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平岩弓枝

北前船の事件 はやぶさ新八御用旅


 隼新八シリーズです。根岸肥前守に仕える内与力の新八郎が事件を解決する、まぁ江戸時代の人情捕物帖みたいな感じです。元々は隼新八御用帳シリーズだったのですが、御用旅シリーズは必ず旅が着いてまわり、1冊丸々使って事件を解決します。現代で言う旅情ミステリみたいなもんでしょうか。好きな人は好きでしょうけど、読む人を選ぶ本ではあると思います。ぶっちゃけ若者には向かないなぁ。
 さて今回の事件は富突きが行われている寺社の境内で変死体が発見されます。どうも水主であるようですが、被害者の身元に心当たりのありそうな町人が行方不明になったり、解決がはかばかしくありません。そうこうする内に根岸肥前守の侍女、お鯉が何者かによって拉致されてしまい、彼らは事件の解決とお鯉を追って佐渡島まで旅します。ってな内容です。
 平岩弓枝のシリーズは言うなれば水戸黄門のように、安心して読める私にとっての「定番」なのですが、これは今一つ面白くありませんでした。「かわせみ」は好きですし「御用帳」の時は普通に読んでたけど、「御用旅」になってからはあんまり。お役目と旅の景色とが優先になって、人情物って感じがしないからかな。前は、「お鯉とうだうだ~」とかあったように記憶しているのですが、なんせ長く続いているシリーズなのではっきり思い出せません。
 まぁ家にあったら読むし、図書館にあったら借りるかもしれないけど、買ってまでは読まないかなぁという位の感想でした。
(2009/02/13)

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最終更新:2009年06月07日 17:27
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