この人の本は初めて読みました。すごく堅実な文章を描かれるのですね。ずっと別の本を狙っていたのですが、これが100円コーナーに並んでいたので迷わず購入。
内容は江戸時代の相撲のお話。「伝説の相撲取りの一生を追う」みたいな。すごく強くていい奴の相撲取り出世話。んで感想はというと、よくわからんかった…につきます。相撲にあまり興味がないことが一つ。時系列がよく分からなかったのが一つ。脇の人の話をもう少し読みたかったのが一つ。残念ながら【私には】面白さは今一つでした。相撲好きじゃないのが一番大きいかも。テレビの相撲解説並みに取り組みの描写をしてくれているのですが、なんせ興味がないので臨場感を感じられません。というか多分すごく丁寧に解説しているのだろうとは思えるのですが、知らない分野なのですごさが分からない。
鉄屑屋みたいな人の話は面白かったです。そういう商売があったことも知らなかったし。時系列があっちゃこっちゃ行ってよく分からないときもありましたが、奥様を迎えられるくだりは良かった。
余談ですが、「雷電」と言われると「知っているのか雷電」しか思い浮かびませんでした。
(2007/07/05)
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最終更新:2007年07月06日 01:33