタフライは星の間の空間から産まれた。厳粛で穏やかな彼女は決して軽率な行動をせず、宇宙の叡智に頼って適切な解決策を導き出す。多元宇宙の本当の性質は思考と発想の間にある隔たりと沈黙にあると考えているため、彼女は視野を狭めることでアイディアの境界を超えた先にある空間を見失うことがないように、長い間1つのトピックやアイディアに決して焦点を当てることはない。
エリュシオンでは、ブラック・バタフライの隠された領域が、
デズナの宮殿へと通じる星座の中にある。彼女の領土は、至高天の王にしては比較的シンプルで、壮大な宮殿や明るい色合いはない。代わりに暴動的な情熱から離れた静かな休息地であり、穏やかな虚空であり、あらゆる種類のクリーチャーが呼吸でき、足元に地面があるのを好む人々のための固体の影でできた地帯があり、簡素な小屋が点在している。彼女の領域は見つけるのが非常に困難で、次元界の学者や他のエリュシオンの住民でさえそれがどこにあるのか正確に同意できないが、沈黙と暗闇の中を旅する者は、他の次元界にいてさえも、絶望の時には彼女の領界に入り込む事があり、彼らが敬意を評して静かにしている限り束の間の支援を見つけることができる。
星間の空間の最深部に棲む異界の怪物の知識を彼女に匹敵するほど持つ存在はほとんどいないが、ブラック・バタフライは最大の敵である外なる神及びグレート・オールド・ワンの知識を拡散することは自分のではなく奴らの利益になる可能性を危惧しているため、その知識を余り多く共有することを拒否している。彼女はエリュシオンの自宅から旅をし、この敵や他の悪の勢力と巧妙に戦ったり、自分の存在を明かさずに困っている人を助ける旅をしている。
ブラック・バタフライは距離、沈黙、空間の守護者である。無音の崇拝者には、別れた恋人たちや探検家(特に宇宙の底知れない深淵に勇敢に立ち向かう者)や聴覚障害者、唖者のような彼女の沈黙とのつながりを評価する者たちが含まれている。ブラック・バタフライの崇拝者には、親切を受け取る者に何も言わずに匿名で慈善行為を行うというような不可視の贈り物は、善良な人々には当人にその価値があるという理由だけで時々良い事が起こるという認識を育むのに役立つという理由から、そういった行為が推奨されている。ブラック・バタフライの最も神聖な空間は、山頂や地下深く、宇宙空間の小惑星に浮かぶ孤立した修道院や社である――これらの後者の建造物は通常、彼女の崇拝者が簡単に生活し、呼吸できるようにする、強力な魔法を持っている。彼女は信者に最大の善は静かな匿名の行為を行うことにあると教え、彼女の信仰は聖なる日の大音量の光景を嫌う。
ブラック・バタフライの聖印は紫色の下地に身体に白い星がついた黒い羽の蝶である。好む武器はスターナイフである。ブラック・バタフライは
解放、
虚空、
混沌、
善の領域と
アザータ、
革命、
自由、
星の副領域を与える。
この高くそびえ立つエンジェルの将軍は、5つの炎の翼、燃え盛るようなバスターソード、そして輝く黄金の鎧を持つ。
ラガシエル CR26
防御
AC 44、接触30、立ちすくみ35(+9清浄、-2サイズ、+4反発、+9【敏】、+14鎧)
HP 604(31d10+434);
再生20(神性または神話)
頑健 +35、
反応 +23、
意志 +27;毒に対して+4
防御的能力 黄金の鎧、正義の外衣;
ダメージ減少 20/エピックおよび悪;
完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、[強酸]、(魅惑)効果、[氷雪]、(強制)効果、[即死]効果、生命力吸収、[火炎]、石化;
抵抗 [雷撃]30;
呪文抵抗 37
攻撃
移動速度 50フィート、飛行90フィート(良好)
近接 +5“イーヴル・アウトサイダー”ベイン・フレイミング・バースト・ホーリィ・バスタード・ソード=+46/+41/+36/+31(3d8+21/17~20)、翼(×5)=+35(1d8+5、加えて1d6[火炎])
接敵面 15フィート、
間合い 15フィート
特殊攻撃 燃え盛る翼、デヴィルの終末、悪を討つ一撃(7回/日)
擬似呪文能力 (術者レベル26;精神集中+35)
一般データ
生態
特殊能力
悪を討つ一撃(超常)/Smite Evil ラガシエルは20レベル・パラディンとして悪を討つ一撃を使用できるが、彼の一撃は悪の来訪者に対する最初の攻撃でのみ追加ダメージを与える(悪の竜やアンデッドには効果がない)。2回の癒しの手の1日の使用回数を1回の悪を討つ一撃の追加の使用回数に1日に何回でも交換することができる。
癒しの手(超常)/Lay on Hands ラガシエルの癒しの手はパラディンの癒しの手のように機能する。ラガシエルはパラディンの慈悲を自身の癒しの手能力に適用することができ、状態や効果が自身のターンでアクションを行えない場合でさえ、この能力を使用することができる。
黄金の鎧(変則)/Golden Armor ラガシエルは自身の
+5フル・プレートに邪魔されることなく、ACに対する【敏捷力】ボーナスの最大値、防具による判定ペナルティ、移動速度を考慮する際、鎧を着ていないものとみなされる。
原初のオーラ(超常)/Primal Aura ラガシエルの許可を得たフリー・アクションとして、ラガシエルの原初のオーラの範囲の味方1体は、ラガシエルの悪を討つ一撃の2回の使用回数を費やして(または癒しの手の4回の使用回数)、その味方が選択した敵に対するラガシエルの悪を討つ一撃の利益をオーラの範囲内の各味方に即座に与えることができる。
正義の外衣(変則)/Righteous Mantle ラガシエルは母から火へ愛着を継承した。[火炎]はラガシエルに与えたであろうダメージに等しいラガシエルのヒット・ポイントを回復する。ラガシエルが与える[火炎]ダメージは悪の来訪者の[火炎]に対する抵抗と完全耐性を無視し、デヴィルに与えるダメージを2倍にする。ラガシエルは【魅力】ボーナスに等しい清浄ボーナスを得る。ラガシエルが魔法の治癒を受ける時、ロールしたダイス毎に追加の2ヒット・ポイント回復する。
デヴィルの終末(変則)/Devils' End ラガシエルはデヴィルに対する術者レベル判定と、デヴィルの呪文に対するセーヴィング・スロー、デヴィルに対する超常能力と擬似呪文能力の自身のDCに+4のボーナスを得る。デヴィルの父
ディスパテルに対しては、このボーナスは+8に増加する。
燃え盛る翼(超常)/Burning Wings ラガシエルの燃え盛る翼によってダメージを受けたクリーチャーはDC39の反応セーヴを行わねばならず、失敗すると着火する。セーヴDCは【耐久力】に基づく。
ラガシエルはアークデヴィル・
ディスパテル(22ページ参照)の息子であり、炎の半神である。彼は父の悪を拒絶しアークデヴィルの憤怒に負けて第6翼を失い、
ヘヴンに逃げた。そこでヘヴンの主人たちと他の至高天の王に自分自身を証明しようと数千年を費やした。多くの至高天の王は、彼は依然として彼らが好むよりも遙かに血に飢えていると感じているが、数多の世紀がラガシエルの名誉、忠誠心、決意を何度も証明しており、それ以外の至高天の王は彼の言葉を完全に信用するようになっている。
今やラガシエルは“復讐将軍”としてヘルとの戦争を導いている。彼は、傍観者の立場から計画して彼の戦力が彼の戦略の強さのみに成否を委ねてしまう状態に満足しない。代わりに、彼は軍隊の最前線から模範を示して指揮を執り、黄金の炎の輝く姿でどんな敵にも立ち向かい、
デヴィルの隊列を切り裂いて本来なら完璧な地獄の陣形の中に脆弱な箇所を作り、そこに彼自身の軍隊が襲いかかる。これまでのところ、彼の戦略はうまくいっている、なぜならば、アークデヴィルは復讐将軍との直接対決で危険を冒すことよりも自分の安全性を好むからである――しかし、ラガシエルの父、
ディスパテルの軍勢によって支えられた
バルバトス(18ページ参照)が決定的な行動にでたら、これ以上の多くの成功を収めることはできないだろう。
ラガシエルの領域はヘヴンの下の斜面に立つ鋼と銀の壮大にそびえ立つ要塞である。復讐将軍にとってより洗練された名称は使いみちがないため、領域は単にラガシエルの要塞と呼ばれている。要塞のデザインには美しさが見られるが、それは芸術家や詩人というよりも、技術者や軍事戦術家が称賛するようなデザインと機能の美しさや優雅さである。ラガシエルは、(瞬間移動)の魔法を活用できるほとんどの悪の来訪者のような敵の軍勢からすら千年の包囲攻撃に耐え、その間ヘヴンへの侵入を防ぐための特別な要塞を建造した。
ラガシエルの崇拝者の中には、正義のための十字軍の騎士や兵士、誓いを立てた者、悪によって不幸な目に遭い正義の復讐を求める者などが含まれる。彼の信者はかの柱の信仰の根本的な矛盾を扱わなければならない:
アーシェイや
コラダのような寛大な至高天の王を崇拝する者たちとは異なり、ラガシエルに選ばれし者たちは悪の敵に対し、揺るぎなく通常は2度目の機会を与えることなく戦うが、この復讐将軍はヘル自体の深みからその地位に上り詰めているのだ。ほとんどの崇拝者はこれを偽善とは捉えておらず、償いの原動力は元罪人から来なければならないという徴であると見做しているが、それでさえ単に罪の罰から逃れるための口実としてではない。したがって、彼らは率先して悪人に贖罪の機会を与えようとはしないが、そのような機会を求めて来る者には懐疑的にも慎重に耳を傾ける。ラガシエルは自身の暗い衝動と常に戦っているため、信者の道徳的ジレンマに共感している。このように彼は敵には容赦ないが、支持者が判断を誤った時には特に寛容であり、他の柱では認めないような時でも怒りに満ちたパラディンに贖罪を認める。他の特定の信仰はこの意図を、己の信仰の目的を追求する中で行き過ぎたパラディンが含まれる特定の状況の為に「ルールを捻じ曲げよう」とするラガシエルの弱点だと拙速にも解釈し、彼の血脈の中にデヴィルの父親の部分が残っているのではないかと心配する。ラガシエルはその崇拝に華やかさと環境をほとんど必要とせず、戦場、要塞、戦術室などの実用的な場所を聖域として好む。
ラガシエルの聖印は、真紅の翼を横切るバスタード・ソードである。好む武器はバスタード・ソードである。彼のクレリックは
善、
秩序、
破壊、
高貴の領域と、
アルコン、
激怒、
殉教者、
審判の副領域の使用権を持つ。
最終更新:2023年07月31日 00:37