一条ゆかり

プライド 1巻~7巻

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 ※注意!前巻までのネタバレがあります。

 最新巻を読んだので。珍しく長く続いているように思います。有閑倶楽部をのぞいて、割りと短くまとまった作品が多い印象があるので。めっちゃどろどろしていますけど、面白いです。女性にお勧め。
 このお話は、元超お嬢様だけど父親の事業失敗により自分で生きていかなくてはならなくなった志緒と、家庭環境が複雑でやっとこ生きてきた萌が、オペラ歌手になるという夢を基点に思惑が交差するお話です。
 志緒はお嬢様気質が抜けず、また他人に興味がないという点で行き辛く苦労するのですが、その出自と容姿のお陰で神野というレコード会社の御曹司に求婚されます。またひょんなことから蘭丸というピアノをやる同級生と知り合い、惚れるというにはあまりに幼い片思いをします。
 一方萌はろくでなしの母親の為に苦労して音大に通っており、生活を助けるバイトがきっかけで志緒に出会い、一方的に敵意を持ちます。また、あることがきっかけで神野に出会い惚れてしまいます。蘭丸と志緒と同じ職場で働き蘭丸に「俺のディーヴァ(歌姫)」と言わせしめます。
 志緒は蘭丸が求める歌姫は自分ではなかった、自分は萌のように情緒たっぷりには歌えない。萌は自分がどんなに苦労しても、その出自故に神野もオペラも全てを志緒が奪い去っていく。という無いものねだり故に、嫌いあいます。萌に至っては殺意に発展しそうな憎悪です。ただお互いのマイナス点が拮抗してるかと言えば、萌の方が明らかに不幸そうなんですけどね。特に前巻では気が重い展開でした。
 この巻では少しお話も一段落したように思います。過去のごたごたに対しそれぞれが決着をつけ、志緒と萌はオペラに、蘭丸はピアノに前向きになる巻でした。特に萌はもうぐだぐだでどろどろだったのに綺麗にオチをつけて、この巻で好感度が上がったのではないでしょうか。
 続きが気になって気になってしょうがない!我が人生のバイブル!というお話ではありませんが、ん~、こなれてる?流石一条ゆかり?と思えるような漫画です。絵は綺麗だと思いますが、唇がどんどん怖くなっている点だけが気がかりっちゃー気がかりかな。
(2007/05/09)

正しい恋愛のススメ

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 少女漫画とはもう言えないお話でした。面白くて好きなんです。この人の話がりぼんに載っていたことが信じられません。
 日々なんとなく過ごしていた高校生の博明は、ひょんなことからクラスメートの護国寺に引き込まれ、出張ホストのようなアルバイトを始め、刺激のある生活を送り始めます。彼には可愛い彼女がいるのですが、勿論内緒。ある日出会ったお客様、玲子さんに特別な感情を抱いてしまうのですが…。というのが主なストーリーです。
 石田衣良の「娼年」を読んだ方は、あれのもっそい軽いバージョンと思って頂ければ間違いないかと。どっちが先に書かれたのかは分かりませんでしたが、シチュエーションは似てましたね。雰囲気は全く別物になってますけど。
 出張ホストということで不道徳に感じる面もあるのですが、あまり深く考えず面白く読める漫画です。男性が描くときっと違う雰囲気になるんだろうなぁ。女性に受ける漫画だと思いますよ。要は女が男を買うお話なので、そんな美味しい目(綺麗な女性が買ってくれる)にばっか合う訳ないとは思いますが、そこはほら漫画ですから。
 一条ゆかりは絵は綺麗だし上手なんですけど、直接的にあまりエロくないように感じます。そういうシーンはあるんですけどなぁんか色気がない。普通にしてるシーンで玲子さんの色気は描かれていて、それはいいんですけど。実際コトに及ぼうという点でエロくない。わざとそういう風に描いてるのかもしれませんね。そこが主題じゃないから。

 高校生の博明君が、同い年の子供がいる玲子さんにマジ惚れしちゃうって、女性に希望(?)を持たせるお話ですよね。玲子さんは綺麗っちゅー前提があるんですけどね。私が39歳になったらどうかなぁ…。
 軽い読み物になっていると言うのは、登場人物があまり深く悩まないからです。悩まないっちゃー嘘になるけど、そこはさらっと流してるというか、暗黒面に落ちる程悩まないというか。でも普通の生活送っといて、生死が関わった悩みなんてそうそうないよねぇ。私は無闇に暗い話は嫌いなので、これくらいがいいんです。
 ただ一条ゆかりは話を作るのは上手いんだけど、終わらせるのが下手な気がする。最初はとても面白いのに、収束させようとすると途端に失速して、面白さが持続しない。母娘どんぶりやっちゃってました(下品)って、めちゃこんがらがってるのをどうやって終わらせるのかわくわくしながら読んでたら、ばれて別れて(そこはまぁいい)、最後は美穂と復活するってそれは。母親と付き合ってた男とよりを戻せるかな。美穂だけがなんか嘘っぽいねんなぁ。
 でも博明が恋する様子はとてもよかったと思う。あとそれが冷めるところも。美穂が理解してくれてお互い障害はなくなったのに、もう情熱がなくなっちゃった辺りはめでたしめでたしにならなくて現実っぽくて好き。これで二人は結婚とかなったら萎える。実現するしないにしろ、女性はちょっとだけこういうのに憧れるんちゃうかな~。家族がいて、仕事もして、雌として生きて、雄に溺れないってとこ。大人の女性向けの漫画だと思います。
(2006/04/09)

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最終更新:2009年06月07日 17:34
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