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ライラという子供が主役のファンタジー1作目。私達がいる世界と似ているけど少し違う世界のお話。
この世界では人間には必ず「ダイモン」という動物が傍にいる。ダイモンはその宿主(宿主って言い方は適切で無いかもしれない)である人間の内面とかを表しており、例えばダイモンに危害を加えると宿主も痛いし、宿主が死ぬとダイモンも消える。また子供のダイモンは安定せず、色んな動物に姿を変える。宿主からは離れず、人間とも喋られる。このダイモンをもてるのは人間だけ。大前提はそんな感じ。
ライラは両親を飛行機事故で亡くしたが、ある教会でのびのび育つ。ある日コールター夫人という未亡人が教会にやって来て、ライラを手伝いに貸して欲しいと教会に申し入れる。一目でコールター夫人の虜になったらライラは喜んでついていく。ただし「誰にも見せてはいけない」と言われて受け取った、黄金の羅針盤を持って。
パンフレットを見る限り、原作は児童文学ながら児童文学以外の賞も受賞しており、また最近の出版物らしく、「コールター夫人はニコール・キッドマンを思いながら描いた」と書かれていた。原作はもっと面白いのかもしれない。
感想はというと、なんかあまりテンションが上がらなかった。子供主役のファンタジーに食傷気味なのかもしれない。CGはすごかったし、ダイモンという考え方はとても好きだ。私が子供だったらわくわくしながら見ただろう。主役のダコタちゃんは堂々としていて、とても良い。悪いところはあまり見つからないのだが、全然どきどきしなかった。それどころか、大変ひねた考えに取り付かれた。子供が世界を救うって設定飽きた、とか。そもそも大人頑張れよ、とか。熊の手器用やね、とか。いやだわ心が荒んでいるのかしら。
わくわくできない自分がなんだか哀しいような気がする。純粋さを失ったのかもしれない。それともこれが大人になったということだろうか。感情移入できる大人や、格好いい大人が出てこなかったからかな。ダニエル・クレイグの出番が少なくて残念だったから?と、分析は置いといて、まぁ結論は、私はそんなには楽しめなかったということだろう、残念なことに。それでも2作目、3作目も見に行くんだろうなぁ。レイトショーで。
ただ本当にダコタちゃんはすごい。クールビューティー。もう大人の表情してたよ。
(2008/10/24)
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最終更新:2008年10月25日 00:31