ヤッターマン

ヤッターマン



 観に行ったって言ったら「なんでまたそれを選ぶ?」って顔をされるけど、「映画館行きたい衝動」と仕事あがりのタイミングが絶妙に合致して行ってしまった。アニメヤッターマンは、ものごころついた私が初めて意識して「見たい」と思ったアニメで、私の妄想癖の原点なので、しょーがなかろうという諦めに似た運命を感じる。
 実際のところタイムボカンシリーズをごっちゃにして覚えているみたいで、記憶に残っているのはほぼゼンダマンだろうし、今でも歌える主題歌はイッパツマンのものだ。つまり原作アニメファンではあるが細部はほとんど覚えていない。観に行く目的は郷愁に浸るためでしかない。
 前置きが長くなったが、上のような立ち位置だと、\1,000というお値段の元は取ったかなーと思う。大まかな感想は、
 ・ドロンジョ様(深キョン)至上主義、アイちゃんと美少女はなんか可哀想な扱いだった。
 ・ボヤッキー生瀬さんは演じきってて素敵なんだけど、憐れな演技があまりに突き抜けすぎていていたたまれない気持ちになることがしばしば。
 ・トンズラーは、ケンコバ色がそんなに出ていなくて意外とよかった。少な目のセリフがポイントをついてておいしい。
 ・ガンちゃんはどことなく掴み所のないキャラで、まぁ原作もこんな感じやったなと不満はないけど、嵐ファンには物足りなさそう。
 ・大人にしか分からないであろう下ネタ満載で、逆にお子様が見ても安心なつくり。下品すぎて失笑する場面もあり。
 ・大の大人が遊び心満載でお金かけて、意図してB級映画を作りましたって感じ。
 ・ヤッターワンが海を渡るシーンとか、アニメが実写になると笑えるところを、ギャグとして扱ってて面白かった。ありそうでなさそうな町並みとか。

 そういえばヤッターワンで移動するとき、組体操の扇のような格好で乗るのをどうしても真似したかったことを思い出した。我家にはそういうポーズを取るのにはうってつけのジープ(幌なし)があって、真似しようとすると流石におとんに怒られて座らされたんだった。今でもどっかの国の列車とかバスでそんな風に乗っている写真を見ると、羨ましい。でもヤッターワンって中に入れたような記憶があるけど、あれは他のタイムボカンシリーズだったんだろうか。
 他にも、いつもドロンジョ一味の陰謀をドアの隙間から見たり、メカの素だったり、「そうそうそんなのあった!」と思える要素があって嬉しかった。そういう楽しみ方をするならこの映画はありだと思う。
 まーまとめると深キョン可愛い!最高!って映画でした。
(2010/2/14)

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最終更新:2010年02月14日 23:59
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