感想なんてあんの?と思われそうですが、私も思っちゃったりしますが書きます。
私自身が疑問を感じる位、このお話の出来は高橋留美子作品としては、下から数えた方が早いと思う。なら何故書くのか。私が漫画にはまって、今のようなちょっとオタク入った子になったのは、恐らくこれが始まりだからだ。(兆候はもっと昔にもありましたが)
はみだしっ子が原点ならばこれはきっかけです。そして未だに好き。
「早乙女乱馬は中国の呪泉郷で男溺泉に浸かってしまい、水をかぶると女の子になってしまうのです」一般人の友達に説明したら、ひかれそうな内容ですな。
でもこれ最初の3巻くらいまでは面白かったと思うんです。百歩譲って8巻か(ジュリエットが好きだから)。途中でサザエさんワールドにならなければ、ちゃんとしたお話になったと思うのに。私はファンタジーも好きだし、水をかぶると何かになるという発想はすごいなぁと、好きならばもうなんでもいいです的ないい加減な考えでいる。大好きだけど、本当に大好きでカレンダーまで買っちゃったりしたけど、それでもあのループ話にはいい加減愛想が尽きて、途中で買いそろえるのをやめてしまった。いつまでも男に戻らない、いつまでも乱馬とあかねは進展しない、いつまでもシャンプー達はらんまを諦めない。中国にだって行ってるのに。一度泳いで渡ったんだからもう一度泳いで行けばええやんか!まぁそうしたら話終わっちゃうんだけど。
そんな感じで36巻までいってしまいました。これじゃあうる星やつらとおなじじゃんか。しかも最終回!あれ意思表示してへんやん。うる星以下やんか。泣きたいような終わり方でした。「これからもつ・づ・く♪」みたいな。あほか。私の青春を返せ。
かわいさ余って憎さ百倍ってこういうことを言うんですね。文句ばっかりになってしまった。何が好きかっちゅーと、乱馬とあかねちゃんが本当に好きで、この二人の絡みが見たくて、はまってしまいました。意地っ張りを書かせたら、高橋留美子は天下一品だと思う。不器用で可愛くて天の邪鬼で。うる星で女押せ押せ男意地っ張りを書いたら、今度は男女とも意地っ張り。可愛いじゃないですか。親に決められた許嫁と一つ屋根の下で同居、その上どちらもモテモテですよ、それ誰の妄想?って思うけど、高橋留美子が書くと違うんですよ、なんでか知らんけど!男の人が望む感じじゃないんですよ!女性ファンの方が多いと思うんですけどどうだろう?あぁぁらんまでラブストーリーをやって欲しかったなぁ。めぞん一刻みたいな。この人は本当に本当に漫画を書くのが上手なのです。毎年短編集を出しているけど、それはとても面白いんです。人魚の森シリーズもすごく面白い。なのになんで、主力の週刊誌はうる星とからんまとか犬夜叉とか、もうええっちゅうねん!もういいから留美子さんに週刊誌を引退させたってくれ。月一だって面白いものを読めたら構わないんです。またその週刊誌ベースでもそれなりに面白いからたちが悪い。ああ犬夜叉割と面白いさ!らんまと比べて物語は進んでるしね犬夜叉は意地っ張りでかごめは素直だしこの二人も目が離せないよねなんて、ちょっと思うわー!でも読みたいのは違うのです。もどかしい。らんまの感想から離れてしまいました。主役の二人が好きすぎておかしくなっていたので、
その他の話は割とどうでもよかったです。強いとか弱いとかいらなくて、ただひたすらに乱馬君とあかねちゃんのどっきどきを求めていました。後半はそれもなくなって、つまんなくなってったんかな。それでも最終回編は好きでした。さっき文句言ったけど。あかねが死んじゃうかもって時の乱馬を見られたから。っていても乱馬に恋をしていたのではないんですよ。この二人セットじゃないと駄目なんです。でも恋愛を主題に持ってこられるとそれはそれで冷めるんですよね。サイドストーリーにこっそり恋愛が、っていうのが好きなのです。例えば悪を倒すのがメインテーマなんだけど、チームの中でカップルがこっそりできてました、みたいな。そしてメインテーマからそのサイドの匂いを嗅ぎ取って楽しむんですよ。こう恋愛にかすってる!って感じ。自分で言ってて訳わかんなくなってきました。
もうぐだぐだなので終わり!
(2006/03/21)
人に漫画を貸す際は、貸す前と返却後に一通り目を通すのがマイルールなのですが、そのお陰で再度「らんま1/2」にだだハマり中です。
前は「なんてぐだぐだなんだ!」とか思っていたけど、でも好き。やっぱり好き。覚えた九九を忘れないように、脳に刷り込まれているんだきっと。高橋留美子ラブ。嫌いになんてなれない。
犬夜叉や、今のRINNNEより、うる星やつらの終わり頃とらんまの時の絵が大好き。大好き大好き愛してる。
一度は捨てようとしたけど捨てなくてよかった。漫画としてどうとかじゃなくて、もうこれは運命なのだ。というわけで、しばらく一人らんま祭りです。
(2010/07/25)
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最終更新:2010年07月26日 01:09