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《鎖体得》(戦闘) Chain Mastery

 出典 Book of the Damned 178ページ
 危険なスパイクト・チェインを楽々と使いこなせる。
 前提条件:【敏】15、《特殊武器習熟:スパイクト・チェイン》
 利益:君はスパイクト・チェインをあらゆる用途で片手用軍用武器として扱うことができる。依然としてスパイクト・チェインを両手用武器として用いることもでき、そうした場合、スパイクト・チェインで敵を武器落としまたは足払いをするための戦技判定に+2のボーナスを得る。

《不浄なる信奉》 Damned Disciple

 出典 Book of the Damned 178ページ
 君の多様な経験が恩恵の選択に影響を与える。
 前提条件《魔物の恭順》
 利益《魔物の恭順》特技によって恩恵を得たとき、エヴァンジェリストの恩恵またはエクザルテッドの恩恵を選択できるが、この恩恵は一度選択すると変更できない。加えて、技能を2つ選択する。君はこれらの技能の判定に+2の不浄ボーナスを得る。

《不浄なる兵士》 Damned Soldier

 出典 Book of the Damned 178ページ
 君の好む恩恵は武道への偏愛を反映している。
 前提条件《魔物の恭順》
 利益《魔物の恭順》特技によって恩恵を得たとき、センチネルの恩恵またはエクザルテッドの恩恵を選択できるが、この恩恵は一度選択すると変更できない。君の神格の好む武器を用いた武器のダメージ・ロールに+1の不浄ボーナスを得る。

《鎖の舞》(戦闘) Dance of Chains

 出典 Book of the Damned 178ページ
 手の中で、スパイクト・チェインが生き物のように踊る。
 前提条件:【敏】15、《鎖体得》《特殊武器習熟:スパイクト・チェイン》《武器の妙技》〈芸能:舞踏〉1ランク
 利益:スパイクト・チェインを片手で用いる場合、その武器のダメージに【筋力】修正値の代わりに【敏捷力】修正値を加えることができる。スパイクト・チェインは君のサイズに適切なものでなければならない。自身のターンの間、スパイクト・チェインの間合いを5フィート大きいものとして扱う。複数の武器で戦ったり、盾を使用していたりすると、これらの利益は失われる(バックラーを使用する場合は除く)。

《危険な角》(戦闘) Deadly Horns

 出典 Book of the Damned 178ページ
 多くのティーフリングは、そのフィーンディッシュな血統のあからさまな印として角が生えている。君も自分の角を武器として使うことを学んだ。
 前提条件:基本攻撃ボーナス+1、ティーフリング
 利益:君は1d6ポイントのダメージを与える突き刺しの肉体攻撃を得る。この方法で攻撃するのはぎこちないため、同じ全力攻撃の一部として突き刺し攻撃や他の肉体武器攻撃を使用することはできない。ラウンド中の全力攻撃の一部として人工的な武器で行った攻撃でも、突き刺し攻撃は二次的攻撃として扱う。

《魔物の恭順》 Fiendish Obedience

 出典 Book of the Damned 178ページ
 フィーンドのパトロン(それが神格であろうと、半神であろうと、準神であろうと)への崇敬の念はとても強く、日々の祈りとささやかな犠牲が特別な恩恵を与えている。
 前提条件〈知識:宗教〉3ランク;フィーンディッシュの神格、半神、または準神を進行していないければならない(本書の1章に紹介されているいずれかの存在など)
 利益:フィーンドごとに異なる毎日の恭順が必要であるが、すべての恭順は1日に1時間以内で行われる。恭順の儀式と、その日の呪文発動能力を準備するために必要な時間を組み合わせることができる。恭順を行うと、恭順を行ったフィーンドの恭順の欄に記載されている特殊能力や防御の利益を得る事ができる。
 君が少なくとも12ヒット・ダイスある場合、恭順するとフィーンドから与えられる第一の恩恵も得る。少なくとも16ヒット・ダイスある場合、第二の恩恵も得る。ヒット・ダイスが20以上ある場合、第三の恩恵も得る。1日あたりの特定の持続時間または使用回数が記載されていない限り、恩恵の効果は常時である。
 《魔物の恭順》から恩恵を得る場合、通常はそのフィーンドのエクザルテッドの恩恵を得る。《不浄なる信奉》または《不浄なる兵士》特技を取得した場合、代わりにセンチネルまたはエヴァンジェリストの恩恵の適切な方を取得することができる。特定の上級クラスによっても、獲得する恩恵のカテゴリーが変わる。いずれにせよ、一度恩恵を選択すると、通常は選択した恩恵の種類を後で変更することはできない(特定の上級クラスのレベルを得て、恩恵を遡って変更しない限り)。デモニアックダイアボリストソウルドリンカーの上級クラス(208~213ページ参照) は、上級クラスの利益として、より低いヒット・ダイスでこれらの恩恵の使用権を得る。これらのクラスごとに、エヴァンジェリスト、エクザルテッド、またはセンチネルの恩恵を受けるかどうかを選択しなければならない;一度選択すると、そのカテゴリーの恩恵に固定される(以前の恩恵の選択は必要に応じて遡って変更する)。君が毎日の恭順を行うことに失敗した場合、君は次に恭順を行うまで、この特技によって得られた利益と恩恵のすべての使用権を失う。

《魔物の蛇体》 Fiendish Serpent

 出典 Book of the Damned 178ページ
 蛇に変身することは、アブラクサスやゲリュオンなどの蛇体の半神のフィーンドの従者の中でも一般的なものであるが、どのようなフィーンドの崇拝者であってもこの姿となることができる。
 前提条件:二足歩行の身体構造、の副種別を持つ原住ではない来訪者
 利益:君は足の代わりになった蛇のような尾で滑っていく。これにより、基本移動速度に等しい登攀移動速度と水泳移動速度を得、足払いされることはない。

《魔物の翼》 Fiendish Wings

 出典 Book of the Damned 179ページ
 君は自分を空高く持ち上げることのできる大きな翼を持っている。この方法で得られる翼はデーモンデヴィルによく見られる蝙蝠のような翼から、ズリエルの将軍の羽のある翼、キュトンの伸びた皮膚の膜まで様々である。
 前提条件の副種別を持つ原住ではない来訪者
 利益:君の翼は地上移動速度に等しい良好の機動性を持つ飛行移動速度を与える。

《地獄の法学者》 Infernal Legist

 出典 Book of the Damned 203ページ
 地獄の契約を瞬時に呼び起こすことができる。
 前提条件デヴィルの副種別
 利益:全ラウンド・アクションとして、地獄の契約を生み出すことができる。契約の利益を受けるには、定命のクリーチャーは自らの自由意志で名前を署名しなければならない。そうすると、その定命の者の魂は地獄に落ちることが宣誓される。地獄の契約が有効である限り、犠牲者はウィッシュまたはミラクルでしか死から蘇ることができない。定命の者が生き返った場合、君はすぐにそれを感知し、復活したクリーチャーを目標とするディサーン・ロケーション呪文の利益を得る。

《悪夢の鎖》 Nightmare Chains

 出典 Book of the Damned 179ページ
 鎖はキュトンの継承と支配である。
 前提条件キュトンの副種別、HD5以上
 利益:キュトンの鎖使いの能力を得る(Pathfinder RPG Bestiary 185ページ)。ただしこの方法で制御できる鎖は最大2つまでである。これは2回の鎖攻撃を与え、君のサイズのクリーチャーに対して作成されたスパイクト・チェインとしてダメージを与える。君がすでに鎖使いの能力を持っている場合、追加で2つの鎖を制御できる。
 特殊:GMの裁量により、非キュトンの来訪者は鎖へのテーマへのつながりを持っている場合はこの特技を選択することができる(ホーンド・デヴィルやシヴァスのデーモンの使いなど)。

《犠牲の精神力》 Sacrificial Potency

 出典 Book of the Damned 179ページ
 君の力は定命の者の死によって増大する。
 前提条件:1つ以上の種族擬似呪文能力、の副種別を持つ来訪者
 利益:クリーチャーを殺すためにとどめの一撃を行う時、1日に回数制限のある種族擬似呪文能力を1つ選択する(ただし、週に1回や月に1回など1日を上回る以上の制限のものではないもの)。その擬似呪文能力の呪文レベルは犠牲者のヒット・ダイスの半分以下でなければならない。君はその擬似呪文能力の1回の使用回数を回復する。その擬似呪文能力を全く使用していない場合、これは効果がない。
 加えて、30フィート以内の味方が犠牲者にとどめの一撃を行った場合にも、この利益を得ることができる。味方は、殺害があなたの名において行われたことを公然と宣言しなければならない。それ以外については、これはあたかも君が自分自身でとどめの一撃を行ったかのように機能する。
 この特技の利益を得るのは24時間に1回だけである。

《魂力の魔法》 Soul-Powered Magic

 出典 Book of the Damned 179ページ
 捕らえた魂を物質構成要素として使用することができる。
 前提条件:悪属性、術者レベル5レベル
 利益:呪文を発動するときに価値のある物質構成が必要な場合、代わりに捕らえた魂を使用できる。魂はどのような方法でも捕らえることできるが (クリエイト・ドラッグ呪文、ソウル・トラップ、魂を捕らえる罠が一般的な方法である)、物質構成要素として使用するためには魂または魂を捕らえている物体に接触することができなければならない(通常はクリスタルや宝石)。この方法で魂を使用しても、魂が囚われていた物体に害を及ぼすことはない。魂自体の価値は、交換する物質構成要素のGPのコストと少なくとも同額でなければならない(上回ったGPは失われる)。さまざまな魂のGPについては、以下のセクションを参照せよ。
 物質構成要素として使用された魂はダメージを受けるが、破壊されることはない。一度使用された魂はもはや囚われず、再び物質構成要素として使用することはできない。魂が物質構成要素として使用されたクリーチャーは、レイズ・デッドによって生き返らせることはできない。リインカーネイトリザレクショントゥルー・リザレクションはDC20の術者レベル判定に成功した場合、そのクリーチャーを生き返らせることができる。ウィッシュミラクルは術者レベル判定を必要とせずクリーチャーを生き返らせることができる。《魂力の魔法》を使用することは悪の行為である。

魂の価値 The Value of Souls

 囚われた魂は、アバドンアビス、ヘルにおける基本的な通貨の1つである。魂の取引における魂の価値に影響を与える 3 つの重要な要素は、魂の生命力の強さ(魂が採取されたクリーチャーのCRに直接関係している)、魂の年齢(魂が輪廻を繰り返してきた期間で、魂が採取されたクリーチャーの知性に直接関係する)、および魂の風味(魂が採取されたクリーチャーの属性、性格、宗教などの要因によって決定される)である。もちろん、魂の交換は儲かるかもしれないが、この行為は紛れもなく悪であり、自然の秩序に対する侮辱である。したがって、利他的な目的のために魂を取引するのでない限り(購入した牢屋を壊して中に閉じ込められた魂を解放するなど)、悪の行為としてみなされることは考慮すべきである。
 生命力の強さ/Life Force:魂の生命力によって基準価格の値が設定される。これは、魂を採取したクリーチャーのCR×1,000に等しい。したがって、CR1のクリーチャーの魂の基準価格は1,000gpであるが、CR20のクリーチャーの魂の基準価格は 20,000gpである。
 年齢/Age:生前の【知力】、【判断力】、【魅力】の値が2以下だったクリーチャーの魂(これらのカテゴリは能力値の一つが全く無い場合や、他の能力値がどれほど高かったとしても)は洗礼されておらず、かつ年齢が若いため、基本価格の半分となる。したがって【知力】が1のCR1の動物の魂は500GPの価値となる。その一方、【知力】が全くないCR20のの魂は10,000GPとなる。
 風味/Flavor:原則として、魂の風味は、魔法のアイテム作成の物質構成要素または原材料として機能する目的で、GP値に直接影響を与えないが、GMの裁量による特定の状況では、魂の風味は最終的な価格を半分または2倍の値としてよい。たとえば、秩序にして善の魂を特においしいと感じるデーモンにとって、パラディンの魂は通常の2倍の価値を持たせても良く、デスナの敬虔な崇拝者の魂は、 そのような魂は本質的にそのような方法で使用されることに抵抗するため、混沌にして善のクリーチャーに対して使用される場合は特に危険なものとなる。
最終更新:2023年09月07日 00:21