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井上雄彦
リアル
スラムダンクが好きだ。社会人になってから読み返すと、感想が変わってた。でも相変わらず面白かった。子供からも大人からも支持を受けるのがわかる。きっと今読んでも、別な部分で泣くんだろう。
この「リアル」は同じバスケ漫画でも、主に車椅子バスケを扱っている。スラムダンクが全年代にお勧めしたい漫画なら、リアルは大人にこそ勧めたい漫画だ。
主人公は野宮朋美(こんな名前だけどごつい男)。バスケ部を辞めて自棄になってるところに、ナンパした夏美という女の子を後ろに乗せたまま事故を起こしてしまう。高校は退学になり、夏美は歩けなくなり、人生がうまくいかない朋美だが、ある日車椅子でバスケをする清春に出会う。
障害者という題材を扱っているので、テーマがなんとなく重たい。というか重たいと感じる自分が後ろめたい。私は障害者に対して、自分がどういう立ち位置でいればいいのか分からない。同情されるのはきっと嫌だろうから普通にしなきゃ。見られるの嫌だろうから街で会ってもじろじろ見ちゃ駄目。でも本当は視界の端には入っていて、猛烈に意識している。見てはいけない、と普通を装っている。そんなことしてる時点で気にしてるんだよ!いっそ本当に気付かなければよかったのに!と思う。
困っている人がいたら自分のできる範囲で助けてあげたい。でも「~してあげたい」って上から目線なのか?同情と気遣いの境目ってどこだ?普通って、対等ってなんだ?ベビーカーを押している人と車椅子の人、してあげたいことは同じなのに。自然体ってどの状態のこと?自然体を意識している時点で、自然じゃなくない?
日本は障害者に優しくないって言われる。確かにハードはそうかもしれないけど、ソフトは?手を差し伸べようとする行為自体が偽善じゃないかって恐れてる人はいるんじゃないか?良かれと思ってやったことを拒絶されると辛い。本当は「手助けするよ!でも嫌がられたり特別扱いされたくないって思われたら」って躊躇してる人、たくさんいるんじゃないの?
障害者というと途端にこんな感じの想いを抱く。余計なものを掘り起こしそうなので、見なかった振りで蓋をする。本当は美しい日本じゃなくていいから、色んな人がいて、でも誰も自分と違う存在を排除しようとはしなくて、助ける余裕がある人が手助けする、そんな日本になればいいと思う。その手助けが、美談にならない国になればいいと思う。触れる機会がなければ敢えて触れなくてもいい、ただ触れたときに何の偏見も発生しないような私達に。
朋美は体育館でバスケがしたくてしょうがないときに、体育館で清春と出会う。清春にバスケ勝負を挑むとき、朋美は普通の車椅子を引っ張ってきて「ハンデだ」と言う。自分にハンデをよこすという意味にとった清春がカッチーンときた後のシーンが強烈で忘れられない。朋美は、車椅子バスケに慣れていない自分にハンデをよこしやがれ、と横柄に言い放つのだ。その素敵マシンを寄越せ、と。自然体とか対等とか頭でっかちになっている自分をどんくさく思う。「清春は障害者だから俺は普通の車椅子でやろう」でも「健常者が障害者と勝負なんか可哀想」でも「俺は普通にやるから車椅子のお前は絶対勝てない」でもない。「清春は車椅子に乗ってるから俺も同じ車椅子で。でも俺は車椅子に慣れてないからいい方の車椅子に」というフラットな発想。私はこんな風に考えられる人が羨ましい。心底羨ましい。
ともすれば重くなるこのお話は、偏見のない朋美に至る所で救われる。清春が生意気なところも良い。健常者(強者)対障害者(弱者)という図式にもならず、障害者を美化することもないお話。それでいて面白い。綺麗な話が好きだけど綺麗過ぎても鼻につく、面白くてリアリティがあってスッキリする骨太のお話が読みたい、とわがままな私の要望を充分に叶えてくれる漫画。まだ続きそうで、それが嬉しい。お勧めです。(2010/03/24)
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最終更新:2010年03月25日 00:58
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