2004年3月4日(木)
寒さと静けさで朝五時くらいに目が覚めた。
もしやこれはと思ったけど、それを確認するのがいやだったからまた寝た。
(北條撮影)
やっぱり雪だった。景色が白い。ここは四国なのか?
あー、
3年前の悪夢
が再び。
寒さのあまりハゲる安藤。
(北條撮影)
始発が来る前に撤収しようと思ってたけど、雪の中出るのがいやだー。
高校生が親の車に送られてぞくぞくと
大歩危駅に集まってくる。そんな中朝ご飯をつくるわけにも行かない。
大歩危駅前。雪がやむのを待って、とりあえず
大歩危に向かって出発。
軒下の微妙なところで朝ご飯。
超寒いので、朝ごはんの後ドライブインの建物に入る。建物ってスゲー。あったかいってすばらしい。
風が強く、谷に沿って上流に向かって雪が真横に吹いていた。いったい今日はどうなるんだ。
しばらくして雪がやんだら谷の下まで降りる。
川の流れはけっこう速い。
水切りを始める安藤。
水切り大好き純平と中高野球部の北條も加わって、一心不乱に石を投げまくる3人。
雪は降ったりやんだりしている。風は強く、気温も低い。
最初の予定では、別子銅山のあたりに泊まる予定だったが、こんな天候なので、コース変更して平地に降りることにした。
大歩危を出発し、
国道32号を走る。川沿いを走るので景色が良くて気持ちいい。
相変わらず寒いけど、このときは雪が降ってなかったからまだまし。
吊り橋を見つけたので休憩。
(北條撮影)
吊り橋の向こうは山道みたいな未舗装路でいい感じ。林業用の吊り橋なのかな?
その道沿いの滝。
車が通らないし、人もあんまり通らないから吊り橋大好き。
三年前の合宿でも別の川だけど吊り橋がたくさんかかってたなあ。
吊り橋から
国道32号を北へ20kmほど走り、阿波池田駅へ。
近くのスーパーでお昼ご飯を買い、駅前の
へそっこ公園…で食べた。
公園の隣の観光案内所には保育園のちびっこがたくさんいてかわいかった。
右手前は郷土料理っぽい鮨。魚まるごと!
たらの芽の天ぷらと苺大福は春への憧れ。
お昼ご飯を食べていたら、再び雪が降ってきた。
最初は降ったりやんだり。
山のほうが白くかすんできて、しばらくするとここにも降ってくるのがちょっと面白い。
そのうち、本格的に降り始めて面白がってもいられなくなったので駅に逃げ込む。
雪がやんだら、
阿波池田うだつの家へ行った。
うだつと言えば、脇町や貞光が有名で、
池田にもあるとは知らなかった。
修復されてない家や、改築されたままの家も多いけど、あまり観光地化されてなくて、うるさくないのがいい。
資料館の入場料はタダなのに、おじさんが詳しく説明してくれてとてもよかった。
脇町や貞光は藍で栄えたところだけど、ここはタバコだそうだ。庭もきれいだったし、離れ座敷の作りも豪華。
観音寺に向かい
国道192号を走る。
ゆるやかなアップダウン、向い風、そして途中で雪が強く降り出し最悪。
吹雪かよ。
川沿い。風が強い。進まない。寒い。
農作業中のおばあちゃん。
天候さえ良ければ、のどかでいい道なんだろうけど、今はそれどころではない。
峠を越えたら後はひたすらくだり。始めの標高が高いのでくだりのほうが長い。普段だったらとってもうれしい下りだけど、今日は別。寒すぎ。
しかも風が強く、後のほうの緩やかなくだりではこがないと速度が落ちてしまう。
(北條撮影)
夕陽がきれいだった。
日が落ちるにつれどんどん寒くなる。
途中のスーパー
マルナカ大野原店で買出しを済ませ、話し掛けてきたおじさんに教えてもらって銭湯
朝日湯へ。
朝日湯は、昔ながらの銭湯だった。
みんなこういうところは入ったことがないらしい。新入生ばかりだし、夏行った東北は温泉が多かったからだろう。
やっぱりこういうところは常連が多いので、いかにも旅人な俺らは話し掛けられまくり。
で、泊まるのにいい場所を教えてくれた上に、車で案内までしてくれた。銭湯のおばちゃんは全員にカイロをくれた。
なんて人情にあふれる人たちなんだ。
(北條撮影)
案内してくれた場所は、
琴弾公園の野外音楽堂。
屋根、壁つきで風雨がしのげて最高のテン場。
夕ご飯は鍋。寒いから湯気がすごい。
一年生の二人は、ほんとによく食べる。
俺も一年生の時はそうだった。最近どんどん食べる量が減っていて寂しい。
今日はたいして走ってないけど、寒さのせいで疲れた。
銭湯にいたおじさんの話によると、最低気温は-2℃になるそうで。
今日予定通り山のほうにいたらやばかっただろう。-2℃でも充分やばいけど。