冒涜的なページがこのクリーチャーの無骨な翼のある姿を覆い隠している。深みのないフードの中には、異界の炎の渦が燃えている。
ヴォイス・オヴ・ザ・ダムド CR 25 Voice of the Damned
防御
AC 30、接触 12、立ちすくみ 27(+8外皮、-1サイズ、+12【敏】、+14不浄)
HP 565(29d10+406);
再生 25 (神格または神話)
頑健 +23、
反応 +28、
意志 +28
防御能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント;
ダメージ減少 20/神話、善および銀;
完全耐性 能力値ダメージ、能力値吸収、(魅惑)効果、[氷雪]、(強制)効果、[即死]効果、病気、生命力吸収、[精神作用]効果、石化、毒、[音波];
抵抗 [強酸]25、[雷撃] 25、[火炎]25;
呪文抵抗 36
攻撃
移動速度 60フィート、飛行180フィート(完璧)
近接 爪(×2)=+42(1d6+14)、叩きつけ(×4)=+42(1d6+14/19-20)、翼(×2)=+40(1d8+7)または群がり攻撃(8d6加えて”
わずらわす”)
接敵面 10フィート;
間合い 10フィート
特殊攻撃 冒涜的な抱擁、食らいつくす、憑霊、荒廃の凝視
擬似呪文能力 (術者レベル25;精神集中+33)
一般データ
特殊能力
冒涜的な抱擁(変則)/Blasphemous Embrace ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドが敵に組みついた場合、即行アクションとして、そのページが
組みつき状態のクリーチャーの皮を剥ぐことができる。ページはヴォイス・オヴ・ザ・ダムドの群がり攻撃のダメージを与える。クリーチャーがこのダメージを受けると、そのクリーチャーはスウォームの
わずらわす能力の対象となり、DC38の頑健セーヴに成功するか1ラウンドの間
吐き気がする状態とならなければならない。ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは一度に1体の目標のみを抱擁することができるが、抱擁を維持するために組みつきを維持する必要はない。ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドがページから5フィート以上移動するか、ページを閉じると(フリーアクションとして)、ページは非生物へとなる。強風以上の風の影響や、スウォームにダメージを与えるような範囲攻撃は抱擁を終了させる。
食らいつくす(超常)/Consume ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドが敵を冒涜的な抱擁しながらターンを開始した場合、相手を
押さえ込まれた状態にしようと試みているかのように戦技判定を試みることができる。成功すると、敵は群がり攻撃のダメージをを受け、ヴォイス・オヴ・ザ・ダムド内の悪夢の領域に消える。 目標が大型サイズ以下でなければならない。ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは、
善の副種別を持つクリーチャーまたは、
ホーリィ・オーラの影響を受けているクリーチャーを食らいつくすことはできない。食らいつくされたクリーチャーは、ヴォイス・オブ・ザ・ダムドの蓄積された異端の中に漂うため、毎ラウンド8d6ポイントのダメージを受ける。悪でないクリーチャーは、各ラウンド毎にDC 32の意志セーヴィング・スローに成功するか、
インサニティ呪文の影響を受けなければならないが、
聴覚喪失状態、
サイレンスや同様の効果の影響を受けている、または
インサニティ効果に
完全耐性を持つクリーチャーは影響を受けない。セーヴDCは【魅力】に基づいている。ターンの各ラウンドで、食らいつくされたクリーチャーは全ラウンド・アクションとしてDC20の【判断力】判定を試みることができる。対象が2ターン連続でこの判定に成功すると、対象は脱出し、ヴォイス・オブ・ザ・ダムドに隣接するマスに出現する。ヴォイス・オブ・ザ・ダムドは、24時間が経過するまで、脱出したクリーチャーを再び食らいつくすことはできない。食らいつくされたクリーチャーは、
プレイン・シフトまたは同様の魔法を使用して脱出することもできる。内部のクリーチャーが
ホーリィ・オーラを発動するか、
善の副種別を持つクリーチャーを招来するか、またはクリーチャー(内部または外部にかかわらず)がヴォイス・オブ・ザ・ダムドを
アトーンメント、
フリーダム、
ホーリィ・ワードの目標とした場合、ヴォイス・オブ・ザ・ダムドは1ラウンドの間、
朦朧状態となり、食らいつくされたすべてのクリーチャーを強制的に吐き出す。ヴォイス・オブ・ザ・ダムドは食らいつくされたクリーチャーを移動アクションとして吐き出し、犠牲者をヴォイスに隣接する任意のマスに出現させることができる。
離散(超常)/Discorporate ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは、フリーアクションとしてページの旋風へと崩壊することができる。手に持つか、着ているか、運んでいるかしていたアイテムはすべて落とし、【筋力】の値は1まで下がる。離散している間、ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは間合い0を持つ微小サイズのクリーチャーのスウォームと同じように機能する(接敵面は変わらない)。離散している間、ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは防御的能力を保持する。ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは爪、叩きつけ、翼の肉体攻撃を失うが、群がり攻撃は行うことができ、擬似呪文能力も使用できる。ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは少なくとも1点のヒット・ポイントが残っている限り、全ラウンド・アクションとして本来の形態へ戻ることができる。
憑霊(超常)/Malevolence 割り込みアクションとして、ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは、体をヴォイスが食べたクリーチャーと融合させようとすることができる。この能力は、
マジック・ジャー(術者レベル25レベル)と同様に扱うが、容器を必要としない点が異なる。目標はDC 32の意志セーヴに成功することでこの攻撃に抵抗することができる。クリーチャーが失敗した場合、ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは消滅し、憑依されたクリーチャーはその空間に再び現れる(ヴォイスが消費した他のクリーチャーとともに)。セーヴに成功したクリーチャーは、ヴォイスの憑霊に対して24時間の間
完全耐性を得る。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
印の達人(超常)/Master of Symbols ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは、
タンズ呪文として、全ての言語を話し、読み、書くことができる。名前に
シンボルという単語がある呪文を、発動時間が標準アクションであるかのように発動することができる。また、1日1回即行アクションとして、
シンボル・オヴ・デスを発動することが出来る。さらに、シンボルを刻むための表面は必要ない——シンボルは持続時間中、空中に浮いている。
執拗(変則)/Tenacious ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは組みつきの戦技判定に+8の種族ボーナスと、組みつきのCMDに+4の種族ボーナスを得る。
荒廃の凝視(超常)/Wracking Gaze ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは射程単位50フィートの凝視攻撃を持ち、8d10ポイントのダメージと1d4ポイントの【筋力】ダメージを与える。DC32の頑健セーヴィング・スローに成功したクリーチャーは【筋力】ダメージを無効化するが、物理ダメージは無効化できない。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。
物理的な書物であっても、いかに魔法的なものであっても、多元宇宙が持つ無限の悪の能力のあらゆる側面を封じ込めることは望めない。たとえそれができたとしても、作品の完成の瞬間は、その作品が陳腐化する瞬間でもある。このことに気づいたタブリスは、大胆な解決策を採用した。彼は自分自身の痕跡を犠牲にし、それを本のページに隠された図書館の大聖堂に閉じ込めた。この
ヘヴンの書記の影は、彼が学んだ混沌、悪、善、秩序のすべてを具現化したものであり、次元界全体の新たな展開を判断し、記録するのに完璧に適していた。
しかし、この行為は、多元宇宙で知るべきことをすべて記録するというタブリスの使命を果たす一方で、ヘヴンからの追放を確実なものにした。セレスチャルの聖歌隊は、兄弟が自分自身の一部を堕落させ、ブック・オヴ・ザ・ダムドの隠れた管理人であるヴォイス・オヴ・ザ・ダムドと呼ばれる存在を生み出したことを受け入れられなかった。ブック・オヴ・ザ・ダムドがヘヴンの大図書館/Great Libraryから消えたとき、多くの者はヴォイスが想像以上に危険な存在である証拠だと受け止めた。それ以来、ヴォイスの知識、執着、力は増大するばかりであった。
ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドはブック・オヴ・ザ・ダムドの擬似次元界に縛られたユニークな存在である。擬似次元界を物理的に離れることはできず(憑霊能力による場合を除く)、常にブック・オヴ・ザ・ダムドのすべての断片の位置を知っている。擬似次元界の中心にある本とその保管庫、そしてUnspeakable Wordを守ろうとする。Unspeakable Wordが起動している限り、ヴォイス・オヴ・ザ・ダムドは長く殺されることはない;24時間後に復活する。永久に殺すことができるのは、ブック・オヴ・ザ・ダムド自体が破壊された場合のみである。
最終更新:2024年09月20日 07:44