ALWAYS 続・三丁目の夕日
続編の方のチケットをたまたま入手したので、見ていなかった前作をDVDで鑑賞。見てよかった。「じんわり」とか「ほのかに」とか「ゆっくりと」とか、そんな言葉が似合いそうな映画だった。残念ながら号泣はしなかったけど、心が温まる気がした。
さて、大慌てで前作を見て、映画館に駆け込んで続編を鑑賞。派手さは全く無い。昭和の町並みを再現するためだけに使用されているCGが、とても好ましく思えた。新興住宅地で育った私ですら、懐かしさを覚える町並み。団塊の世代なら映像だけで泣いたっておかしくないんちゃうか。
ストーリーは前作から四ヵ月後、らしい。ちんまい事件が一杯で、どうあらすじを話せばよいか分からない。でも全然ややこしくなくて、安心して見ていられた。私はハラハラドキドキさせられるのが嫌いなのだが、この映画はまるで結末を知っているような安心感がある。絶対嫌な気分にはならないだろう、という安心感が。
大きな事件としては、
・淳之介の父が、淳之介の成績が良いことを知り、迎えに来る。
・淳之介に人並みの生活をさせてやりたい、と茶川が純文学に挑戦する。
・鈴木モーターに親戚の女の子が預けられる。ちょっとわがまま。
・六子の幼馴染の男が、六子に会いに来る。
・ストリップ劇場で働くヒロミに求婚者が。
てとこか。前作を見てないとなんのこっちゃ分からないかもしれないので、是非前作鑑賞後に。インパクトとしては前作の方が大きかったかな。左手を光にかざすヒロミが美しすぎる。勿論続編も面白いしほろりときたけど、長かったせいかちょっとだれたように思う。
映画館で1800円出すか?と聞かれると、DVDでも良いかしらと答えると思うけど、見たい映画であることは間違いない。心がささくれ立っている人にはお勧めです。
内容とは関係ないけど、小雪が出ているシーンでは足の長さに目が行って他のところはあまり見てませんでした。腰の位置、高すぎる。スカートの丈があんなに長いのに、ちゃんと膝丈になってるってどういうこっちゃ。ストリップのシーンも見たかった。全然やらしくないから不思議。
ここから先はネタバレです。
六子が映画館から出てきたシーンで、男の人が裕次郎の真似をしているのが個人的に面白かった。あまり気づかなかったけど、そういう小ネタは色んなところにあったのかな。惜しいことしたな~。日本橋は何度か通ったことがあるけど、確か上に高速道路が走っていて、とても閉塞感のある場所だった。こんなに広々してたんだなぁ、と哀しくなった。「変わることは悪いことではない」とずっと思っていたけど、「変わることは悪いことじゃないけど、変えること全てが良いわけじゃない」に変えようかなぁ。
一番の泣き所は茶川が書いた「踊り子」を読み上げるシーンだと思う。私はその前に鈴木モーターが本を出してきたところでぐっと来たけど。でも実際ヒロミが帰って来て三人で暮らすことになった時、「え、あんな狭いところで暮らすの?ラブラブな時期に?」と思っちゃったのも事実。だって一部屋しかないんやで~。ま、それもあの時代には当然のことだったのかな。
茶川の風采のなさったら見事と言うしかないし、鈴木モーターの子供も芸達者だと思う。でも個人的にこの映画を支えているのは薬師丸ひろ子ではないかな。あの優しいお母さんっぷりは、なんでもないシーンでも泣きそうになる。もう少し、お母さんと預けられた子供のお話が見たかった。
(2008/06/02)
[カウンタ: - ]
最終更新:2009年06月07日 17:12