時効硬化

じこうこうか 
age hardening


金属が時間の経過とともに硬くなること。

時効とは、金属の材料特性が時間の経過とともに変化すること。

焼き入れした合金は、本来ならば析出するはずの合金元素が急冷により析出する間もなくむりやり溶け込まされた状態となっている。
これが時間の経過につれ本来の安定な状態にもどろうとして、ところどころ析出してくることを時効という。
析出により、転位が移動しにくくなり、硬くなるので時効硬化(または析出硬化)という。

時効硬化には常温で放置する自然時効硬化(常温時効硬化)と、再び熱してからさます人工時効硬化がある。


関連項目




















最終更新:2011年07月09日 01:40