悪魔めいた翼と、サソリに似た鞭のような尾が、この赤い肌をした小さな厄介者の背後で激しく蠢いている。
インプ 脅威度2 Imp
防御
AC 17、接触16、立ちすくみ13(+1回避、+1外皮、+2サイズ、+3【敏】)
hp 16(3d10);
高速治癒2
頑健 +1、
反応 +6、
意志 +4
DR 5/善または銀;
完全耐性 [火]、
毒;
抵抗 [酸]10、[冷気]10
攻撃
移動速度 20フィート、
飛行50フィート(完璧)
近接 針=+8(1d4、加えて“
毒”)
接敵面 2・1/2フィート;
間合い 0フィート
擬似呪文能力 (術者レベル6)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(地獄界ヘル)
編成 単体、2体、編隊(3~10)
宝物 標準
特殊能力
毒(変則)/Poison 針・致傷型;
セーヴ 頑健・DC13;
頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間);
効果 1d2【敏】;
治癒 1回のセーヴ成功。このセーヴDCは【耐久力】に基づいており、+2の種族ボーナスを含んでいる。
地獄の底から直接生まれ出でたインプは真のデヴィルの中では最下級の者である。しかしながら、この有害で人の心を巧みに操るフィーンドは、定命の者の魂を堕落させる上で重要な役割を果たしている。悪魔の軍隊の隊列と義務から解き放たれたインプは、物質界に行く機会ならいかなる物でも大喜びで捉え、定命の者をさらに大いに堕落させるような行いへと巧妙に導く。術者に使い魔として喜んで仕え、忠実な従者の役割を演じながら、主人にしばしば狡猾な助言と地獄の識見を与える。しかしながら、実際にはインプは魂を地獄に送るために働いており、その主人の魂は――可能な限り多くの関係者の魂と共に――死後地獄へ堕ちる。
インプの外見は非常に多様で、獣のような特徴を持つ者からグロテスクな体型の者までさまざまである。しかしほとんどは丸みを帯びた特徴を有する赤い肌で有翼の人型をしている。このような典型的なインプは身の丈たった2フィートで、翼長3フィート、体重10ポンド。
インプの1,000のうち1体は50フィート以内にいるクリーチャーとテレパシーで交信する能力と、
ビースト・シェイプII呪文と同様に小型または超小型サイズの動物に姿を変える能力を有する。このようなインプの領事は強大なデヴィルに重用され、自らのお気に入りの部下に仕えるためか、あるいは偉大な運命を担う定命の者を堕落させるために送り出される。インプの領事は8レベル以上の術者なら
《上級使い魔》特技で召喚できる。悪魔学者たちは同様に特殊な能力を持つインプの品種のことを語るが、そのようなクリーチャーが仮に実在するとしても、非常に稀なものである。
ほとんどのデヴィルとは違い、インプはしばしば物質界で単独で自由行動をする。特に
使い魔として召喚され、主人が死んだ場合(多くの場合間接的にはインプ自身の陰謀のため)には。主の秘術の絆から解き放たれ、故郷に帰る術のないこのようなインプは、危険な害悪と化したり、さらには
ゴブリンや
コボルドのような野蛮な人型生物の小部族の指導者になったりする。
最終更新:2016年10月30日 04:36