出典 Path of Righteous 30ページ
オゼム騎士団はラストウォールを拠点とする騎士団であり、恐ろしい囁きの大帝タル=バフォンの復活を防ぐことに専念している。また、すべてのアンデッド・クリーチャーの陰謀や、不死の力を増大させる陰謀、特に囁きの道に関連する陰謀にも対抗している。
騎士団は非常に宗教的であり、現在の守護神であるアイオメデイの献身的な崇拝者で構成されている。輝ける十字軍の最盛期に、オゼム騎士団は
エイローデンを崇拝し、
エイローデンの半神であり戦士の布告者である
アラズニを召喚し、囁く大帝との戦いを支援した。しかし、
アラズニがタル=バフォンの手により死亡し、
エイローデンが失われた信託の時代の始まりに消滅したため、騎士団は
エイローデンの後継者であり、輝ける十字軍の女英雄である女神アイオメデイに忠誠を移した。オゼム騎士団は
アラズニの死体を盗み、
リッチとして蘇らせ売春婦の女王にした亡霊の魔法使いゲブを恨んでいる。
アラズニを滅ぼし、永遠の眠りを与えようと、新しい
アラズニの姿を追っている。
前提条件
ナイト・オヴ・オゼムになるためには、キャラクターは以下の基準すべてを満たさなければならない。
防具への習熟:重装鎧と盾に習熟していなければならない(タワー・シールドは含まない)。
神格:アイオメデイを信仰していなければならない
技能:〈知識:宗教〉5ランク
武器の習熟:ロングソードに習熟していなければならない。
クラス技能
レベル毎の技能ポイント:4+【知】修正値。
ヒットダイスの種類:d10。
クラスの特徴
以下のすべてがナイト・オヴ・オゼム上級クラスのクラス特徴である。
武器と防具の習熟:ナイト・オヴ・オゼムは追加の武器や鎧の習熟を得ない。
アンデッドに対する歩哨(変則)/Sentinel Against Undeath:ナイト・オヴ・オゼムは、アンデッドに対する
〈知覚〉と
〈真意看破〉にクラス・レベルの3分の1(最小+1)に等しいボーナスを得る。加えてナイト・オヴ・オゼムは、アンデッドによる攻撃に対するACとCMDにも、このボーナスを回避ボーナスとして得る。
チームワーク特技(変則)/Teamwork Feat:2レベルの時点と以降3レベル毎に、通常のレベル・アップで得られるものに加えて、ナイト・オヴ・オゼムはボーナス特技を得る。これらのボーナス特技は、チームワーク特技の一覧にあるものから選択しなければならない。ナイト・オヴ・オゼムは選択したボーナス特技の前提条件を満たしていなければならない。
加えて、これらのレベルにおいて、ナイト・オヴ・オゼムは既に得ているチームワーク特技の代わりに、新しいチームワーク特技を得ることを選択できる。 事実上、これにより、ナイト・オヴ・オゼムは新しいチームワーク特技と引き換えに古いチームワーク特技を失う。古い特技は、別の特技や上級クラス、他の能力の前提条件として使用しているものであってはならない。任意のレベルで変更できるチームワーク特技は1つだけ。
得意な敵(変則)/Favored Enemy:3レベルの時点で、ナイト・オヴ・オゼムはアンデッドに対して得意な敵によるボーナスを+2だけ得る。ナイト・オヴ・オゼムが別のクラスからアンデッドに対する得意な敵を持つ場合、そのボーナスは+2だけ増加する(これは他のクリーチャー種別に対する既存の得意な敵ボーナスを増加させない)。それ以外の点では、この能力はレンジャーのクラス特徴として機能する。
不浄な魔法の阻止(変則)/Thwart Foul Magic:4レベルの時点で、アンデッドの術者を機会攻撃の間合い内に収めているとき、ナイト・オヴ・オゼムは
《発動妨害》と
《呪文潰し》特技の利益を得る。特技またはその他の能力の前提条件を満たす目的において、ナイト・オヴ・オゼムはこれらの特技を修得しているものとして扱う。既に
《発動妨害》あるいは
《呪文潰し》を修得している場合、この効果は累積しない。任意の術者(アンデッドの術者だけではなく)を機会攻撃の間合い内に収めている場合、発動している呪文が死霊術系統に属するか、[悪]または[即死]の補足説明を持つならば、精神集中判定のDCは2だけ増加する。この能力において、ナイト・オヴ・オゼムは
〈呪文学〉判定を行ったかのように効果を自動的に識別したものとして扱う。この増加はナイト・オヴ・オゼムが術者の位置を認識しており、機会攻撃を行うことができる場合にのみ適用される。
祝福された信念(超常)/Blessed Conviction:6レベルの時点で、ナイト・オヴ・オゼムはアンデッド・クリーチャーによって作成された呪文や効果に対するセーヴィング・スローに+4の士気ボーナスを得る。
悪意の一掃(超常)/Purge Malevolence:7レベルの時点で、ナイト・オヴ・オゼムは、クリーチャーまたは物体に対する近接攻撃の一部として、死霊術系統に属するか[悪]または[即死]の補足説明を持つ、効果を発揮している呪文効果の解呪を試みることができるようになる。ナイト・オヴ・オゼムは攻撃を行う前にその試みを宣言しなければならず、失敗した場合その試みは無駄になる。攻撃が命中した場合、目標に効果を及ぼしている適切な効果は、目標型の
ディスペル・マジックの効果の目標となる(術者レベルはナイト・オヴ・オゼムの合計キャラクター・レベルに等しい)。ナイト・オヴ・オゼムはこの能力をあらゆる近接攻撃に使用できるが、ラウンド毎に1回だけしか使用できない。
死の術者の阻止(変則)/Foil Deathcaster:9レベルの時点で、1日1回割り込みアクションとして、ナイト・オヴ・オゼムは機会攻撃範囲内のアンデッドの術者1体に、防御的発動をするために行った精神集中判定を再ロールするように強制できる。術者は低い結果を採用しなければならない。
正義の服装(超常)/Raiment of Righteousness:10レベルの時点で、1日1回標準アクションとして、ナイト・オヴ・オゼムは自身の装備を高潔で勇敢なアイオメデイの具現化へと変貌させることができる。鎧(金属の場合)は銀灰色に変わり、現在、鎧が持っている素材の性質に加えてアダマンティンの素材の性質を得る。盾(着用している場合)は松明のように輝き、現在、盾が持っている他の特殊能力に加えて、
ブラインディング特殊能力を得る。盾の
ブラインディング能力のセーヴィング・スローDCは19(アンデッドの場合は21)である。クローク(着用している場合)は深紅に染まり、他の特性に加えて
クローク・オヴ・レジスタンス+5となる。 剣(持っている場合)は、クラス・レベルに等しい術者レベルの
ホーリィ・ソード呪文が発動されているかのように機能する。これらの効果は1分間持続し、ナイト・オヴ・オゼムがこれらのアイテムを使用または着用している間のみ機能する。落としたり、取り除かれたアイテムはこの能力の付与を停止するが、持続時間が終了する前にもとに戻した場合は再開する。
最終更新:2025年08月25日 23:41